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2015年12月05日

今年を振り返る4(監督と戦術編)

 今年は2人の監督が指揮をとった。

 バルバリッチ監督はシステムを3-4-2-1にして戦った。前線からのプレスを厳しくして縦に速い攻撃を意図した。これは当初うまくいって順位を4位まであげた。しかし、夏場で失速し、なかなか得点が増えずに試合に勝てず一気に順位を落としていった。フロントは成績不振と選手起用の偏りからバリバリッチを解雇しユースの監督であった四方田さんをトップチームの監督に据えた。

 四方田監督は主に3-5-2のシステムを用い、パスサッカーを基本にして前線に多くの人数をかけサイドからの攻撃を仕掛けることをメインにした。この結果シュートは多く打つことができたが、決定力が不足してこれもなかなか点が入らなかった。

  バルバリッチ監督は運動量のある選手を優先的に起用した。ニウドをシャドーで使ったのがその典型例だろう。しかし、能力の高い砂川や、伸二を使わなかったり、選手起用に偏りがあってフロントの不興をかった。

 個人的には今でも残念なのはGWの連戦にターンオーバーしなかったこと。これでイナが調子を崩し、都倉が後々怪我をした遠因になったのではないかと思う。肝心な夏場にチーム全体調子を落としたのはそれが原因といえるのではないか。
 特にイナは連戦で疲弊し、怪我明けでも最終戦まで調子が上がらずにいた。イナにはシーズンオフはゆっくり休んで英気を養ってほしいと思う。

 四方田監督は特に分け隔てなく能力の高い選手を起用してシーズン最後まで指揮をした。しかし、交代後なかなか結果を出すことができなかったことや、試合時の選手交代の遅さなど改善すべきことは多々あった。

  また、今年も怪我人が多かった。それも春から夏場にニウド、ナザリト、深井、都倉と主力が怪我をした。また、公式発表されない選手の怪我も多く。長くは何ヶ月にもなるケースが。怪我人をいかに減らすか、いかに早く復帰させるかが相変わらずの課題だった。

 今シーズンは前半戦はアウェイで不敗を誇ったが、終盤に印象に残る逆転負けが多かった。アウェイの福岡戦や水戸戦。大分戦は前半押していながら後半に立て続けに失点した。アウェイでは受け身になるとまったく攻撃できず相手の攻撃を受け続ける勝負弱さが出てしまった。

  ホームでは下位相手に痛い敗戦を重ねた。讃岐戦や熊本戦等はその典型だろう。ホームでは守ってくる相手を攻めあぐね、一瞬のカウンターから失点する痛い試合が多かった。
  来年もホームでは相手は守ってカウンターのチームが多くなるはず。それをいかにうち破るか考えなければいけない。
  ホームでは必ず勝ち点3を、アウェイでは下位相手には必ず勝ち点3を上位には勝ち点奪取をしていかなくては自動昇格はおぼつかないだろう。



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posted by 孔明 |19:28 | 今年を振り返る | コメント(2) | トラックバック(0)