コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年11月04日

WBSS決勝戦まであと3日

WBSSールドクシングーパーリーズ
バンタム級トーナメントの決勝戦が7日(木)に行われます。

世界王座認定団体は大きく4つあり、各々の階級に世界王者が存在しますが
その垣根を越え最強の王者を決めようというのがWBSSです。

そのバンタム級に日本の井上尚弥が出場しており
8人で行われているトーナメントの準々決勝・準決勝を勝ち上がって
7日にフィリピンのノニト・ドネアと決勝戦を戦います。

井上尚弥の戦績は18戦全勝(16KO)で
ライトフライ級、スーパーフライ級、そしてバンタム級の3階級を制覇しています。
世界戦は13回戦って、もちろん全勝ですがその内12回がKO勝ち。
WBSSの準々決勝を1ラウンドKO勝ちし、準決勝も2ラウンドでKO勝利。
スピード、パンチ力、フットワーク、防御力など全てを兼ね備えたボクサーで
年齢も26歳と、まさに油が乗っています。

対戦相手のノニト・ドネアは 『閃光』 と呼ばれる強烈な左フックが武器で
過去にフライ級からフェザー級までの5階級を制覇しています。
36歳と、ややピークを過ぎた感はありますが45戦40勝(26KO)5敗と
キャリアでは井上を断然リードしています。
ちなみに大の親日家で、プライベートでも日本を度々訪れているとの事です。


7日はフジテレビ系列で20時から生放送され
まず井上尚弥の実弟がセミファイナルで世界タイトルマッチを行い
メインイベントでいよいよ井上尚弥が登場します。
今から私はとてもワクワクしています。

posted by hiroki |13:56 | プロボクシング |

2018年05月25日

W世界戦 (拳四朗・井上尚弥)

内山高志、山中慎介といった名王者が王座を失い
井岡一翔が引退し
先週末にはWBAとIBFの統一王座に就いた田口良一が防衛に失敗するなど
日本ボクシング界が雪崩現象に遭っている状況の中
今夜のW世界戦挙行は大成功に終わった。

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
 王者拳四朗 vs 挑戦者ガニガン ロペス (メキシコ)

1Rは互いに様子見に終始。
2R、この試合、最初に拳四朗が放った強打がロペスのみぞおちに炸裂すると
挑戦者はそのまま立ち上がれず10カウント。
呆気ない幕切れとなった。拳四朗は2連続KO防衛を果たした。

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この右ストレート1発で試合は終わった。

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プロボクサーには珍しい童顔の拳四朗はVサインで屈託のない笑顔を見せた。


WBA世界バンタム級タイトルマッチ
 王者:ジェイミー マクドネル (英) vs 挑戦者:井上 尚弥

ここ10年間無敗を誇る長身の王者相手に序盤から強打で圧倒。
なんと1Rでレフェリーが試合をストップ。井上は3階級制覇を成し遂げた。

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今年の秋に開催されるWBSS (ワールドボクシングスーパーシリーズ) への
参戦が決まっており、非常に楽しみである。


posted by hiroki |22:56 | プロボクシング |

2018年02月04日

沖縄のKOキング

WBC世界フライ級タイトルマッチ

   〔王者〕 比嘉 大吾  1R-TKO 〔挑戦者〕 モイセス フエンテス

15連続KOの記録がかかった比嘉大吾2度目の防衛戦は
元2階級世界王者が相手で、しかも9cmも背が高いとか
まだ1度も世界戦で日本人選手が勝っていない沖縄での試合だとか
それも会長の具志堅用高さんが王座陥落した沖縄の地・・・
そしてその時と同じメキシコ人が相手だとか・・・

結局そんな心配など全く不要だったという結果。

とにかく比嘉大吾選手の強さは半端ない。
井上尚弥選手とは、また違う魅力がある。

次は日本新記録となる16連続KOを賭けての防衛戦。
是非達成してほしい。

posted by hiroki |21:12 | プロボクシング |

2016年09月04日

井上尚弥 防衛戦終了

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
  王者 井上 尚弥 (大橋)
        TKO10R 
           挑戦者 ペッチバンボーン・ゴーキャットジム (タイ)

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地元の座間市で挙行された3度目の防衛戦。
今回も試合中に拳を痛め、途中から左1本で戦う苦しい展開。

2年前にWBCライトフライ級王座を奪取。
1度は防衛したものの、厳しい減量が試合の動きに大きく影響するため王座を返上。
一気に2階級上げてWBOのスーパーフライ級に挑戦し
伝説の名王者オマール・ナルバエスを僅か2RでKOして二階級制覇。
初防衛戦ではガードの上から打ったパンチでKOするという破格のパンチ力を披露。
しかし2回目の防衛戦、そして今夜の防衛戦と、試合中に拳を痛めており
特に今回は練習中から腰も痛めていたそう。

強烈なKOパンチを武器にするが故の宿命なのでしょうか。

試合は拳の痛みが出たと思われる4Rあたりから
フットワークを駆使し、左ジャブを打っては距離を置くアウトボクシング。
それでも打たれ強い選手じゃなければ倒れてもおかしくないパンチが何発も決まり
でも挑戦者は3年間負け無しの勢いと気の強さで怯む様子を見せず好戦的でした。

前回の防衛戦同様、このまま安全運転で判定勝利を狙うかと思っていましたが
10Rに試合の流れが大きく変わります。

強さを7~8割に抑えた井上の連打を受けた挑戦者の気力が萎えた感じで
急にガクッときたところを一気に攻め立て
最後は痛い右拳で最初のダウンを奪うと挑戦者は再び戦える状況になく
レフェリーが試合をストップしました。

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まだ2つのラウンドを残しながら勝負を賭けた井上を
「いや~本当に強いチャンピオンだな~」 と見つめる解説陣の表情が印象的でした。
(左から、ミドル級で世界を狙うロンドン五輪金メダリスト村田諒一選手、
具志堅用高さん、防御で観衆を魅了し世界王座を6度防衛した川島敦志さん)


posted by hiroki |21:51 | プロボクシング |

2016年05月08日

雪崩現象はギリギリ止まった?

今夜の試合で 清水 vs 岐阜 が引き分けて私は少しホッとしています。
清水が勝った場合、次の試合で順位をひっくり返されてしまう恐れがありますから。

さてプロボクシングの世界では、昨年11月に三浦隆司がKO負けで王座陥落以降
3月には 『神の左』 の山中慎介が、判定勝ちで何とか防衛に成功したものの
第3ラウンドに2度の痛烈なダウンでかなり危うかったし
つい先日、あの内山高志がまさかの2ラウンドTKO負けで12度目の防衛に失敗。
田口や河野らが防衛してはいるものの
三浦・山中・内山といった世界でも注目されているKOパンチャーの陥落や大苦戦は
あたかも日本ボクシング界の雪崩現象のように感じ
ここで井上尚弥までもが雪崩に飲み込まれてしまうのでは・・・・・・と心配でした。

その井上尚弥でしたが・・・・・・。

【WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ】
王者 井上 尚弥 判定 3-0 挑戦者 ダビド・カルモナ (メキシコ)

異常なほどに打たれ強いランキング1位のメキシカンを倒し切れないまま
最終12ラウンドに突入。
採点では圧倒していたものの、KO勝利を期待していただけに物足りない展開。
しかし最後はボディブローの応酬で打ち勝った井上が
ラウンド中盤から顔面への連打を繰り出し、タフな挑戦者はたまらずダウン。
立ち上がったメキシカンに襲いかかった井上でしたが
解説の具志堅用高さんが 「WBOは試合をなかなか止めないんだよ~」 とボヤき
挑戦者は12ラウンド終了のゴングに救われKO負けだけは免れました。

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結果はもちろん大差で井上の勝利。
世界戦5度目で初めてKO勝ちを逃しましたが山中のように苦戦したわけでもなく
この辺で雪崩現象は無事おさまったんじゃないかな~という印象です。

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セミファイナルの方は見どころのない試合に終わりました。

【IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ】
王者 八重樫 東 判定 2-1 挑戦者 マルティン・テクアペトラ (メキシコ)


posted by hiroki |21:50 | プロボクシング |

2016年03月04日

W世界戦 (山中慎介・木村 悠)

今夜、京都でボクシングのW世界戦が行われました。

【WBCライトフライ級タイトルマッチ】
挑戦者 ガニガン・ロペス (メキシコ) 判定2-0 王者 木村 悠 (帝拳)

日本の商社マン:木村 悠
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メキシコの公務員:ガニガン・ロペス
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日中は普通に仕事をしているという地味顔な2人ですので (笑)
やや世界戦の華やかさに欠けていたかな~と (^_^;)

フットワークと技術が持ち味の木村でしたが
足を使わず打ち合いに出てしまい、相手にペースを握られたまま試合が進みました。
8R終了時の採点で最低限ダウンを奪わなければ勝てない展開となりました。
しかし木村には相手を倒すような強打が無いためこの時点で敗色濃厚。
結局0-2で敗れ、メキシコの公務員ボクサーに王座を奪われてしまいました。


【WBCバンタム級タイトルマッチ】
王者 山中 慎介 (帝拳) 判定3-0 王者 リボリオ・ソリス (ベネズエラ)
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10度目の防衛戦を迎えた山中でしたが
3Rにカウンターを喰らって2度のダウンを奪われました。
ややダメージが深く、TKO負けする雰囲気もありましたが何とか凌ぎ
その第3Rを除くすべてのラウンドでポイントを奪い
神の左炸裂!とはいきませんでしたが大差の判定勝ち。
奥さんのバースデーに華を添えることが叶いました。
それにしても、日本人キラーである挑戦者ソリスの捨身攻撃は迫力がありました。


ボクシングはパッとしない試合だったし、女子サッカーは痛恨の黒星。
ということで今は世界卓球に感動を追い求めている私です (私)


posted by hiroki |22:10 | プロボクシング |

2015年12月30日

W世界戦結果

【IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ】
挑戦者 八重樫 東 (大橋)  判定3-0  王者 ハビエル・メンドサ (メキシコ)

3階級制覇を狙う八重樫 東 (あきら) が強打の王者メンドサに挑戦した試合は
3-0の判定で八重樫が勝ちました。
ダウンシーンが無かったのはチャンピオンが非常に打たれ強かったからです。
内容的には八重樫の圧勝でした。
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試合後、2度目の防衛に失敗したメンドサが八重樫の子供たちとふれあいました。
なんとも心温まるシーンでした (^-^)



【WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ】
王者 井上 尚弥 (大橋)  2R TKO  挑戦者 ワルリト・パレナス (フィリピン)

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昨年大晦日、名王者ナルバエスを2Rにブッ倒した井上が
1年ぶりのリングで、またもや2R、挑戦者をマットに沈めました。
私は中学生の頃からボクシングを見てきましたが、こんなに強いボクサーは初めて。
これで9戦全勝8KO。まだまだ強くなると思います。
て言うか、今後は対戦相手を探すのに苦労するのでは?
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posted by hiroki |02:29 | プロボクシング |

2015年11月28日

W世界戦結果

【WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ】

挑戦者 木村 悠 (帝拳) 判定 2-1 王者 ペドロ・ゲバラ (メキシコ)

挑戦者の木村は、早朝ランニングのあと普通に商社マンとして働き
仕事が終わってから帝拳ジムでトレーニングをしている苦労人ですが
これは自らが選んだ道なのだそうです。
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試合は世界戦にしては低次元だな~と思うようなものでした。
それでもダイナミックにパンチを振うメキシコ人王者が4Rまでポイントをリード。
5Rには不用意な右フックをもらい木村がグラつき、ヒヤッとしました。
6Rに木村のボディブローが1発命中すると王者は急激にスローダウン。
8R終了時点での発表ではジャッジ2人が木村の追い上げを支持。
しかし内1人は2ポイント差で王者がリードだったので
木村は残り4つのラウンド全てを取らないと勝てないという苦しい状況です。

木村はその期待に応え、弱いパンチながら、頭を使ったボクシングで
更なる追い上げを見せました。

試合が終わり、リングアナが3人のジャッジペーパーを読み上げ
2-1であることが分かりました。

そして 「WBC世界ライトフライ級・・・・・・チャンピオン! 木村 悠~!」
のコールがあり、木村が逆転の勝利となりました。
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ちなみに王者ペドロ・ゲバラは弁護士資格を持っているインテリボクサ-7です。



【WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ】

王者 カルロス・クアドラス (メキシコ・帝拳) 判定 3-0 挑戦者 江藤 光喜 (白井具志堅)

挑戦者の江藤は沖縄の元ヤンキー (笑)
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実は彼、日本人としてタイで初の世界戦勝利を挙げた記録を持っています。
2年前のことですが暫定王座に就いています。
しかし当時の日本はWBAの暫定王座を公認していなかったので
世界王者 (暫定であっても世界王者は世界王者です) として認められませんでした。
その暫定王座を初防衛戦で失い (同じくタイで挙行) 今回は2度目の世界挑戦です。

チャンピオンはアマ時代からのボクシングエリートで
プロ転向後も引き分け1つの他は全勝。今回は5度目の防衛戦でした。
パンチが強く連打もありKO率は非常に高い上、フットワークも使える難敵。
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セコンドの指示で4Rあたりまで体力を温存した江藤がパンチを出し始めると
脅威を感じたチャンピオン陣営は無理に打ち合わず
フットワークを使ってアウトボクシングする作戦に切り替えました。
江藤にもう少し追い足があれば・・・とは思いましたが
この強いチャンピオンに逃げ回る作戦を取らせたぐらいだから
そのうち世界王者になれるような気がします。


posted by hiroki |21:04 | プロボクシング |

2015年09月22日

神の左 vs 神の眼

【WBC世界バンタム級タイトルマッチ】
王者 山中 慎介 2-1 判定 挑戦者 アンセルモ・モレノ(パナマ)
        ※ 山中は9度目の防衛に成功

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モレノは昨年9月に負傷判定で敗れるまでWBA同級王座を12度防衛していた名王者。
防御に優れパンチが当たらない事から 『亡霊』 の異名を持ちます。
WBAからスーパー王者にも認定されており
山中陣営が事実上の王座統一戦という位置付けでターゲットにしていた相手です。

『神の左』 と呼ばれる強打で対戦相手を次々とマットに沈めてきた山中でしたが
さすがに今日は自分のペースに持ち込めず大苦戦。
4Rまでの採点でリードしたものの、8R終了時点で逆転されました。
終盤はモレノのクリンチ戦法に苦しみつつも一進一退の展開。
結局は僅差で再逆転し、辛くも9度目の防衛を果たしました。

中盤に逆転されたあと攻勢に出たらカウンターをもらい危うくダウンしそうに。
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KO負けした事のないモレノを神の左で倒し知名度を上げて
本場 (アメリカ) でのビッグマッチ開催につなげたいところでしたが
モレノの巧さもあって、思惑通りにはいきませんでした。

終了後に勝利を確信したモレノ陣営でしたが・・・・・・
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posted by hiroki |20:53 | プロボクシング |

2015年05月07日

世界王者乱立でも好きなものは好き

私は無類のボクシング好き。
興味を持ち始めたのは中学1~2年の頃。
当時の日本人世界王者といえば、ガッツ石松・輪島巧一・柴田国明あたり。
特にガッツ石松は同級生の間でも人気があった。
似ているので、『ガッツ』 というあだ名を付けられた級友もいた。
と言ってもヘアスタイルの五分刈りが共通していただけ (笑)

世界王者は各階級毎いるけど、大きな団体が4つもあるから
基本的に同級世界王者は4人ずつということになる。
日本では長いことWBAとWBCの2つしか認めていなかったが
1979年創設のIBFと、1988年にWBAから独立し発足したWBOも
日本ボクシングコミッショナーが認めたのもあり
今日現在、日本人の世界王者は8人。
ベネズエラからの輸入ボクサー1名を加えると9人である。

かの有名な亀田兄弟の三男である亀田知毅は先月WBOの王座を返上し
また、長男の興毅は一昨年12月に、更に次男大毅も昨年3月に王座を返上。
ちなみに彼らは現在、日本国内での試合挙行を禁止されている。
なお三男知毅は9日にアメリカでWBA王座に挑戦するが多分勝つだろう。


 【今日現在の日本人および輸入ボクサの世界王者】
IBF/WBOミニマム級:高山 勝成 (4度世界王座に就き4団体全ての王者になっている)
WBAライトフライ級:田口 良一 (昨夜TKOで初防衛に成功したばかり)
WBAフライ級:井岡 一翔 (減量苦で昨年2月にLフライ級王座を返上。この4月に2階級制覇)
WBAスーパーフライ級:河野 公平 (同じ王座に2度就いている)
WBOスーパーフライ級:井上 尚弥 (アルゼンチンの英雄を2RでKOし2階級制覇)
WBCバンタム級:山中 慎介 (神の左を武器に先月8度目の防衛に成功)
WBCスーパーフェザー級:三浦 隆司 (ボンバーレフトを武器に4度目の防衛に成功したばかり)
WBAスーパーフェザー級:内山 高志 (KOダイナマイトと呼ばれ、昨夜2RKOで10度目の防衛に成功)
WBCライト級:ホルヘ・リナレス (帝拳ジム所属のベネズエラ人。3階級制覇。今月末イギリスで防衛戦)

昔、KOの山を築くような凄いチャンピオンが何人か存在した。
カルロス・サラテ、ウィルフレド・ゴメスなどなど。
でも今の日本人王者の中で、山中慎介・内山高志・三浦隆司・井上尚弥は
サラテやゴメスのような凄い王者の域に達していると思う。


と、長々と書いてしまうほどボクシング好きな私 (笑)

posted by hiroki |19:33 | プロボクシング |

2015年04月16日

神の左は炸裂したか !?

〔WBC世界バンタム級タイトルマッチ〕

 王者 山中 慎介 (帝拳)
         KO (7R:36秒)
            挑戦者 ディエゴ・サンティリャン (アルゼンチン)

何処からパンチが出てくるか分からないという無敗の挑戦者が繰り出すゴーストの右か
7度の防衛に成功している神の左か・・・・・・という試合でしたが
チャンピオン山中が序盤から挑戦者を圧倒。
6Rに軽めの左ストレートでダウンを奪います。
7Rには右アッパーから強烈な左で2度目のダウンを与えると
挑戦者は立ち上がれずに10カウントを聞きました。
本当に強いチャンピオンです。


なお前座で辰吉丈一郎の次男 (辰吉寿以輝) のデビュー戦が行われ
2RTKO勝利を飾っています。
アマチュア経験はありませんがパンチの強さが尋常ではありませんでした。
どこまで上がれるか楽しみです。

posted by hiroki |20:32 | プロボクシング |

2014年12月30日

衝撃的な結末! (Boxingネタ)

世界ボクシング史上に衝撃が走った!

2002年から13年間に渡り2つの階級で通算27回の防衛を果たしている
伝説の王者オマール・ナルバエス (アルゼンチン) は
日本まで来て防衛戦をやってくれるだけでも有難いレベルの名選手。
ちなみにアマ時代含む159試合で、ただの1度もダウンした経験がない。

そんな凄い王者に挑戦するのは
デビューから僅か6戦目で世界王座に就いた21歳の 井上尚弥 。
初防衛に成功後、減量苦で王座を返上し今回は一気に2階級上げての試合。

いくら井上が強いとはいえ、正直、ナルバエスを相手に勝てるのだろうか
という心配をよそに、いざ試合が始まると全てにおいて井上が王者を圧倒!
第1ラウンド開始早々の30秒に強烈な右をテンプルにヒットさせ
ナルバエスに生涯初のダウンを与えた。
更に切れ味のある左がテンプルをかすめ2度目のダウン。
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第2ラウンドも王者を圧倒した井上は左フックで3度目のダウンを奪うと
最後は強烈なボディブローを炸裂させ壮絶なKO勝利!
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WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
 挑戦者 井上 尚弥 (大橋ジム)  2ラウンドKO  王者 オマール・ナルバエス (亜)

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ベスト体重の階級で戦えばここまで恐ろしいパワーを発揮する井上尚弥に
土をつける選手は果たして現れるのだろうか。
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〔その他の試合〕

WBC世界ライトフライ級 王座決定戦
 1位 ペドロ・ゲバラ (メキシコ)  7ラウンドKO  2位 八重樫 東 (大橋)

WBC世界ライト級 王座決定戦
 1位 ホルヘ・リナレス (帝拳)  4ラウンドKO  2位 ハビエル・プリエト (メキシコ)
    ※ ホルヘ・リナレスはベネズエラ人。17歳で来日以来、帝拳ジム所属のボクサー。

ミドル級
 村田 涼太 (帝拳)  判定 (10R)   ジェシー・ニックロウ (米)
        ※ 村田涼太はロンドン五輪ミドル級の金メダリスト。今日の勝利で6戦全勝4KO。


明日の大晦日にも2つの放送局で5つの世界戦が行われます。


posted by hiroki |22:28 | プロボクシング |

2014年09月09日

レフェリーがダウン?

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先週金曜に行われたWBC世界フライ級タイトルマッチの一コマ。

八重樫 東 vs ローマン・ゴンザレス は
39戦全勝33KO勝ちの怪物ロマゴンを相手に
一歩も引かず果敢に打ち合った八重樫。
大激戦の末9RでロマゴンのTKO勝ちでしたが
如何に壮絶な試合だったかというのが写真で解ると思います。

あれっ?そういえば単純に滑って転んだんだったけ?

いや、激しいパンチの応酬に巻き込まれたか避けようとしたかで
バランスを崩して倒れたような記憶も。

それでもこんな体勢にありながらレフェリーの視線は2人の選手へ。
さすがプロですね。


posted by hiroki |19:17 | プロボクシング |

2014年05月07日

今夜の世界戦とコンサが重なる・・・

ミニマム級に続きライトフライ級も王座獲得後にタイトルを返上して
今夜IBF世界フライ級王座に挑み日本人最短の3階級制覇を狙った井岡一翔でしたが
王者アムナット(タイ)の強打を警戒するあまり
ガードを固めプレッシャーをかけ相手を後退させ続けながらも
なかなかパンチを打たない状況のまま最終ラウンドのゴング。
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これまで爽快なKO勝ちを何度も見せてきた井岡でしたが
今日は見ていて非常にフラストレーションが溜まってしまう内容でした。


相手をジワジワとロープに追い詰め、『今だ!パンチを打て!』 と思うけど
なぜか打たない・・・・・・そして逆に有効打を喰らってしまう。

これって何となく、悪い時のコンサと重なるな~と思って見ていました。

細かいパスをつなげながら敵陣に近づいていく ⇒ いいパスが通ってチャンスになる
⇒ なぜかシュートを打たずにパスを選択・・・
⇒ パスを受けた選手は出しどころが無くボールを後方へ戻してしまう・・・
あるいは相手に奪われて反撃される・・・

もちろんボクシングとサッカーを一緒に考えるのは難しいけど
何となくそう思ってしまいました。

今年ドームでは3勝3分けで負けなしではありますが
ここ2戦は引き分けなので、月曜の愛媛FC戦では勝利の感激を味わいたいです。


posted by hiroki |22:27 | プロボクシング |

2014年04月23日

W世界戦 (山中慎介・長谷川穂積)

【WBC世界バンタム級タイトルマッチ】
王者 山中 慎介 9R TKO 挑戦者 シュテファーヌ・ジャモエ (ベルギー)

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ベルギー史上初の世界王者を目指すジャモエはタフで好戦的なファイターだったが
5度防衛している山中が格の違いを見せつけた。
神の左 と呼ばれる左ストレートで、この日も2Rに1度、8Rに2度のダウンを奪い
9R開始早々ボディブローで4度目のダウンを奪うとレフェリーが試合をストップ。



【IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ】
王者 キコ・マルチネス (スペイン) 7R TKO 挑戦者 長谷川 穂積

あのウィラポンを倒すなどバンタム級で10度防衛し
フェザー級でも王座に就いた伝説の2階級王者が3年ぶりの世界戦に臨んだが
ヘラクレスのような上半身を持つ王者の強烈なフックを浴びてマットに沈み
3階級制覇は成らなかった。
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長谷川が敗れるパターンは、カッとなって打ち合いに応じてしまうケースであり
この試合も2Rのパンチ応酬から相手のペースにハマってしまった感じ。
最初からKOは狙わずにポイントアウトすれば判定勝ちの可能性もあっただろう。
だが彼自身バンタム級王者時代、6度目~10度目の防衛戦を
全て序盤にKO勝ちしており、そのイメージから、つい打ち合ってしまうのかも。


posted by hiroki |20:43 | プロボクシング |

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