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2016年11月23日

今年を振り返る2(J1昇格、J2優勝の原動力)

 今年はJ1昇格、J2昇格を達成した。独走状態で早く決まるかと思ったが最後はなんとか逃げ切った。今日から複数回に分けて勝手に今年を振り返って見たいと思う。

今回は2回目。J1昇格、J2優勝の原動力を探っていきたいと思う。

 なんといっても今年優勝できたのは守備の力だろう。GKのソンユンはMVP級の働き。長いリーチを生かして1対1をことごとく止めた。CBと連係して失点ゼロの試合も多かった。またDF陣は増川を中心にして守った。サイドからのクロスも多くははね返した。

 日刊スポーツによると昨年12あったクロスからの失点が今年は4にまで激減したのは増川の存在が大きい。

 ボールポゼッション率はさほど高くなかったが、なにより5-3-2のブロックを引いて
相手のすきにさせないように守った。また体を張ったプレーも多かった。自陣ペナ内ではシュートをあまり打たせなかった。

  また中盤では深井の守備が効いた。そのボールを刈り取る様はスムーズで相手のカウンターもしっかり止めていた。

 攻撃では福森のキックが冴えた。直接FKをゴールに入れたシーンもあったし、ピンポイントで都倉に合わせたFKも秀逸だった。

 福森はドームMVPをもらったが納得のプレーを随所にしていた。
 そしてFW陣は都倉の19ゴールを始め、ジュリーニョの12ゴール。内村の11ゴールと3人の10ゴール以上の選手が誕生した。

 課題となったセットプレーからの得点も多かった。PKを除くと総得点65点のうち19点を占めた。
 
 1-0勝った試合は10試合と接戦に強かった。5月から首位になり1度も首位を譲らなかった。また6連勝1回、4連勝2回と連勝を何度もして一気に2位以下を引き離した。なかでも6連勝を飾った内訳は5回も1-0の試合だった。集中力は素晴らしかった。

  このまま行くと10月中にもJ1昇格かと思わせたが、怪我人が多くなり、アウェイで勝てなくなり、清水と松本に追走された。

 この流れを引き戻したのはアウェイでの千葉戦  内村のロスタイムゴールで逆転。一気に昇格を手に引き寄せた。

 サポーターの力も大きい。フクアリでは3000人ものサポーターがアウェイで声をからして応援した。選手の背中を確実に押してまさに「コールはゴールになる」を実践した。

 今年は印象に残るゴールも多かった。アウェイの水戸戦。ゴメスからのクロスを内村が走り込んでヘッドでゴールしたシーン。ホームの松本戦相手ペナ外から荒野のクロスを都倉が日本人離れしたヘッドでゴールしたシーン。アウェイ千葉戦の河合からのロングフィードに内村がボレーしてゴールしたシーンなど数多かった。

 また、一体感を目標にして戦ったこともよかった。イナや杉山が長期離脱して際にもベンチには2人のユニフォームが飾られていたし(イナは死んだ人みたいという感想ももったらしいが(笑))、全員での食事会も何度もやられていたようだ。


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posted by 孔明 |20:57 | 今年を振り返る | コメント(3) | トラックバック(0)