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2013年12月06日

今年を振り返る2(監督と戦術編)

 今年を振り返る2(監督と戦術編)

今年のシステムは4-3-2-1のワントップでずっとやってきた。
ポゼッションを基本にしてパスサッカーを理想とした。

 監督はトップチームの監督をするのは初めて。その意味では不安もあっただろうが、よくチームをまとめていったと思う。

  序盤はパスサッカーも浸透せず苦労した。徐々に浸透してきたのは後半戦からか。パスサッカーで印象に残ったのは厚別の福岡戦。主力メンバーが欠けるなかトップに三上。トップ下に荒野を配置して、どうなるかと危惧したが、かえってボールをおもしろいほどに回し人もボールも動かすサッカーをしていた。

 それがシーズンで一番よい試合だったのではなかったか。

 しかし、チームは197cmのフェホを加入させ、パスサッカーとの融合を図った。

 だが、フェホ加入後はフェホの高さを生かすためロングボールが多くなりパスサッカーからは遠ざかった印象だ。

 監督の試合での采配は柔軟だった。その時に調子のよい選手をスタメンにして、決してスタメンを固定しなかった。

  だが、よく分からない選手の配置もあった。宮澤や上里をサイドハーフに配置したり、日高をボランチに入れてみたり、結果としてうまくいかず、失敗だったが監督としても学ばなければいけない1年だったのではないだろうか。

 1年を通してみると前半はアウェイで強く、後半はホームで強かった。

 前半ホームで弱かった要因はチーム戦術の浸透が図られなかったことと、厚別の荒れたピッチと風だろう。厚別の芝が悪くパスサッカーができなかったのは痛かった。また、熊本戦のように強風に悩まされ痛い失点をしてしまったこともあった。ホーム故に厚別のピッチと風の対策は来年は万全にしなければいけないだろう。

 今シーズンの攻撃は両サイドバックの攻め上がりが特徴だった。また、両サイドが高く張りだし、攻撃を牽引した。 
 特に左サイドの上原は好調時にサイドを駆け上がりゴールやアシストを多く決めていた。

 日高も前線に攻め上がってゴールを決めたこともあった。来季も両サイドバックのできが成績に影響するだろう。

 それから苦しいときの最後のパワープレーが機能しなかった。最終戦の北九州戦でもフェホを投入し上原を前線に上げてパワープレーを実施したが今年はパワープレーで得点をとったことはなかったのではないか。得点を取るためには正確なクロスが必要だが、良いボールが入らなかったことも大きな原因だろう。

  また、毎年ながら怪我人に泣かされた。
 大きな怪我では上里、深井の前十字靱帯の断裂があったし、古田の大けがや他の選手も数ヶ月の怪我や数週間の怪我もあった。
 怪我人をできるだけ出さないようにチームも最大限のケアをしてほしいと思う。


  勝手に叱咤コンサ外伝

posted by 孔明 |20:06 | 今年を振り返る | コメント(2) | トラックバック(0)