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2010年11月02日

きっちり総括しなくてはいけないだろう。

  日曜日の試合に負けてJ1昇格が数字的にも消滅。

 今日の道新と日刊スポーツでは昇格が消滅した原因探しの記事を書き始めた。

 選手や監督の当時のコメント等を引用して、「チームの意識がパスにいきすぎ。打たないと入らないのにシュートが少ない」「(がっちり引いた守備に戸惑い)相手に合わせたサッカーをしてしまう」(選手)とか「新しく入った選手をうまく使おうとしたけど…。難しいよ」(監督)など。

  日刊スポーツでは補強費減額が影響したとして、ニトリのスポンサー料が減額し、「1億5千万円の減額は最後まで尾を引いたかもしれない」。「ニトリショックで(補強の)見直しが生じた。」「あるFWの獲得交渉では、複数クラブとの争奪戦も資金縮小の影響を受け、手を引かざるを得ない状況に。」

 これらの記事にはもちろん興味を引かれるものもあるが、今更そんなことは初めからわかっていたはずと文句の一つも言いたくなるものもある。

 J1昇格だとかなんだとかいって持ち上げるだけ持ち上げて落とすというやり方はマスコミの常套手段だが、残念だが今年もこんな形になってしまった。 

  それにしても来年のためにもHFCは昇格できなかった経緯、理由をきちっと総括しなければいけないだろう。

 順位もなぜ下位に低迷したのか。戦力が不足していたからか。それとも監督の指導力不足か。

 また、人件費が減少したと言っても人件費の総額ではJ2で上位なはず。その費用対効果がでていないことは明らか。

監督就任2年目で戦術を浸透させる時間はあったはずなのに昨年より順位をかなり落とし、JFLへの降格争いがあっならその降格争いを演じていたような位置になっていることに関してサポーターはかなり不満をもっている。 

 監督をどうするのかも含めて来年どういう体制で行くのか早急に検討しなくてはいけないだろう。

  ただ、ようやく石崎監督の目指すパスサッカーが形になってきたのも事実。
 これをいかにして伸ばしていくかという観点で土台は変えずに行った方がいいと思う。

  だが、まだまだこの戦術は未熟。パスにこだわるあまり攻撃のスピードがでないこと、引いた相手をなかなか崩せないという致命的な欠陥がある。これをいかにして今後解決していくか。 

 予算の面でも来年はさらに厳しくなる。ニトリの完全撤退、補助金がなくなること等、人件費のさらなる減額が予想される。もしかしたらダニルソンの移籍金が入るかもしれないが、それとてはじめから当てにするものでもないだろう。そのなかでどのようなメンバーでどのようなサッカーをするのか。

 今シーズンはこのような結果になったが、来年昇格を目指すのならきっちり今年の総括をして早急に来年の準備をしなくてはいけないだろう。

posted by 孔明 |19:51 | 今季 | コメント(5) | トラックバック(0)