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2018年07月29日

外国人枠の撤廃にJリーグは踏み切るべきか?

  今週のサッカーダイジェストで気になった話題が一つ

 Q「外国人枠の撤廃にJリーグは踏み切るべきか」



 これはたびたび話題になっているが、つい最近もスポーツ新聞でJリーグが外国人枠撤廃に向けて検討しているという話が載ったばかり。

 これを受けて2人のサッカージャーナリストが自分の意見を書いているのだが、最近珍しく2人とも違った意見となった。
2人とは西部さんと清水さん

 西部さんは外国人枠を拡大するのは賛成だが、いきなり撤廃するのは危険と言っている。かつてのブンデスリーガーを例に外国人の大量流入によって国内の育成が阻害されるという危機感を持っている。特定のポジション(GKとDF)が外国人で埋められると若手が経験を積めなくなってしまう。
 ただ、外国人枠撤廃のメリットとしてポルトガルのいくかのクラブがブラジル選手の登竜門となっていて、他のヨーロッパの名門チームに高く売るというようなビジネスを成功させている事例をあげ、そのようにアジア等の選手を集めて同じようなことをするのは、メリットがあるが、Jリーグはまだそのような受け入れの準備が整っていないとして、Jリーグにメリットがないとする。ゆえに様子を見ながら枠を広げて行って外国人枠の撤廃によるデメリットを吸収できるような体制づくりを進めた方が無難とする。


一方清水さんの意見は
  欧州リーグと日本は半年のシーズンのずれがあり、苦しい外国人枠のやりくりをしなければいけない。今回のイニエスタの件でも他の外国人をい放出しなければいけなかった。一時的に増枠を認め翌シーズンの開幕までに調整すれが言いという考え方もあるが、よりアグレッシブなのは外国人枠の撤廃


 そうなると日本人の出場機会がなくなり、日本人選手の強化につながらないという心配もあるが、日本人は外国人に勝てないと決めつけるのが間違いとしている。W杯に連続して出場しているし、欧州でプレーしている選手もたくさんいる。

  そもそも外国人に学んでハイレベルな競争に勝ってこそ日本の選手の底上げになる。J2以下は現在の外国人枠を維持してもいいが、J1は撤廃すべきとする。
しかし、清水さんが唯一心配するのが、GK。すでにJ1でが外国人GKが増えて日本人GKの出場機会が減っている。現在のGKのレベルが欧州のそれとあまりにも違いすぎるとして、日本サッカー協会が改革に乗り出して育成を見直し、さらに日本代表に人材を排出したクラブには育成ボーナスをセット考えた方がいいとする。


 難しい問題だが個人的には清水さんの意見に賛成。 いまや日本人の多くが海外でプレーしているし、期待されて入ってきても日本人にて負けて去った外国人はかなり多くいる。思っているより日本人のレベルはあがっている。それに日本人のレベルアップのためには同一条件下での競争が一番いい。
 やはり資金的に余裕があるJ1のみ撤廃して、J2以下は今と同じ外国人枠とする。 最低の日本人枠を設ければいいのではないかと思う。


 西部さんが言っていたブンデスリーガは現在、各クラブは最低でも12人のドイツ国籍をもつ選手を登録し、そのうち8人はドイツ国内のアカデミー出身、さらに8人のうち4人は当該クラブのアカデミー出身でなければならないと定められているそうだ。

 そうなれば金持ちクラブばかりメリットになるということも言えるが、それだけ対戦圧相手にレベルが高い選手がいれば他のチームの日本人も影響されレベルがあがるに違いない。しいてはJリーグの人気向上につながるのではないかと思う。

  しかし、清水さんが心配するようにGKが問題だと思う。現在でもJリーグでは外国人GKが多いし、海外で活躍しているGKもほぼ川島しかいないという惨状。今回のW杯をみても良いGKがいるチームが上位に行っていた。GKの弱いチームはやはり上位にいくことは難しい。
 そしてGKはもちろんのこと、CBとFWの育成に力を発揮してほしい。そのためにはクラブに補助するシステムを早急に考えた方がいいと思う。




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posted by 孔明 |19:12 | 話題 | コメント(4) | トラックバック(0)