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2010年12月11日

今年の総括(あるスポーツ新聞社の社内(架空))(経営)

 あるスポーツ新聞社の社内。(架空)

 コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。
今日は経営の話。

デスク 今年のHFCの経営面での業績はどうか。昨年の動員数と比べると昨年の平均動員数は10,207人今年は10,738人と若干動員数が上がった。しかし、今年の動員数は目標の23万人を割って19万3千人となった。

A記者 観客動員数の見込み違いは致命的だ。23万人の目標はやはり昇格争いに加わった場合の数字だろう。目標の建て方がまずかったといか言いようがないだろう。  うがった見方をすればわざと高めの数字を出して、人件費等を捻出したとも言われかねない。来期以降はこのような希望的な数字は出すべきではない。

 B記者 中山が加入して観客動員数も増すと思ったが、成績の低迷でその効果が数字として見えなかった。上半期決算では1億7千2百万の赤字、1億5千百万円の債務超過となっているが、通年でも赤字、そして債務超過になる可能性が高いのではないか。

 C記者  入場料収入の面では完全に予想を下回っていた。広告料収入の面に関してはミシュランの新規スポンサー契約があって上向きのように見えるが、ニトリの広告料収入の減少が痛かった。

 B記者 そのニトリの袖スポンサーも来季は撤退する可能性が高い。また、補助金収入もなくなる。

 デスク 営業収入としては興行収入、広告料収入、販売収入、補助金収入、Jリーグからの分配金などがあるが、やはり興行収入である観客動員数の見込み違いが大きかったと言うことか。

 B記者 広告料収入が頭打ちなため、興行収入に期待をかけたと思うが、やはり観客動員数が伸びなかったことが誤算だったろう。しかし、このことは十分に予想できたはず。このことに対する対処方針が甘かったということだろうか。

 C記者 やはり興業収入をいかにして増やすか。チームの成績もあるだろうが、チーム成績にかかわらず、どのくらい動員できるかの基本動員数を算定してそこからチーム成績がよければプラスアルファの数字として積み上げしなくてはいけないと思う。

 デスク 営業収入はどうか。ニトリの袖スポンサーの撤退は決定的だが他のスポンサーの当てはあるのか。

 A記者 厳しいだろうね。ミシュランが来年も継続してさらに支援枠を拡大してくれればよいのだが、それは今年の冬のキャンペーンの結果にも左右されるのではないか。HFCも努力をしているように見えるが、もう少し新規スポンサーの獲得に力を上げてほしい。地元企業にこだわっている場合でもないだろう。広く多くの企業の協賛を受けるようにしなくてはいけないのではないか。

次回は選手の話(GK、DF)

posted by 孔明 |19:51 | 今年を振り返る | コメント(4) | トラックバック(0)

2010年12月09日

今年の総括(あるスポーツ新聞社の社内(架空))(監督と戦術)

あるスポーツ新聞社の社内。(架空)
コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。
今日は監督と戦術について

デスク 石崎監督の下でのこの結果はどう思うか。昨シーズンに比べて大幅に順位を落としたが。

A記者  1度も昇格争いに絡めなかったのはともかくこんな下位に低迷するとは本人も思っていなかったのではないか。

B記者  サポーターからの解任の声が出ても当然の成績だった。シーズン途中での解任もあったのではないか。この戦力でこの位置はないだろう。明らかに監督の指導がうまくいかなかったということを表しているのではないか。

C記者  本人もこの成績の低迷は思い悩んだらしい。昨年より結果が出ていないことで、来季の続投の要請があったらしいがかなり時間をかけて悩んでいるのではないか。

デスク HFCは成績不振の理由として怪我人が多かったことを理由にしている。
また、監督の評価の理由に若手を育成したことを挙げているが。

A記者 確かに運がなかったことも言える。せっかくキャンプで一番伸びたとされる岩沼が怪我、そして得点源として期待されたキリノもいつの間にか怪我、内村もはじめは腰痛で働けなかった。そしてブレイクした古田や宮澤も怪我と散々だった。

B記者  HFCは怪我人が出たことを言い訳にしているが、怪我人がでなくてもどうなったかわからない。逆に怪我人が多かった最終戦で大勝しているしね。また、若手の育成の手腕を挙げるが古田や三上はユースで鍛えられた素材。なにも監督が育てたわけではない。監督が伸ばしたのはせいぜい岩沼くらいだろう。

C記者  それでも監督が使わなかったら伸びなかったんだから監督にその目はあったということではないかな。       

デスク監督の戦術はどうだった。的確だったのか。

A記者  監督にイメージしていた前線からのプレスをかけてショートカウンターという攻撃が今年は影を潜めた感じ。ポゼッション率を高くしてパスサッカーをしようとする意志が明確に見られた。

B記者 パスサッカーはいいが、ただ回している感じが多かった。攻撃のスピードが遅くなって渋滞を起こしたこともたびたび。もっとカウンターや手数をかけない攻撃をすべきではなかったか。

C記者  昨年、今年と過渡期とも言えるのではないか。今年の終盤でようやく目標とすべきサッカーの片鱗が見えてきた感じ。今のサッカーを続けていけばJ1で定着できるのではないかという希望もでてきた。

デスク システムは4-2-3-1のフォーメーションが多かったが、どうか。

A記者  世の中の流れがそれだからね。中盤を厚くするということが、ポゼッションを高めることにもつながるわけで、必然の流れだったのではないかな。

B記者 ワントップだとどうしてもワントップの能力に左右される。そこに置く選手はキリノだったり、近藤、内村だったりしたが、どれもそのフォーメーションが生きる選手ではなかった。また、トップ下にも能力の高い選手を配置しないとなかなかうまくいかない。あるいはシステム的にトップ下やサイドハーフともどもコンビネーションを密にしなくてはうまくいかない。サイドハーフに内村や近藤を置いたこともあったがいずれも失敗。選手の適正の見極めが遅かったという印象がある。そして、ボランチに宮澤と上里を並ばせることにこだわったことも失敗した。

C記者 2トップの方がよかったんじゃないか。トップ下をもうけてフォローさせていたが、横に2人が並ぶ関係の方が、トップにボールが収まるし、人数もかけられる。攻撃のスピードも上がったはずだ。

デスク 困ったときには3-5-2にしてスクランブルをかけたこともあった。

A記者  3-5-2の方がフィットしていた時もあった。ただ、ほとんど同点の時やビハンドの時にしかやらなかった。これから「攻めるぞ」というときの合図みたいなものになっていたね。それならばはじめからこのフォーメーションでやれと言う意見も多かった。

B記者 ただこれもやればやるほどマンネリ化していたことも否めないし、監督曰く「化石のシステム」の域を出られなかったのではないか。選手には役割が決まって守りやすく、攻めやすかったのは確かだが、それだけ選手に応用力がなかった証にもなるのではないか。

C記者 前線に高さがないだけにシステムに変化をつける意味でも有効だったと思う。ただ、一番良いのはシステム変更をしないで勝ち点3を得ること。それができなくて苦肉の策だったように思う。
      
デスク  石崎監督が続投するとすると来季は3年目を迎えるが、どんな采配を望むか?

A記者  このまま今の戦術で行くべきではないかな。センターラインに外国人が入るようだし、能力が高い選手が入れば機能する。もっと戦術を進化させなくてはいけないとは思うが。

B記者  もっと現実的な采配を望むね。J2で勝てるサッカーはなんなのか。理想を捨ててそれをつきつめてほしい。コンビネーションももっと密にして連動性を上げてほしい。サポーターもいい加減に勝つサッカーを見せないと納得しないだろう。

C記者  2トップにするか、トップ下に能力の高い選手を入れてほしい。また、今年の反省を踏まえて、パスやクロスの精度を上げる練習をしてほしいね。もったいない場面が多すぎた。もっと普段の練習から可能性のあるプレーをして、戦術を極めてほしい。

次回は経営の話

posted by 孔明 |20:08 | 今年を振り返る | コメント(2) | トラックバック(1)

2010年12月07日

今年の総括(あるスポーツ新聞社の社内(架空))(戦力補強)

 あるスポーツ新聞社の社内。(架空)

 コンサドーレ番の記者が集まって今年の総括をしている。

デスク 来シーズンの展望は後ですることにして今シーズンの総括をしたい。まずは選手補強の話から。補強としてはFWに近藤、内村、中山、MFに李、朴DFに藤山を補強。シーズン途中では高木を補強したのだがどうだったのか?

A記者 FWの補強が多かったので、得点力を期待した。しかし、昨シーズンは1試合あたり1.45点(51試合中74得点)だったのが今シーズンは1.02点(36試合37点)と逆に下がってしまった。そして期待された近藤と内村の得点は近藤が3点で内村が5点と完全に期待はずれに終わってしまった。得点力はFWだけの責任ではないが、これを見る限りFWの補強は失敗したといってよいのではないか。

B記者  チームはポストができる選手として近藤、スペースに抜ける選手として内村、勝負強い選手として中山の3人を補強したが、補強がFWに偏ってしまった感はやはりあったね。ダニルソンが抜けたボランチに李を加入させたが、李はボランチというよりはトップ下、サイドハーフあるいはサイドバックのタイプでダニルソンの代わりになるとは言えなくその李もまもなく長期離脱して戦力にならなかった。

C記者 はじめからボランチやサイドバックのところに人が足りなかったことも言える。途中加入した高木はチームの中心となって活躍していたが、それでも当初意図していたサイドバックからどんどん前にポジションが移っていったのは誤算だったが、チームの必要性から必然的にそうなってしまった。

デスク FWの補強が多かった話が出たが、FWの中ではバランスよい補強だったのか?

A記者 近藤をポストができる選手として獲得したのが間違いだったね。ハーフナーマイクをとれなかったというのが痛かっただろうが、近藤はスペースがあってなんぼの選手。あれだけFWをとるならもう少しバランスのよい補強をしてほしかった。

B記者 DFラインの裏に抜けることができる内村をとったのはよかったが、序盤はサイドハーフで出場させるなど選手の適正を見誤った感もある。

C記者 やっぱりポストプレーヤーがほしかったと思う。あるいは、4-2-3-1でトップ下のできる選手。昨年のハファエルのような選手がとれなかったのが痛かったと思う。近藤やキリノ、内村とカウンター向きの選手はそろっていたが、石崎監督が今年指向したパスサッカーを体現できる選手が揃わなかった。

デスク 他のポジションの補強をしたかったが予算の面でできなかったということもあるのだろう。

記者A  確かに言えばきりがないが、FWにあんなに枚数をかけるならもっとバランスを考えた補強をしてほしかった。また、フォーメーションを4-2-3-1にするならFWがそれだけ必要だったのか。

記者B  それとボランチの補強がほしかった。監督は当初宮澤と上里のダブルボランチを考えていたようだが、結果としてその考えは甘かった。芳賀が一年を通じてなんとか働いてくれたおかげで助かったようなものだが、芳賀の控えが朴というのは正直心持たなかった。

デスク 外国人の補強は朴くらいしかなかったが。 

C記者 予算の面で苦しかったことは当然のことだろうが、途中加入の朴だけで、ブラジル人はキリノ1人、やっぱりもう一人は南米人のセンターラインの選手をほしかったところだ。キリノのメンタル向上の意味でも必要だったのではないか。

デスク 契約期間満了になった選手は6人いた。

A記者 それもまだできる選手ばかりでもったいないという印象だね。特に砂川と吉弘、藤山はまだ十分にやれる。

B記者  予算の面を考えると高い給料をもらっていた選手が狙われた感が強い。また、怪我をして復帰できない選手については気の毒な面もある。

C記者 やめていく選手達には御苦労様と改めて言いたいね。どこに行っても現役を続けてほしい。早く次の就職先が見つかってほしいものだ。

デスク 来季に向かって補強はどうなる。

A記者 まずは日本人の陣容を決めてから外国人を当てはめるという報道がでたが、数の少なくなったDFの補強を優先にしなくてはいけないだろう。そしてボランチ、ポストでのできるFWと続くのではないか。

B記者 外国人の練習生を参加させたが、よかったらもう決めているような気もするが。外国人はその戦力と強化部長が視察した選手たちとの比較になるだろう。センターラインは重要補強ポイント。いずれにしてもそこは外国人を持っていくのではないか。

C記者 横浜FMの山瀬にもオファーを出しているらしいが、J1もかなり戦力になる選手が契約満了選手になっている。資金力がない分不利だが、なんとかいい選手を獲得してほしいね。


次回は監督と戦術の話

posted by 孔明 |19:59 | 今年を振り返る | コメント(0) | トラックバック(0)

2010年12月05日

若手の「甘さ」を一掃せよ

 今日の日刊スポーツの「健作が切り込む」「若手の「甘さ」を一掃せよ」

 今シーズンの反省を書いていたのだが、大森氏らしからぬ?なかなか厳しいことを書いている。

 特に気になったのは「特に若手選手の甘さがあった。札幌しか知らない選手の中には、ここで満足し“自分はプロ選手”だと勘違いしている選手がたくさんいる。」「中山選手や藤山選手が加わったのに、積極的に何かを吸収しようという姿勢も感じられなかった。」という点

 大森氏は結構チームの練習を見たり若手に話を聞く機会があるはずだ。その大森氏が言っていることなので何か感じることがあったのだろうし、確かなことだろう。

 札幌の若手は他のチームの選手と比べマスコミに露出する機会が多い。勘違いする選手もいておかしくない。また。サポーターからもちやほやされてその気になる選手も多いだろう。

 その点思い出されるのは西。一昨年の話だが全体練習後西はシーズンの初めは他の選手達と何か談話した後、すぐみんなと一緒に上がっていた。
 しかし、ある時期から遅くまで箕輪といっしょになって走っていた。その当時、全体練習後一番遅くまで残って走ったり体のケアをしていたのは箕輪だったが、毎日ではなかったかもしれないが、その箕輪をまねて十分に自ら体を鍛え体のケアをしていた。
 何も遅くまで練習するのがよいとは言わないが、それこそ箕輪という手本から何かを吸収しようとしていた意欲は周りからは十分に感じられた。

 その西が今やJ1でのレギュラー。そして日本代表アジア杯の予備登録選手の50人に選ばれた。自らコンサを出て厳しい道を歩み結果を出している選手となっている。

  来季は選手の数も少なくなる。大森氏曰わく「中心となり戦う若い選手たちの甘さを一掃しなければ、来年もまた痛い目にあうだろう。」と言う言葉を十分にかみしめなくてはいけないだろう。

posted by 孔明 |19:56 | コメント(4) | トラックバック(0)

2010年12月04日

もちろん背番号8が主役だった。

 ゴール裏に浮き出る背番号8の文字

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 そして背番号8の砂川がもちろん今日の主役だった。
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 先制点の三上へのやさしいクロス  三上のボレーも見事だった。  そして得点を決めたFK。コンサの試合でリーグ戦FKを決めたのは初めてではないか。  いつも惜しいシーンで決めきれなかったが、ようやく最後の試合に決めてくれた。本人も言っていたが、プロ初FKゴールおめでとう。  砂川は他にも左サイドを再三破ってチャンスを演出していた。  正直今更ながら砂川を退団させるのはもったいないと思う。  今日の活躍は最後を飾るにふさわしいものだった。  そして2得点を決めた三上は見事。  1点目は征也が相手のマークを引きつけまた、ボールウオッチャーになる選手が多いと言った熊本の弱点を見事についた三上のボレーだった。 2点目は折り返しを見事にゴール右に決めたもの  彼をトップに置いた石崎監督の作戦が見事にはまった。  そして今日の勝利に多大に貢献したのは芳賀。  相手を押し倒して危なくレッドかと思われたような熱いプレーを見せていたが、他は冷静なプレーでピンチを防いでくれていた。  そしてピンチの場面ではことごとく体を張って防いでくれたのは忘れてはいけないだろう。  やっぱり純平と砂川、そして三上のコンビがよかった。純平はチャンスに必ず顔を出し決定的な場面を演出していった。  それにしても石崎監督の最後の挨拶が気になる。 スタンドから「人ごとか」というやじも聞こえたが、まるで辞めるような挨拶。  来季続投という報道が出たが、はたしてどうなることだろうか。    今日のような試合をすれば観客もたくさん入るはず。今日の試合でもシュート数が少なかったのが課題だったが、もっと決定的な崩すプレーを多く作りたい。また、前半の序盤も押されていて危ないシーンも多くあった。  とにかくホームで勝てばサポーターも喜ぶ。来季はホームでこのような試合をたくさん見せてもらいたい。
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 ※ 試合の感想は勝手に叱咤コンサ外伝にもありますのでよろしければ御覧ください。


posted by 孔明 |16:59 | 今節の反省 | コメント(6) | トラックバック(1)

2010年12月03日

熊本戦展望(いろいろなことがあったシーズンだったが最後は白星で締めくくりたい。)

 明日の最終戦の熊本戦

 相手熊本のここ5試合の成績は3勝2分けと好調。ただし、そのうち4試合がホームだった。

 アウェイの成績は6勝7分け4敗とまずまずの成績を収めている。

  前節は北九州と対戦し藤田が熊本での最後に試合になることもありスタジアムに1万1千人を集めた。

  試合は前半から熊本が押し気味。西のパスから松橋がシュートを打つ。ファビオが落としたボールを松橋がシュートするなどチャンスを立て続けに演出した。そしてアクシデントが起こる。ファビオが相手選手との接触プレーで足を痛めカレンロバートと交代したことだ。しかし、前半は熊本のペースで終始した。
 後半開始はファビオがいなくなって細かくパスをつなげ攻撃する。後半も熊本のペースそして先制点は、右サイドのふわっとしたセンタリングからカレンロバートのヘッド。難なく決めて先制する。

 そして追加点はその3分後。キーパーからのボールを速攻で攻め、左サイドの折り返しをうけたカレンロバートがゴール右隅に決めた。

 その後は相手も前線にターゲットを置き攻勢に出る。一進一退の攻防を見せるがなかなか決定的なチャンスが互いに生まれない。

 そして3点目が生まれたのはカレンロバートのドリブルでの仕掛けから。彼がドリブルして中に折り返しそれを西がシュート。キーパーが-防いだと思われたがゴールラインを割っており、3点目。試合は難なく相手を押し切った。大量得点で勝った試合だったが、相手のマークミスやDFの弱さなどが目立ち、あまり参考にならないだろう。

 熊本のシステムは4-4-2

 ファビオにポストを行わせ、松橋、そして左右のサイドがゴール前に上がってきて攻撃をする形。

 ファビオはボールが収まるし、足下も確か。彼は前節、負傷退場したが出場するだろうか。ファビオが出場するとしないでは熊本の戦い方も変わる。ファビオが出場するとロングボールでの攻撃も増え、またファビオをくさびにしたプレーの選択もあって選択肢が多くなりやっかいだ。

 カレンロバートは一時の不振から前節2ゴールを上げ脱却したようにも見えるがまだ復調にはほど遠く足下でボールを失うシーンも多かった。ただ、彼のポジション取りはさすが。出場したなら厳しくマークすることが必要だろう。

 熊本の攻撃は左右のサイドハーフが攻撃の核。前節、久しぶりにサイドハーフに入った西と大迫のドリブル突破とゴール前への飛び出しは注意しなくてはいけないだろう。特に西は突破力があり危険な存在。しかしもしかしたら夏場コンサの練習に参加した前横浜FCの片山が怪我から復帰して左サイドハーフを努める可能性もある。

 対して守備では熊本はゴール前でボールウオッチャーになるシーンも目立つ。また、クロスを入れられての競り合いもそんなに強くない印象だ。

  退団する藤田はA級の指導者養成講習で帯同していない。

 こちらは最終戦を勝利で飾りたい。

 依然として怪我人が多いが、今いる選手で精一杯戦ってもらいたい。

 相手はプレスがそんなに強くない。パスをつなげて素早く攻めたい。また、プレスをどんどんかけて相手のパスミスを誘いたい。相手も早いプレスには戸惑うはず、ラインを高くして互いに短い距離をとって相手を追い込みたいところだ。

 また、サイドから良質のクロスを入れたい。良いボールが入ればかなりの確率でゴールにつながると思う。特に右サイドは何度もチャレンジしてほしい。チャレンジすることによりチャンスが広がるはずだ。

 熊本にはこれまで2分け2敗と散々な結果。特に4試合対戦して1点も取っていないといのは情けない限り。また昨年の厚別での対戦では相手のシュート2本で破れたという屈辱的な敗戦も経験している。この最終戦で是非ともこれまでのリベンジをしなくてはいけないだろう。 

 もっともこの試合の勝敗の結果でどうなるということはない。順位もうまくいって13位に上がるだけだ。しかし、選手達、サポーターともに1年間多くの思いがあるはず。その思いをこの試合にぶつけてほしい。当日たくさんのサポーターが集まって今シーズンの締めくくりの試合を精一杯応援してほしいものだ。

  いろいろなことがあったシーズンだったが、最後は白星で締めくくりたい。
  試合終了後には選手達との「ありがとうハイタッチ」も予定されている。「サンクスウォーク」、「ありがとうハイタッチ」を盛り上げるためにも勝利で終わりたい。

 勝手に叱咤コンサ外伝

posted by 孔明 |19:56 | 次節の展望 | コメント(2) | トラックバック(0)

2010年12月03日

ワールドカップの開催国が決まった。日本は残念だった。

 2018年はロシア、2022年はカタールに決定。残念ながら日本は破れてしまった。 

 まだ開催していないところ2つを選んだ。また、金のあるところに持っていったということだろうか。

 ロシアに関しては東ヨーロッパでまだ開催していないところから妥当だと思うが

 ただカタールは6月40度を超す暑さ。代表チームもワールドカップにまだ出場していない。スタジアムは冷風を入れて気温を下げる対策をするそうだが、カタールマネーのある国、豊富な資金力で何でもできるのではないだろうか。問題は観客が集まるかどうか。カタールのサッカー熱は冷めているらしい。もっともワールドカップ招致でそのサッカー熱が上がると言うことも考えられる。
 開催時期をずらす案もあるかもしれない。

 アジア2034年には中国が立候補するといいことも伝えられている。これで日本の開催はかなり後回しになったのではないか。

posted by 孔明 |00:52 | ワールドカップ | コメント(1) | トラックバック(1)

2010年12月01日

今日の宮の沢の外国人練習生達

 おお、いたいた。

 目的の練習生の外国人選手達。

 ブラジル人のクレイトンそしてエメルソン

 そしてナイジェリア人のオヒク、アグー

 宮の沢は完全に全面芝が出ていた。ピッチを懸命に除雪したのだろう。管理している人たちの苦労がわかるようなピッチコンディションだった。
このおかげですべてのメニューを選手達はこなしていた。

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 フィジカルメニューをこなしてから6対6
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 遠目からはクレイトンとアグーの区別がつかない。
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 そして主力の攻撃練習と守備練習
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 クレイトンは背が高く足がいかにも長い。そしてアグーも背が高く足が長いが、クレイトンに比べる若干背が低く(といっても188cmもあるのだから一般的には背は十分に高いが)俊敏そうな印象。  そして2人とも細い。しかし弱々しそうと言う感じはなく、アスリートとしてスマートな体形だ。  エメルソンはそれに比べるとがっちりしているように見え、サッカー選手としてはちょうど良い感じか。オビクは背が低く均整が取れている感じ。 肝心なプレーの方だが正直今日の練習だけではどんな選手かはっきりと わからなかった。  ただ、クレイトンはその背の高さを生かしてヘッドが強そう、そしてポストも十分にこなせそうだ。足が長いためボールをなかなか取られない特徴も持っている。ただ、俊敏さはさすがにない。それを補うだけの体のでかさをもっているという感じだろうか。  エメルソンは他のブロガーさんのブログにもあったが攻撃が好きそう。  6対6でも強引にシュートにもっていく姿が印象的だった。また、他のほとんどの選手がタイツを履いていたなかで横野と2人素足でまた、白人系で目立っていたせいもあったのか動きが派手な感じがした。  彼の守りの適正はよくわからなかった。パスさばきの様子を見るとセンターバックよりもボランチの方が本人は得意なのかも知れない。  そしてシュート練習も凄いシュートを連発していたのでミドルは得意なのではないだろうか。  アグーはクレイトンを少し俊敏にさせた感じ。おそらくボランチやセンターバックをこなせるのではないだろうか。足下も正確でこの4人の中では一番均整がとれているように感じた。ただ、守りの面ではよくわからなかった。  オヒクは特徴がわからなかった。凄い足が速いというわけでもないようで、シュート練習でも初めはゴール枠を大きく上に外れるシュートを連発していた。 やっぱり紅白戦を見たり練習を何回も見ないとよくわからないと言うのが正直な感想。  ただ、4人とも全体的にレベルはそんなに低くはなさそう。  後何日かの練習を見てそして三上強化部長が南米でリストアップした選手との比較になるのだろう。  それにしても外国人がいると全体的に活気があってよい感じだ。   そして忘れてはいけない日本人選手達。やっぱり純平と上里、砂川の巧さが目立っていた。  そして好調なのは三上。何本もゴールネットを揺らしていたのが頼もしかった。


posted by 孔明 |19:26 | 選手のこと | コメント(2) | トラックバック(0)

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