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2024年05月04日

悔しかった試合だが近藤の能力の発揮と家泉の経験値が上がった意義は大きかった。

 昨日も書いたがC大阪戦は本当に勝ちたかった試合だったし、勝たなければ行けない試合だった。
 ミシャのインタビューに左SBの登里が攻撃の起点になって偽ボランチとして攻撃を組み立ててくるところをうまく抑えたと言って珍しく、戦術面の成功について明言していた。
 また、C大阪の一番のストロングポイントである両サイドのルーカスとクルークスを良く抑えていたことが大きかった。
 ルーカスに決定機は3度ほど作られたが、多くは菅ちゃんがルーカスの突破を抑えていて、ルーカスにドリブルで切り込まれたり、ぬかされたシーンはなかったのではないか。
 また左のクルークスは得意の右サイドではなくそもそも不調だった面もあるとは思うが、近藤の調子が非常によく、プレスバックをよくして馬場ちゃんとサンドするなどしてクルークスのまったく仕事をさせなかった。
 クルークスが後半頭で前節左WBの場所で途中出場で活躍した上門に代えてくると思いきや代えてこなかったのも助かったと思う、

  この試合で今後の希望を見せてくれたのは近藤と家泉だろう。

 近藤の外連味のない縦への突破、プレスバックしての守備と徐々にその能力を発揮しだした。

 ミシャはサイドのスぺシャリストを用いた攻撃をしたいと以前のインタビューで明言していて、未だに金子やルーカスが移籍していったことを嘆いているほどだ。  
 その代わりとして取ったのが近藤だったが、怪我だったり、まだチームにフィットしていなかったりしたが、この試合では開き直ったプレーのように攻守にかなり頑張って右サイドからの攻撃を活発化していた。

 雄也とのコンビも良くなっていて今後はかなり期待できるだろう。今年はデータ的には昨年までと違い中央攻撃の方が多かったが、ミシャとしては本意ではなかったのではないか。

 このことからサイド攻撃の中心として近藤にかかる期待は非常に大きいと思う。

 一方家泉は失点の原因となる縦パスをしたミスはしたが、守備ではとにかく体を張る。

 高さで負けることもほとんどない。とにかく懸命に体を相手に寄せて自由にさせない、昨日はレオセアラをほぼ完璧に抑えれていた。マンツーマンに合っている選手ではないかと思う。

 また、大八と宮澤が怪我で出られなかったのも怪我の光明として家泉が90分リーグ戦に出られて、経験できたのも大きかったのではないか。

 家泉と言えば屈強な体で相手を潰すという印象が強い。

 まさにその通りだと思うが、案外足元もうまい。
 練習で紅白戦を見るとハーフコートでより相手のプレスが厳しくなるがそのプレスをうまくかわすパスを出したり、昨日の試合では縦パスをどんどん出したり、大八のコンサに入った初年度よりも足元は上手いのではないかとさえ思う。

 ただ、なんでもかんでも相手を潰すことを第1に考えている節が伺われ、ゴール前のペナに近い場所でも強引に力任せに潰しに行くのはちょっと考えた方がよいと思う。
 
 昨日は何度も書くが勝ちたかったし、こちらの思惑で試合をしていたことから勝たなければいけない試合だったが、近藤が本来の能力を発揮させてきたこと、家泉が90分リーグ戦を経験して経験値を上げたことでチームとして大きな意義のあった試合だったと思う。



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posted by 孔明 |19:43 | 今節の反省 | コメント(4) | トラックバック(0)