2013年01月17日
正義感の強いワルガキ
私は札幌市立藤の沢小学校に6年間通いました。 家から15分歩いてバスに1区間乗り、更に15分歩くという小学校にしては長距離の通学。 小鳥の村小学校なんて俗称もありました。スローガンは愛鳥愛人。 冬になると思い出すんですけど…… 小学校の近くに、栄養短期大学と、その附属女子高などがありまして 女子高では割と上下関係が厳しい面があったようです。 僕らの学校帰り、時々見かけた光景の話。 「アンタ、生意気だよ!」「そうだ!そうだ!」 「どうしてですか?私が何かしたんですか?」 「そうやって反抗するから生意気だって言ってるんでしょ!」 下級生を生意気呼ばわりするのは、大抵マツコ・デラックスみたいな人で 目つきの悪そうな腰巾着っぽい姉さんが2人くらい付いてます。 因縁つけられている下級生はナゼか美人のお姉さん(に見えてしまう)。 正義感の強い僕らワルガキ小学生軍団が 生意気呼ばわりされている方を助けようとするのは自然の道理(笑) 雪山の影から上級生に雪玉爆弾を投下し続けます。 「ほんっと~にアンタ、生意気だわ!」 …… 雪玉命中 「その着ているコート、何なのさ!服装も生意気!」 …… 雪玉命中 「下級生のくせに!」 …… 雪玉命中 「………………」 突如、僕らの方を振り向く上級生。 「ちょっと、アンタ達、いい加減にしなさいよ!」 『わ~っ!逃げろ~!』 と四方八方へ散る僕ら。 そしてまた元の場所へ戻り、雪玉爆弾の再開。 「いい加減にしなさいって言ってるでしょ!」 『わ~っ!逃げろ~!』 と四方八方へ散る僕ら。 こういうのを大体3~4回繰り返すうち 『もう、やってられね~よ』 という感じで上級生たちは去って行きます(^o^) そして因縁をつけられていたお姉さんから 「ボクたち凄いね~!追っ払ってくれてありがとう~(^o^)」 と褒めてもらい 満面の笑みで喜ぶ僕ら小学生。 今日は正義感の強いワルガキどもの話でした。舞台は札幌オリンピックの頃です。
posted by hiroki |19:16 | レトロな話 |