2006年03月30日
昭和62年 高校サッカー回顧 part2
2回戦【室蘭大谷 2-0 仙台育英】 PK戦で広島工を倒し初戦を突破した室蘭大谷。 この日はブルーのセカンドユニで登場。前半を0-0で折り返しました。 そして迎えた後半15分 佐藤渉が右サイドからドリブルで切り込みペナルティエリアへ侵入 速いクロスをゴール前に入れると、財前恵一が中央から左足でボレー! これがゴールど真ん中に突き刺さって待望の先制点となりました。 更にその13分後、今度は財前が左サイド付近から中央の野田知にボールを出すと 野田はワンタッチで、右から走り込んで来た佐藤渉へ。このワンタッチパスが見事でした。 佐藤渉はドリブルから落ち着いてゴール左隅に蹴り込んで2点目!! 試合は2-0のまま終了。2回戦突破となりました。 「たーいへーいよーのー、しーおかーぜーをー………」と校歌を斉唱し 高橋監督のインタビューも終わり、いよいよヒーローインタビューが始まりました。 これが実に当時の高校生らしいというか、まぁ今の財前コーチからは想像できないような 貴重なインタビューでして、これを一言一句漏らさずに書かせていただきますヨ! ゴメンナサイね、財前さん。
聞き手 「今日の先制点を挙げた財前君です!見事なゴールでしたね!」 財前恵 「あー、どうもありがとうございました。」 聞き手 「本当に見ていましてスローモーション見ているようで 綺麗に決まりました。決まった瞬間どうでした?」 財前恵 「エー、やっぱりうれしかったですね。ずーっとね前半とかもね 取れるところチャンスあってね、それ逃しててヤバイナーって いうとこだったんで、決めてうれしかったです。」 聞き手 「それに1回戦を無得点、そして前半を無得点で、やっとこの全国大会 初得点ということになりましたよね。」 財前恵 「ハイ。今年はあんまり点数取れるチームじゃないから やっぱりみんなで頑張って守ってね、で、チャンスある時に ちゃんと決めといて、そういうチームですから。」 聞き手 「エー、いよいよ3回戦を迎えますが、どういったプレーを見せたいですか?」 財前恵 「エー、うんとね、今日の後半あたりからね、こうワンツーとか チームプレーが出来たんで、そういうプレーやっていきたいと思いますね。」 聞き手 「頑張って下さい。どうもありがとうございました!」 財前恵 「ありがとうございます。」 財前、野田をはじめ室蘭大谷には、流行?のヘアースタイルの選手が多く 坊主頭の鹿実・国見・宇都宮学園のような厳つい雰囲気とは180度違い 個人技の高さから見たサッカースタイルと併せて 私個人としては、とても垢抜けたチームという印象でした。 明日は前年の大会初戦でPK戦の末、敗れてしまった 鹿児島実業とのリベンジマッチ(3回戦)を書きます! いよいよSUPERなPLAYが出ますヨ!!
posted by hiroki-t |19:05 | サッカー(コンサ以外) |
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