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2008年10月29日

守備的サッカーは限界?

 今日の道新の「燃えろコンサドーレ」の記事。その中で平川氏は守備的サッカーが限界だと言っているが、私は平川氏の言うように一刀両断に守備的サッカーは限界だとは思わない。ただ、やっているその守備サッカーの内容が問題だと思う。

 言うまでもなく三浦監督はリアクションサッカーだ。そして前柳下監督はアクションサッカー。それぞれ一長一短があると思う。ただ、見て楽しいのはアクションサッカーだ。人もボールも動くサッカーは見ていて楽しい。今のコンサのサッカーの理想は相手にボールをもたせ相手のボールフォルダーを前目のゾーンで網をかけてとらえて、できるだけ早く攻撃につなげるサッカーだろう。このサッカーは見ていてもつまらない。しかし、つまらないから問題というわけではない。

 また、ゾーンディフェンスがどうのこうのと言っても今のサッカー界ではほとんどゾーンディフェンスをとっている。そのゾーンディフェンスをどのような方法で行うかでそのチームの個性が分かれるのだと思う。

 では何が問題か。守備と攻撃と分けて言うと今のサッカーが1 守備では相手のボールホルダーに選手がなかなかいかない?サッカー、2 攻撃では単調でほとんどポゼッションができないサッカーであることが問題だと思う。


 1 守備では、相手のボールホルダーにボールウオッチャーが多くボール奪取を手をこまねいて見ていることがある。いや、ボール奪取にいけないと言ったほうがよいだろうか。そして相手にいいように回され1対1で振りきられている場面が多い。

 私はバイタルエリアあたりで簡単に前を向かれ1対1で相手とお見合い状態になった時点でもはや相手に負けたと思っている。そこは技量で劣るコンサの選手達。そんな状態になっては、もはや振り切られる確率は高く、しいてはファウル覚悟でDFが体で止めなければいけなくなる。

 よく見るのはコンサの選手がボールを持つと相手が2人、3人と必ずプレスをかけてきてボールのだしどころがなくなる状態。一方コンサは相手のボールホルダーに仕掛ける時間も遅ければ行く人数も少なく相手に簡単にバイタルエリアあたりで前を向かれて自由にパスを回させる状態にしてしまう。
 
 どうしてこんな差が生じるのか。それはやはりコンサの戦術がゾーンにとらわれ過ぎプレスが弱いからなのだろう。ゾーンはわかる。個の力がないチームが頼るところは組織だ。しかし、今更言ってもしかたないが、あまりにも個人の自由が少ないサッカーではないのか。そもそもそれが三浦サッカーだと言われればそうなのだが。
 
 もっと選手をゾーンから自由にさせてはどうかと思う。選手達にゾーンの意識を少し薄めたらどうか。そしてもっと前から複数でプレスをかけさせたらどうか。選手の応用力が足りないからという考えもあるが必ずしもそうではないと思う。きれいな3ラインを作れば満足ということではないだろう。


 2 攻撃ではもともとポゼッションは期待していないが、あまりにもポゼッションができないチームになってしまった。
 
 結局、疲弊し体力が落ちて最後には力つきる。そんな場面を何度も見てきた。もう少しポゼッションを高めなければJ1のチームとは対等に戦えないことは明らかだ。
 
 個々の力、クライトンなどは個人のキープ力があるがやはり時と場合には細かなパスワークも必要。そしていつも思うのはプレスの厳しいチームにはほとんどポゼッションができないということだ。

 それは普段の練習が問題なのか。よく練習では「鳥かご」と呼ばれる真ん中に1人あるいは2人入って周りを囲みボールを取られないようにボールを回すことをしている。またワンタッチ、ツータッチで素早くボールを回す練習をしているが、もっと強烈にプレスをかけさせあらゆるケースを想定したボール回しの練習が必要ではないのか。推測に過ぎないがそんな練習が少ないような気がしてならない。

posted by asa3804 |20:02 | 話題 | コメント(6) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:守備的サッカーは限界?

平川さんが言う「守備的サッカー」は
「三浦監督の戦術による守備的サッカー」を意味しており、
「守備的サッカー」だけで括っているのは、三浦監督に対する配慮でしょう。

「Fの炎」では戦術に対しかなり大胆に意見していますし、
"三浦戦術"は大宮時代からほぼ変化がないですから(知人の大宮サポ談)
相手に研究され易く、細かい守備陣系は相手によって臨機応変に対応しないといけないし、
負け続けてからはブラジル人2トップは守備しなくなりましたからねぇ…。

posted by 剛蔵| 2008-10-29 21:31

Re:守備的サッカーは限界?

 2トップが守備をしなくなりましたからね。特にダビは昨年の相手DFに襲いかかるような必死なプレスをしてないように思います。平川氏はかなり今の三浦戦術に不満を持っているようですね。言葉のはしはしにそれが伺われます。

posted by 孔明| 2008-10-29 22:18

Re:守備的サッカーは限界?

俊也の限界
俊也はJ2がお似合いかな

posted by やまや| 2008-10-30 21:08

Re:守備的サッカーは限界?

やまやさん。
三浦監督はJ2では実績をのこすのでしょうが、戦術は研究されているのでこれから厳しいかもしれませんね。

posted by 孔明| 2008-10-30 21:17

Re:守備的サッカーは限界?

去年の8月末の段階で研究され尽くされてましたからね
三浦さんも成長しない限りJ2でも通用しないでしょう

posted by おーちゃん| 2008-10-31 07:47

Re:守備的サッカーは限界?

おーちゃんさん。コメントありがとうございます。
三浦監督の戦術は正直もう厳しいでしょうね。サイドバックに1対1の強い背の高い選手をいれるワンパターン。柔軟性がなければだめでしょうね。 

posted by 孔明| 2008-10-31 18:41

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