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2010年03月13日

問題の根は深い。

  こんなに手も足もでない試合なら、気持ちを入れ替えてとい言いたいところだが、問題の根は深い。

 相変わらず、プレスの強いチームにはあたふた感がにじみ出て、見ている方も落ちつかない。プレスが強いならそれなりのパス回しがあるはずなのにそれが全くできていないのは、はたしてキャンプで何をやってきたのか。

 今日の試合は開始3分でくらった思いがけない失点だったが、そこから立ち直るどころか、さらにあたふたしてしまっては勝てるはずもない。

 さらに相手プレスに苦し紛れに中盤を飛ばして精度のないロングボールを蹴っていては、近藤やキリノは何もできないだろう。

  ボランチのところで落ち着かせることができないとやはりこんなゲームになる。

 福岡に強い上里もパスミスばかりでいいところなし。

 宮澤も消える時間が多くて、ボランチは機能していなかった。

 相手が攻めるときには相手に十分に前を向かせてしまい、こちらが攻めるときには厳しいプレスをかいくぐれなくて前を向けない。この状態で前半のほとんどの時間帯が過ぎていった。

 芳賀をボランチに入れるべきという意見も当然出てくるが、ボランチだけの問題でもない。チーム全体、出足が遅く、素早いパス回しができていない。この体たらくではたして開幕に合わせてきたチームだと言えるのか。

 それからなぜこんなに期待をされる試合に徹底して弱いのか。メンタル面も相変わらず。

 もはや猶予はない。このままでは成績は昨年よりもはるかに悪いポジションになるだろう。

 4-4-2のシステムも今日のようにCBの弱さが出てはチョウが戻るまで3バックにするなどシステム面も含めて見直すことが必要かもしれない。

   ※ 試合の感想は勝手に叱咤コンサ外伝にもありますのでよろしければ御覧ください。

posted by 孔明 |21:18 | 今節の反省 | コメント(3) | トラックバック(0)

2010年03月12日

福岡戦展望(勝ってドーム全体で喜びを分かち合いたい。)

  明日のホーム開幕福岡戦。

  福岡は昨年までいたベテランを放出し、目立った補強は永里くらい。現有勢力の底上げを図らなくてはいけないチームだ。しかし、前節の甲府戦では新戦力が活躍した。その新戦力は中盤の中町、末吉そして永里。

 中町、末吉はゲームメイク、守備能力に優れていて、チャンスを次々と演出した。また、左サイドの永里がドリブルで果敢に縦へ縦へ仕掛け、相手の守備を突破していった。甲府のプレスが機能していなかったとはいえ、主導権を握っていた。

 先制点は高橋泰のミドルから。そのミドルはキーパーに弾かれたが、田中佑昌が足で押し込んだ。その後は甲府に押し込まれるシーンもあったが、再び田中佑昌がクロスに合わせけり込んで追加点。3点目はコーナーキックから永里がスライディングで合わせた。守ってはロスタイムの1点に抑えて昇格候補の甲府に勝利した。
 
 中心メンバーは昨年からのメンバーだが、特に注目したいのは新戦力の中町、末吉。

 そして2得点をあげた田中佑昌。元々スピードは折り紙付き、ゴールへ向かってくるプレーは迫力がある。

 FWは大久保の高さに気をつけたい。簡単にポストプレーをさせないように激しくマークしたいところだ。

 ただ、甲府戦の完勝は甲府が調子が悪かったことも確か。こちらが力を出し切れば十分に勝機はある。

 こちらとしては、まずはボランチの主導権争いで勝ちたいところだ。ボランチの2人にはできるだけ多くこぼれ球を奪ってマイボールにしてほしい。

 また、前線に向けたロングボールの跳ね返りをしっかりケアしたい。

 守りでは両サイドの守り。福岡のサイド攻撃は強力なだけにいかに高い位置でDFラインをとれるかがポイントだろう。

  特に右サイドの攻防が勝敗を分けるかもしれない。ホームだから守りに入らずに、攻撃的に行ってほしいものだ。

 攻撃ではFWに得点がほしいところだ。FWのゴールで勢いに乗りたい。

 とにかくホーム開幕戦は今後の動員数を占う意味でも重要。

 勝ってドーム全体で喜びを分かち合いたい。

  勝手に叱咤コンサ外伝

posted by 孔明 |19:25 | 次節の展望 | コメント(3) | トラックバック(1)

2010年03月10日

プレーの幅が広がった征也

  鳥栖戦で得点を決めた征也。

 鳥栖戦は征也の動きがよかった。

 昨年の終盤から左サイドに入っているが、ここにきて、左サイドにもだいぶ慣れてきたように思う。

 右サイドに古田が入っているため左サイドに回っているのだが、左サイドで前線に飛び出すタイミングやボールの受け方がよくなり、また、ペナルティエリアに入る範囲が広がってきている印象を受ける。

 彼の良さは前に行くスピードと思い切りの良さだが、左サイドに入ったことによりプレーの幅が広がってきたのではないか。

 香車の征也と言われたが、もはや香車とは言わせないという雰囲気を感じさせる。
  
  左サイドでプレーする場合にはクロスを入れる際には得意でない左足で入れるか、持ち替えて右足で入れるかという不利はあるが、シュートを打つ際に右足は有効な武器となる。

 鳥栖戦では左足で強烈なシュートも放った。左足の成長もあるのかもしれない。

 ただ、プレーの質をもっと上げて行かなくては。シュートの意識をもっともって得点を積み重ねて欲しい。

 本人も常々チームの中心として頑張って行かなくてはと言っているが、もはやチームを引っ張っていかなくてはいけない年齢。

  彼のゴールが増えると昇格も近づいてくるはずだ。

  ゴールもアシストも欲張ってたくさん取ってもらいたい。

posted by 孔明 |19:32 | 選手のこと | コメント(4) | トラックバック(0)

2010年03月08日

コンサドーレのサッカーはできなかった。

  今日で、熊本キャンプが終了した。グアムから始まった長い長いキャンプがようやく終了して選手達が札幌に帰ってくる。

 明日1日休みがあるようだが、ゆっくり休んで、ホーム開幕戦に備えてほしい。

 さて、昨日の試合。

 石川のブログに気持ちが表れていた。

 「今日ははっきり言ってコンサドーレのサッカーは出来なかった
 来週のホーム開幕戦
 問題点を解決し、1つ強くなり、俺たちのサッカーをして
 必ず勝ちます。」

 開幕の雰囲気でセーフティーに行こうとしたためか、相手のプレスが厳しかったためなのか、また、相手CBの足の遅さをついての作戦か、全体的にロングボールが多くなってしまっていた。石川の言うところのコンサドーレのサッカーではないというのはおそらくはロングボール多用のサッカーということだろう。

 ロングボールに頼らない試合をするためにはやはりボランチのところでしっかりボールをコントロールしなくてはいけないだろう。

 昨日の試合は結果としてロングボールのけり合いが多かっだけ、宮澤と上里が絡むシーンが少なくなってしまったが、やはり、昨日のような落ち着かない試合ではあえてボランチのところからしっかりゲームを作ってほしいものだ。

  宮澤と上里では守備が課題であることはもちろんだが、攻撃でももっと絡んでほしい。おそらく、このコンビは次の試合も続けるのではないかと思う。ならばもっとしっかりゲームを作る動きをしてほしい。 

 このコンビは攻撃ではまればかなりポジティブになる可能性を秘めている。守備がよくないという短所はもちろんあるのだが、やるからにはもっと攻撃で目立ってもらいたい。

posted by 孔明 |19:59 | 戦術 | コメント(3) | トラックバック(0)

2010年03月07日

攻撃パターンをもっと多く作らないと

  失点シーンは残念だった。十分に防げた。

 相手のリスタートを感じる選手がおらず、次のプレーもボールにばかり寄って真ん中をぽっかり明けてしまった。

 試合はリードしていたが明らかに相手に押されていた。やっぱり追加点を取れないと今のコンサでは1-0で勝つことは難しいだろう。

 そして相手に合わせてロングボール中心になってしまったことも反省しなくてはいけない。ロングボールもよいが、もう少しつなぐプレーをしなくては選手の疲労が大きくなってしまう。

 前半は相手のDFの裏を取る作戦が功を奏していた。トップが、そして2列目が走り込み攻撃するパターンがうまくはまっていた。後半、落ち着くと思ったが、相手の攻撃にさらされ、なかなかチャンスらしいチャンスがなかったのが誤算だった。

 本来はアウェイなのだから、1点を守る戦術をとるべきという考えもあるだろう。藤山をサイドバックに入れて、芳賀をボランチに入れるという現実的な作戦もあったはず。しかしあえて監督がそうしなかったことも理解できるし、これはこれでよいと思う。問題はやはり追加点が奪えなかったことにつきる。

  1点をリードしたアウェイの試合。守勢に回る時間が多いのは仕方ないが、もっと攻撃の時間を増やさなくてはいけない。

 後半、近藤が徹底的にマークされたことも痛かった。トップでためがつくれずにラインを上げることがなかなかできなくなってしまっていた。近藤がマークされたなら、サイドで起点を作るということももっとやってほしかった。

 痛い引き分けだが、もっと攻撃に迫力をつけないとダメだろう。

 近藤が徹底的にマークされた場合の攻撃パターンを多く作るべき。

 これから相手は激しく近藤をマークしてくる。この課題をどう解決していくか。


   ※ 試合の感想は勝手に叱咤コンサ外伝にもありますのでよろしければ御覧ください。

posted by 孔明 |17:53 | 今節の反省 | コメント(8) | トラックバック(0)

2010年03月06日

鳥栖戦展望(勝ってホーム開幕戦につなげよう。)

 明日開幕の鳥栖戦。

  鳥栖は岸野監督が横浜FCに行ったことに伴い主力や期待の若手を横浜FCにごっそり引き抜かれたが、松本監督曰く「最強のメンバー」を補強した。高さがありJ2では実績のあるFWの豊田、萬代。若いが将来を嘱望されている韓国籍の金、DFにはベテランの木谷、右サイドの丹羽など。
 
  彼らが今年の鳥栖の中心メンバーとなるのだが、確かにメンバーを見る限り手強い印象だ。ただ、メンバーがだいぶ入れ替わったのでまだチームとして機能していないのか直近のJリーグ相手の練習試合では得点ゼロの3連敗と調子があがっていない。

 調子が上がっていないときに当たるのはラッキーだが、相手のホームでもあるし、開幕戦の雰囲気もある。充分気をつけなければいけないだろう。

 練習試合ではまったく出場メンバーを明かしておらず、開幕メンバーがどうなるかは正直わからないので推測になるが、

  特に気をつけたいのは豊田と萬代の2トップ。高さもあり、体が強い。良いクロスが入れば危険な存在だ。

 鳥栖もプレシーズンマッチの大分戦を見てこちらのことを研究しているだろうから、DFの裏に抜けるプレーも仕掛けてくるに違いない。パスの出所や、ラインコントロールの判断を早くしたい。

 彼らにパスを供給する衛藤や金にはできるだけフリーでボールを持たせないことが肝要だ。特に金は得点力ももっており、運動量もあるだけにペナルティ-エリアに入ってこられればやっかいだ。

 そして2列目、3列目からの攻撃参加をさかんにしてくるだろうから、フォローをしっかりしたい。

 ウイークーポイントは右サイドだろうか。練習試合の仙台戦では右サイドバックの丹羽のサイドがたびたび破られていたらしいので、左の征也や岩沼がどれくらい左サイドを支配できるかがポイントかもしれない。

 DFの裏のスペースをねらうことも有効だろう。キリノや近藤がいかに相手の裏を取れるか。

 こちらとしてはスタートダッシュを決めるためには是非勝ちたい。簡単な相手ではないが、まずは内容より結果として勝ち点3をとりたいところだ。

   そのためには守備陣の踏ん張りが必要。特にボランチの段階でいかに相手を潰してボールを奪取するか。

 とにかく開幕は勝ちしかない。勝ってホーム開幕戦に繋げよう。

  勝手に叱咤コンサ外伝

posted by 孔明 |17:45 | 次節の展望 | コメント(6) | トラックバック(0)

2010年03月05日

開幕スタメンは?

  いよいよリーグ戦が開幕する。

 開幕スタメンがどうなるのか気になるところである。

 おそらくは、プレシーズンマッチ大分戦のメンバーに大きな変動はないと思われる。

 GKは高原で間違いはないだろう。
 大分戦でも相手選手と1対1を場面を何度か止めており、より安定感は増している。危ないシーンでも防いでくれるだろうという安心感を与えてくれるキーパーになってきている。

 DFラインは左から岩沼、石川、西嶋、李だろうか。

 CBは他に選択の余地がないだろう。SBは攻撃的な布陣だが、左右で起点を作る意味では岩沼と李は適任だ。心配は守備。上がったスペースをとられる恐れもあるが、恐れてばかりでは攻撃はできない。ボランチやCBの早めのカバーが必要となるだろう。

  石川も西嶋も大分戦では裏を取られる場面があったが、なるべく1対1にならないように、他メンバーがパスの出しどころを潰して欲しい。左右のサイドバックは攻撃の起点になることが重要。相手のペースにならないようにしっかりとした対応をとってもらいたい。

 ボランチは宮澤と上里のコンビでようやく決まりそうだ。絶えず、守備の不安がつきまとうが、「攻撃は最大の防御」を地でいって腹をくくるか。芳賀が調子を落としているらしいので、やむを得ない布陣になりそうだ。

 サイドハーフの一席は征也で決まりだろう。もう一つは内村が大分戦でフィットしなかったので、どうなるか。古田が完全に回復すれば征也、古田の布陣か。

 FWは近藤は決まりだろう。そしてもう一つのイスはキリノ。キリノに代えて内村ということも考えられるが、キリノが万全ならキリノを選択するのではないか。

 こう見ていくと、かなり攻撃的な布陣である。守備ではある程度目をつぶらなくてはいけないようなメンバーになるような気がする。1点取られても2点取るといった戦いぶりをしばらくは続けなくてはいけないのかもしれない。

 いずれにしても、スタートダッシュをはかる意味では、開幕戦の勝利は必須だ。

posted by 孔明 |19:29 | 戦術 | コメント(3) | トラックバック(0)

2010年03月03日

解説者等の順位予想

  今年のJ2リーグ。

  サッカー雑誌による順位付けによると、解説者や評論家、雑誌記者などの順位は柏、千葉、甲府が3強。コンサの場合にはだいたいが4位か5位、そういえばスカパーの開幕直前情報でもコンサを昇格圏内3位に押したのはお手盛り?で野々村氏だけだった。やはり他の解説者は4位か5位が多かった。

 J2のなかでの実力は5、6番程度と監督もコンサの解説者もそこは認めるところだろう。これをいかにして昇格圏内にもっていくのかが問題だ。

 客観的に見るとやはり5~7位程度が妥当な線だと思う。前評判がまずまずの昨年は昇格争いにも割り込めなかったので、前評判がよくない方がかえってやりやすいのかもしれない。

 今年のJ2は柏、千葉、甲府の力が抜けている。大量補強の横浜FCや鳥栖、徳島も侮れない。

  昨年は順位が上のチームに勝率が極端に悪かった。順位が上のチームにも少なくとも五分の戦いをして順位が下のチームには取りこぼしをしないようにしなくては昇格戦線に割ってはいれないだろう。

  これから長いリーグ戦が始まるが、解説者等の予想を覆す結果を出して欲しいものだ。

posted by 孔明 |20:02 | 今季 | コメント(2) | トラックバック(0)

2010年03月01日

昨日のプレシーズンマッチ大分戦

  昨日のプレシーズンマッチ大分戦。

 攻撃は概ねよくやっていたと思う。観戦ポイントとしていたサイドバックがどれだけ攻撃参加できるかは、結構攻撃参加する機会が多かったように思う。

  ラインも高くして、それゆえに相手の速攻について行けない場面もあったのだが、サイドから攻撃をする意図は感じさせてくれた。

 特に岩沼は安易なパスミスもあったとはいえ、サイドからの攻撃の起点となるクロスを数多く入れていた。

 ボランチの動きも攻撃自体は機能していたと思う。くさびのパスの選択も早かったし、自ら前線に飛び出していく姿もあり、そこからの上里の惜しいシュートもあった。パスの捌きも時折バックパスを見せることもあったが、意識的に左右に散らしているような感じがした。

 ただ、守りはやっぱりまだまだだった。相手がロングボール主体で来たので、そんなに綻びは見られなかったが、ボール奪取で負ける場面や、プレスに行けないシーンもあった。

  全体としてはやはりこの2人では不安感がつきまとってしまう。

 FWは近藤がよかった。その重戦車ぶりは確実に今年の武器になる。

 また、楔となる動きはまずまずだったが、ポストプレーでもう少し丁寧なボール扱いをしてほしいところだ。

 決定力の問題は今更ではないが、昨日の試合もやはり歯がゆいシーンが多かった。決定力を上げる練習をするしかないのだが、ゴールを求めるならチャンスを数多く作ることも必要だろう。決定的なチャンスを多く作る。これを心がけるしかないだろう。

 問題は守備。相手に簡単にロングボールや速攻を許す場面が目立った。前からのプレスを続けることやDFラインの修正など対応策はあると思うが、残り1週間でどれだけ修正できるだろうか。

posted by 孔明 |19:47 | プレシーズンマッチ | コメント(2) | トラックバック(1)

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