2011年12月31日
来季に向けて2(戦術編)
J1に臨む来季、今年J2ではポゼッションをしっかりというより、しっかり守って速攻のイメージが大きかった。J1でどのように戦っていったらよいか、考えてみたいと思う。 まず、身近なことで言えば、最終戦対戦したFC東京がJ1中位レベルと考えてそこを基準に考えると、監督も言っていたが、このままではJ1では戦えない。この対戦では勝ったが多くの問題点が浮き彫りにされた。 1 まずは、J1で戦えるだけの最低限の守るためのポゼッション能力をつけること。 毎回、J1昇格する度に痛感させられたことだが、ボールを回されて疲れさせられ弱くなった所から攻められ、失点するというシーンを何度見せられたことだろうか。 ポゼッションばかりすると攻撃が遅くなるという問題はもちろんあるが、J1では守るために最低限のポゼッションが必要。ようやく相手からボールを奪ってもすぐ、相手に渡してしまい二次攻撃をうけるということがよくある。 そのためには前で収めてボールをつなげる工夫が必要。トップでボールを収めることが必要だが、それを素早くフォローする動きも必要となる。 比較的プレスが少ないサイドで起点を作ることも考えた方がよいだろう。サイドバックあるいはサイドハーフのところでタメをつくりボールを回すということも有効だと思う。 また、相手のプレスをさけてボールをつなげることが必要。しっかりとした足下の技術と運動量が必要となる。 2 次にJ1で勝てる戦術を構築すること J1での戦いではかなり自陣に押し込まれた展開が多くなるだろう。ポゼョッションで有利にできない時にはここから勝利に導くためにはやはり素早いカウンターが有効だ。真ん中、サイドからどんどん相手のDFの裏を狙ってパスをだす。 FC東京戦で行ったようにワンタッチ、ツータッチでボールをつなげスペースを狙ってサイドが走り出すという展開に持っていきたい。 システムは4-2-3-1のチャレンジ&カバー、前からの厳しいプレッシングの基本は変えないだろう。しかし相手に巧いパスワークでかわされ、押し込まれる展開が多くなるはず。できればできるだけ前で奪って、そこから手数をかけない形に移行したい。 シーズン初めはおそらく自然とカウンターの攻撃に頼らざるを得ないだろう。そのスピーを上げ、組織化することだ。徐々にポゼッションから攻撃できるようになればいいのではないか。 相手にポゼッションを許す場合には相手が「回している」プレーが多くなるはず、これをいかにこちらに主導権がある「回させている」状態にするのか。厳しい連動したプレスをかけて前にボールをださせない状態にしなくてはいけないだろう サイドからの攻撃もどんどん仕掛けてほしい。ドリブル突破できる選手が揃ったので積極的に前に行ってほしいところだ。 3 セットプレーからの得点を目指すこと セットプレーは得点のチャンス。今年はセットプレーからの得点が少なかった。セットプレーで点がとれればかなり有利になるだけに、セットプレーのチャンスを多く生かしたい。そのためにはキックの精度を上げることやセットプレーの工夫が必要だ。 4 攻撃は最大の防御となる。 とにかくできるだけ攻撃の時間を増やしたい。押し込まれることは想定済みで、守備の時間が多くなることは予想される。そしてJ2の場合と違って、J2では外してくれたシュートも入れられる可能性が高くなる。しかし、攻撃力をつけなければなかなか反撃はできない。守ることも必要だが、攻撃に打ってでる時間を多くすれば、当然ながら守備に回る時間も少なくなり、失点の可能性も低くなる。カウンターを主体にするとしても大事な時間帯はポゼッションして攻めるなどチーム全体の意識と取り組みが必要となる。 ※2011年もこのブログに来ていただいた皆様。どうもありがとうございました。今年はコンサにとって良い年でしたね。来年も勝手ながらコンサのことを書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。皆様良いお年をお迎えください。
posted by 孔明 |19:49 | 戦術 | コメント(2) | トラックバック(0)
2011年12月29日
意外なキリノ復帰のニュース。
スポニチにはキリノ復帰の記事が。 今年は韓国でKリーグに出ていた。12試合で2得点だったそう。 「複数の関係者によると中国やロシアのクラブが獲得に興味を示していたというが、キリノ本人がJリーグ復帰を熱望していた。」 しかし正直微妙な選択。 キリノ復帰とするとワントップでいくのか。それともサイドか。監督はどう考えているのだろう。 キリノはスピードがある選手。前からのプレスでボールを奪い素早くショートカウンターという戦術をものにするためだろう。 そうなるとジオゴの去就が問題となる。さらにジオゴを契約継続させキリノや内村をフォローさせる形にするのか。 キリノ復帰は確かにお金がかからない。保有権はコンサにあるし、あとはキリノへの年俸だけだ。しかし、キリノはJ1で活躍できるだろうか。あのスピードは確かに通用すると思う。カウンターが主体になる来季。周りがうまくフォローしてやれがやれそうな気もするが。 知らない選手よりもよいということもある。J2で19点を取ったという実績もあるだけに、最善の選択ではないが、良い選択とも言えるような気がするがやはり微妙か。 しかし、J2でもボール扱いはうまくなかった、J1で活躍するとは正直?だろう。 まだ、スポニチのスクープだけなので疑ってかかる方がよいと思う。 正直外国人には期待していただけにちょっと意外なニュースだった。
posted by 孔明 |20:32 | 選手のこと | コメント(10) | トラックバック(1)
2011年12月27日
山下のC大阪移籍に思う。
山下がC大阪に移籍した。 今朝道新に移籍するという記事が載ってびっくりしたところだった。 寝耳に水というか、そんなことは全く考えていなかっただけに、完全に驚かされた。 狙っていた磐田の古賀も福岡に決まりという報道が出て今日の夕方までは完全に「逆祭り状態。」。入ってくる3人が発表されて少しは癒されたがそれでもダメージは大きい。 HFCも山下の移籍を受けて早めに前俊、高柳、杉山の移籍を発表したのだろう。 それにしても、レンタルじゃあるまいし、完全移籍した選手がまた元のチームに戻っていくなんてことは聞いたことがない。 山下も奥さんも関西人でやはり関西が良かったと言うことなのだろう。本人のコメントでC大阪は特別と言っていたが、C大阪が帰ってきてほしいと言ってきたタイミングがうまくあったということらしい。それでも相当心が揺れて悩んだ結論だったらしい。 それにしてもC大阪も今更なんでといった感じがする。(C大阪の強化担当はあの梶野か?)山下は新婚旅行に行っていたからてっきり契約を済ませていたのではないかと思ったのだが、そうではなかった。 プロとして契約社会に生きている以上、山下には怒りもなにもない。やっぱり選手として育ったところが一番ということなのだろう。しかし、コンササポーターとしては残念な思いは強い。 1年契約でコンサにきたわけではないと思うので残りの契約期間の違約金が払われるのだろうが、純粋に山下は来季のセンターバックの主力と考えていただけに非常に痛い移籍だ。 決まったことなので仕方がないが、毎年こうDFラインが抜けることで監督も頭が痛いだろう。 代わりの選手を取らなくてはいけないだろうが、三上さんもかなりのハードワークが必要となる。もっともCBもリストアップはしていてその順番に声をかけるのだろうが、山下と同程度の選手を連れてこられるかどうかはまったくの疑問。 ただ、ある程度の力を持っていればJ1のレギュラーになれるということで、コンサに 来る選手はメリットが大きい。このメリットを生かして来てくれる選手はいないだろうか。 補強はまず外国人のセンターバックを考えているだろう。そしてもう一人にはある程度経験のあるCB。 しかし中途半端なCBを連れてくるなら思い切って櫛引、奈良を起用した方が良いのではないか。彼らは十分に力がある。彼らをJ1という舞台で競ってやらせればきっと大化けしてレギュラーに定着してくれるものと考える。 サポーターもなにくそって言う感じで応援に力が入るはず。特にC大阪戦には。なにかJ1の舞台で燃えさせてくれるものを感じさせた山下の移籍だった。 勝手に叱咤コンサ外伝
posted by 孔明 |20:24 | 選手のこと | コメント(8) | トラックバック(1)
2011年12月25日
費用対効果を最大限に上げた補強を
1月号の月刊コンサドーレ 昇格記念号と名を打って記事が豊富 監督のインタビューや覆面記者の座談会 平川氏のゲキ辛ゲキペンもいつもは1ページだが、2ページにわたってい た。 平川氏はそこでFC東京戦の素早い攻守の切り替えがFC東京のポゼッションを吹っ飛ばしたと書いている。ただ、カウンターは大きな戦術になるがポゼッションはやはり必要として、ロングボールを1人でものにしてくれるストライカーがいないならゴールまでポゼッションをして自分たちの時間帯をつくることが必要と書いている。 思えば2008年のJ1のときもそうだが、J1では前線でキープできず、すぐボールを奪われ、守備に追われてしまい、守備が破綻してしまうことがよく見られた。 ここがいつもJ1では課題として大きく立ちはだかる。 やはりJ1ではある程度のポゼッションができなければいけない。 そのためには前線あるいはサイドでためが作れる選手を補強したいところだ。 スポーツ新聞に出ていた前田はサイドで起点になれる選手だし、高柳もキープ力がある選手らしい。 そして外国人をどうするのか。ジオゴを残すのか残さないのか。できればやはりトップでためをつくれる外国人がほしいところだ。 やはりJ1ではボールをできるだけ保持する時間がないと苦しい。 補強費用ははっきりいって他のJ1チームと比べようもないくらいに少ない。 しかし、残留とい結果は誰にでも求められる。 補強選手の話はなかなか出ていないが、これから怒濤の発表ラッシュがあるだろうか。 それにしても費用対効果を最大限に上げた補強をしてほしいものだ。
posted by 孔明 |20:00 | 戦略 | コメント(2) | トラックバック(1)
2011年12月23日
来季に向けて1(戦略編)
J1に臨む来季。厳しい戦いになることは明らかだろう。 今後補強がどう進むのかはわからないが監督も言っているように今の戦い方ではすぐ降格が見えてくる。 来季はどう臨むか戦い方について考えてみようと思う。 1 順位の目標を高く持つこと。 まずは残留が現実的な目標だが、やる以上は目標は上にした方が良い。岡山がTV番組で言ったように大きくACL出場を目標(3位以内)にするというのもあるがやはり厳しいだろう。J1でも優勝すると言って最下位に転落させた未熟な指導者も過去にはいたが、やるからには上の目標を掲げる言うことでモチベーションを上げることもいいかもしれない。J1で賞金が出る(1,000万)のは7位からだから賞金に出る7位を目指すということで目標を持ったらどうか。 過去5年間のJ1の7位の勝ち点の平均は51.6。故に上は勝ち点52を目指す。 また最低ラインは当然残留すること。J1の残留ライン15位は過去4年間で平均勝ち点で37.75(2007年は勝ち点が32と極端に低い数字だったのでデータとしては採用しない。) これを上に丸めて40とする。 ということは勝ち点40が最低目標となる。勝ち点は40以上に早く到達させてそれ以上を目指すことにする。ゆえに40<X<52となる。 __2 チーム個々の選手の能力を上げることと組織的な戦術の底上げをすること。 やはりJ1の選手はレベルが高い。個々の能力を上げると行っても簡単に上がるものでもないが、今年の近藤のようにサイドをさせたことでプレーの幅が広がったという例もある。普段の練習ももちろんだが、違ったポジションを経験させたり、いろいろな刺激を与えて少しでも選手のレベルアップを図ってほしい。 組織的な戦術もキャンプでしっかりとJ1応用編をやってほしい。大幅なメンバーの入れ替えはないのでやりやすいはず。個々の力で弱い分は組織でカバーするためにも組織力アップが必要 3 ホームでは絶対に勝つこと。 勝ち点はやはりホームで稼がなければいけないだろう。今年のJ2でのホームの成績は19試合13勝3分け3敗勝ち点42とたいへんよい成績だった。J1ではこうは行かないと思うが、観客動員数のことも考えるとホームではできるだけ多く勝利しなければいけない。 根拠はないが例えば2勝1分け1分けペースで行けば17試合を8勝5分け4敗位の勝ち点は29。アウェイでは3勝2分け12敗でいくとすれば勝ち点は11。合計40となり、残留最低限の勝ち点40をとることができる。ホームでは2勝1分け1敗ぺース以上。アウェイでは1勝4敗以上のペースでいければよいのではないだろうか。アウェイではなかなか勝てない試合が続くと思う。ゆえにホームの多くのサポーターの声援のなかいかに勝つかということを考えた方がよいと思う。 4 スタートダッシュを図ること 今年はスタートダッシュに失敗した。 徐々に調子を上げていったが、シーズンの序盤は苦しんだ。 J1ではスムーズにスタートを切れないとそのまま沈んでしまう可能性が高いだろう。幸い来シーズンはJ1では多くの監督が代わり、シーズンの序盤はまだチームの戦術が固まっていないところが多いはず。 そのため監督が言うようにスタートダッシュをかけて勢いに乗りたいところだ。 まずはスタードダッシュを目指して頑張ってチーム力を上げてほしい。 5 勝てる試合を勝つこと。負ける試合を引き分けに持ち込むこと。 当たり前だが、勝負強くなるということ。勝てる試合を後半のロスタイムで失点したり、複数得点をしてリードした試合を落とすことになるとダメージが大きい。勝てる試合は最後まで前線でボールキープしたり、守備に集中して守りきること。逆に負けている試合はなんとか引き分けに持ち込むこと。終盤までの粘りが肝心となるだろう。
posted by 孔明 |20:59 | 来季に向けて | コメント(2) | トラックバック(0)
2011年12月21日
三上強化部長の慧眼ぶりが鳴り響いている。
先週のサッカーダイジェストの記事 加部究氏の「フットボール見聞力」が助っ人の補強について記述していた。 タイトル「今後の助っ人補強に不可欠な眼力」として欧州では事実上外国人枠は消え、そこにブラジルの好況が重なってますます一線級のブラジル人獲得が難しくなってきたとして各クラブ強化担当がブラジルの現況と予算との折り合い、より選手を見極める目が必要と言うことを書いていた。そのなかでコンサの外国人の補強に触れ、無名のダビそしてダニルソンを獲得してその選手達が大活躍したということでコンサの「三上強化部長の慧眼ぶりが鳴り響いている。」と記述していた。 サッカー界では三上部長の選手を見極める目に対しての評判が凄いらしい。 Jリーグでは強化担当としての腕は超一流ということなのだろう。 確かに三上強化部長の眼力はすごい。おそらく三上強化部長のところにはたくさんのエージェントの方から売り込みがあるのだろう。そのなかから日本で活躍するであろう選手を選択するのも凄いこと。また独自にコロンビアルートなどを開拓してくることも素晴らしい。 ホスンの件は三上強化部長の直接の手柄ではなく韓国にも行ってホスンを見てきた赤池コーチの手柄かもしれないが、補強責任者としてももちろんグッドジョブ。 たまには失敗もあるけれど(ノナト、チアゴなど)、外国人だけではなく、日本人だって今年の山下の補強は十分にJ1昇格に寄与したものであった。 彼の功績をお金に直すとダビやダニルソンの移籍金で何億ものお金をHFCにもたらしている計算になる。 これまでもユース年代が育ってきて、トップチームの主力を担ってきている。これに変わらぬ補強力があれば今後のJ1定着も可能性はあるだろう。 北のプロビンチャの生きる道としては三上部長の力がこれまで以上に必要 心配なのは三上強化部長が他のチームに取られること。 これが絶対に阻止しなくてはいけないこと。彼には長年コンサにいてほしいものである。
posted by 孔明 |20:27 | 強化部 | コメント(4) | トラックバック(1)
2011年12月19日
今年を振り返る(FW編)
FWはシーズン当初はポストになる選手がおらず、苦労したポジション。内村がかかと痛で戦列を離れてから三上が入って戦ったがなかなか上昇気流に乗れなかった。その後純貴が結果を出したりしたが、夏場にジオゴが入って結果を出したポジション。 三上は序盤トップを任されてある程度結果を出した。しかし、中盤以降なかなか出場の機会がなく、サイドハーフとしても起用された。 彼はやはりトップで輝く選手だと思う。ただ、ワントップではなかなか厳しいか。もともとキープ力があるだけにサイドハーフとしての出場も狙った方がいいと思う。 内村は序盤はかかと痛で出場できない試合もあったが、レギュラーに定着するとしっかり結果を出してくれた。シーズン12ゴールと自己最多にはならなかったが、大事なところでもゴールなど「エース」としての働きは見事だった。 スピード感あふれるプレーはJ1でも魅力。しっかり結果を出してくれると思う。 ジオゴはシーズン途中でチームのウイークポイントをしっかり修正してくれた。ゴールは3ゴールとわずかだったが、アシストもあり、決定的な仕事をしてくれた。まさに昇格に必要だった選手。プレースタイルはブラジル人らしからぬ、オレがオレがというタイプではないがしっかりと結果を出してくれた。 純貴は内村が怪我の時、チームが苦しいときに出場して初ゴールを上げた。厚別でも1試合2ゴールをして期待させてくれたが、その後は出場機会にも恵まれず、結果は出せなかった。今年は初ゴールは記録したがまだまだ満足がいくものではなかっただろう。来年はJ1での戦い。活躍次第では注目される舞台。是非活躍してほしい選手だ。 上原は大事なところで出場して決勝ゴールが2つと結果を出してくれた。特にアウェイの横浜FC戦の決勝ヘッドは彼の身体能力の高さを見せてくれたもの。FWにサイドバックにといろんなポジションをやったが、やはり彼はトップの位置が様になる。彼の身体能力はまだ十分に発揮していないと思う。来年はさらに伸ばしてほしいと思う。 中山は怪我の影響で今年はベンチに入ったものの1試合も出場がなかった。しかしピッチ外での活躍は相変わらず。岡山とともに、チームを一つにまとめ一つの目標に進めた功績がある。また外部に発信するPR効果もさすが、やべっちFCではやはり中山がセンターに入ってビールかけをしている姿が使われていた。 やはりゴン効果はさすがのもの。戦力としても、マークを外す動きとか、点で合わせる動きには長けているのでしっかりと怪我を治して来季はJ1のピッチに再び戻ってほしい。
posted by 孔明 |19:16 | 今年を振り返る | コメント(4) | トラックバック(0)
2011年12月17日
残念な結果になったが、これから次のステップに上がろう。
残念な結果になった。 今日のU-18のチャンピオンシップ 惜しくも全国2位だが立派なものだろう。 全国制覇は後輩達に託そう。いずれその時が来る。 今日の試合内容は奈良のスライディングがPKを取られてそこからリズムが悪くなって、すぐ相手のコーナーから2失点目。3失点目は前掛かりなったことでカウンターを決められたのでやむを得ない失点。 前半は相手の鋭いカウンターに押され気味でそれを警戒したのか、なかなか枚数をかけた攻めができなかった。 後半は一転して相手が攻勢をかけてきた。そこをいなせなかったことが後悔される。 ただ最後に中原がゴールをしてくれて少しは溜飲が下がった。 一生懸命にやって全国2位だったんだからりっぱなものだろう。 前半から動きが悪かった。しつこさも相手の方が上だった。こちらはタレントがたくさんいたが、なにしろきれいなサッカーをしすぎたと言う感じだろうか。もっとどんどん前から体を張ったプレスをかけて押し込みたかったところだ。 1点を返してから終盤にみせた全員が前を向いた執念のサッカーを前半から見せてほしかったところ。 ただ、最後までロングボールに頼らずにつなぐサッカーで押し通したことは好感がもてた。四方田監督のしっかりとした継続した指導が行き届いていることが十分にわかった試合だった。 3年生は5人のトップに上がる選手やこれから他の大学等に行く選手もこの経験を生かして次のステップに上ってほしい。 そして2年生や1年生は来年全国制覇を目指してほしい。2年生や1年生も多くの有望な選手がいる。先輩達に負けずにトップチームを目指して頑張ってほしい。 ※ 試合の感想は勝手に叱咤コンサ外伝にもありますのでよろしければ御覧ください。
posted by 孔明 |17:36 | ユース | コメント(2) | トラックバック(0)
2011年12月15日
今年を振り返る(MF編)
シーズン当初はアンドレジーニョやブルーノが入っていたが後半から完全に日本人だけのポジションになった。 ボランチは前半は芳賀と宮澤・ブルーノのコンビ。 芳賀が怪我をしてからは河合と宮澤のコンビが多かった。また岩沼もボランチをやっていた。 サイドハーフの一つは砂川は固定でもう一つのポジションを古田・近藤のいずれかで担った。 トップ下は序盤はアンドレジーニョ、内村が復帰してからは内村が多かった。 芳賀は怪我が心残りだった。だましだまし我慢して出場していたようだがついに怪我をして戦列を長期に離れてしまったことは誠に残念。 芳賀はいつものように精一杯動いて精一杯働いた。今年もそんな印象が強かった。 彼がいるおかげで中盤に穴が空くことがなかった。最終戦でやってしまった(怪我をしてしまった)とスポーツ新聞に書いてあったが、万全の状態で開幕を迎えてほしい選手だ。 河合はDF編でも書いたが間違いなくコンサのMVP。 ボランチに移ってもボール奪取力は素晴らしく、プレスにいく姿は迫力そのもの。押されていてもパスカットして攻め上がる姿はまさに鬼気迫るものがあった。来年もボランチになるだろうが、チームの中心としてチームをまとめてほしい。 宮澤は怪我をするまではなかなかよいプレーをしていた。これまでのポカが少なくなり、起点になる動き、正確なパス、決定的なチャンスもたびたび作り出していた。しかし、怪我の後はもとも宮澤にもどったかのようだった。 来年はJ1で注目されるだけに活躍すればオリンピック代表にもなる可能性があるので頑張ってほしいものだ。おそらくこのポジションには強力なライバルが入るはず。このライバルをけ落としてでもポジションを確保できるかどうかが焦点だ。 砂川はビールかけで「僕がJ1に上げた」と言っていたが、まさにMVP級の活躍。砂川がいなかったら昇格はかなわなかったに違いない。 先発に固定されて、サイドからのクロス、そして大事なときにはゴールも記録した。アシストランキングではJ2上位(サッカーダイジェスト選定では5位)。また、キッカーとしても活躍した。彼の活躍は非常に大きかった。 そして古田は大きな期待をもって今年を迎えたが、結果はそれほど残せなかった。しかし、アウェイ湘南戦のゴールや最終戦のアシストとなったスペースへの抜けだしなど終盤になって本来の動きを見せて、来年につながるプレーをしたことは収穫。J1では彼が活躍できる舞台が整っている。J1ではカウンターがかなり有効になることからスペースがあれば生きる古田には活躍の場が多くなることは間違いないだろう。 近藤はFwとしても起用されたが、プレースタイルが良い意味で変った。家族のおかげと言っていたが、娘のゆめあちゃんが勝利の女神だった。そのおかげで強弱をつける動きがうまくなり、これまで不得意だったタメを作るプレーもこなしていた。かといって豪快なキックも健在で一頃はチームのファーストシュートは必ず近藤といった感じで試合に入っていたくらい。J1ではFC東京時代とは一回り二回りも違った近藤を見せるチャンスだ。 岡本はまさに切り札として活躍した。特に途中出場で勝負を決定づけたゴールを何度もしたことは素晴らしかった。苦しいときに前でタメを作ることで何度も助けられた。独特のリズムで相手を翻弄するドリブルはスカットさせてくれた。気がかりなのはボロボロな膝。だましだましやっていて、出場していない時でも膝にアイシングをしている姿は痛々しかった。J1でも頼る場面が多くなるだろし、活躍してもらわなければいけない選手だ。 ブルーノは序盤はよく使われたが、怪我をして長期に戦列を離れてから1度もベンチにすら入らなかった。能力は持っていただけに惜しい選手だと思う。守備があまりうまくなくて使いづらかった面もあったが、攻撃面で高い能力をもっていただけにもっと使ってほしかった選手だ。 アンドレジーニョも使い方によってはもっと活躍できた選手。選手との相性やポジションを考えて使ってほしかった選手だ。
posted by 孔明 |21:37 | 今年を振り返る | コメント(2) | トラックバック(0)
2011年12月13日
J1昇格したがその要件の増資は大丈夫か。
昨日Jリーグ理事会で正式にJ1昇格が決定された。 あらかじめHFCはJリーグに来年の債務超過の解消手段としてダニルソンの移籍金を今年の収入に入れて黒字決算をして、来年は増資して債務超過を解消する計画を出していたそう。それが承認されてのJ1昇格決定 しかしチェアマン曰く(Jリーグは)「増資の実行と2012年度の事業計画の達成、また昇格承認に際してJリーグ事務局による増資の実行状況と月次の予算実績を確認することとする要件を付けています。」 Jリーグは経営が不安定と見たのか本年度決算で見込まれる債務超過額を上回る規模の増資の実行と、月次の予算実績を確認することでOKを出したらしい。 ダニルソンがいなかったらいったいどうするつもりだったのかと心配もするが、まあ移籍金を得ることができるというのは我チームのスカウティング技術の高さを示すもの。北のブロビンチャにはそういったことで徐々に力をためていくしかないので、移籍金もチームとしてはりっぱな資産。 気になるのは来年増資できるかということ。 2007年には禁じ手とも言われた増減資の最終手段で、債務超過状態を解消した経緯もある。 J1に上がったからと言ってそう簡単には増資が可能ということにはならないと思う。 また、ダニルソンのように選手を移籍させてその移籍金を儲けるというのも毎年毎年はかなりきつい。 朝日新聞によるとサポーター持ち株会への増資要請などをするそうだが、簡単に何億も集まるだろうかという心配もある。 また、それ以外にも来年再び債務超過にならないためには観客数の増加や広告料収入が必要。 観客数で言えば、 今年の観客動員数は199,162人。目標の21万人には届かなかった。しかし、これは震災での影響で、平日ナイターのドームが多かったこと。夏場調子がでてきたころにドームでの試合が少なかったことで、通常の昇格年ならもっと観客動員数は上がっていて目標は楽にクリアしただろう。 それではJ1に上がったらどうなるかだが、直近のJ1(2008年)での観客動員数は1試合平均14,000人余り 思ったよりも伸びていない。その年はまったく成績がふるわずホームで勝てなかったことが災いしたが、来年はまずは今年のようにホームで強いところをサポーターに示さなければいけないだろう。 広告料収入は新規スポンサーの獲得と既存スポンサーの広告費用の増額。石屋製菓は今年の1.5倍出すと言ってくれているが、それだけは足りないはず 新規スポンサーははたしてつくか。確かにJ1になって追い風が吹いたと思うが、それでも画期的なものになるだろうかは疑問。 前回の昇格時には石屋製菓の不祥事からニトリが新規スポンサーになってくれたが、そんな大口のスポンサーがでてきてくれるかどうか。 J1になったので再びニトリにお願いするということも可能かもしれない。また、最終戦のあの入場者数はサポーターの人数の多さでスポンサーを説得する根拠となるだろうか。 いずれにしても増資のため、経営健全化に向けて遮二無二資金を集めなくてはいけない。 まずはHFCの増資要請を受けて受けて持ち株会が新規会員の募集をするということになるのだろう。どれだけ集まるかわからないが、2,3億は集めなくてはいけないではないだろうか。もちろんサポーターとしては協力しなくてはいけないだろう。 HFCとしては厳しい道が続くが、Jリーグで決められた昇格要件のクリアのため、経営健全化に向けてしっかりと実行に移さなければいけない。
posted by 孔明 |20:04 | 経営 | コメント(7) | トラックバック(0)