2011年08月03日
前半戦の戦いぶり 守備編(GKとDF)
チームは千葉とともに震災で中断された試合が今週末になくて、プチ中断期間に入った。ここまで消化した試合は18試合とほぼ半分を消化した。 リーグ戦は6位と上位を伺える位置まで来たが、これまでの選手達の前半戦の戦いぶりを振り返って見たいと思う。 まずは守備編(GKとDF) 失点は栃木とタイでリーグ3位の成績は頑張っていると思う。その功績はチーム全体にあるが、特にGK、DF陣の踏ん張りが大きかったと思う。 GKはホスンが体調不良で欠場した試合を除く試合を1人で守った。 彼の特徴は俊敏さとハイボールの強さ。 彼のスーパーセーブに救われた試合も多くあった。 ただ、彼の場合にはスーパーセーブをスーパーセーブと思わせない的確なポジショニングと動きだしの早さを持っている。 経験がつけばかなりすごいキーパーになる素質を持っていると思う。 欠点はフィードの悪さ。特にロングキックは蹴りすぎが目立ち、せっかくのマイボールをすぐ相手に渡すシーンが多い。また、場面を考えずに簡単に蹴ったりして苦しい時間帯を救えない稚拙さも目立つ。 経験がそれを補うのだろうが、GKコーチなどが的確に指示をしなければいけないだろう。 今のところ1試合だけの出場のぎーさんは正直よくわからない。出場した試合はさほど大きなピンチもなかったが、その試合では俊敏さが少しなくなっているような感じを受けた。経験のある選手だけに出場したら安定した動きを期待したいものだ。 DF陣はまずはCB 河合と山下のコンビが多かったが、このコンビでだいぶ救われた。河合はそこそこやるとは思っていたが、嬉しい誤算は山下だろう。CB失格の烙印を押されたチアゴに代わり十分すぎるほどの活躍はたいしたもの。C大阪時代は山下でC大阪の10年は大丈夫と言われたらしいが、このままコンサにいてくれれば10年、CBは大丈夫だろう。 SBは右に日高、左に岩沼が基本、そして純平が両サイドで出場した。 また、上原も出場したが室蘭での横浜FC戦でまずいプレーをしてそこからSBでは使われなくなった。 日高はやはり攻撃で特徴を発揮している。攻め上がった際のクロスは精度が高く、得点機を何度も演出していた。彼の課題はやはり守備。前節で純平にスタメンを奪われたが、今更守備が巧くなるとは考えにくいので、やはりスピードを生かしたプレーをどんどんやってほしい。途中出場では流れを変える選手となるだけに、今後のプレーに期待したい。 岩沼は可も無し不可もなしもプレーぶり。安定していると言えばいい言葉だが、中途半端な感は否めない。不満な部分は攻撃。昨年良かった正確なクロスがすっかり陰を潜めている。攻撃参加する場合はもっとサイドをえぐってほしい。そして精度の高いクロスの配給をしてほしいものだ。 純平はここのところサイドバックに配置されているが、必ずしも彼のポジションではないと思う。彼が生きるのはやはり前目のポジション。守備も一生懸命やっているが、守備だけでは終わらせたくない選手だ。 チームは守備面で言えば全般的に頑張っている。しかし、DFに負担がかかっているという見方があるかもしれない。これからチームの得点力を増すために攻撃的にシフトした場合にどれだけチーム全体で守備に頑張れるかが今後の課題になるのではないか。 そして前半戦は千葉戦のように中途半端なプレスをする傾向が多く見られた。守備はDFだけがやるわけではなく、また、個々がばらばらではなく前からの連動した守備が大事。組織的な動きをもっとしなければいけないという認識をさせられた。
posted by 孔明 |19:43 | 戦術 | コメント(0) | トラックバック(0)