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2011年09月12日

今後もチャレンジャーの気持ちで挑んでいくしかない。

 昨日の決勝点になったジオゴのプレーはスポ-ツ報知によるとジオゴ曰く「練習では外すけど試合では不思議と決まるんだ。」というプレーだったそうだ。

  しかし、クロスにいいタイミングで飛び出して、ヘッドでボールをたたきつけた。ヘッドが苦手なジオゴだが、今シーズンの得点の3点中2点がヘッドなので、あながちまったく下手と言うことでもないだろう。

  ただ、あのシーンは蹴った岩沼のボールも良く、彼ら2人の素晴らしいプレーが凝縮されたものだったろう。

 日刊スポーツでは岩沼はあの位置では左足で巻いたボールの方がよいと河合にアドバイスされたらしく、それを確実に実行した。岩沼は練習ではセットプレーのキッカーもたびたび努めているが、試合ではほとんど見たことがなかった。相手もデータでは砂川が蹴ってくるものと予想して岩沼が蹴ってくるとは予想しなかったのではないだろうか。

 確かに岩沼の持ち味は正確なキックなので、岩沼には試合でセットプレーをもっと蹴ってほしいと思う。今のチームは砂川が主にセットプレーのキッカーになっており、古田が出場しているときには古田も蹴るときがあるがやはりセットプレーのキッカーは何人もいるのが望ましい。岩沼にはその点でも期待したい。

 そして昨日の試合は河合の働きに感動した。

 もともと危機察知能力は特筆すべきものがあるが、献身的に前に前に行くプレーは周りのサポーターにも強い印象を与えていた。 
  決して足が速いわけでもなく前に行ったらなかなか戻ってこれない危険性も考慮に入れないといけないが、そんな危険性も払拭するような相手にプレスを与えるシーンは本当に素晴らしかった。それにつられてほかの選手も攻められている時間帯でも精一杯走っていた。これはひとえに河合の働きによるものと言っても過言ではないだろう。

 交代選手も気迫のあるプレーを見せてくれていた。山下のブログでは岡本が苦しい時間帯にキープしてくれたと書いていたが、あの場面で得点こそなかったが、前で時間を作ったのは十分にチームに仕事をしてくれた。
 もっともいいところばかりではない。

 反省すべき点もあった。

 前半と後半が別のチームになってしまったこと。

 当然こちらが勝っていれば相手が前掛かりになって守勢になるのはやむを得ないが、後半はシュート数も少なかった。石崎監督が言っているが、追加点をとれないから苦しくなる。とれるときにとっておかないとやはり厳しい試合になる。

 後半はジオゴが厳しくマークされてボールを失うシーンが多く、トップでボール落ち着かせることがなかなかできなかった。また、前線でキープできてもパスミスも出てラインを押し上げることがなかなかできていなかった。そのためサイドからの攻撃ができず、サイドバックの上がり期待できなかった。

  今後はさらに厳しい戦いが予想される。

 J2は混戦だけに多くのチームがモチベーションを上げて戦ってくる。
 それをどう跳ね返すか。

 上位との対戦も多く残っている。

 勝てば相手を突き放すことができるが負ければ2倍のダメージで跳ね返ってくる。
 本当にまさに今後が正念場だろう。
 2位だからって受け身になってはいけない。 
 
 2位になっただけだ。

 今度がいかに昇格争いに踏みとどまるか。最後に勝ったものが昇格できる。
 
 今後もチャレンジャーの気持ちで挑んでいくしかない。

posted by 孔明 |20:00 | 今節の反省 | コメント(0) | トラックバック(0)