カレンダー

プロフィール

作者の雁来 萌(かりき もえ)は、休日になると弁当と単語帳を持参して、札幌市東区にある「北海道コンサドーレ札幌・東雁来グラウンド」(通称:カリキ)で過ごしています。 コンサドーレの次代を担う(かも知れない)若者達が、しゃかりきにボールを追っている姿を眺めて癒されています。 性別:非公開 年令:非公開 特技:非行かい? 職業:占い師、トイレ評論家 住居:熊が出没する札幌市中央区 過去記事のリストを「記事一覧」カテゴリに載せています。 コメント欄に「今後の投稿予定」を記してあり、随時更新します。 オフィシャルブログ内であれば、このブログをリンク集に加えるのはご自由で、問い合わせも不要です。 深夜・早朝のコメント投稿はご遠慮下さい。

最新のエントリー

月別アーカイブ

リンク集

カテゴリー

コメント

検索

太陽に当たらない夏(3)

2008年09月20日

  ~ 不発弾の処理・撤去 ~
 

【オッペケペ】
いったん退院して、1週間後の9月8日(父の命日だ・笑)に、外科へ入院し直しました。
入院も4回目となると、手慣れたもんです。これまでの入院はいずれも、本人の意思とは関係なく突然に、入院することが受動的に決められた状況(交通事故や失神)でしたが、今回は能動的に予め準備を整えてから入院できました。


入院当日は翌日の手術の説明があった程度で、ゆっくり食事を摂って穏やかに過ごしました。どんな処置をするのか知りたい方は、この辺を参考にして下さい。(気分が悪くなっても責任は持てません)

翌日は朝一番(時:嫌がらせか?)の手術で、その前に、胃液が逆流して肺に入らないように、鼻から胃へチューブを入れます。
口から食べた「うどん」を鼻から出す芸当のようで、想像以上にカーブが緩い経路ですが、チューブは飲み難いし鼻が気持ち悪いし、胃に収まった後も喉が痛いです。

事前に渡されたパンフレットによると、手術室で全身麻酔をかけるまでは意識がある、と書かれてありましたが、とんでもない。病室で注射を打った後は記憶が全く無く、病室を出て手術室に向かったことも知りません。

手術が終わってICU(集中治療室)へ移動し、意識が戻ったのが昼前ですから、2時間くらいの作業だったようです。
通常よりやや手間取ったのには理由があり、医師によると胆嚢が既に炎症を起こして膨らんでいたので、「よっぽど開こうかと思った」そうです。(アジやホッケじゃないんだから)

通常は腹腔鏡などを腹の3~4ヶ所に刺して、画像を見ながら胆嚢を切り取り、ヘソの下に空けた穴から取り出します。
しかし、胆嚢の炎症が重い場合や、表面が脂肪に覆われてどこが胆嚢なのか分からない場合には、腹腔鏡による処置では余計な所を傷つけてしまう事故を起こしかねないので、開腹して直接目で見ながら処置する方法へ変更します。

本来は、胆管を切除する箇所の両側を金属クリップで挟みますが、私の場合は胆管が膨らみ過ぎて挟めなかったので、縫い合わせたそうです。
そのせいか夜には発熱したし、術後の回復も標準より2日ほど遅れました。それでも余計なお切開をする開腹手術よりはマシです。

ICUの前の廊下は通り抜け禁止になっており、
集中治療室
私の病室などはこの奥にあるので、もう一方の廊下から迂回して行きます。
 

【開腹せずに回復】
ICUで一泊した翌朝に、鼻からチューブを外し(抜く時も気持ち悪い)、尿道のチューブも抜き(予想通り痛い)、ベッドの上でX線撮影をしてから、車椅子で病室に戻りました。さすがに(普段から低めの)血圧が下がっていて、歩いて戻るのは無理でした。

粥食とは言え、翌日の昼から食べれるのは嬉しいことですが、その代わり、目まいさえしなければ歩かされます。
傷の痛みをかばって寝てばかりいても得なことは何も無いので、たとえ痛み止めを使いながらでも歩いた方が、術後の回復には良いそうです。(癒着を防ぐ目的もある)
ただ私の場合は、胆管を縫合した部分が落ち着くまで腹からチューブ(腹腔ドレーン)が出ており、その先にバッグが付いています。これを吊るす点滴スタンドを引き摺りながら歩くのは煩わしいので、スタンドを使わなくて済む工夫をしました。←看護師さん呆れる(その2)

病棟内の階段(の手摺)
階段の手摺
ここを昇降して運動すると、結構キツいです。

外科の食事は内科と違って普通食で、内科では絶対に出てこないような食材や調味料も出てきます。
「えっ、こんな脂っこい物を食べてもいいの?」と思う場合もありました・・まぁ、食べ過ぎなければいいんでしょうけど。

術後2日目に、ベッドで上体を起こしてメモを書いていたら、軽く目まいがしました。ホントに目まいだと思ったのに、実は地震でした。
最初からS波だったので、遠方の地震であろうことは直ぐに分かりましたが、遠くてもこれだけ揺れてるのならば、震源近くでの揺れは相当に大きいことも想像されました。

腹のチューブが抜けた3日後からは、積極的に歩き回る気力も湧いてきたし、日に日に体を動かしやすくなりました。
退院する前日にヘソから血が出てきたのには驚かされましたが、8泊9日で退院できました。(ばっかり)
入院当日に呆れられたほど(日焼けで)黒かった腕や足も、退院時にはすっかり色が抜けてしまいました。(元々は美白な私ですから)

札幌市の中心部を前景にして昇る中秋の名月
取ってくれろ

当日の夕食のデザート
月よりの使者
献立表に「月見まんじゅう」と書いてあります。

次の日の献立も豪華で、翌日の退院を祝ってくれてるのかと思ったら、「敬老の日」という理由なだけでした・・嬉しいやら悲しいやら。
 

【おわりに】
不自由な身を案じて、病室にまでユースの試合速報を送って下さったサポ仲間の皆様、
病気平癒のために(?)、好成績を残して頂いたユース選手諸君、およびユース出身のトップチーム選手、
更新していないのに、ブログを訪れて頂いた読者の皆様、
・・・
にお礼申し上げます。
 

・・完



post by 雁来 萌

07:07

雑念 コメント(0)

太陽に当たらない夏(2)

2008年09月19日

  ~ 痛くない腹を探られる ~
 

病棟から見る日の出
テレビ塔をかすめる日の出
朝は3時とか4時に目が覚めるので、廊下から日の出を見れることも時々あります。



新たな問題】
胆管に詰まっていた結石を取り除き、一件落着したかに思えました。
しかし胆管に詰まっていた石は、元々は胆嚢の中で作られた石であり、胆嚢本体の中には他の石がまだ残っている恐れもあります。

普通の人間ドックなどで用いられる「腹部エコー診断」は腹の上から超音波を当てますが、この方法だと隔靴掻痒に等しく、詳しい診断はできません。毎年受けていた人間ドックでは、結石が見つかっていなかったんですから。

そこで、内視鏡(またかよ!)を十二指腸まで入れ、そこから超音波を出せば、隣にある胆嚢の内部がより鮮明に見えます。
ついでに(何がついでだよ!)、今までは胃の中を詳しく見ないで通過していたので、「胃カメラで胃の中も調べる」と言われました。

今回は麻酔をかけずに、まず内視鏡で胆嚢をエコー診断してから、改めて胃カメラを入れ直すという、二重の責め苦でした。
10年ほど前に胃カメラを飲んだ時に比べれば、はるかに楽ではありましたが。
胃の中はきれいで、「少し荒れてはいるが、潰瘍も何も無かった」そうです・・絶食したり薬を飲んだり内視鏡を何度も入れたりしてるんだから、胃だって荒れますよ。

本命の胆嚢の中には、結石が数個見つかりました。
これらの石も、そのうちに落ちてきて再び胆管を詰まらせる可能性が大きいので、その危険を解消するためには、胆嚢ごと取り去ってしまえば良いのです。
仮に、胆嚢の中に結石が見当たらなかったとしても、一度結石を作った胆嚢は再び結石を作る確率が大きいので、どっちみち胆嚢は取り去るに越したことは無いのです。(結論が同じならば、検査しなくてもいいだろうに・・)

・・と理屈では分かっていても、心配な事が一つ(以上)あります。
私の父は胆嚢炎になって、昔だから開腹手術で胆嚢を切除したんですが、縫合した部分が後で癒着を起こして腸閉塞になってしまい、同じ箇所を再び切開しました。
自分も父と同様な体質や性格だと思われるので、積極的に手術を受ける意欲が湧いて来ません。

とは言え、信管が付いたままの爆弾を抱えながら暮らすのは得策ではないですから、いずれは(数ヶ月以内に)胆嚢を摘出せざるを得ません。
得ませんが、色々と事情もあるので、肝臓の機能が回復したら一旦退院し、改めて外科へ入院し直して手術を受けることにしました。

胆嚢は元々、自分で消化液を創り出す臓器ではなく、普段は肝臓で作られた胆汁を貯めておいて、胃の中に食物が入ったタイミングに合わせて十二指腸に胆汁を出すという、消化液を効率良く使うためのダムのような働きをします。
それを取り去ってしまうと、食事のタイミングに関わりなく常時チョロチョロと胆汁が出ることになり、例えば一気に大食した場合には、消化不良を起こす傾向になります。(何も変化が起こらない人もいるらしい)

病院の中庭から見上げる壁と窓
塀の内側から見上げる空
とても飛び越えられそうにないな・・(笑)
 

【院内名産検査漬け】
手術を受ける前には、体中のどこかに異常が無いか調べるために、色々な検査を受けておかなければなりません。肝臓の機能が回復するのを待つ間に残りの検査を済ませておけば、再入院した時に直ぐに手術を受けられます。
まず、胆嚢の状態については既知、肝臓と膵臓は継続調査中、胃は調査済み、眼底写真も撮った・・ので、残っている検査は、心電図と呼吸機能とX線と大腸カメラです。
ほとんどの検査は毎年の人間ドックで受けている項目ですが、大腸カメラは未体験ゾーンです。(ワクワク・爆)

大腸の内壁をカメラで観察するんですから、視界を遮る余計な詰め物を除いておかなければなりません。
前夜に飲む200c.c.の下剤はともかく、当日の朝に2リットルの下剤を2時間で早飲みするのが辛い、という話も聞きましたが(例えばここ)、ポカ○ス○ットのような味の液体を2リットル飲む作業は、私にとっては楽勝でした。

下剤が入ったボトル型のバッグをテーブルにドンと置き、手酌で紙コップに移しながらグビグビ飲んでると、「これにツマミでもあればな・・」と、絶食中の身に不埒なアイディアが浮かんできました。
さらに別種の下剤1リットルを追加オーダーして飲み干し、チェイサーも何杯か飲んだのに、腸の中を洗い切れません。

自分が腹黒い人間であることは折に触れて薄々と感じてはいたものの、これほどの汚さだとは自覚していませんでした。
看護師さんから「高圧浣腸して下さい、とのことです。」と言われ、「えっ、何それ?」と思いながら、温水のジェットを噴き出して流しの配水管を清掃する光景を思い浮かべました。
実際にはそんな激しいダイナミックな作業ではなくて、穏やかでスタティックな作業でした。

その作業が済むとやっとお許しが出て、めでたく(?)検査を受けることができました。
検査室の壁に吊るしてあるモニターを見てたら、(自分で言うのも何ですが)きれいな腸壁で・・焼鳥やモツ煮にしたら、さぞかし美味しかろうと思われました。
ただ、「普通の人より長めですね。だから腸がカラになり難かったんでしょう。」と言われました。自分は草食動物に近いのか、野人からの進化が遅れているのか・・?
診断結果は、「ポリープも何も無く、問題ありません。」というお言葉でした。

手術に必要な検査は全て済んだので、翌日に外科の外来を受診して、再入院と手術の日取りを打ち合わせました。

肝臓の機能も回復して9月1日に退院することになり、前日の午後に外出許可をもらいました。外出の理由は「退院準備」ではなく「宗教行事」と書いて、宮の沢まで地下鉄に乗り、Jユースカップの水戸戦を見に行きました。(笑)
病人がそこまでして見に行ったんですから、勝ってもらわなければ困ります。
手首に巻いてある患者IDバンドを見つめて、「うちの病院のだ」と言ったお医者さんサポが近くに座っていたのには焦りましたが、何も悪い事してないし・・。

仮出所というか執行猶予のような気分で、いったん退院しました。

肝臓機能などの回復経過
順調とも言えない回復経過
数値がどんどん変化していくんですから、こんな面白い材料は理系の人間にとって格好の「手すさみ」になります。←看護師さん呆れる(その1)
 

・・つづく



post by 雁来 萌

20:26

雑念 コメント(0)

太陽に当たらない夏(1)

2008年09月18日

  ~ この苦しさは何だ? ~
 

【はじめに】
「長期バカンス」と称して、8月のほぼ全日と、9月の上旬~中旬の、2回にわたって入院しました。
全部で34日間に及びましたが、細かく書くとボリュームが大きくなり過ぎるので、前半の25日間を2部に分け、後半の9日間を1部にまとめて、全3回の記事にしました。

もし体の異常を感じた場合に、病院へ行くのが手遅れにならないよう、参考になれば幸いです。


発症と経過】
第△△回目の聖なる誕生日を迎えた翌日の夜、みぞおちの辺りが苦しくなりました。
苦痛で寝付くこともできず、夜中に起きてトイレで吐きました。

昨年の大晦日にも同様の苦痛が起こって、今年の元日は朝から吐いていたという、とんでもない正月でした。
普通は「何か悪い物でも食べたかな~」と思います。しかし消化の面では何も異常が起こらず、毒物でも摂取したために胃が感応して、食べ物を先へ送らないようブロックしている・・ような感じでした。

丸一日経ったらウソのように楽になったので、後になって「ひょっとして毒ギョーザだったのか?・・いや、食べてないし」程度の解釈で迷宮入りしてしまいました。

4月にも同様の現象が起こりましたが、その時は吐かずに堪えられ、やはり翌日には通常の体調に戻ったので、原因を究明するには至りませんでした。

で、今回が3度目(の正直?)なので、さすがにネット上で調べたりすると、「神経性胃炎」か、その前段階の「機能性胃腸症」などが疑われました・・やっぱりストレスか?

しかしながら今回の事例は過去例とは少々違い、翌日以降もみぞおちが重苦しい状態が続きました。しかも、尿の色が茶色くなったし、逆に便の色は白っぽくなったし、目には黄疸が出てきました。
こうなったらもう、胆汁が腸の中に出ていないということですから、胆嚢と肝臓の異常を疑わざるを得ません。
主観的にも客観的にも「体が壊れた」と感じました・・チョーダメージってカンジ。
 

【検査結果】
2006年の年末に血管のトラブルで病院に入院して以来、4週間毎に通院して薬を処方してもらっていたので、ついでに今回の症状を説明して検査をしてもらいました。

血液検査の結果からは、肝臓の機能が落ちていることが明らかで、軒並み桁違いの異常値が出ていました。
CT画像も考慮して、想定される病状の説明を受けましたが、消化器系の病気については専門ではないので、検査結果と紹介状とを持って、総合病院である病院へ昼過ぎに出頭しました。

病院では、血液検査の結果からして考え得る病変の可能性を、詳しく説明してくれました。
最も重篤な病名は、「肝硬変」や「胆管ガン」とか「膵ガン」でしたが、急性の症状だし膵臓も炎症を起こしているようなので、恐らく良性の「胆石」による「閉塞性炎症」であろう(胆嚢でできた結石が胆管に詰まって塞いだ)と、散々脅されてから少しだけ安堵させられました。(その程度の結論だけなら、自分でも想像がつくんですけど・・)

肝臓と胆嚢、膵臓の配置図と病変の説明
説明シート
右上に、想定される病名が分類・列挙されています。
 

【入院】
「このまま入院してもらって検査します。」と急に言われても困ります。(汗)
まず帰宅して入院の準備をしたいところですが、翌日は検査や処置を行わない曜日なので、夕方遅くになってから入院したのでは、何もできずに放置されてしまいます。

仕方なく、いったん消化器内科へ入院する手続を済ませ、採血した後で「外出許可」をもらって、入院の準備をしに帰宅することになりました。
病院に1泊もしてないうちに「外出」って・・まるでホテルのチェックインです。

外出を許可された時間は1時間しかありません。
病院の駐車場から車を出して帰宅し、入院に必要な物品をかき集めてバッグに詰め込み、タクシーで病院へ戻りました。
前回の入院の経験もあるし、普段から旅行や車中泊に必要な物をリストアップする習慣があるので、大した忘れ物をせずに揃えられました。しかし、この暑い真夏の午後に焦って作業する訳ですから、滝に打たれたように汗だくになりますよ。
 

【内視鏡造影術】
夕方から、内視鏡で患部を診断することになりました。専門用語では「ERCP」(内視鏡的逆行性膵胆管造影:ないしきょうてきぎゃっこうせいすいたんかんぞうえい)と言うんだそうです。
内視鏡は胃カメラより太いので飲み込み難いですが、麻酔をかけて眠っている状態に押し込んでくれるので、何の苦痛もありませんでした。

まず、胆嚢から十二指腸へ出る出口付近に詰まっていた結石を管内に押し戻してから、胆汁を通すための「ステント」というチューブを留置したそうです。
現段階では、結石を直ちに取り出す処置は出来ないものの、取りあえず胆汁が流れ出る経路を確保しておいて、膵臓や肝臓の機能が回復するのを待ってから、改めて内視鏡で結石を除去するそうです。

胆汁が流れ出るようになったせいか、翌朝にはみぞおち辺りの重苦しさも解消し、すっかり楽になりました。
次第に目の黄疸も引けてきて、白目が元の(美しい)白色に戻ってきました。

病院のロビー・・窓枠が鉄格子のようにも見えます。
ロビーの窓
 

【断食道場】
内臓の機能が改善したので、翌日からは水分だけは制限なく飲んでも構わないことになりました。
しかし、何も食べずに水だけ飲んでるのは結構辛いです。点滴で水分やブドウ糖を補給しているので、飲み食いしなくてもエネルギー自体は足りるんですが、何とも気持ちが悪いです。
血糖値が下がらなければ空腹を感じない、ということは分かりましたが、「暖めた石を懐に入れて空腹を凌ぐ」という対処法が現実味を帯びて納得できます。

3日間以上の絶食(断食)の後、4日目の夜から食事を取れることになり、午後からもう・・箸で茶碗を叩いて催促したい気分ですよ。(爆)
でも、最初っから豪華なメニューが出てくるはずもなく、ゆるい粥から始まって、少しずつ濃厚な歯応えになってきます。
おかずも、(膵臓食は特に)脂肪分がほとんど(と言うより全く)含まれない献立ばかりですから、究極の精進料理のようなもんです。
努力してもなかなか下がらなかったコレステロールや中性脂肪が、一気に基準値内に収まってしまいました。「ビリー座布団」とか言うキャンプより、はるかに手軽で安上がりな方法です。

出されたものは残すまいと、どれもこれも有難く頂きました。
何をすり潰して作ったのか分からない、トロッとした汁物が出たりしますが、茶室で抹茶を喫するように両手で碗を抱え、万一にもこぼしたりしないよう、一口ずつゆっくり飲みました。
粥だって、普段ならば一気に流し込んでしまえるような量ですが、スプーンで一杯ずつ(大伍くんのように)ゆっくり噛んで食べました・・噛み応えなんて全く無いけども。
時々、「しまふく」の寮メシが目に浮かびますけど、アスリートの食事と病人の食事とを同列に比較してはいけません。

知り合いに、「平泉の名刹の門跡」という人物がいるんですが、彼は家の跡を継ぐ資格を得るために、学生時代に比叡山へ修行に行きました。
修行期間が無事に終わって京都の街へ降りてきて、若い修行仲間でハンバーグを食べに行ったら、体が受け付けなくて吐いてしまった人がいたそうです。
若者でさえそんな反応を起こすんですから、あまり若くない自分ならどうなっちゃうのか、心配になります。
 

【地雷撤去】
2008年8月8日(つまり北京オリンピックの開幕日)に入院してからちょうど一週間後に、内視鏡を使って胆管の中に残しておいた結石を取り除きました。
「取り除いた」と言っても、患者本人が眠っている間に医師が取り除いただけであり、処置そのものには何の苦痛も(覚えてい)ないし、術前/術後の体調にも何ら変化がありません。
「ホントに石を取ったのか?」と問い詰められると断言できませんが、5mmくらいの石を取り出したそうで、処置中の内視鏡やX線の画像を見せてくれました。

消化器内科の看護スタッフ名鑑
看護スタッフ名鑑
氏名が読めない程度の画像で・・最近は男性の看護師もいますが、キャリアは当然短いので、自分で「一番のペーペーだ」と言っていました。
 

・・つづく



post by 雁来 萌

21:06

雑念 コメント(2)

仮出所はしたものの

2008年09月02日

8月8日から9月1日まで、留守にしてました。

まるで北京オリンピックの開催期間に合わせたようで、坂本さんの息子さんを応援しに行ったついでに街の中で変な写真を撮っていたら、私服姿の公安当局者に見つかって拘束されていたんじゃ・・と心配された方もおられるかと・・。(←いないって!)

実は、札幌市内の某病院に入院してました。
胆嚢の中にできた結石が、胆嚢から十二指腸へ出る管の出口に詰まってしまい、苦しい思いをしました。
病院では、取りあえずその結石を管の中へ押し戻しておいて周囲の臓器の炎症が回復するのを待ち、1週間後に詰まっていた結石を取り除きました。

しかし、胆嚢本体の中には他にも結石が見つかり、それを放っておくと再び詰まる可能性が大きいので、いずれは胆嚢自体を切除する必要があります。

現在は体調も回復したので一旦は退院しましたが、来週に再度入院して、胆嚢の切除手術を受ける予定です。
従って現在は、仮出所というか執行猶予のような状態です。

その間、以前に書いてあった下書きの記事や最新の記事をエントリーする予定ですが、何分にも多忙な状態なので、どこまでアップできるか分かりません。
病状や入院生活の話を書けるのは、恐らく全てが終わった9月中旬以降になると思われます。

入院中は、更新やコメントができませんので、ご了承下さいませ。
(更新やコメントができなくて何もエントリーしていないのに、週間アクセスランキングに入ってしまうのが心苦しいので、あまり頻繁に覗かないで下さい。)

入院中に見た夢の念写
夢ですってば!



post by 雁来 萌

21:22

雑念 コメント(0)

長期バカンスちぅ

2008年08月11日

先日から長期の休暇を取り、涼しいリゾートでバカンスを楽しんでいます。

しばらく更新もコメントも出来ませんので、悪しからずご了承下さい。

メイド付きの優雅なホテルに宿泊しており、帰りたくなくなるかも。(笑)


post by 雁来 萌

15:24

雑念 コメント(0)

ユースU-14フェスティバル

2008年08月06日

「札幌ユース(U-14)サッカーフェスティバル」が、7月31日から8月2日まで白旗山サッカー場などで行われました。

タイトルに「札幌ユース(U-14)~」と書いたら、「コンサドーレユース」と勘違いされそうなので、「札幌」を外しました。

ここで言う「札幌ユース」とは「札幌トレセン」のことで、札幌トレセンの選手が市外の強豪チームと交流戦を行って、札幌トレセンの強化を図る目的の大会です。→一昨年の記事


従来は野幌総合運動公園で行われていましたが、今年はほとんどの試合を白旗山サッカー場で行い、最終日の下位トーナメントだけを野幌で行うことになりました。

このうち、8月2日(土)に白旗山で行われた、上位トーナメント(準決勝と決勝)だけを見てきました。
予選の結果により下位トーナメントに回った「クラブ選抜」あたりには、旭川U-15の選手が含まれている可能性もありますが、当日は雨に当たることが明白なので、駐車場から歩かなければならない野幌会場は敬遠しました。

札幌中体連選抜(白) vs 札幌トレセンU-14(赤)
中体連vs札幌U14
こんな深い霧(というか霧雨)の中で試合が始まります。
視界は200mほどでしょうか。一時はもっと霧が濃くなりましたが、後には霧雨が雨に変わり、視界はむしろ良くなりました。

中体連のGKがセーブする
セーブ

GKがはじく
はじく

GKが触ってないかも知れませんが、わずかに上へ
通過

スコアは(2-2)となり、PK戦の結果、
PK戦
中体連が(4-2)で札幌U-14を退けました。

こちらのピッチでは、札幌U-13が円陣を組んでいます。
楽しそうな札幌U13

相手の函館トレセン(赤ビブス)の攻撃
函館の攻撃
結果は、函館(2-1)札幌U-13 となりました。

3位決定戦の札幌U-13(白) vs 札幌U-14(赤)
札幌U14のヘディング
札幌U-14のヘディングが決まる。
結果は、(4-2)でU-14が勝ちました。

こちらは決勝戦で、札幌中体連(白) vs 函館トレセン(赤)
函館のPK
函館トレセンのPKが決まり、スコアは(5-1)で優勝しました。



post by 雁来 萌

22:23

雑念 コメント(1)

宮の沢の地雷原を突破せよ

2008年05月04日

(ここだけの話ですが)宮の沢サッカー場では、ピッチの所々に地雷が埋まっています。

私達すいか隊員は、どこどこに埋まってるか知ってるので、間違えて地雷を踏むことはありませんが、練習中の選手達はうっかり踏んでしまうこともあります。
 


どこにあるか見難いでしょ?
地雷除去作業

ほとんどの場合は踏んでも爆発しませんが、シュートを外してばかりいるFWとか、簡単に裏を取られるDFとか、走らないMFとかが踏むと、100回に1回くらいの割でドッカーン・・とならないか、心配しています。

一応、注意書きはあるんです。
危険ですが、足なら平気です
 

直径は4cmくらいかな・・
ノズル
表面に小さな穴が何個か開いていて、水が噴き出してきます。←つまり、スプリンクラーのノズルじゃないか?
芝は、春先に比べて元気良く育って・・と言うより「はびこって」という感じで密生しています。今年の4月は、暖かかったし晴天も続きましたから。
 

ピッチの一部には、何度も傷められたりして芝が剥げている部分もあり、どうしようもない部分は芝を張り替えます。
グリーンキーパーさんが、傷んだ部分を専用の道具で四角く切り取り、
四角四面
予め育てておいたナーサリーから切り出した、30cm角ほどの芝のブロックと入れ替えます。

まるでスポンジケーキのような、芝(と根と砂)のブロック
ケーキ
穴の縦・横の寸法はもちろん、深さまでピッタリ合わせるのは難しいだろうと思われます。色んな道具を使って穴の底や壁の部分を整えながら、何度も微調整して合わせていきます。

それでも、張り替えた部分だけ、色違いになったり芝の長さが違ったりします。
 

白い恋人パークの庭にいる、危険な犬・・君は二重まぶたか?
猛犬に注意



post by 雁来 萌

23:12

雑念 コメント(0)

【妄想】しまふく寮生の雪合戦

2008年04月28日

先日のニュースで、JAグループ北海道様からしまふく寮に北海道米100kgが贈られ、新潟戦が「ライスダービー」と銘打たれたことを知った時、真っ先に連想したのは、不謹慎ながら「昭和新山国際雪合戦」の光景でした。

だって・・「米」と言えば「オニギリ」、「新潟」と言えば「柿の種」ですから、日本人なら必然的に「サルカニ合戦」でしょう。何の不自然がありましょうや。
おまけに、今回のボビングドーレくんは「カニ」バージョンだった、という念の入れようです。
力ニドーレ(ちからにどーれ)




昭和新山国際雪合戦の公式キャラクターは「ブラッキー」という名前の熊(多分)で、赤と黒の色分けなんです。道の駅でブラッキーグッズを売ってるのを見たことがあって、かなりそそられました。

単に、雪国の子供達の戯れであった雪合戦も、今では国際ルールが整備され、公式ルールブックまで販売されています。
さらにこの大会は、北海道遺産の一つに選定されており、ジンギスカンなどと共に、北海道を代表する無形文化財(蝦夷地の風習?)であると認定されたようです。何となく気恥ずかしい後ろめたさを感じるのは、恐らく陽気のせいでしょう。
 

雪合戦とは、お椀をたくさん並べたような、タコ焼き器を大きくした器具(参考)にご飯を詰めて、えいっ(ギュッ)と押し固めてオニギリを大量生産する作業から始まります。

しまふく寮生逹が、顔面シールドが付いたヘルメットを被り、両手に真っ白いオニギリを抱えて、シェルターに身を隠しながらオニギリを投げ合います。

オニギリをぶつけられずに敵陣まで侵入して、コーナーフラッグを先に抜き取った方が勝ちという、あの競技ですよ。見たことあるでしょ・・ナイ?
 

・・食べ物で遊んでるとバチが当たるので、
うめぇ酒
土曜日の昼食はオニギリにしました。ドームでも色々な食品が増えてきて、選択肢が多くなるので助かります。

入場ゲートでは、持株会の副理事長が増資の呼び掛けをしていました。
和服は「えり善」で・・アンフィニもよろしく

いよいよ、ドールズが出てきましたっ!
コンサドールズ登場

それを見て、狂ったように踊り出す人達がアウェイ側にいます。
踊るあほうを写すあほう

何が悲しゅうて、おかげ参りのようなトランス状態に遷移するのでしょうか。
ええじゃないか・・に ネ申 が降臨
もしかしたら、ピッチの中に神が見えているのかも知れません。
 

ボールを使う合戦の方は、オニギリのような顔つきの選手が、豆腐の角に頭をぶつけていなくなったことが原因で、負けてしまいました。

当日は、「寄り切り」だか「押し出し」だかいう苗字で私と同名の方も、応援に来てるのを見かけました。
「応援に来た」というだけで特別席に座れるのか・・。



post by 雁来 萌

00:16

雑念 コメント(0)

初めて見る干上がった池

2008年04月26日

先週の金曜日に、札幌芸術の森へ行ってきました。

ここは1年に数回は訪れています。主には美術館や工芸館を見るのがお目当てであり、野外美術館を歩いて回るのは、嫌いじゃないけど滅多にありません。(だから運動不足になるんだ)



駐車場から美術館に向かって歩いているとビックリ、
出て来い 池の鯉
芸術の森のシンボルの一つとも言える池が、干上がっていました。
何やら、バキュームカーのような作業車も使って、池の水を汲み上げたようです。ここで暮らしていた魚達はどうなったんだろう、と思いを馳せます・・まさか、あのバキュームカーの中に!?

初めて見る池の底はコンクリートじゃなくて、
石の上にも3年
自然状態の岩の表面がむき出しになっているようです・・と言うか、「土をよけて岩を削って池の土台を作った」という言い方が正しいのでしょう。
考えてみれば、わざわざコンクリートを流して池の底を作るようなことはあり得ませんね、水族館じゃないんだから。

ここに再び水を満たす過程を微速度撮影で記録すれば、インスタレーション的な芸術作品になるのではないかと・・。
 

美術館の前の池では、マガモが悠々と泳いでいました。
カモン ベイビー
このマガモ達は結構悪食だし、マガモの顔に振舞うので、仲間同士で争いが起こります。人間から見れば仲間同士に見えたとしても、彼らからすれば競争相手なのカモ知れません。

美術館の中庭ニハ、
配置がなんとも・・
かつて冒頭の池に浮かべてあった、風を受けて動き回るオブジェが鎮座していました。(許可を得て撮影)
この中庭には以前、有名なゲージツカの作品である(何の変哲も無く見える)岩を展示してあったんですが、その岩のレンタル料を払うのが難しいので、作品をお返しすることになりました。
その空白になったスペースを埋めるために、一時的に避難しているオブジェを代わりに据えるというのは、なかなかのトンチと言うか、やりくり上手ですね。
 

私が最も興味があるのは、工芸館のミュージアムショップ「ベストポケット」で、ここはなるべくお金を持たないで行くようにします。たくさん持ってると、何でも買いたくなっちゃうから。(笑)
ところがこの日は、明日から展示替えをするので休館という、とんでもない厄日でした。

美術館の方のショップにも、最近は面白くてたまらない作品が並んでいます。待ち針を刺しておくクッションなのに、なんでフサフサの尻尾が生えてるの? と思いながら、笑いをこらえるのに苦しみます。
 

のんびりした時間を過ごして駐車場に戻る手前の草地に
野草園
柵を回しているのは理由があって、エゾエンゴサクやカタクリが咲いています。
恥ずかしそうに下を向いているカタクリのアップ↓
カタクリにはアンメルツ
そのうち、エンレイソウの花も咲いてきます。

この写真を撮ってる傍らを女性が通り過ぎて間もなく、かん高い音がしたので振り向くと、歩道に木の枝が落ちていました。
枝葉末節
ちょうど歩いてる人の頭上に落ちてきたら、どうなっていたんでしょう。きっと、万有引力の存在を確信したに違いなく・・。

雪が多かった南区も、もうすぐ春ですねぇ。
しまふく寮へ フキ
 

どういう風の吹き回しか、駐車場の回数券が、かなりお安くなっています。
以前は5回分の料金で6回利用できる、という程度の セコい 真っ当な割引率だったんですが、現在は2回分の料金で6回利用できるほどのお得な料金に設定されています。
1回当たりの駐車料が500円から167円に下がるんですから、破格(3分の1)の割引です。(何度も訪れる人にとっては)

ということを園内に入ってから知ったので、そんならそうと入場ゲートで教えてくれれば良かったのに、と思いますよね。
入場ゲートにそういう表示があったのかどうか思い出せませんが、少なくとも目立つ表示は無かったと思います。ゲートの係員から、一見さんだと解釈されたのなら仕方がありませんけど、ちょっと残念です。

確かに、この施設まで公共交通機関(バスのみ)を使って来る人は少ないでしょうから、自家用車で訪れる来場者を増やすためには、駐車料金を安くするのは有効な方策かも知れません。
開業時と違って、駐車場が満車で入れないような事態に、最近はお目にかかっていません。(GWなどの混雑状況は知りませんが)



post by 雁来 萌

00:11

雑念 コメント(0)

人を騙すための道具

2008年04月18日

仕事の都合上、確率値とか期待値とか順位とかの、統計的指標を使うことが多いです。

学生だった頃に統計学の講義があって、既に他界してしまった先生が、初回の講義の冒頭に言いました。
「統計学は、人を騙すための道具である」と。


確かに、そうとも言えます。
統計の取り方(指標となる数値の求め方)は色々とあるので、自分に都合が良い数値が出てくる方法を使って、その値があたかも普遍的な真理を表現しているかのように見せるのが、統計学の極意だそうです。

それで、「そんな、人を騙す術を身に付けてしまったら、ロクな人間になれない」と思った私は、あまり統計学を勉強しませんでした。(説得力のある言い訳)

その先生は「数字と英語を使えば人を騙せる」とも言い、「だから、数字と英語ばかりを使ってる人には用心しろ」と教えられたので、私はアメリカ人を信用しません。(笑)
 

雁来練習場脇の地面に記された象形文字?
○×式の回答
PK戦でもあったんでしょうか
 

「確率」というのは、同じ事を無限回繰り返した場合に期待される値であって、現実には無限回も繰り返すことは不可能なのだから、確率値と同じ頻度で起こることはありません。
ところが、「サイコロを6回振ったら、1の目は1回出る」と信じてしまう人が多いようです。

「ギャンブル」や「くじ」というのは、賭けた方が必ず損をする仕組みになっています。賭け金からテラ銭(手数料)を差し引いて還元された額を分配するんですから、何回も繰り返して賭ければ賭けるほど、払い戻される金額は(出資額より必ず少ない)期待値に近付いて行きます。

「たまに大儲け出来るかも知れない」と錯覚する人達から、合法的に金をマキ上げるのがギャンブルの胴元であって、その「たまに」は「自分には該当しない」と冷静に考える人が多ければ、ギャンブルは成り立たないはずです。
 

三者択一の問題
おまえに賭けた nono



post by 雁来 萌

22:52

雑念 コメント(0)