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2010年06月12日

本願寺街道を歩いてみた

そろそろシリーズ化してきた「本願寺道路」ですが(その1その2)、今回は札幌市南区簾舞(みすまい)の周辺に少しだけ残っている古い道路を、徒歩で実際に歩いてみました。
多分、これがシリーズ最終回だろうと思います。

「簾舞」って、学生の頃に地質巡検で行った頃から馴染んでたので気にせずに読んでたけど、北海道の難読地名の一つなんですか?

言われてみれば確かに、「簾」は「す」または「すだれ」としか読まないし、「みす」と入力すれば「御簾」という字が出てきて平安朝の屋敷を思い起こします。

「簾舞」の語源は、アイヌ語で「渓谷にある川」を意味する「ニセイオマップ」を基とし、それが「ミソマップ」と訛った音に漢字を当てたそうです。
後で出てくる「簾舞川」が、この辺の地名の起源となっているんでしょう。

後志の「ニセコアンヌプリ」という山は、「ニセコ・アンヌプリ」じゃなくて「ニセイ・コ・アン・ヌプリ」であって、層雲峡を挟んで黒岳の向かいに聳える「ニセイカウシュペ」の「ニセイ」と同じなんですね。

簾舞の旧道沿いにある「簾舞通行屋(旧黒岩家住宅)」は過去に何度か見学したことがあるし、今回は徒歩の旅なので立ち寄りませんでした。

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posted by 雁来 萌 |07:37 | 蝦夷の細道 | コメント(4) |