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2023年12月20日

昨日決定の秋春制の今後の懸念点は必ず何年か後に出てくると予想する。

 昨日、Jリーグの理事会が開催され、正式に26~27年に秋春制の移行を決め、ルヴァンカップが全Jチームがトーナメントで戦う形式、そしてJ2昇格のためのプレーオフも決まった。

 秋春制については既定路線になっていたから今更驚かない。ACLが秋春制になって、日本サッカー協会のプレッシャーやWEリーグが秋春制でスタートしていて、Jリーグだけ春秋制とは行かなかったのだろう。

 選手の異動、日本人やあるいは外国の選手がJリーグに来やすいような日程にしたいことでカレンダーに近づけたい、時代の流れがそうしたということだろうが、雪国のチームの課題は残っている。

 今回、シーズン移行のBプランが採用されたことで、ウインターブレイクが3週間伸びて現行の春秋制と冬の期間は実質ほとんど変わりなくなったらしいが、この期間もその後どうなるかはわからない。

 そのおかげでウイークデイの試合が増えて、選手に負担になるという声がだんだん増えてくるはず。そうなると必然的にウインターブレイクは減らされるだろう。そうなると雪国のチームの不利益が増してくることは明らかだ。

 恐らくはノノさんがウインターブレイクの拡大を決断したのだろうが、ノノさんがいなくなったらとかで近い将来ウインターブレイクを短くしろという流れになるような気がしてならない。秋春制の今後の問題はここの論点もかなり重要になると懸念する。

 コンサはまあドームなので試合に関してはまだ他の雪国のチームに比べてまだましのように思うが、試合ができる限界が12月のだいだい第1週、運が良ければ第2週までがリミット?で、その後は試合はできない。

  ウインターブレイクが何年もたって減らされるようなことになれば、その後は間違いなくアウェイで試合があることになるが、その練習をどうするのか。またキャンプにならざるを得ないのか。そうなるとキャンプの期間がさらに延長し、選手にかかる負担がかかる等々。他の雪国のチームも同様だろう。
 秋春制は決まってからにさらに問題が出てくることは必然だろう。

 そうなった場合にどのくらいチームの要求が通るのか。それでJリーグがどの程度チームの
 要求を満足させることができるのか。ほとんどは金銭的な問題になるだろう。はたしてその満足にほど遠いものだったら予定通り行くのかという心配もあるだろう。そうなったら金銭的な面では妥協はしないほうが良いと思う。

 Jリーグを困らせることになるとは思うが決して妥協してチームを弱体させてはいけないと思う。そのことだけは言いたい。いう時に言わないと後から言っても聞いてくれないだろう。

 また、ルヴァンカップではJ3を入れたト-ナメントに。Jリーグとしての若手を育てる大会とは言えなくなった。これも秋春制を導入することで試合数が増えることによる改善策が一番かもしれない。
 下手したら1試合で終了ということになるかもしれない。見ている方は下剋上が頻繁に起こっておもしろいトーナメントになるかもしれないが、コンサの場合だと、ただでさえ北海道の地理的不利で若手のレベルアップの試合の機会が少ない上にせっかくの貴重な試合数も減りそうなので不利になる可能性があるだろう。(平日の試合が増えることでサブメンバーをそこに使えると言うことも確かに言えるが、これはあくまでもリーグ戦なのでどの程度サブメンバー・若手を使うのか。それならちゃんとした若手・サブが出場できる試合を多くやりたいだろう)

 少なくとも秋春制に移行するまでの2年間はこういうことを改善するために以前あったような若手の選手が出るJリーグのリーグ戦など復活させるようにJリーグに働きかけなければいけないのではないか。もちろんそれだけのメンバーが揃った上での話になるが。(ルヴァンカップでの試合数が少ないのでチーム全体の絶対数を少なくする可能性は高いと思う。そうなると若手やサブメンバーが少なすぎてわざわざそのような試合を組むまでもないとの話になりそうな気もするが)

 このように昨日決まったJリーグの事項は今後にかなりの課題を抱えていると思う。今後はかなりの問題解決が必要となるだろう。
  https://news.yahoo.co.jp/articles/6821d142686008097d2d6567d2aa9ebf30c8b2fb

   東スポ
    ↓
   https://news.yahoo.co.jp/articles/12e58e5a1cb4b26345860fd8800ee03b064a3007

  抜粋
「Jリーグは19日に理事会を開催し、2026―27年シーズンから秋春制に移行することを決定。これにより移行後最初のシーズンは、26年8月1週頃に開幕し、12月2週頃の試合後から27年2月3週頃の試合までをウインターブレーク期間とする。そして27年5月最終週頃に閉幕することが決まった。」


   勝手に叱咤コンサ外伝
                                       
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posted by 孔明 |19:02 | 秋春制 | コメント(3) | トラックバック(0)

2023年11月21日

Jリーグが降雪クラブに全部で100億円サポートってその金額はどうなのか?

今日のスポーツ報知には秋春制のことについて書いてあった。
                ↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/26b1e190b47efcfdfabaffb075a94ec9c9e17bb4

  Jリーグが降雪クラブに100億円サポート案! 26年秋春制移行へ練習場の屋根建設費など補填…きょう実行委員会

 「最短で2026年から移行を目指すシーズンの秋春制について、Jリーグが降雪地域対策として約100億円の財源案を21日の実行委員会で提示することが20日、分かった。財源の使途は、冬季の活動を可能にさせるドーム型練習場の建設費や、キャンプ費の補填(ほてん)など。12月19日に迫る理事会での最終決定に向け、最大の焦点とも言える降雪地域クラブへのサポート体制を具体的に打ち出す。」

 今日の実行委員会でどのような結論になったか。
 流れは秋春制なので結論は動かないだろうが、この記事が正確なものとして話を進めたいが、このような補助案で各チームが納得したのだろうか?

 降雪クラブといえば、北海道、東北、北陸、信州、鳥取あたりだろうか。
 この記事には各チームの所在地の降雪量が載っていた。

 それによると、コンサ、八戸、岩手、福島、秋田、山形、仙台、新潟、富山、金沢、長野、松本、鳥取の13チームあたりか。

 ケチをつけるようで申し訳ないが、100億円ということが本当なら100億円÷13チームで単純計算だが1チームあたり7.6億。これでどのくらいできるのだろうか。
 新たな練習場等を作るなら当然こちら側も何割か金を出さなければいけないのだろう。

 >練習場に屋根を設置するための補助
 という設定らしいが素人なのでまったくわからないが、既存の練習場に屋根をつけただけで練習場はいったい使えるのか?極寒の地では芝が凍る中、使えるのかという疑問も生じる。

 宮の沢に屋根をつけるとしたら1月や2月の極寒期にはたしてちゃんと使えるのか。

 また、チームによっては新たに室内練習場を作らなければいけないところもあるだろう。

 7.6億ではどの程度の室内練習場ができるのか。

 フットサルができるような単なる簡易な室内の施設ならそんなにかからないらしいが、シャワー室とかトイレとか筋トレルームとか併設したらどうなるか?

 費用対効果を考えれば、中途半端な施設ではやはりたいした練習にはならず、コンサの場合には宮の沢に屋根を作るとか室内練習場を作らないような危惧もある。

 結局、キャンプに行くしかなく、キャンプの金額に補填するとかしかないような感じもする。ネガチィブで考えすぎかもしれないが、キャンプが長くなって負担がただ、増えるということにならないか。

 まあノノさんが各チームの実情に合わせてお金を出してくれのだろうが、

  確かに100億集めただけでも凄いとは思うが、各チームの実情に合わせれば全部で100億円少なすぎるような気もする。

 サッカー協会もお金を出すようだが、サッカー協会が秋春制にしたくてしかたないのだから、協会はかなり金をもっているらしいし、もっとサッカーから金を出させた方がよいのではないかとも思う。


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   孔明ツイッター

posted by 孔明 |18:46 | 秋春制 | コメント(3) | トラックバック(0)