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2022年11月10日

2022年今年を振り返る2(主に戦術。反省点)

 シーズンスタートして痛かったのはチャナの移籍。

 昨年は度々の怪我こそあったが、チャナが起点をつくることで時間ができ、攻撃のアクセントも作っていた。
 その移籍で慌ててとったシャビはシーズン当初はフィットせず。チャナは小柄ながら体が強く、少々の相手の寄せにも突破できるが、シャビは必ずしもそうではない。

 チャナ中心の攻撃をここまで構築してきただけに、序盤はかなり混乱があったように思われる。

 そして怪我人が出続けたこと。去年もそうだったが、ことしは主力選手に怪我人が続出した。

 大きかったのは小柏と菅野の怪我。小柏はチャナの代わりに相手をスピードで振り切る役と期待していただろうが、度々の怪我でなかなか試合にでられなかった。

 菅野の怪我も大きかった。代わりの小次郎がなかなか失点を防ぐことができなかった。

 最後は残留争いをしたが、その後主力か徐々に怪我から回復し、チェックやゴニちゃんの補強があって、なんとか残留を決めた。

 戦術は昨年から引き続きオールコートマンツーマンを実施した。

 今年は精度を上げることを図ったが、怪我人が多く出たことで控えの層が薄くなり、なかなか思うとおりに行かなかった。

 それはフルコートマンツーマンの精度を上げようとして、主力メンバーを疲労させたことによる原因もあっただろう。

 選手からフルコートマンツーマンで結果が出ないことに対する不満も出たが、ミシャは攻撃的なサッカーを貫いた。

 興梠の怪我でシャビや駒井のワントップを行ったが、特にシャビのワントップの時にはシャビがまだミシャ式に慣れていなかったことやコンディションが整っていなかったこと、戦術も今までの縦に速い攻撃スタイルを変えなかったことでシャビを生かす戦術の徹底が図れなく、うまくはいかなかった。

 シーズン当初大嘉がルヴァンカップで活躍したが、その後大嘉は結果を出せず、またその後はなかなかリーグ戦では使われなかった。

 選手として1年を通してブレイクしたのはCBの真ん中のポジションをとった大八だろう。昨年に比べて足下がうまくなりミシャ式もこなせるようになってきた。身体能力が高く、外国人のFWにほとんど負けなかった。

 また、青木はその潜在能力を十分に発揮してくれた。自己新の8ゴールを記録。そして大事な試合で決勝点を何度も奪うなどMVP級の活躍だった。

 今年は残留争いをするなどかなり厳しい戦いが続いた。コロナ下でかなりの減収で補強もなかなか出来ず、怪我人が多くてミシャは他のチームとの層の違いを嘆くばかりだったが、そもそもミシャがサブをうまく使って成長させることができなかったこともあるだろう。

 これに関してはプロなんだから実力でトップに上がってこなかった選手が悪いという反論はあると思うが、ミシャは新戦力に関しては非常に慎重というか思い切った起用をしないのも事実。

 また自分の型に当てはめることに一生懸命で、選手の長所に合わせた使い方はなかなかしない。こういうことも相まって層が薄くなったと思う。

 来年も監督がミシャならこのオフにしっかり補強しないと来年もまた同じようなことになるような気がする。


  
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posted by 孔明 |20:05 | 今年を振り返る | コメント(2) | トラックバック(0)