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2010年04月04日

札幌3月は29年ぶりの大雪

札幌では、今年3月の「降雪量」が123cmとなり、今年2月の降雪量(99cm)を上回りました。

3月の降雪量が123cmという値は、1953年の観測開始以来の3月として第4位の記録に当たります。(1位は153cm) →気象庁の統計資料

3月の降雪量が2月の降雪量より多くなるのは、1981年以来の29年ぶりだそうです。(2006年に、2月と3月が同じ104cmになったことはあります。)

引き合いに出された29年前の1981年3月に136cm降ったのが、3月として第3位の記録になっています。

 
札幌での降雪量の平年値は、1月が182cm、2月が154cm、3月が106cmで、今年の3月が平年より多かった(116%)のは確かだけれど、むしろ比較する2月が少なかった(64%)と言うべきでしょう。

降雪のピークは1月下旬ですが、降雪が積もった「積雪深」のピークは2月中旬・下旬になり、札幌の平年値では2月の最深積雪が91cm、3月が81cmです。

ところが今年は3月の下旬になっても時々雪が降ったから3月の積算降雪量が多くなったし、雪解けのペースも鈍っています。
(札幌に限れば)今冬は積雪深が平年の8割程度と少なかったのに、終盤には平年並にまで盛り返しました。

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posted by 雁来 萌 |08:39 | 気象細事記 | コメント(0) |