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2009年10月22日

トップ下の上里

 昨日の栃木SC戦。

 上里の動きを注目していた。前節のサイドバックからトップ下に移ってどのようなプレーを見せるかが気になった。

  宮澤よりも前目のポジションに位置してボールをさばいたり、チャンスにはどんどん前に上がってシュートの姿勢を見せていた。

 やはりサイドバックよりは、トップ下の方が生き生きとしていた。石崎監督は「今のサッカーはサイドバックで試合を作らなくてはいけない。」と言っており、そのため上里がたびたびサイドバックとして起用されているのだと思う。
  だが、上里の良さはプレッシャーが強い場所で配置されるとよくわかると思う。サイドバックだとそんなにプレッシャーがかからず、油断しているとまでは言わないが、凡ミスからボールを失い危ない場面をまねくことも目立つ。

  トップ下の方がプレッシャーが厳しく即座の判断が要求される。その要求に応えられる選手だと思う。

 ただ、彼が課題として持っているのは決定力。

 昨日の試合でもキリノを追い越してプレーしていた場面もあり、ワントップのスペースに出てきてシュートを狙うシーンもあった。特に惜しかったのは岩沼からのクロスをヘッドしたシーン。

 以前のインタビューで次はヘッドのゴールが欲しいと言っていたので本人にといって非常に悔しい場面ではなかったか。

  彼の一番の適所はツートップのトップ下だと思う。ツートップのトップ下であればさらに輝けると思う。しかし、今のチームのシステムはワントップ。そしてこのようなシステムをとるチームが多くなっている。

 彼のほうからシステムに合わせるようにしていかなければいけないだろう。

 彼のこれまでの得点はロングシュートやFKなど割合ゴールマウスから遠いところからのゴールが多い。

 これは彼の特徴でもあり、その武器は素晴らしいと思うのだが、ゴール前に飛び出し、ゴールへ流し込むようなゴールシーンも作ってほしい。そうすることにより、プレーの幅が広がると思う。
 
 上里は監督からの信頼も厚い。

 もっとやれる選手だし、やってもらわなくては困る選手である。

posted by 孔明 |19:39 | 選手のこと | コメント(0) | トラックバック(0)

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