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作者の雁来 萌(かりき もえ)は、休日になると弁当と単語帳を持参して、札幌市東区にある「北海道コンサドーレ札幌・東雁来グラウンド」(通称:カリキ)で過ごしています。 コンサドーレの次代を担う(かも知れない)若者達が、しゃかりきにボールを追っている姿を眺めて癒されています。 性別:非公開 年令:非公開 特技:非行かい? 職業:占い師、トイレ評論家 住居:熊が出没する札幌市中央区 過去記事のリストを「記事一覧」カテゴリに載せています。 コメント欄に「今後の投稿予定」を記してあり、随時更新します。 オフィシャルブログ内であれば、このブログをリンク集に加えるのはご自由で、問い合わせも不要です。 深夜・早朝のコメント投稿はご遠慮下さい。
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2010年05月26日
明日(27日)以降は、気象庁から発表される注意報や警報の対象区域が変わって、市町村単位に発表されるようになります。 本物はまだ見れないので、表示例を見て下さい。 北海道には複数の市町村を含んだ「支庁」という行政界があって、内地(←死語?:本州以南)での「県」と似た扱いになっています。 気象現象に伴う予報や注意報や警報も、この支庁単位である「△△地方」あるいはそれを(二次)細分した「△△○○部」などの区域を単位として発表されていました。 どこの自治体が、どの地方のどの細分区域に属するのかは1対1に決まっており(例:札幌市と江別市が「石狩中部」に含まれる)、複数の地方(支庁)や複数の細分区域に属する自治体は無かったのです。 支庁は元々、往来が不便な山脈などを境として区切られており、その境はそのまま自治体の境界ともなりやすく、必然的に天候の境目とも共通しているので、天気予報や注・警報を発表する区分として都合が良かった訳です。 さらに、注・警報の発表を受けて行う避難勧告(とか指示とか命令)というものは、自治体の長が住民に従わせるものだから、行政界と一致していないと強制力を伴う防災対策の伝達や執行に支障を来たします。 自分が選んだ訳でもない隣の市長や町長から言われた命令には、従いたくないのも人情ですよね。
ところが平成の市町村(大)合併の結果、一つの自治体が複数の地方にまたがったり、飛び地まで生じることになってしまい、自治体の境と予報や注・警報の発表地域との間に不整合が生じてきました。 例えば道内では、渡島半島の二海郡八雲町は渡島地方と檜山地方にまたがってしまい、町役場がある八雲町住初町は渡島北部に位置するので八雲町は渡島北部に属しますが、同町の熊石地区は檜山北部に位置します。(渡島・檜山地方の二次細分区域:PDF・145kB) 次善の策として、渡島北部に警報を発表しておいて、「熊石地域は対象外です」のような使い方をしてきました。 北見市でありながら網走西部に属する常呂町も、同様な扱いです。 極端な場合、自分の住んでいる自治体がどの地方(あるいは二次細分区域)に属するのかさえ知らない人もいるんですけどね。 内地から引っ越して来た人ならば、「支庁って何?」という疑問も生じるでしょう・・ただでさえ、地名が読めなくて困るのに。 こういう状態で注・警報を発表しても、自分のことなのか他人のことなのかが不明瞭になりがちで、防災対策が後手に回って被害が生じたり、逆に狼少年になる弊害も懸念されます。 そこで、これまで地方(あるいは二次細分区域)を対象として発表していた注・警報を、市町村単位の細かい区域を対象として発表することに変更されました。→気象庁の資料 その時は「予定」だった実施時期が「確定」したので、改めて変更の日時確定のお知らせが発表され、平成22(2010)年5月27日(木)13時(つまり、明日の昼過ぎ)です。 分かりやすい(らしい)説明用のリーフレット:「大雨などの警報が変わります。 ~「市町村ごとに発表」もっとわかりやすく~」もあります。 この変更が行われても、八雲町の熊石地区などは相変わらず注釈が必要なんでしょうけども。 また、この4月から既に変更済みですが、それまで「北空知」に含まれていた雨竜郡幌加内町が「上川北部」に属することになり、留萌北部に含まれていた天塩郡幌延町が「宗谷北部」に属することになりました。 これらは、気象特性や災害特性を考慮して変えられたものですが、ある地域の周辺部に住んでいる住民の間では、以前から「ここは○○地方だけど、天気予報は△△地方のを聞いている」というような実態がありました。
石山通がJR函館線をくぐる付近にて建物の屋上に鶏が乗っています。 ・・と思ったら、風見鶏を載せた時計塔のようです。
昭和14年まで、この場所(北8条西9丁目)に札幌管区気象台がありました。 廃虚になった建物の一部が古ぼけたまま十数年前までは残っていましたが、その残骸も撤去された跡地にマンションが建って、当時の風景を偲ぶよすがも無くなりました。(別に、偲ぶ必要は無いんだけど)
その代わりに、マンションの敷地内に風見鶏を建てたんだろうと想像しています。 立つ鳥、お茶を濁す。
近くの新聞販売所の掲示板を見てビックリしましたねぇ・・「四神降臨」って、遂に曽田氏が何か突飛な事業でも始めるのかと思いましたよ。(←回転寿司じゃなくて)
えっ・・「アドバイザリースタッフ」って、カレーのレシピを考えるという程度の職務だったんですか?・・まぁ、手始めとしての第一歩のプロジェクトなんでしょうけど。 参考:キトラ壁画公開2010【四神降臨】
「やまとなでしこ」のニュースを見ながら、冗談で「とやまなでしこ」と思い浮かべていたら、富山テレビ放送のニュース番組で、「とやまなでしこ」というコーナーが実際にある(あった?)らしいです。 例年通り、カターレ富山は前日入りして、アミューズメントパークで練習を行うようです。 こうなったらもう、「無敗記録の更新」ですよ、楽しみは。 HFCは累積赤字が続いているので、株主へは無配が続いているんですから、分相応な望みで良いんじゃないでしょうか。
2010年04月04日
札幌では、今年3月の「降雪量」が123cmとなり、今年2月の降雪量(99cm)を上回りました。 3月の降雪量が123cmという値は、1953年の観測開始以来の3月として第4位の記録に当たります。(1位は153cm) →気象庁の統計資料 3月の降雪量が2月の降雪量より多くなるのは、1981年以来の29年ぶりだそうです。(2006年に、2月と3月が同じ104cmになったことはあります。) 引き合いに出された29年前の1981年3月に136cm降ったのが、3月として第3位の記録になっています。 札幌での降雪量の平年値は、1月が182cm、2月が154cm、3月が106cmで、今年の3月が平年より多かった(116%)のは確かだけれど、むしろ比較する2月が少なかった(64%)と言うべきでしょう。 降雪のピークは1月下旬ですが、降雪が積もった「積雪深」のピークは2月中旬・下旬になり、札幌の平年値では2月の最深積雪が91cm、3月が81cmです。 ところが今年は3月の下旬になっても時々雪が降ったから3月の積算降雪量が多くなったし、雪解けのペースも鈍っています。 (札幌に限れば)今冬は積雪深が平年の8割程度と少なかったのに、終盤には平年並にまで盛り返しました。
また旭川と留萌では、3月の降雪量がそれぞれ178cm(平年の1.5倍)と148cm(平年の1.2倍)になって、ともに過去の記録を更新しました。 参考:札幌・岩見沢・倶知安における降雪と積雪の旬別グラフ(PDF:213kB) 岩見沢特別地域気象観測所の露場(2010/2/6)岩見沢としては、この程度なら少ない方です。 ちなみに、29年前の1981年(昭和56年)に何が起こったかというと:
8月には前線と台風(12号、15号)との組合せで2回の大雨が降り、石狩川や千歳川が増水して大氾濫が起こりました。 この8月に、日降水量の通年の記録を2回更新しており(4日の170mmと23日の207mm)、記録的な大雨を忘れないうちに次の追い討ちがやって来たのです。 ・・という記録破りな未曾有の災害年だったんですが、今年も似たようなことが起こる、という根拠は何もありません。 洪水のせいで堤防の計画高水位が見直されて補強工事が進んだし遊水池も出来たし・・とは言っても、300年に一度の大雨が今年は降らない、という保証も逆に無いんですけど。 現在だって「観測史上」の途中であって、記録は破られるためにある?のかも知れませんから。
2010年03月23日
世の中は3連休だったのに、年度末ですから急ぐ仕事があって、毎日会社に出勤して遅くまで作業してました。
そもそも、なぜここが3連休になったかを考えると、春分の日が日曜日に当たったから(22日が振替休日になったから)ですね。(今頃気付いた)
春分の日というのは、3月21日と決まっている訳ではなくて、「昼と夜の長さが同じ日」という定義でもなくて、「太陽が(正確には地球の方が動いて)春分点を通過する瞬間が属する日」です。
春分の日であっても、昼間の長さと夜の長さとは同じじゃなくて、昼間の方が長いんです。(だけど、ススキノへ行こう?)
春分点通過は、全ての惑星における軌道上の運行に関して共通な、「一年の始まりの日」に当たります。
人間が勝手に作った暦の初日である1月1日よりも、春分点を通過する春分の日の方が、天文学的には「一年の始まり」に相応しい日です。だからと言って、秋春制を主張する根拠にはなりませんけど。
うるう年の日数を2月の末日で調節することや、(日本で)新学期や会計年度が4月に始まることも、1年の変わり目に近いタイミングであることは、あながち偶然の産物とも思えなくなります。
惑星の軌道は楕円形なので、地球と太陽との距離(=地心距離)は刻々と変わり、最も太陽に近付いた位置を「近日点」(きんじつてん)、最も離れた位置を「遠日点」(えん~)と言います。
何となく感覚的に、「近日点」は夏場に起こって「遠日点」は冬場のような錯覚をしがちですけど、実際には「近日点」は正月の頃、「遠日点」は真夏であって、冬場の方が太陽に近いんです。
太陽に近い冬場の方が暖かいはずなのに・・と言ってもそれは北半球での事情であって、南半球で考えれば何ら不自然なことではありません。
じゃぁ、北半球の夏より南半球の夏の方が暑さが厳しいのか?というと、色々な事情によってそうはなりません。
南半球では太陽は西から昇るって訳じゃないけれど、台風の渦巻きは時計周りに回っています。
頭髪の「つむじ」だって、南半球では右巻きの人が多いんですよ。(嘘)
さて、先週の暖気で雪融けが一気に進むかと思ったら、短気は損気、暖気の後は寒気という訳で、雪まで降ってしまったため少ししか減っていません。 春分の日である3月21日には積雪深が29cmから20cmまで減ったのに、その日の夜から増え始めて22日の最深積雪が29cmになり、21日の最深積雪とちょうど同じ深さまで戻ってしまいました。 この日の平年値は46cmですから、平年よりは少ないんですけども。 札幌での最深積雪が0cmになるのは平年だと4月19日で、「積雪なし」になるのが翌4月20日ですから、まだまだ先の話です。でも、融け始めたら早いですからね。 元々、朝起きるのに目覚まし時計1個だと心もとないので、音が大きい目覚ましと、音が小さいけど「しつこい」(スヌーズ付の)目覚ましとを併用しています。(さらにタイマーでラジオが鳴り出す) ところが最近、音の小さい方が行方不明になってしまい、ただでさえ起き難い陽気になった効果も加わるから、目覚めが悪くて困ります。 帰宅が遅くなると眠るのも遅くなるので、ブログを書いてる余裕がありません。(とか言いながら書いてるし) お気に入りの目覚まし時計飛行機の高度計に似せてあります。 ユースの卒団式はとっくに終わったはずだし、そろそろ新学期も始まろうというのに、まだオフィシャルHPのユース選手名簿が更新されずに古いままです。 それは驚く事じゃないけれど、期待に胸膨らませていたすくすくスクールは、遂に何も書かれませんでした。記事も無かずば・・
2010年01月16日
昨年の暮れに、根雪は遅れつつあるの?という記事を書きましたが、根雪を観測している全ての地点で根雪の初日が確定した(と思われる)ので、それらの日付と平年差を検討します。 【長期積雪の初日】←元データは札幌管区気象台の一覧表 休日なせいか、釧路と根室についてはまだ発表されていませんが、どう数えても今日が積雪30日目になります。 稚内:11月16日(11日早い) 旭川:12月2日(9日遅い) 帯広:12月3日(10日早い) 網走:12月7日(3日遅い) 札幌:12月14日(11日遅い) 函館:12月14日(1日早い) 室蘭:12月15日(14日早い) 釧路:12月18日(14日早い) 根室:12月18日(14日早い) これらの平年差を平均すると-4.55となり、整数にすれば「-5」つまり今冬の根雪の初日は「平年より5日早かった」ことになります。
根雪の初日の平年差を9地点で平均した値の経過グラフやはり、根雪の初日は早まる傾向(19年間で9日程度)が見られますが、これが有意な変化であると主張するつもりはありません。 これらの地点を、平年差が小さい方から並べ直すと、 室蘭(-14) 釧路(-14) 根室(-14) 稚内(-11) 帯広(-10) 函館(-1) 網走(+3) 旭川(+9) 札幌(+11) となり、稚内と網走を除けば「日本海側では遅く、太平洋側では早かった」という傾向が見られます。 元々、太平洋側では降雪が少ないので根雪の初日も遅いのが通常であり、今冬も日付自体は遅かったものの、平年と比較すれば(かなり)早かった地点が多かったという結果です。 その中で、札幌は(かなり)遅かったし積雪深も少なかったので、「今冬は雪が遅いし少ない」という印象を受けて当然ですけど、その傾向は道内全域に適用できる訳ではなくて、むしろ特異な地点であるので注意が必要です。 一方、今冬の根雪の終日はどうなるんでしょうね・・忘れた頃の2・3ヶ月後に分かります。 分かるけれど、その頃は雪が融けるスピードが速いし、春を先取りしたい気分だし、リーグ戦も始まるしで、雪が残っているかどうかなんて見向きもされないでしょう。
2009年12月28日
巷では、根雪の開始が遅れているだのと噂され、普段見慣れない現象が起こると全て地球温暖化のせいにして片付けようとする風潮がありますが、ホントに遅れているんでしょうか。 ・・というヒネた根性から、北海道内の気象官署での積雪の記録を調べてみました。 一人の人間が人生の中で気象現象を体験できる長さは、せいぜい50年程度であり、しかも古い経験ほど記憶が怪しくなっていきます。 そのような観点も考慮して、気象現象の「平年値」は「30年間の平均値」と定義されています。つまり、同じ現象を毎日観測し、根気よく30年間も続けないと平年値は求められないことになります。 なお「根雪」は、正しくは「積雪の長期継続期間」または「長期積雪」(略称)という用語で呼ぶことになっています。(聞いたこと無いよね)
道内では、観測の自動化(省力化=人件費の節約)が進んで有人の気象官署が減ってきており、「寒候期現象」(霜・結氷・初冠雪・積雪・長期積雪)の目視観測を中止したため、これらの観測値の無い官署が多くなりました。 札幌管区気象台の露場(2009.12.20)踏み台の右が雨雪量計、左が雪尺、奥が積雪深計です。 冬期の現象を扱う場合には年の区切りが「秋春制」となり、今の寒候期(2009年秋~2010年春)を「2010年」と呼びます。 現在も上記の寒候期現象を観測している地点は、9ヶ所(稚内・旭川・網走・札幌・帯広・釧路・根室・室蘭・函館)だけです。(昔は22ヶ所あったんだけど) 札幌管区気象台のHPの北海道の統計データページから、各寒候年における積雪と長期積雪(根雪)の初日と終日とを読み取りました。 そして、各年における観測値(日付)が、平年値と比較して早いのか遅いのか、それらの日付が長期的に早くなる傾向があるのか遅くなる傾向なのか、を解析する目論みです。 今の寒候期における積雪の初日は既に全ての地点で観測されていますが、根雪については稚内での初日が確定しているだけです。 根雪というのは、積雪が30日間以上続かなければならない現象なので、まだ初日を決められない地点がほとんどです。(*注) 日付による統計の場合、平年値より早い場合はマイナス、遅い場合はプラスの数字で表します。 例えば今年の稚内の根雪の初日が11月16日で、これは平年値(11月27日)より11日早いから、「-11」と表します。
上記のページには20年分のデータがあり、毎年の観測値が早いか遅いかの経年変化をグラフ化してみますが、全地点分を表示してはいられないので、全地点での平均値を下図に示します。 図中で、赤色の折れ線が毎年の根雪の初日、青色の折れ線が根雪の終日です。それぞれの折れ線について、回帰直線を同色の破線で加えてあります。 この程度のデータ数(年数)で回帰式を求めて経年変化の傾向を論じるのは危険がありますが、初日は早まる傾向(19年間で7日)、終日はわずかに早まる傾向(19年間で2日)が見られます。(標準偏差:6~7日) つまり、根雪の初日は早まる傾向があり、終日はほとんど変わらないことが分かりますから、初日が早まって終日が変わらないのなら、根雪の期間は長くなってきていることになります。 これは冒頭に書いた噂とは逆の傾向で、地球はむしろ寒冷化(氷河期)に向かっていることになります・・か? そもそも、地球全体の長期的な現象を、北海道内における限定的な現象を基にして(大胆に)推測すること自体が無謀な試みに違いありません・・もっと慎重に、謙虚にならねば。 では今年はどうなるんだろう?・・と思い付くのが普通で、現段階で各地点における根雪の初日として可能性がある候補日を調べ、平年値と比べてみました。 今後の融雪/積雪によっては大幅に変わる可能性もありますが、今のところ、根雪が平年より早い地点が6ヶ所、遅い地点が3ヶ所あります。 今後は、早い地点でも遅くなる可能性があるし、遅い地点はもっと遅くなる可能性があるので、全体としては遅れる側にシフトしていくでしょうけど、全地点の平均で最終的にプラスになるのかマイナスになるのかは、まだ分かりません。 おおまかに、日本海側の地域で遅く太平洋側の地域で早い、という分布は見られます。
次に、「積雪」は早まっているのか遅くなっているのか、も調べました。初日はやや遅くなる傾向(19年間で3日)、終日はやや早まる傾向(19年間で4日)が見られます。 ということは、積雪の期間はやや短くなっているのかも知れません・・が、積雪の場合は「積雪状態になった最初の日」と「積雪状態になった最後の日」との間ですから、極端に言うと、その中間は全くの無積雪状態でも構わない訳で、突発的な降雪現象に左右されます。 積雪の場合も、これだけ大きく変動(標準偏差:5~8日)しているデータの回帰式を求めて、その傾きから変化傾向を論じるのは危険な推測でしょう。 札幌における積雪や根雪が遅れているという印象を基に、北海道全体でも遅くなっていると拡大解釈して、地球全体が暖かくなっているせいだというストーリーを作り上げられるほど、人間は傲慢な生き物です。 札幌は、人口がどんどん多くなっています。 人口が多くなると車や工場や住宅が多くなり、排出される熱も多くなるし、建物は熱を蓄えるので夜間は冷え難くなります。除雪するから雪面が減ったり黒っぽくなって、太陽光を吸収し易くもなります。 それらの結果、都市域では必然的に気温が上昇する傾向が生じますが、それは地球温暖化とは別な現象であり、「都市化」による温暖化現象です。 「地球温暖化」が間違いない現象だとすれば札幌でもその影響を受けるでしょうけど、地球全体の温暖化と都市化の影響とを分別して評価することは難しい作業だし、地球が温暖化するのに伴って札幌も温暖化する、という保証は必ずしも無いんです。
(*注) 統計方法について詳しく知りたい方は、気象庁の「気象観測統計指針」第4章(PDF:866kB)の、4.1.14「統計値の算出方法」を読んで下さい。
2009年12月10日
今冬の札幌の初雪は11月1日で、平年より5日遅い程度だったのに、積雪の初日は11月21日で平年より12日も遅れました。根雪(長期積雪)が始まる平年日が12月3日だけど、いつが開始日になるのか見当が付かない状況です。 根雪というのは積雪の継続期間が30日以上なければならないので(短い中断はあっても可)、今冬が根雪になるかどうかさえ、少なくとも1ヶ月先じゃないと分からないんです。 12月3日に積雪1cmになった後は、積雪0cmながら「積雪あり」の状態がかろうじて続いていましたが、12月9日に「積雪なし」となってしまったため、積雪の継続はリセットされました。 この次はいつだろう・・。
開拓記念館の手前から見た百年記念塔(2009.11.28)今年の春先はこんな光景だったのに・・。 雪景色の公園
桜の絨毯だったのが、雪の絨毯に変わりました。 北大のローンには、エルムの老木から枝が落ちてくるので気を付けるように、という看板が立っていました。
上を見ながら歩く人は少ないと思うので、当たって初めて気が付くことになると思うんですけど。 雁来練習場は、屋外だけどまだ使えます。
一度積もった雪を脇に寄せたため、氷河の「モレーン」のようにラバーピッチが積み上がっています。 最近の嬉しい出来事と言えば、丘珠空港通との交差点にかかる橋が完成して、すんなり走れるようになったことです。 アミューズメントパークの天然芝ピッチはネットが巻き上げられ、ゴールネットも外されました。
観戦用のベンチも、用具庫の脇に積み重ねられています。 ピッチはほぼ雪で覆われ、山もすっかり冬の装いです。
東雁来公園には、ソリ滑りにちょうど良い小山が作られました(左)。
工事は、春までいったん中断するようです。
サンタクロースは、煙突を登るのに備えて腕力を鍛えるトレーニングをしています。
彼が忙しくなる頃には、「高円宮杯全日本ユース(U-15)選手権」は佳境を迎えているはずです。 帰宅する途中で見かけた電気屋さん?
桑園地域の天気が分かるのなら、教えて欲しいんですけど。(笑) かなり昔、名古屋の知人が札幌へ来た時に「宿はどこに取ったの?」と尋ねたら、「え~っと、くわぞのにある△△ホテルっていう所です。」と答えられて苦笑したことがあります。 桑(=蚕)を育ててたことは間違い無いんですけど・・。 そろそろ部屋の暖房を入れようかと思っています。(←今頃かよ!) 低血圧な身には寒い方が好都合だし、うちの建物は水道や排水のパイプが中心部にあるダクトを通っているので、水道凍結なんてまず起こり得ないから寒くても構いません。 北海道なのに、水落としをしたことが無いんです。
2009年11月23日
禅問答のようなタイトルですが、湿った空気は乾いた空気より、重いのでしょうか軽いのでしょうか。 夏場の、湿度が高いジットリした空気は、体が重たく感じるし、空気自体も密度が高くて濃厚なように感じます。 湿った雪が乾いた雪より重たいように、湿った空気というのは乾燥した空気に水蒸気を加えたものだから、乾いた空気より重いはずです・・か? 答えは逆です。 湿った空気は乾いた空気よりも軽いのです。
そんなのウソだろっ! と思った人は、ある意味で正常な感覚の持ち主ですが、簡単な例えとしては、純金(24金)に銅などの軽い金属を混ぜて18金の合金を作ると、24金よりは軽くなるのと同様なことですから、数式が嫌いじゃない人は一緒に考えてみましょう。 重さの無い袋を用意して、これに乾燥空気を詰めます。 この袋(と空気)の重さは、当然ながら乾燥空気の重さだけです。 この乾燥空気の重さを Wd とします。 この袋の中に水蒸気を混ぜると、水蒸気の重さの分だけ袋(と空気)の重さが増えます。 その重さを Wm とすると、 Wm = Wd + Ww となります。 (Wm は湿った空気の重さ、Ww は水蒸気の重さ) もし体積が変わらずに重さだけが増えたのなら、同体積の乾燥空気より比重が大きくなるから、浮力を失って沈みます。 しかし相手は、空気という「気体」です。乾燥空気の中に「液体」の水を加えた訳ではありません。 気体の体積は、温度や、自身の圧力と外界の圧力との兼ね合いによって、膨らんだり縮んだりという体積変化をします。 高校で習ったと思われる、「気体の状態方程式」を思い出して下さい。 気体の体積は、気体を構成する成分の分子量によって決まり、1モルの気体は、0℃・1気圧で22.4リットルの体積を占めます。 この「体積」値は気体の「種類」に関係なく一定で、気体の「重さ」が気体の「分子量」に従って変わります。 空気(大気)の成分は、窒素と酸素とアルゴンと二酸化炭素と水蒸気・・(以下略)であり、二酸化炭素までの比率はどこでもほぼ一定ですが、水蒸気は場所によって大幅に変わります。 簡単のために、空気は 窒素=80%、酸素=20%、他は0% という比率になっていると見なして、乾燥空気の分子量を計算してみると(窒素の分子量を28、酸素の分子量を32とすれば)、 28×0.8+32×0.2=28.8 になります。 この空気に水蒸気(=水の分子)を(例えば2%)混ぜるとすると、その分だけ他の分子の比率が減り、 窒素=79%、酸素=19%、水=2% という比率で計算してみると、水(H2O)の分子量を18(=1×2+16)とすれば、 28×0.79+32×0.19+18×0.02=28.56 となって、乾燥空気よりも軽くなります。 この結果は、液体の水は空気より重いという直感的な意識とは反するでしょうけど、その由来は、(気体のH2Oである)水蒸気は空気より軽いことに依ります。 これが原因で、「湿った空気が流入すると大気の状態が不安定となり、対流が起こりやすくなって雲が発達しやすい」という現象が起こります。 上下方向の温度の違いによって対流が起こることは、鍋の中や浴槽での対流を見慣れていれば受け入れ易い事実でしょうけど、下層に湿った空気が流入すると不安定になるということは、あまりピンとは来ないかも知れません。 うちの壁に掛かってる気象計(普段は見てない・笑)
2009年02月07日
先日から、「立春」という季節に移りましたが、「春」という文字に騙されて「立春なのに寒い」などと言われたりします。 これら「立春」などの季節をあらわす言葉が何種類かの問題を伴っているため、混乱して使われている場合もあるので説明してみます。
「立春」とは、「二十四節気(にじゅうしせっき)」の中の季節で、1年を文字通り24個に区切った季節のうちのひとつです。 1年というのは、太陽の回りを地球が1周するのに要する時間ですから、その「時間」を分けた物も「○月△日から○月▽日まで」という長さを持った「期間」であり、その期間はそれぞれ半月(2週間)ほどです。 ところがこれらの「期間」の「最初の日」を、「期間を代表する日」として呼んでいることから混乱が生じて、これが1番目の問題です。「時刻」と「時間」を混同して使っているようなもので。 太陽と地球との位置関係に基づいて、地球が春分点を通過する「○月△日▽時□分」という瞬間(時刻)が「春分」であり、その瞬間が属する日付を「春分の日」と呼びます。 「二十四節気」の他の季節も、地球の位置に基づいてそれぞれの季節が始まる日が決められ、「その日から半月間続く」と解釈すべきです。 しばしば「暦の上では今日は△△です。」と言われますが、正しくは「暦の上では今日から△△です。」と表現すべきです。 「今日は2月1日です。」という表現は正しいし、「今日は2月です。」も正しいけれど、「今日だけが2月です。」と言ったら誤りになるのと同じです。 「節分」の次の日が「立春」になりますが、「節分」とは本来、「節気の分かれ目」であり、二十四節気の他の節気の分かれ目も全て「節分」になるのに、現在では「大寒」と「立春」との境目だけを「節分」と呼んでいます。 順序としては、「節分」が先に決まるのではなくて「立春」の日がまず決まり、その前日に「大寒」が終わるので、その日が「節分」になるという順序です。 登別温泉の定番お土産「このわらじを持っていると一生涯履物に苦労せず 足も太くなりません。又水虫にもかからず足首が丈夫になるおまじないです。」と書いてあります。 健康食品の能書きのように、効能があるんだか無いんだか曖昧な・・。
2番目の問題としては、二十四節気は日本で作られた暦ではない、ということです。 先進国の中国から輸入した文化をそのまま使うのが日本の伝統?ですけど、中国大陸の内陸部で使われていた季節感を日本にも適用すると、どうしても無理が生じます。 日本は中国と違って、四方を海に囲まれた細長い島国です。 その上、東北地方以南では「梅雨」という現象もあって、6月から7月にかけては天文学的な日照時間は増えるのに気温が上がらないため、梅雨明けには盛夏が急に訪れてしまいます。 さらに、中国大陸では珍しい台風の影響も頻繁に受けたりして。
3番目の問題は、ほとんど「感覚」とか「気質」の問題かも知れません。 坂道を歩くことを考えてみましょう。 「上り坂を登ってきて、ここから先は下り坂に変わる」という地点は、つまり「峠の頂上」です。 逆に、「下り坂を降りてきて、ここから先は上り坂に変わる」という地点は、(適当な日本語が見当たらないけど)「窪地の底」です。 数学でも、正だった微分係数が負に変わる点は「極大値」であり、負だった微分係数が正に変わる点が「極小値」です。 「今までと違って今日からは気温が上向きに変わる」という日は、取りも直さず「一年中で最も寒い日」であって、「今日から暖かい日が始まる」という意味ではありません。 だから立春は、「最も寒い季節(大寒)は過ぎたけれど、やっと気温が上向きに変わる季節(が始まる日)」と解釈すべきであって、そう考えれば、たとえ寒くても不平不満を感じることなく、心穏やかに暮らせるというものです。 恐らく、四季がはっきり分かれている日本では、わずかな気候の変化も敏感に感じ取って、「季節を先取りしたい」という意識が働いているのではないかと想像します。 同じような天候がずっと続いてきたら、何か目新しい兆候を見つけたいのが人情でしょうし、ぶ厚いコートは早く脱ぎ捨てたいでしょうから。 もしかしたら、人間の耐性も関係しているかも知れません。 真夏からいきなり真冬に変わってしまったら寒くてしょうがないでしょうけど、秋から冬に向かってゆっくり寒くなれば、体が次第に慣れてきて平気に感じるでしょう。 だから冬の寒さに慣れた体には、ちょっとした暖かさでも春の到来のように感じるのではないかと思います。
それにしても・・みんなで揃って、言われた恵方の方角に向かって大口開けて、のり巻に食らいつく光景って、不気味だと思いますけど。 そっちの方角にいる(らしい)縁起の良い神様だって、びっくりして逃げて行くのではないかと。
2009年01月22日
今日も相変わらず、役にも立たない「気象細事記」をお送りします。 しばしば誤解されて使われている言葉に、「気象庁から○○注意報や△△警報が発令された」という言い方(書き方)を見かけますが、これは間違いです。 正しくは「発表された」という言葉を使います。
「注意報」というのは、「災害が起こる恐れがある」(だから注意する必要がある)ことを「報じる」、つまり「知らせる」ことです。 「警報」も同様に、「重大な災害が起こる恐れがある」(だから警戒する必要がある)ことを「知らせる」ことです。 「知らせる」だけであって「命令」ではないから、「発令」にはなりません。 これらの、「災害が起こる恐れがあるよ」という「お知らせ」を受けて、自治体(市町村長)は住民に対して「危険だから避難した方が良いですよ」という【避難勧告】や、「避難しなさい」という【避難命令】を出します。 こちらは強制力を伴う権限を発動する「命令」になるから、「発令する」と言っても構わない訳ですけども。 自治体(の長)には、住民を「避難させる責務と権限」があります(だから、選挙という手段で互選します)が、気象庁には住民を避難させる権限が無いので、「危険性を知らせる」だけです。 「知らせる」だけしか出来ないのだから、知らされた方は自己責任で行動しなければなりません。 命令じゃないので注意する義務は無いからといって、 雷注意報が発表されている時に注意しないで雷に当たったりしたら、死んでも笑われるだけだし、 洪水注意報が発表されているのに川の中州でキャンプしてたら、救助に向かわされる人達はいい迷惑だし、 なだれ注意報を無視して雪に埋まっても誰も助けに行けなくて、春になったら腐った死体が川に流れて魚に食われます。 厳密に言うと、「報」という言葉には「知らせる」という意味が含まれているし、「発表」という言葉は「公衆に周知させる」という意味ですから、「○○報を発表する」と言ったら「お知らせを知らせる」という意味になり、「馬から落ちて落馬する」のと同じ言い回しになってしまいます。 なので、「注意報をする」とか「警報をする」と言うのが正しい日本語であり、法律の文言では「予報及び警報をしなければならない。」とか、「警報をしてはならない。」と書かれています。 そんな日本語、誰も使わないですけどね。 新聞などでは、相変わらず「発令」が使われています。もしかしたら、「空襲警報発令」の時代からの名残なのでしょうか。 「空襲警報」なら、「避難しろ」とか「応戦しろ」ですから「発令」でもいいんですけど・・狩猟民族ではない故に主体性が備わっていない民族の気質として、自分で判断するよりもお上から命令された方が安心なんでしょう。不都合が起こったら他人の所為にすれば気が済むんですから。 他にも、「立春になったら暖かくなる」とか、「大寒の日は一年の中で一番寒い」などと、勘違いな解釈がされている場合もありますが、後日に機会があれば説明するかも知れません。
日高地方・某町のアメダス観測所この横に樹が植えられていましたが、だんだん伸びて観測に支障を及ぼしそうになり、伐採されたのか移植されたのか・・無くなりました。
2009年01月01日
今年は久し振りに、1月1日9時0分0秒に「うるう秒」が挿入されることになりました。→総務省の報道資料 以前は毎年のように「うるう秒」で調整していた時代もあって、地球の公転がどんどん遅くなっていることを実感してたのに、最近は聞かないなぁと思ったら、3年前が最後だったそうです。
「うるう秒」とは何であるかを勉強すると、以前に使っていた「グリニッジ時(GMT)」または「世界時(UT)」と、最近の「協定世界時(UTC)」との違いがよく分かります。(分からない?) 1月1日の9時(UTCの0時)に調整するというのも、世界的に統一(協定)して調整する必要があるからですね。 第1回目の調整が行われた1972年以来、今回で24回目の調整になり、これだけ調整が繰り返された結果、どんな影響が出るかというと・・寿命が縮まります。 なぜなら・・仮に、1972年の1月1日に生まれた人がいたとすると、2009年1月1日0時0分0秒にはちょうど37歳になるはずだったのに、うるう秒の調整のお陰で、その瞬間はまだ37歳の24秒前でしかありません。 法律上は、「生年月日の応当日」の前日満了時(24時0分0秒)に加齢することになっているので、37歳まで生きられたはずの人が、36歳で死んでしまう現象も起こり得ます。 もっとも、そんなことを言い始めたら、うるう年は他の年よりものんびり生きなきゃならない、という論理にもなりますが。 2000年のJ2優勝記念グッズ・・まだ動いてます![]()
「うるう」という言葉の呼び方が統一されていない、という問題を感じます。 「うるう秒」とは、いつもより多い「余分な秒」であり、太陰太陽暦の「うるう月」は「余分な月」です。 ところが「うるう年」とは「余分な年」ではなくて、「余分な日(2月29日)がある年」(または「余分な月がある年」)を意味します。 2月29日のことを正しく「うるう日」と呼ばれることは少ないし、「今年はうるう年だ」と言った場合、2008年と2009年との間に挟まった、「閏2008年」という年を意味するのではないので、用語として統一されていないと思います。 もし・・というか、確実にそうなるはずですが・・地球の公転がもっともっと遅くなって、太陽の周りを1周するのに50年もかかるようになってしまったら、夏(または冬)ってどんな季節かを知らない人が多くなり、次の夏(または冬)が来る前に死んでしまうことがあるかも知れませんね。 そうなる頃には、地球の自転も遅くなっているはずですから、1日の長さが今の1ヶ月くらいに伸びて、昼間は夏(夜間は冬)みたいな気候になるでしょう。 正月の話題として相応しい、壮大なお話ですね。
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作者の雁来 萌(かりき もえ)は、休日になると弁当と単語帳を持参して、札幌市東区にある「北海道コンサドーレ札幌・東雁来グラウンド」(通称:カリキ)で過ごしています。 コンサドーレの次代を担う(かも知れない)若者達が、しゃかりきにボールを追っている姿を眺めて癒されています。 性別:非公開 年令:非公開 特技:非行かい? 職業:占い師、トイレ評論家 住居:熊が出没する札幌市中央区 過去記事のリストを「記事一覧」カテゴリに載せています。 コメント欄に「今後の投稿予定」を記してあり、随時更新します。 オフィシャルブログ内であれば、このブログをリンク集に加えるのはご自由で、問い合わせも不要です。 深夜・早朝のコメント投稿はご遠慮下さい。
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