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2012年01月21日

東南アジアへのJリーグ放送権販売について

 今週のサッカーダイジェストに興味深い記事が載っていた。

 今季からJリーグの試合がベトナム、タイ、マレーシア、インドネシアの4カ国で放送されることが決まったそう。

 2009年のアジア枠の導入に合わせて有料衛星放送のスポーツ番組内ですでにハイライトで流されていたが、今季本格的に東南アジアにおけるJリーグの放映権を販売することになったそうだ。

  こうした背景には国内の放送権料の伸び悩みがあるそう。

 昨年スカパーはJリーグと今後5年間の放送権契約を結んだが、この契約には果たしてスカパーが更新するだろうかという危惧もあったことは聞いていたし、Jリーグ人気も下向きで国内では新たな市場の開拓とはならない危機感があるという。

 海外にマーケットを求めるのは当然だと思う。

 たしかに日本がワールドカップで活躍して、日本サッカーへの評価は高まっているが、東南アジアのファンはJリーグの選手の名前もほとんど知らないだろうし、はじめはあまり利益があがらないことは容易に想像がつく。

  しかし、アジア枠を設けたことで東南アジアの選手をJリーグに加入させることが可能で、そうなると東南アジアでのJリーグ人気が高まることが予想される。

 今からマーケットとして人材発掘の供給地として東南アジアに目を向けることは必要だろう。

 東南アジアのサッカーファンもやはりヨーロッパのトップリーグの試合が人気らしい。どのくらい食い込めるかわからないが、やってみる価値はある。
 そのために一番てっとり早いのはやはり東南アジアの選手をJリーグに連れてくること。

 現在、ブラジルが好景気でなかなかブラジル人選手を連れてこられないことで、他の国に目を向けることが必要になってきている。

  中国の杭州緑城には岡田氏が監督になってコネクションをつけようとしている。日本サッカー界はやはりアジアに目を向けないとだめだろう。
 
 アジア枠では今はKリーグの選手がほとんどで、他にオーストラリア人くらいだが、一般的にはレベルが落ちると思われるベトナムやタイの選手でもトップレベルは実力がある選手もいるだろう。まずはその選手達を連れてくることも考えても良いのではないだろうか。 

 今はKリーグのチームの財政が悪く、Kリーグの選手はほとんど日本に目を向けている。しかし、韓国はKポップのように国家をあげて国策でKリーグを強化してくることは十分に考えられる。そうなるとKリーグからの選手の供給が少なくなるおそれもある。

 また、韓国は2009年に日本で言うアジア枠を作ってアジアにも目を向けつつある。東南アジアもビシネスチャンスととらえてくることも十分に考えられる。
 韓国よりも早くくさびを打つことが必要。

 コンサもブラジル選手の高騰や南米選手の高騰が続けば東南アジアの選手を含め中国などKリーグ以外の選手の獲得も検討してもよいかもしれない。

posted by 孔明 |20:30 | Jリーグ | コメント(4) | トラックバック(1)

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レイバン 【レイバン】

東南アジアへのJリーグ放送権販売について - 勝手に叱咤コンサ | コンサドーレ札幌オフィシャルブログ

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Re:東南アジアへのJリーグ放送権販売について

日経新聞のスポーツ欄に「フットボールの熱源」というコラム欄があって、少し前にそこでもこの放映権契約について触れられていましたが、この契約については、アジア地域でのJのプレゼンス向上というマーケティング戦略の一環で、お金を取らずに放映権を与えるという形態とのことです。言ってみれば将来を見越して「損して得取れ」というスタンスとのことです。

posted by toim| 2012-01-22 02:30

Re:東南アジアへのJリーグ放送権販売について

アジア戦略をすすめるなら、アジア枠を3くらいに増やすべきだと思います。
韓国人ばっかり取らないように同一国籍の選手は2人以上採れないルールにしてさ。
枠が1つだけだと韓国以外に目が向かない。

海外スポンサーも解禁して、選手つながりで出身国企業から広告取ったり、
アジア市場を狙う国内企業のスポンサーも獲得できるかもしれない。
各クラブの収入を増やす戦略をJリーグとして立ててもらいたい。

posted by luchun| 2012-01-22 15:42

Re:東南アジアへのJリーグ放送権販売について

toim さん。コメントありがとうございます。
 アジア、特に東南アジアでの活動は後々に大きな利益を産むと思われます。現在、無償でも将来のことを考えた投資ということですね。サッカーダイジャストでも危惧していたのが韓国のKリーグの動きで、国家的に東南アジアをマーケットに狙ってきたらパイの奪い合いになるということで、そうなる前にも早めに手を打っておきたいところですね。

luchunさん。

確かにアジア枠はもう少し拡大して欲しいところです。ブラジルの好景気でブラジル人がなかなか獲得できない中でアジア枠は貴重なので、Kリーグばかりではなく東南アジアの選手もとれるようにしてほしいと思います。
 確かに獲得選手の国内のスポンサーも魅力ですね。
かつてカズがセリエAに移籍したときについてジャパンマネーと言われたように広告費用が入ればかなり潤います。そんな戦略もJリーグ全体で考えてほしいと思います。

posted by 孔明| 2012-01-22 19:59

Re:東南アジアへのJリーグ放送権販売について

ありがたいお言葉をもらう会、懇親会楽しかったもの&気になるもの徒然です夢に死者が出てきたり、会った人と握手しただけで相手の記憶などが見えたりテレビとサイトに関して、興味があります。

posted by 日本ドラマ 販売 | 2012-05-16 14:59

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