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2011年03月26日

観客動員数の見込みはまだまだ甘い。

 債務超過の話はすでに新聞で1億くらいと言っていたので今更驚かないが、相変わらず観客動員数の見込みが甘い。

 今年の予想は ホーム19試合で21万人。1試合平均11,052人だそうだ。

 昨年より観客動員数の見込みはまともになってきたが、まだまだ甘い。

 昨年の観客動員数はホーム18試合で193,280人。平均10,738人。

 昨年のドームは9試合で133,913人。平均14,879人。厚別7試合で45,192人、平均6,456人。室蘭1試合で7,208人、1試合で函館6,967人
だった。

  今年は19試合なので単純に昨年の1試合あたりの平均観客数をかけると204,022人  で総計21万の予測は少し頑張れば達成できる数字のようにも見える。

 しかし、昨年のドームはレジェンドマッチで数字を稼いだ横浜FC戦があったことが大きい。今年はその横浜FC戦は室蘭で行われる。室蘭の観客数が伸びたとしてももともとのキャパは小さい。また、ゴン効果も2年目では薄れることが予想される。これに今年も昇格争いに絡めないとすると昨年よりも観客動員数が落ちる可能性が十分だ。

  もっともいたずらにネガティブな予想を並べたのではない。

 このような変動的な数字で予想をたてなければならないときは考えられる最低のケースを想定するべき。最低のケースとしては、初めから昇格争いに絡めず、そして厚別や函館、室蘭の試合は雨の試合が多く観客動員数が伸びないこと。

 ドームは横浜FC戦を除く昨年の平均は13,379人だった。そこでドームは13,000人平均とする。厚別は5,500人平均、室蘭はレジェンドマッチ効果を考慮しても昨年を下回る6,000人、函館も6,000人。

 今年はドーム8試合、厚別9試合、室蘭1試合、函館1試合と仮定すると合計は165,500人

  なので16万人くらいと予想して予算を計上する。

 最低ランクで予想したのだから、もし昇格争いに絡んでくれれば黒字が増える。

 今年は震災の影響でドームの試合が厚別のナイターに変わる可能性もある。そうなるとさらに観客動員数は減少する。

  もっともこれに関してはHFCも予算の組み替えを考えているらしく、最終的には21万人という予想は立てないだろう。しかし、初めから21万人は多すぎる予想

 一番良いのは最後まで昇格争いに絡んでいくことそうすれば21万人どころかもっと上積みが期待できるだろう。

 しかし、昨年のように昇格争いに初めから絡まないと21万人を大きく下回ることは十分に予想される。

  HFCは債務超過を解消するために単年度黒字の達成に全力を尽くすと言っているが成績のアップがなければこのままではまったく期待薄だと思う。

posted by 孔明 |19:33 | 経営 | コメント(4) | トラックバック(1)

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Re:観客動員数の見込みはまだまだ甘い。

観客動員を16万人として予算を組んだ時、
入場料収入はいくら減額となり、
その結果、支出はいくらに抑えなければならないのでしょうか。
今いる選手は全員契約できるのでしょうか。
必要な選手、スタッフの確保は可能なのでしょうか

posted by ううむ| 2011-03-26 20:20

Re:観客動員数の見込みはまだまだ甘い。

最悪のケースを想定して予算を組むことは堅実ではありますが、デメリットもあるんじゃないかと思います。
予算規模を縮小すれば補強度合いも減らさざるを得ない。
結果、上位は遠のいて観客動員も伸びないと思うのです。
適切に強気の投資を行えれば、得るものも大きい。
とは言え、プロクラブとしての創成期に投資を誤った挙句、今こんなことになっているとも言えそうなのですが・・・
結局は正しく読み切れているかの問題なんですよね。
ただ、昇格争いができて(かつあの大震災が起こらずスケジュール通りにホームゲームを行えていたと仮定して)いれば、平均1万1千はそこまで外してる数字ではないんじゃないかと思います。
尤もあの地震と津波のおかげで、こうした予測の妥当性を検証することもできなくなってしまいましたね。
どこのクラブも痛手を受けるでしょうが、程度の差やそれがJ2の勢力図にどう影響するかを予測するのは困難です。

posted by kinoboriuo| 2011-03-26 22:13

Re:観客動員数の見込みはまだまだ甘い。

 21万人というのが努力目標であるならまあOKでしょう。
 「震災があろうがこの目標は変えない!」というのを外に言うことで
 スタッフにも選手や監督にハッパをかけるという目的であろうかとは思います。

 しかし、それと実際の経営は別です。
 内幕はわかりませんが、4月3日の札幌ドームは既にファイターズが使用することが決まっていることからしても中止になった試合が再びドームで行われる保証はないので、客動員の減少やそれによる収入減は避けられない。そこんところをどこまで読み切れているのか。

 今までの経営からして不安かつ信用できない。
 ネタで矢萩社長を営業部長と腐してしまうのはこういうところにもあります・・・。

posted by フラッ太| 2011-03-26 22:34

Re:観客動員数の見込みはまだまだ甘い。

◎ううむさん。コメントありがとうございます。

 この場合には今のスタッフ、選手の数は契約できないことになりますね。しかし、今辞めさせることはできないので、現実は無理だと思います。今年の初めから緊縮予算を組まなければいけなかったと思います。昨年のように昇格争いに絡まないとおそらく、HFCの見込みはまた、はずれるでしょうね。これを打開するには昇格争いに絡むしかないと思います。

◎kinoboriuoさん。
 私は昨年のような状態では平均1万1千人は達成できないと見ています。そして震災による日程変更でさらなる減少も予想されます。あわよくば観客動員数が何らかの要因でアップしてほしいと思いますが、確かに読めない部分はありますね。それにしても多くの人たちにスタジアムに足を運んでほしいと思っています。そのためにはやっぱり少なくともホームではおもしろいサッカーをやって勝つことが大事でしょうね。

◎フラッ太 さん。
 過去HFCは無理な観客動員数の設定をして「見込みが甘かった」ということを繰り返しています。今年の21万人の目標は昨年と比べるとまだましな部類ですが、フラッ太 が言われるように多分に努力目標という意味合いが強いかもしれませんね。
 今の時代ではなかなか画期的に観客動員数を増やすことは難しいと思います。それゆえにどうころんでも安心な目標を示した方がいいと思うんですが。

posted by 孔明| 2011-03-27 00:31

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