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2020年10月04日

菅のゴールは今後菅とチームの攻撃の幅を広げる画期的なものだった。

 後半の入りがなぜあんなに悪かったのか。ミシャは入りに気をつけろって言ったと言っていて、前半リードしている場面では毎回言っていると思うが、久しぶりに前半リードしたことで、選手たちは忘れてしまったのだろうか。もっとミシャは言うべきだった。こういうことがあるから前半追加点がほしかった。

 先制したすぐ後もチャンスがあったが、ロペスが絶好機でふかしたりしてゴールを奪えなかったのが痛かった。普通のチームなら後半の立ち上がりは十分に気をつけていたと思うが、久しぶりで前半をリードしたもんだから、慣れなかったのだろうか。

 3失点はいずれも防ぐことができたと思う。ミシャはその時間だけ集中力が足りなかったと言っているが、その時間だけ集中力がなかったでは済まされないだろう。

 相手よりもモチベーションを高く持って追加点を絶対取るぞという気持ちで、シュートを打たれる前に激しく寄せたり体を張って相手の突破を防がないからこうなったのではないか。

 ただそれでも得点シーンは見事なものだった。

 先制点は相手のDFの裏を徹底的にロングボールで狙った。当然スカウティングで相手のDFラインは裏への攻撃に弱いと読み取ったのだろう。ロペスや小柏や金子、駒井が走り続けた。

 そして福森からのロングボールに金子がヘッドで落してロペスのゴール。ようやく4試合目で得点をとった。その後も前半はロングボールを中心に速い攻めをしていた。なにより小柏をシャドーに置いたことがこのような戦術を可能にした。

 しかし、いつもわからないのが駒井のシャドーでの起用。前半途中までボールを触る事さえできなかったし、攻撃の強度が明らかに下がっていた。前半から金子をシャドーに入れていたら追加点を取れたのではないかと思う。結果論だと言われればそれまでだが。
 駒井を使ってボールを捌いてもらい攻撃の起点にしたいというのは分かるが、駒井をシャドーにいれることで、攻撃が遅くなり、さらにはシュートの意識が乏しいので相手には脅威ではない。
 ともかく前半追加点が取れなかったのが痛かった。

  後半2得点は素晴らしかった。

 2本とも菅が頑張ったが、2点目は菅のクロスから。ロペスなど複数の選手が中に入ってきてゴール前がカオスになって得点が生まれた。

 また3点目は大げさかもしれないが菅のサッカー人生でかなり重要なゴールになったのではないか。いつもの菅ならサイドにクロスを入れるか左足に持ち替えてシュートを打ったところだと思うが思い切って右足でシュートを打った。相手GKもまさか右足でシュートを打つとは思わなかったのではないか。

 菅が右足であんなシュートが打てるとなったなら相手は右足も注意しないといけないし、それだけ菅の次のプレーの選択の幅が増える。このワンプレーだけでチームも攻撃のオプションも増えると思う。

 ただ、昨日の菅には1つ残念なプレーがあった。せっかくロングボールからDFの裏をとってボールを運んだがその後仕掛けずに相当長い距離をバックパスしていた。これははっきりって良くない。せっかく縦に速い攻撃を仕掛けたのに何の意味もなくなる。こういう点はしっかり反省してほしい。

 しかし、つくづく勝ちたかった。追いついたのはよかったが、まだまだ追加点をとる時間はあった。ホームで引き分けは負けと同じだ。
 

 勝たないと意味はない。とにかく次もホームだから勝つしかない。もう何度も書きたくない。



  
                                          
                     勝手に叱咤コンサ外伝
                                       
      孔明ツイッター 



posted by 孔明 |19:56 | 今節の反省 | コメント(4) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re: 菅のゴールは今後菅とチームの攻撃の幅を広げる画期的なものだった。

あっちこっちで守備の弱さが、指摘されています。そして、屈強なDFの補強を望む声があります。
ミシャの考えは、どういうものなのでしょう。金子が相手に抜かれて2失点のきっかけをつくりましたよね。どの選手にも守備力を求めているように思えるのですが。DFにも攻撃の能力を求めていますし、今日の名古屋のように引きこもってラインを作って失点をしないチームを作るのであれば、専門のDFが必要でしょうけど、流動的に動くシステムではどうなのでしょうかね。私的には名古屋の戦い方は面白くなかったです。

posted by お玉| 2020-10-04 21:05

Re: 菅のゴールは今後菅とチームの攻撃の幅を広げる画期的なものだった。

ルヴァン杯ファイナルの時のように右足でのシュート自体は珍しくないでしょう。
価値を見出すとすればカットインしてからの右足シュート。若干ブラインド気味でしたが
GKの小畑がお粗末な反応だったのはニアを警戒していなかったのはおっしゃる通り。
(ダイジェストでもGKの小畑はクロスのケアしか頭になく、右足でニアを抜くとは思っていなかった動き。そうでなければニアを触れもしないのはちょっと考えにくいので。去年の最終戦でソンユンが脇坂のFKでニアを無警戒にしてブチこまれたのと同じですね)
 
菅には自分で運ぶ、勝負する、シュートを撃つという意識をもっと高く持ってもらいたい。
スプリント能力は既にJ1トップレベルにあるんですから「馬力のある選手」にとどまらずに
「(ボールを)持たせたら何でもやってくる怖い選手」になってほしいものです。

posted by フラッ太| 2020-10-05 13:50

Re: 菅のゴールは今後菅とチームの攻撃の幅を広げる画期的なものだった。

菅がPAの角から向こう側で躍動出来たのは何故だろうかと考えています。
①小柏が効いていた。
 8月、9月の菅のプレーには不満で、違いと言ったら小柏しか思い浮かばないです。小柏を気にしたので菅が侵入する道路幅(スぺース)が広がったので余裕が出来た?
②菅のコンディションが戻った。
 8月、9月はスプリント回数は上位でしたから、コンディションはそう悪くなかったはずですが。
③菅が覚醒した。
 抉らなきゃという意欲を持ったから? 仙台からしたら、小柏を気にして、菅に後ろを取られることも意識しないとならない。で、後ろを意識したら前が開く。
なんだか三択問題みたいで、菅に辛口ですが、ユースの星ですので活躍してほしいです。

posted by 蹴球素人| 2020-10-05 17:57

Re: 菅のゴールは今後菅とチームの攻撃の幅を広げる画期的なものだった。

◎お玉さん。
 ミシャのサッカーでは守備では1対1に強くならないとダメだと思っています。マンツーマンでやるのでどうしてもカウンターとかこぼれた相手には最後には1対1につかなければいけなくなり、それに負ければ失点の危機です。ミシャの理想としているサッカーも最後は1対1で勝てと言うサッカーですからなかなか厳しいと思っています。
 金子のやられたシーンは確かに基本的には金子にも1対1で負けない強さが求められると思いますが、ゴール前で守りの人数が多かったなら当然複数で当たらなければいけないでしょうし、あの場面は難しかったと思いますが、できるだけ複数であたりたかったと思います。

◎フラッ太さん。
 菅も相手は右足で蹴ってこないとす思っていたはずだから、右足で蹴ったと言っていました。
 あの場面では今までの菅ならカットインしても左足で蹴るかパスを選択していたと思います。それが右足で思いきりけったのでビックリしました。おっしゃるとおり、相手GKはまったく右足で蹴ってくるとは思っていなかったと思います。
 このゴールで相手は右足も相当警戒してくるでしょうし、そうなると縦への突破もやりやすくなりますね。菅のプレーの幅を広めたゴールと言えると思います。

◎蹴球素人さん。
 確かに小柏に裏に抜ける動きを再三やられたので、DFラインが深くなり菅の前のスペースが広がったのはありますね。
 そのためカットインして中に入ってプレーできることが多くなったと思います。
 また、菅のシュートに対する意識も高かったのかなと思っています。なにより右足でふかさないで弾丸シュートを蹴ったのは素晴らしかったと思います。

posted by 孔明| 2020-10-05 19:47

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