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2011年05月30日

昨日の試合

 昨日の試合

 案外はまったと思ったのは、4-1-4-1のシステム。相手が3-4-2-1だったので相手のボランチにプレッシャーをかける意味でそのシステムをとったらしいが、トップ下に2人置いたことで前でボールを奪えるシーンが多く、時間をあまりかけずに攻撃ができていた。

  ワンボランチだとボランチにかかる負担は大きいが、芳賀は期待以上にこなしてくれていた。サイドバックで一度大きなミスをしたが、彼はワンボランチも十分にこなせる。

 ダニルソンがいた2009年にはダニルソンのワンボランチがはまっていたが、ダニルソンが欠場したときは芳賀がワンボランチに入っていた。そのときもそつなくこなしていた。トップが1人だとどうしても攻撃面でトップが潰されると圧力を感じないがトップ下2人というのは、味方が近くにいるケースが多く、コンビネーションで攻撃ができる。コンサの歴代ではダブルトップ下は古くは砂川、上里もうまくいっていたし、案外いけるかもしれない。

 2トップにしてほしいということは変わりがないが、ワントップの下に2人いればある程度ワントップの弱点を補強できるかもしれない。

  今回のシステムは相手のシステムに対応したものということだったが、引き続き行ってもおもしろいと思う。

 しかし、このシステムはやはりボランチのところが人数が1人なのでそこに集中してプレスをかけられたならなかなか厳しい。ボランチにかかる負担も大きく、「過労死システム」とも呼ばれていて、トップ下のフォローがうまくないと機能しない。

 だが、またアウェイでぐだぐだとした試合をする可能性があるならば、試合初めからこのような積極的な戦術をとってもいいのではないか。

  前半目を見張ったのがブルーノ、近藤、宮澤、アンドレジーニョとワンタッチでボールを前に運んでいき最後は古田がシュートをしたシーン、ゴールにはならなかったが、可能性を感じさせる攻撃だった。

  こういうワンタッチでボールを前に前にとつなげる素早いプレーが本来やりたいサッカーだろう。

 また、失点は後半の序盤だったのでそこから切り替えてなるべく早く、突き放してほしかった。

  その意味ではまだまだ攻撃の形がものになっていない。

 崩しも最後のところでパスミスがあって決定的なシュートを打てなかった。

  そして昨日のMVPの近藤

 まさかあそこで打ってくるとは思わなかった。

  てっきりクロスと思ったのだが、意外性のあるゴールだった。しかし、近藤がした選択は間違っていなかった。やはりシュートは打たなければ始まらないということを再認識させられた。近藤は前にいく意識が高く、今のポジションは彼に合っている。ゴールになったシーン以外でも何度も前に仕掛けて相手がファウルでしか止められなかったほど。

  彼の強引なドリブルはかなりの戦力。次の試合も前へがんがん行ってほしいものだ。

  なにより昨日の試合では決勝点などラッキーが重なった面がある。

  昨日の試合で安心せずに、もっとパスやシュートの精度を高めてほしい。なにより依然として攻撃力不足は明らか。しっかり練習して次のアウェイで勝てるように努力してほしい。

posted by 孔明 |19:34 | 今節の反省 | コメント(4) | トラックバック(0)

2011年05月29日

ラッキーな試合を次に生かさなければ

 前半近藤のシュートで勢いに乗ったが後半早々に失点してしまい。そこからなかなか得点がとれなかった。

 ワンボランチにして、前に人数をかけたおかげでシュートを打てるようになったのはよかったが、シュートの精度が悪い。

 その多くが宇宙開発だったのはいただけない。またシュートもペナルティエリア外からのミドルが多くて、決定的なシーンを作ってのシュートは少なかった。

 また、チアゴ大作戦までゴールが決まらなかったのは反省点だろう。

 ブルーノは2枚イエローをもらったのは悪いが、トップ下でよい動きをしていた。彼がパスをさばきよいシーンを生み出していた。

  こぼれ玉トップ下を2人にしたおかげで結構拾えていた。

 ワンボランチの4-1-4-1は4-2-3-1よりは機能していたのではないだろうか。 

 このシスアムの場合にはワンボランチに負担がかかるが、芳賀はその負担を感じさせない動きをしていた。 

 また、宮澤のワントップはまずまずだった。ポストを簡単にやってボールをはたき後ろから2列目が宮澤を追い越すプレーも何度かあった。しかし、宮澤自身DFラインの裏へ抜けるプレーができなかったことやパスミスも目立ったのはやはりダメ。今後の課題だろう。また、シュートもほとんど打てなかった。

 やはり宮澤は前の選手。三上が入ったことによりボランチに移動したが、やはり彼は前で使ってほしい選手だ。

 失点のシーンは相手に簡単にパスを回させてゴールを許したもの。相手のシュートの軌道が見えたがあれはホスンは弾かなくてはいけないボール。ポジショニングが悪かったのではないだろうか。

 砂川とチアゴが入ったことによって、流れが変わった。特に砂川はやはり決定的な仕事ができる選手。クロスの精度がよいし、必ず前を向いてプレーできる。他の選手も是非見習ってほしいものだ。

 ただ、全体的に内容はそんなに良くはなかった。もっと早く追加点や突き放す得点がとれていたら楽な展開になっただろう。また、決定的なシュートをはずしたり、シュートを打てなかったりいらいらした時間帯も多かった。

  特筆すべきは石崎監督のコメント。相手のシステムが3-4-2-1で相手のボランチのところを自由にさせたくなかったというところで4-1-4-1にしたそう。
 監督のコメントで相手のシステムに対策を立てたという話は初めてのような気がする。

 今日の勝ちはオウンゴールが決勝点になったということもあり、多分にラッキーな面もあった。

 次節は苦手のアウェイ。今日よりもさらによいプレーをしなくては勝てないだろう。ラッキーを生かして次節こそアウェイで勝ってほしいと思う。

    ※ 試合の感想は勝手に叱咤コンサ外伝にもありますのでよろしければ御覧ください。 

posted by 孔明 |17:34 | 今節の反省 | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年05月28日

岡山戦展望(ここで勝たなければ何も始まらない。)

明日の厚別開幕戦の岡山戦

 岡山は開幕戦3バックのフォーメーションに慣れていなかったため0-5と大敗したがその後の試合を2勝2分け2敗とまずまずのペースで戦っている。

  前節はホームで横浜FCと対戦

 この試合はストヤノフが欠場だったため、どんな戦い方でくるか注目だった。前半の序盤は相手のペース。サイドのスペースを狙われて危ない場面も何度かあった。その後は持ち直し守ってからの速攻を仕掛ける展開。
 左サイドからクロスを入れてチアゴがバーをたたく惜しいシーンもあったが、得点できず前半終了

 後半は一転して攻勢に出て、プレスをかけてボールを奪い速攻、チアゴがためて2シャドーが飛び出すと言うことを繰り返しチャンスを得る。そして途中交代の石原の飛び出しからボールをキープしクロスを上げて最後はチアゴのゴール。1点を先制する。

 その後は相手の攻勢を抑えてホーム初勝利を記録した。

 岡山のフォーメーションは3-6-1。ワントップ2シャドー、2ボランチ
 このシステムも段々、試合をこなして慣れてきたようだ。 

 そのサッカーはまさに堅守速攻。前線のチアゴに当てて2シャドーのスピードを生かした飛び出しで攻撃するパターンを多く用いる。また、最近はパスを細かく多用するプレーも心がけている。

 岡山の中心はなんといっても攻撃ではチアゴ、守備ではストヤノフだろう。
 チアゴはワントップでタメができ、足下のテクニックも十分にある。そしてDFの裏に抜ける動きも頻繁にしてくる非常にやっかいな選手。
 
 横浜FCはボランチのファビーニョをマンマークでつけていたが、彼を自由にしないためには何らかの措置が必要だ。ボランチとセンターバックで前後で厳しくプレスするなどの作戦が必要となるだろう。

  そして2列目からの突破が得意。2シャドーの妹尾と臼井は簡単に裏をとってくるので、十分に気をつけなければいけないだろう。

  臼井はロングスローもできるだけに、しっかりマークをつけたいところだ。

 また、ボランチのキムにも注目。粘り強いプレーができ、彼から前線にスルーパス、DF裏を狙うパスが出てくる。彼のところにもしっかりプレッシャーをかけなければいけないだろう。また、途中出場してくるルーキーの石原もスピードがあり、突破力がある。

 DFは3枚。ストヤノフが真ん中に入って絶妙なバランスをとる。また彼のところからビルドアップを図ってくる。後藤が出場停止で近藤、ストヤノフ、竹田で組んでくる。ストヤノフのラインコントロールがいいだけに、しっかりラインを見て対応してほしい。

 セットプレーはストヤノフが蹴る。精度の高いキックを蹴るので注意が必要。上背のある選手が多く、また、チアゴに当ててくる確率が高いので、マークを厳重にしなくてはいけない。

  こちらは相手が3バックなだけにウイングバックの裏を狙うのが常道だろう。そのためには素早く攻めることが必須となる。遅攻では相手のラインが5枚そろってしまうので スペースがまったくなくなり、崩すのは難しくなる。

 3バックとウイングのスペースに選手が割り込み、分断することが肝要 

 そうすれば相手の守る人数が少なくなるだけに得点のチャンスが増す。

 また、相手DFラインの裏をめがけて飛び出し、そこにボールを出すことも必要。こうしてDFラインを下げさせさらに左右に揺さぶればスペースが空いてくだろう。

  とにかくまず相手は堅守速攻をしかけてくる。ちんたらパスを回していたら、奪取されすぐさま速攻でDFラインの裏を取られるはめになる。

  まずは、激しいプレスで相手からボールを奪いサイドに人数をかけることだ。そして相手のDFラインと2列目、3列目を分断して素早く攻めること。

 また、相手のセットプレーからが逆にチャンス。ストヤノフがキッカーだが、かなり足が遅いだけにそこから逆にボールを奪ったら相手が戻るまでに速攻をかけ、得点したい。 

 DFはチアゴのケアと2列目からの飛び出しのケアだ。そのパスの出どころにもプレスをかけなければいけない。

  岡山の戦い方はコンサの苦手とするもの。苦戦するような気がする。特にゆったりパスを回すチームにはかなり効いてくる戦法だ。

 勝つためにはとにかくアグレッシブに無駄走りもいとわず行うことだ。また、攻撃はシュートで終わること。ボールを取られたら戻りは早くしなければいけない。

 厚別開幕戦。波に乗れないチーム状況だけにここで勝たなければ何も始まらない。


 勝手に叱咤コンサ外伝

posted by 孔明 |19:43 | 次節の展望 | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年05月26日

厚別の観客動員数

 日曜日はいよいよ厚別開幕戦

 個人的には厚別の雰囲気が好きだ。

 雨の日はドームの方が良いと思うが、暖かな外での応援風景はなんとも言えない風情がある。

 ピッチの草のにおい。サポーターの太鼓の音が突き抜けるような爽快感。
なんともいえない場所である。

 ところが以前は聖地といわれたものの最近はその面影がない。

 昨年の厚別での勝敗は2勝3分け2敗

 初めは2連勝したがその後はなかなか勝てずに終わった。

 昨年は正直、厚別であまりよい思い出はない。

 今年も成績が芳しくなく、ましてや前節、結果も内容も悪い試合をしたので厚別開幕戦と言っても盛り上がりに欠けている。

 昨年の厚別開幕戦は7,600人ほど(7,614人)の観客数。  

 今年は札幌市内の小学校の多くがこの週末の土曜に運動会を予定しており、土曜日の予報が曇りのち雨なので日曜に順延する可能性があること。日ハムの試合がドームで同時間で開催されること、なおかつ当日の天気予報が曇り時々雨となったことから、厳しい観客数を予想している。
 また、現時点でのチケット販売数もかなり少ない。

 昨年の観客数ですら、厚別開幕戦では過去最低の数字。

 チームの成績やこれまでのドームでの観客数を考えればその最低の数字をさらに下回ってしまうのではないだろうか。

 昨年の厚別の観客数はだいたい6,000人台から5,000人台と言うあたりに推移していた。

  年別の平均観客数を比べてもチームができたばかりの1996年以来の6000人台(6,456人)を記録

  1997年から2002年までには平均1万人を超えていたものの2003年からは7,000人台前後でJ1で戦った2008年は9000人台というのが目立つだけで後はじり貧のようにどんどん観客数が少なくなっている。

 今年は特に震災の影響も考慮しなくてはいけないだろうが、やはりスタートダッシュに失敗して、まったく上位争いに加えれない今の状態では相当厳しいことを覚悟しなくてはいけないだろう。

 そしてやはり観客動員数を上げるのは勝利しかない。幸い最近のホームでは連勝している。さらに連勝を伸ばしてホームでは強いことをまずアピールしなくてはいけないだろう。

posted by 孔明 |19:29 | スタジアム | コメント(1) | トラックバック(1)

2011年05月22日

昨日の試合

 昨日の試合

 守りでは、DFラインまでやすやすと侵入を許し、ボランチもDFラインに吸収されようやく相手をはね返すと行った展開で、窮屈な守備に終始していた。プレスをかける位置、仕方が悪かったのではないか。

 アウェイゆえに多少引いて守るのは仕方ないが、どこでプレスをするのか、どこまでまわさせるのか意思統一がされていなかったのではないかと思わせた。

 中途半端なプレスをかけて、相手に簡単にパスを許してしまうシーンが多かった。

  1対1でも負け続けていた。いつもプレスの練習をしているはずなのに、それがまったく生かされていないのはどうしたことか。
 
  また、運動量がまったくなかった。暑さはやむを得ないことだが、もっとメリハリのきたプレーをしなければいけなかっただろう。

  高い位置でプレスをかけられないからショートカウンターができずにようやくボールを奪っても自陣の奥深くからなので、そこからゆっくり展開して、横パスバックパスを繰り返し、ボランチ、サイドを経由して出しどころを探しては無理にパスをして相手にパスカットをされ続けた。オフザボールの動きが少なくて無理にパスを出さざるをえなかった。

  パスの精度が悪かったのも無理にパスをするシーンをつくってしまったことに多くは起因するだろう。もっともラストパスの精度も悪かった。味方との連携も悪くせっかく良い位置でボールを持っても簡単に相手にパスをくれてやるシーンが目立った。

  もっとアウェイでの戦術をしっかり考えなければいけないだろう。特にアウェイではホームと違い勢いで事態を好転させるということがなかなかできない。

  どこでボールを奪うのか。時間帯によってどうするのか。流れによってどう変えるのか。相手のどこにプレスをかけるのかをもっと突き詰めなくてはいけないだろう。

 相手に押されてラインが自然と下がってしまうのは仕方がないにしろ、基本である前からのプレス、ショートカウンターの意識は変えずに、押されたらプレスの位置を変えて速攻で勝負するとか、柔軟な発想も必要だ。

 相手はいつもやっている4-4-2のフォーメーションを4-1-4-1に変えて臨んできた。こちらを相当研究したのだろう。前の4人でプレスをかけてそのこぼれだまをボランチの岡本をフリーにして拾える状態にしてパスを散らしてきた。

 チアゴの投入ももはや相手に完全に読まれている。選手を変えるというよりはもっとアウェイでは勝てる戦術を構築しなくてはいけないはず。

 アウェイでは最近まったく勝ててない。当然問題はあるはず。もっと戦い方を考えなくてはいけないだろう。

posted by 孔明 |19:40 | 今節の反省 | コメント(2) | トラックバック(0)

2011年05月21日

まったく話にならない。

 まったく話にならない。

 暑い中での試合で動きが鈍ることはわかるが、それにしても酷すぎる。

 点をとられたシーンはベタ引きになって寄せ切らず、宮澤、日高の2人ともプレスに行かずおまけにかわされてミドルを打たれたもの。防ぎようはあっただろう。
 
 鳥取戦でも相手にいいだけボールを回された反省をしていないのか、中途半端なプレスにいってはかわされてラインがずるずると下がり、得点をとられた後はなんとか最終ラインの河合や櫛引が持ちこたえたのが精一杯。

 それより酷いのは攻撃の方

  スペースに飛び出していかないから相手のラインが下がらない。フリーランニングをする選手もほとんどいない。そしてパスの出しどころがなくて、ボールを回してゆっくりとした展開。DFからサイドにボールをあずけてそしてまたDFにもどして言い加減じれて前に出せは相手にパスカットされる毎度おなじみのパターンを再三繰り返した。

  相手も暑さの中でさほどよい守備ができていたとは言えない中で、まったく攻撃が形にならなかった。

 また、相手のプレスがあるとパスがまったくつながらないのもいつものとおり。相手のプレスをいなせない。パスアンドゴーもやっていないから、前のスペースでボールを受けることができていなかった。足元足元のプレーばかりではチャンスなど生まれない。そしてようやく相手のゴール前までボールを運んだと思えばパスミスばかり。

 とにかく攻めなければいけない後半にシュート0とはどういう事だ?


 アウェイのワントップはもう辞めるべき。ホームのワントップならまわりがアグレッシブになるから多少フォローがあるにしろ、アウェイのワントップではトップが確実に孤立する。確かに今日の三上はできが悪かったが、それにしてもトップにボールが収まらなさ過ぎる。これでは前にまったくボールを運べない。

 そして1対1での弱さが顕著、また、複数行ってもボールを持った相手をまったく潰せず、簡単にパスを通させる。

 鳥取戦から感じていたことだが、まったく改善されていないそころか酷くなる一方。

 アウェイでなかなか勝てないことは分かるが、それにしてもこの状態は酷すぎる。

 ホームとアウェイで戦い方を変えるとかもっと根本的な部分でかえなければずるずるとじり貧状態でこのまま行ってしまうだろう。

  ※ 試合の感想は勝手に叱咤コンサ外伝にもありますのでよろしければ御覧ください。 

posted by 孔明 |16:07 | 今節の反省 | コメント(5) | トラックバック(1)

2011年05月20日

鳥栖戦展望(とにかくこの試合は結果が大事。)

 明日の鳥栖戦

 鳥栖は前節は敗れたものの好調をキープしており、なかなかの難敵。今シーズン3勝1分け2敗という成績はまずまず。
前節はアウェイで好調の湘南と戦った。

 前半の序盤から激しいプレスの掛け合いで、攻守がめまぐるしく代わる展開。そのなかでも鳥栖はショートカウンターからシュートを打つ姿勢が目立っていた。鳥栖が押す展開に。しかし先制点は相手の方。左サイドを破られ、逆サイドに空いたスペースを使われ得点を許した。

 後半も鳥栖の積極的な姿勢が光った。豊田を投入してさらに相手に圧力をかける。惜しいシーンもあった。池田が折り返したボール早坂が合わせたが相手キーパーに指先で弾かれる。その後もミドルシュートなどで攻めるも、あと一歩のところまでいくがついに得点がとれずに敗れた。しかし、試合内容としては良かった。依然好調をキープしていると言っていいだろう。

  フォーメーションは4-4-2

  前線からプレスをかけボールを奪ってからショートカウンターを多用してくる。

 特徴は攻守の切り替えの素早さ。

 とくに守備から攻撃に切り替わるとエンジンがかかり、手数をかけずに攻めてくる。

  攻撃の中心は早坂。今シーズンすでに3点をあげて好調さを保っている。
 彼は体が強く得点感覚も優れている。右サイドハーフだが、チャンスの場面には必ず顔を出してくる。第3のFWといってもよい存在。

 FWは野田と池田。得点はこれまで池田の1得点だけだが、2人ともチャンスメイクがうまく、得点に絡む仕事をよくしている。

 そして気をつけなければいけないのは左サイドバックのキム・ミヌ。本来はサイドバックではないが、左サイドバックとしてここ2試合先発している。左サイドからの攻撃力を重視したための起用だろう。

 彼はテクニックもあり、パスセンスも十分。彼を頻繁に上がらせないように右サイドはしっかりケアしたいところだ。

 そして控えで切り札となっているのが豊田。高さもあり、決定力もそこそこあるので疲れているときに投入されるとかなりきつくなる。彼が投入されるまでに試合を決めておきたいところだ。

 おそらくコンサの右サイドと鳥栖の左サイドとのせめぎ合いがポイントとなるだろう。相手は日高の右サイドを狙ってくるはず。そこをどう跳ね返すかが注目点

 鳥栖の前節の失点は左サイドに寄せられて右サイドにスペースを作ってしまったもの。こちらとしても相手のバランスを崩すようにサイドチェンジ等を多用して仕掛けなければいけないだろう。 

 左サイドバックのキム・ミヌは守備が不安定。是非、そこをつきたいところだ。

 鳥栖はかなりきつくプレスを仕掛けてくると思う。そこをどうかわして攻撃に持ち込むか。

 また、愚直に細かなパスばかりつなげて攻撃してもだめだろう。ロングボールやサイドチェンジなども大きな展開も必要。また、鳥取戦では相手のパスワークに翻弄された時間帯もあった。しっかり複数で連動してプレスをかけにいきたい。

 おそらく攻め込まれる時間帯が多くなるだろう。逆にボールをとったら素早く攻め込むチャンス。速攻を仕掛け、相手の守備を崩してゴールを決めたい。

 熊本戦のようなだらしない試合はもうできない。とにかく勝ち点3を目指して、しっかり戦ってほしい。

  前節内容が悪いながら勝利した。リーグ戦では連勝しないと上位にはいけない。とにかくこの試合は結果が大事。連勝して厚別開幕戦につなげたい。

   勝手に叱咤コンサ外伝

posted by 孔明 |19:20 | 次節の展望 | コメント(2) | トラックバック(0)

2011年05月18日

カウンターから得点のチャンスもあるはず。

  日曜日の鳥取戦。それから今シーズンこれまですべての試合といっていいのかもしれないが気になっているのが、カウンターがうまく得点につながっていないこと。

 ここで言うカウンターとは相手コーナーなどのこぼれ球を拾う等して、自陣深くからボールを運んで一気に敵陣にはいりシュートするまでの一連の動作と仮定する。

 高い位置でプレスをかけて相手のボールを奪い素早く攻めてゴールを奪うことは鳥取戦でもあった。いわゆるショートカウンターはまずまずうまくいっているように思う。

 しかし、相手が戻りきれずに数的にも有利な状態で長い距離を走ってゴールするシーンを見ていない。チャンスは何度かあった。鳥取戦でも相手コーナーからのこぼれ球を拾ってドリブルし、守っている相手は1人か2人の状態を作ったが、味方にうまくパスがつながらずにせっかくのチャンスを逃してしまったシーン。そんなシーンがこれまで多いような気がする。

 相手が戻り切らず数的な有利な状況を作り攻撃すれば、得点の可能性としては非常に高くなる。みすみすこんなチャンスを逃してはいけないと思う。

 ポゼッションを指向するチームだから下手だというのは言い訳になる。そんな状態はポゼョションに関係なく1試合に何度かあるので、しっかりものにしなくてはいけないはず。

 せっかくボールフォルダーがボールをもってドリブルして上がっていっても、パスを受ける相手がなかなか上がっていかなかったりして、前にボールを預けられずに他の選手の上がりを待ち攻撃がストップするシーンを多く見る。

 また、他の選手が上がってもパスがうまくつながらずに決定的なチャンスを逃すシーンも多い。まったくもったいない限り。  カウンターのせっかくのチャンスを逃しているのは本当に残念だ。

  カウンターが決まれば会場の雰囲気も非常に盛り上がる。

 ところでこのようなカウンターの練習はやっていないのだろうか。

  最近は練習を見る機会は少ないが、そういえば練習でカウンターの練習をしているところはまったく見たことがない。

 1試合に何度も訪れる得点のチャンスだけに是非、しっかり練習をしてカウンターからの得点を見せてもらいたい。

posted by 孔明 |19:52 | 戦術 | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年05月16日

昨日の試合

 昨日の試合。

 今日の日刊スポーツの「健作が切り込む」

「今回は得点した後は、ある程度自陣にひいて相手にボールを回させていた。押し込まれているように見えたが、要所を締める効率良い守りができていた。」

 はたしてプロ経験者には昨日の試合は相手に回させていると映ったのだろうか。確かに2点目をとってからはブロックを強固に作って相手に回させていた印象もあった。

 しかし、1点目をとってからの状態はかなり押し込まれていた。相手に回されてポゼッションができずにアップアップに状態になっていたように見えた。NHKの録画を見たがやはり解説の宮澤ミシェル氏も失点の可能性の高いかなり危険な状態と言うことを言っていた。

  完全に押し込まれている状態で要所を締めていたとはとてもではないが言えない状態。
昨日の試合は他のたくさんのブロガーさんも書いていたが普段のコンサの試合を鳥取がやっているようだった。鳥取は決定力とラストパスの不正確さがあって決定的なピンチがほとんどなかったので助かったが、立場が変わって、まるでJ1にいる我がチームを見ているようで非常に歯がゆかった。

 ポゼッションなんかより、守ってカウンター一閃の方が勝てる戦い方だと言う人がいるが確かにカウンターも一つの戦い方。

 しかし、われわれはJ1を何度か経験して、昨日のような戦い方をしてJ1ではまったく相手にならなかったことを痛いほど経験してきたはずだ。カウンターばかりに頼った戦術ではJ1では戦えない。 

 昨日の試合は戦術として引きこもってカウンター狙いにでたわけでもないだろう。1点を取ったからと言ってカウンターに終始しようとしたがわけでもなく、ポゼッションをしようとしてもなかなかできなかったというのが本当のところではないだろうか。

 やはり結論はポゼッションをどんな相手でも適度にできないとダメと言うことだと思う。昨日のようにほとんど終始ポゼッションをされていたら失点の可能性は果てしなく大きくなる。

 そのためにポゼッションサッカーを指向しているはず。これはなにも圧倒的にポゼッションをしなければいけないというわけではないだろう。

 昨日の結果は結果だが、やはりJ2相手に逆に完全にポゼッションをさせたこと、それもホームでさせたことはか問題だと思う。

  ポゼッションをすることでよいことは相手に攻撃をさせないことで失点の可能性が減るということ。

 ただそこには当然相手にカウンターを受ける危険性もはらむが、そこをどうできるだけ排除するかの危機管理の問題。

 そしてポゼッションサッカーでも相手のボールの時には前からのプレスということは積極的行わなくてはいけないし、そこからボールを奪ったらカウンターをかけると言うことは必要だと思う。ボールを持ったら、なにがなんでも無理にパスを回して攻撃せずに手数を少なく効果的な攻撃をすることが必要だと思う。

posted by 孔明 |20:33 | 今節の反省 | コメント(5) | トラックバック(0)

2011年05月15日

勝っただけの試合

 勝っただけだった。

 とにかく先取点をとってからの動きが悪すぎた。

 リードしてる場面でそんなに前掛かりになる必要はないが、相手に完全にゲームを支配されていた。追加点がなければまったくどう転ぶかわからない試合だった。

 相手はやはり攻めてきた。アウェイにもかかわらずどんどんパスを繋げて前に前に出てきた。それを真正面から受け止め押し返すことができなかった。またいなすことができなかったのは大きな問題。

 得点も2点獲ったことはよかったが、いずれも相手が攻めてきてくれたからということも言えるだろう。今日の勝利はラッキーと思わなくてはいけない。

  そもそも指向するパスサッカーにならなかった。ポゼッションでも完全に相手を下回った。シュート数も相手の方が格段に多かった。

 まったくホームでサポーターに見せる試合ではなかった。これではまさにアウェイの試合。

 勝った試合を見せてくれたのは良かったが、内容はまったくなかった。

  とにかく相手の動きに翻弄されていた。選手全体的に動きが悪かった。相手のスピードの方が完全に上回っていた。もっと1対1で負けてはいけない。そして粘りも足りない。

 戦術的にはDFラインが早い段階で下がりすぎていた。

 それでFWとの距離が離れてルーズボールをほとんど拾われていた。

 得点をとって安心したわけでもないだろうが、トップでボールを持てなかったこともあったが、もっとラインを上げなくてはなかなか連続して攻撃はできない。交代も遅かった。流れを変える意味でももっと早く砂川を投入して流れを変えるべきだった。

 セットプレーの守りも危なかった。マークを外しドンピシャでヘッドを決められていたが、バーやホスンの好セーブに救われた。

 勝ったからと言ってもラッキーが積み重なっただけと感じなければ次の試合につながらないだろう。 

 今日の鳥取はこちらがやりたいサッカーを逆にしていた。ギリギリでラストパスを出させなかったからよかったものの、これが力をつけてきたらかなりの良いチームになるだろう。

 よかったのは三上の決定力。

 チャンスはほどんどなかったがそのチャンスを逃さなかったのはやはり「持っている」選手。
 
  また、よかったのは鳥取のサポーター。20人足らずの精鋭たちだったが砂川の300試合出場のお祝いもボールボーイの入場のシーンでも拍手を送ってくれた。ぎすぎすした相手サポーターが多い中で非常に清々しかった。鳥取は今後強いチームになるだろう。要注意だと思う。

 次はアウェイだが、アウェイこそ内容は問わないから勝利を追い求めてほしい。


 ※ 試合の感想は勝手に叱咤コンサ外伝にもありますのでよろしければ御覧ください。 

posted by 孔明 |18:16 | 今節の反省 | コメント(6) | トラックバック(1)