2010年08月16日
説教をくらったらしいが。
昨日の試合終了時、選手達はサポーターから「説教」をくらったらしいが、「説教」をする気持ちもよく分かる。あんな試合を現地で見せられたらたまったものではない。 選手は個々には「頑張った」かもしれないが、周りで見ているととても「頑張った」ようには見えなかった。 それは相手の場所を確認しないでたらめなパスだったり、プレスを恐れてただ、蹴り出す姿勢だったり。たまに味方にパスが通ったと思ったら判断が遅いことや周りが動かないことですぐ囲まれて奪われてしまう。 1対1にも弱かった。トラップが大きかったり、体でブロックにいかないから簡単に足下を狙われてボールをかっさらわれてしまう。 そんなプレーがたびたびではとでも「頑張った」ようには見えなかった。 アウェイでは押されることは当たりまえ。スカパーでは今年からシュート数を表示しているが、大体はホーム側の方がシュート数が上回ることが多い。しかしこんなにシュート数に差がある試合は同じカテゴリ-にいるチーム通しの対戦とはいえないのではないか。 前々節の北九州戦では、立ち直ったかに見えた攻撃陣もやはりフロックに過ぎなかったという思いだ。北九州戦では前線の4人でボールを回せたが、東京V相手にはボールを回せなかった。 ボールを回すことは決して目的ではないのだが、やはりチームの方針としてボールを回して、リズムを作っていく戦術をとっている以上、ボールを回せなくては良い形にはならない。 そこに思い切ったロングボールを混ぜて戦っていくのだが、そのロングボールもまったく精度に欠けていたのでは話しにならない。 途中出場した上里がようやくリズムを作ったが、その時点では選手の疲労も大きく既に遅かった。 それにしてもアウェイでこのような試合が多いのはどうしてか。昨日の東京Vとははっきり言ってチームの完成度の差が出たが、気持ちの面でも負けていたようにしか思えなかった。前半立ち上がりは中途半端なプレスに終始して、思いきった前からのプレスに行かず、回され、走らされて疲労困憊して攻撃どころではなくなっていた。そして得意の「前半ぐだぐだ後半持ち直す」構図さえも取れなくなってしまっていた。 また、他のブロガーさんの情報だが「説教」時には古田以外の若手は前に出ず、後ろで聞いていたそう。「説教」なんて確かに聞きたくないものだが、特に主力となる若手はサポーターの声を真摯に聞く姿勢も見せなくてはいけないだろう。危機感がないとしか言いようがない。 何度も弊ブログで言ってきたことだが、このままでは成績不振によって観客数が減少し、これに伴い興業収入が減少して債務超過に陥る危険性が高い。 残り15試合。現在3位とは勝ち点で13もの差がついた。追いつける試合数の限界が残り試合=勝ち点差の法則から言えば数字的にはぎりぎりのところ。実質的には可能性はかなり低いだろう。 やはり昨日のような気持ちの見えないような試合をしてはいけない。 と言っても危機感がない選手達は懲りずにまたやるような気がしてならないのだが。
posted by 孔明 |19:57 | 選手のこと | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:説教をくらったらしいが。
プロである以上結果が全てで、頑張ってるかどうかは評価に値しないと思います。
それはサラリーマンだろうと野球選手・サッカー選手であろうと
お金を貰ってやってる以上は「結果が全て」でしょう。
昨日の試合を観る限りは「選手達が精一杯のプレーをしたか?」
と言うと、そう思う人は少ないと思います。
そういう意味では今の選手たちには物足りなさを感じずにはいられませんね。
posted by 剛蔵| 2010-08-16 21:42
Re:説教をくらったらしいが。
結果が出ていないのがつらいですね。
その結果次第でチームの来年以降のありかたも変わってきてしまいます。
このままだと、上位争いには食い込めず、じり貧で終わってしまう可能性が高いと思います。
選手個人の去就も心配しなくてはいけない時期がこようとしています。もっと危機感を持たなければいけませんね。
posted by 孔明| 2010-08-16 22:31