スポンサーリンク

2008年09月10日

私的コンサドーレ史3

  前日の雪が残り当日も雪が降るかもしれないといった心配もあった当日。空は青々とした晴天。すがすがしい厚別最終戦となるはずだった。 しかし、尋常でなかったのは寒さだった。
  
  相手は富士通川崎。来年度からチーム名を改め、強化に力を入れるというようなニュースが流れていたような気がする。ムタイル、ウィルソン、エンリケという外国人はいたが普通にやれば勝てる相手だと思っていた。もはやJリーグへの昇格もかなわず、ただその日は最終戦ということや東芝の選手が今後どうなるかということでこのメンバーでのリーグ戦は最後になる、目に焼き付けておきたい。そんな雰囲気があった。

  SS席は日陰。用意していた携帯用カイロがなければどうなったことか。試合内容よりも寒さで体が震えて寒くて寒くてどうしようもない思い出が残っている。そして隣に座った若い女性。薄手のコートに手袋もしていなかった。寒さに震え、顔の色も白くなっているようで、見かねた妻が携帯用カイロを渡したが、その女性はあれからもコンサドーレを応援してくれているだろうか。

 試合はなかなか得点できなかったが、私自身、負け試合を厚別でそれまで見ていなかったので負ける気はさらさらなかった。案の定、川合のゴールで勝利。「終わりよければすべてよし。」ではなかったが、いろいろなことがあった1年目だったが最後の勝利で安堵したことを思い出す。そして試合終了後に一斉にピッチに投げ入れられた赤のテープが印象的であった。 

 結局、厚別ではそのシーズンは1度も負けなかった。 そして我々は初めてのアウェイ、天皇杯の1回戦、和歌山へ遠征をすることになった。
 
 そしてそこで木島のある行為を目にすることとなる。

posted by asa3804 |19:47 | コンサドーレ の思い出 | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年09月07日

私的コンサドーレ史2

  1996年6月23日私と妻の(おおげさに言えば)運命を変えた思い出の日本電装戦。おそらくサッカーの試合内容からすればたいした試合ではなかったのかもしれないが、我々のメモリアルな試合。テレビで見るサッカーと実際にスタジアムで見るサッカーとはまったく違ったことを痛感させられたものだった。

 実は1度だけその前に(1994年のプレシーズンマッチ)清水と市原の試合を厚別で見たのだが、なにせ知人から招待券をいただき、右も左もわからない厚別。今で言う(そう当時も言ったかもしれないが)B自由席。清水のコアなサポーターの間近に迷い込んでしまったのだ。

  太鼓はうるさいし、声援も騒音にしか聞こえない。当時は当然芝生だったので傾斜はあるとはいえ、前はよく見えないしなにせ罵声も多く近くでけんかも起きる。小学生の「リティー」、「リティー」とリトバルスキーを応援する声がほほえましかったが、何もわからない初心者が近寄る場所ではなかった。二度と来るものかと思った苦いJリーグデビューがあったのだった。

 話がそれたが日本電装戦のその当時の記録を見てみる。入場者数6,774人。厚別のコンサドーレの試合としては開幕戦の鳥栖戦に続き2戦目であった。うる覚えで記憶をたどると、前回の苦い思い出があったのでゆっくり見られるであろうSS席券を購入。
  
  不安と期待でゲームを見たのだが、試合内容はとにかくゲームを支配していたのはコンサドーレだったような記憶がある。オテーロのゴールで先制するやすぐにペレイラのゴールで追加点。簡単に先制するも前半のうちに1点を返されたが、後半も押し気味に試合を進めていて、このまま終わりかと思ったとき(記録では74分となっているので終了間際ではないのだが)相手のシュートがなぜか決まり、同点。ため息がもれたが、当時は延長Vゴール方式。最後には川合がVゴールして、コンサドーレの勝利。

  Vゴールの瞬間には立つこともわからず、わけもなく拍手していた。初観戦で初勝利そして初Vゴールとすっかり初物ずくしでコンサドーレの生観戦の味を知ってしまったのだ。初心者にはたまらなかった。この試合が我々には実に大きかったのだ。

  次の試合観戦は仙台戦。その試合はすっきりと完勝してそれからますますコンサドーレにのめり込んでしまい、あの極寒の1996年最終戦。富士通川崎戦を迎える。

posted by asa3804 |09:21 | コンサドーレ の思い出 | コメント(0) | トラックバック(0)

2008年09月03日

新潟の動向で入れ替え戦ラインが決まる?

 最下位で勝ち点17の我がチーム。入れ替え戦でさえ、これまでの戦績を大幅に上回るようなかなりの勝率でいかなくては到達しない状況にある。

 順位表を見てみると直近は千葉。そして勝ち点差が9離されている磐田を初めとして横浜FM、清水、新潟、神戸、東京Vと僅差で上が続いている。残り試合は11。
 勝ち点差を縮めるにはそれと同じ試合数が必要ということが言われているが、そうすると新潟の勝ち点差12までがギリギリの線か。はっきりいってこれまでの戦い方を見れば追いつくのは並大抵なことではない。その対象が磐田、横浜FM、清水ということがさらにやるせなさを増している。

 入れ替え戦にのぞまなくてもよい自動残留ラインは、15位横浜FMのこれまでの試合数と勝ち点の比率から今後の勝ち点を考えると39点位。場合によってはそれ以上となるかもしれない。そうなるとコンサは少なくとも7勝2分け2敗の勝ち点で40と高い勝率でいかなければならない。この成績はこれまでのコンサの戦績を考えると非常に厳しい。

 次に入れ替え戦対象のラインはどのくらいか。現在、入れ替え戦該当チームの16位の磐田も横浜FMと同じ勝ち点なので同様のラインが考えられるが、ここで鍵となるチームが新潟。新監督を迎える磐田、個々の力が傑出している横浜FM、清水がそうそう負けつづけるとは考えにくい。

 一方、新潟は現在、4連敗中。チーム状態は良くない。さらに連敗する可能性も十分に考えられる。現在の新潟の勝ち点は29。そして得失点差もコンサと比べ4上なだけだ。新潟の今後の成績いかんによっては入れ替え戦のラインは下がるのではないか。そうはいっても勝ち点で37、8点位はいきたいところだ。そうすると今後の11試合を6勝2分け3敗以上。要するに2勝1分け1敗ペース位でいかなくてはいけない。できるかどうか。

 ポジティブに考えればG大阪戦のような戦い方でミスを減らし連勝ができれば不可能ではなく奇跡は起こせるとも思うが、はたしてどうなるのか。

posted by asa3804 |19:22 | 雑談 | コメント(2) | トラックバック(0)

前へ