2009年08月27日
カブスリーグで札幌U-15優勝
5月9日から行われていた北海道カブスリーグU-15も、全10節のうちの第8節が8月22日(土)、第9節が23日(日)に終わり、残るは最終節(9/26)のみとなりました。 結論を先に言うと、カブスリーグU-15の1部ではコンサ札幌が8勝1分の勝点25となり、最終節を待たずにコンサ札幌の優勝が決まりました。
23日に札幌ドームのサブグラウンドで行われた、第9節の試合のみを見ました。確か前日もドームに来て、変なサッカーの試合を見たような気がします。 まず10時から人工芝ピッチで、2部のコンサ旭川(赤黒)とフロンティアトルナーレ(緑)との試合が始まりました。 コンサ旭川のスタメンは、GK:武島、DF:宮本・石井・西垣・後藤、MF:荒木・高橋・森木健・橋本、FW:渡部・岸本 でした。 控えには、坂本、高木、三浦雅、村上、久保、高山、岡本 が見えます。 明け方に結構な強さの雨が降り、朝には上がりましたがピッチは濡れています。 立ち上がり1分に岸本が右寄りからシュートを打つチャンスがあった一方、2分にはトルナーレがオフサイドくずれでGKと1対1になるピンチを与えました。 8分の宮本のフィードに岸本が詰めますが、間に合いません。 19分に右タッチライン付近から高橋がフィード、左寄りから橋本がシュートを打ちましたが、キャッチされました。 26分頃には波状攻撃のチャンスになったものの、カウンターを受けて大ピンチとなり、西垣が粘ってクリアしました。 33分に、旭川が右サイドへ開くパスに追い付けずにボールを奪われ、トルナーレが左をえぐって打ったシュートが右ポストに当たってゴール左寄りに入りました。(0-1) どう見てもトルナーレの方がパスが正確だし、足元でも競り勝っています。旭川はパスを出して終わり、のような場面も見られます。 旭川には交代が無く後半が始まりました。 DFを3枚に減らして、橋本がトップ下に入る3-5-2に変えたようです。 11分にトルナーレに与えた30mほどのFKははるか上へ外れて行き、渡部に代わって岡本が入りました。 14分にはトルナーレに右CKを与え、ファーからヘディングで叩き付けられたボールがバウンドして入りました。(0-2) 16分に宮本に代わって高木がCBに入り、MFに上がった西垣がフリー気味でシュートを打ちましたが、上へ外れて行きました。 20分には旭川のゴール前で2人がフリーになるピンチとなり、打たれたシュートが正面だったのでキャッチ出来ました。 24分にトルナーレが右サイドで旭川を3人ほどを抜いてシュートを打ち、左ポストに当たって手前に戻ったので助かりました。 26分に岸本の裏へ出たボールに競り勝ってシュートを打ちましたが、右へ外れてしまいました。 ここで、後藤に代わって三浦雅が入りました。 28分に森木が突破を図るチャンス 29分にトルナーレが左をえぐってクロス気味のシュートを打たれたのは右へ外れましたが、再び左寄りを抜かれて打たれ、ゴール右寄りに入りました。(0-3) 30分には荒木に代わって久保が入り、続いて西垣に代わって村上、さらに橋本に代わって久し振りに見る高山が入りました。 それなりに見所はあったものの、残念な結果に終わりました。 第9節を終了して旭川の順位は変わらず4位ですが、最終節の結果次第で3位~5位になる可能性があります。
続いて11時50分から天然芝ピッチで、1部のコンサ札幌(赤黒)とアンフィニ(緑)との試合が始まりました。 コンサ札幌のスタメンは、GK:福永、DF:福田・井端・月館・志田、MF:佐々木・前・深井・堀米、FW:蒲生・中原 でした。 控えには、阿波加、紀井、鷺谷、田代、松本、藤井 が見えます。 クラブユース選手権が終わったばかりなのに、昨日から連戦が続いています。 もしクラセンで勝ち続けていたら、このカブスリーグはどんなメンツで闘っていたのか、という興味もありましたが、選手達の日焼けして黒くなった顔や、なぜか短くなった髪型も目新しくて・・。 堀米や深井、前などは、ヒールを使ったワンツーなどで翻弄しながら切り込んで行きます。 キャプテンマークを付けた堀米がボールを持つと、「邪魔だ、そこどけぃ!」みたいな貫禄のオーラを感じるのは、贔屓目でしょうか。 26分頃からアンフィニのCKが続き、右CKから打たれたヘディングをGK福永が際どくはじきました。 福永は頼りがいのある声で指示を出したり、果敢に飛び出してセーブするなど、クラセン全国大会での悪夢を払拭するかのように活躍しています。 32分に佐々木からパスを受けた中原が左足でシュートを打ちましたが、GKにはじかれて右ポストのわずかに外側へそれました。 これで得た右CKをニアの月館がヘディングで流し込もうとしましたが、左へ流れ過ぎてしまいました。 落ち着いてゲームを優勢に運びながらも得点できない状態が続くと、エアポケットのような失点を喫することは何度も見てきました。 34分に深井が倒されながらもプレイオンで続行し、中原が右から打ったシュートは止められました。 この反撃から、アンフィニがオフサイドくずれで右寄りの遠めからシュートを打つと、バーに当たって入ってしまいました。(0-1) ここで審判が、深井へのファウルに対してアンフィニの選手にイエローカードを出しました。 何だか、騙されたような損したような感じ。(笑) 旭川と同じく、札幌も1点ビハインドで前半を終えました。 札幌に交代無く後半が始まりました・・ここまでは旭川の展開と同じです。 6分に、左寄りでの浮き球を佐々木が巧みに前へ送り、拾った堀米が左寄りを突破してシュートを打ちましたが、惜しくも右へ外れてしまいました。 早く追い付きたい焦りもあるでしょうが、7分に堀米が打ったシュートも右へ外れてしまいます。 しかし9分に、堀米からパスを受けた福田が粘ってCKを得ました。 この右CKを深井が蹴り入れ、ファーから中原がヘディングを叩き付けてやっと同点にしました。(1-1) アンフィニが左サイドを破るピンチが2回続きましたが、フィニッシュの精度が足りません。 19分に福田からパスを受けた前がさらに蒲生へ渡し、打ったシュートは正面でキャッチされました。 24分のアンフィニの攻撃がオフサイドになったところで、福田に代わって紀井が入りました。 30分に紀井へ出たチャンスがあったものの打ち切れず、32分になって堀米が左奥から強烈なシュートを打ち、GKにはじかれた浮き球がゴール前ではずんでいるところを、中原が楽々と蹴り込みました。(2-1) 35分に、蒲生に代わって松本が入り、ロスタイムには志田に代わって藤井が入りました。 さらに鷺谷が交代の用意をして待機していましたが、プレイが途切れずにタイムアップとなって出番が来ませんでした。 この試合は、引き分けでも結果が残るはずでしたが、(2-1)で勝てました。 これでコンサ札幌U-15は8勝1分の勝点25になり、2位の札幌ジュニアの勝点が19で6点足りないため、最終節を残してコンサ札幌の1部優勝が決まりました。 ・・ということは、大会の開催要項(PDF)により、高円宮杯第21回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会への出場を義務付けられます。 カブスリーグU-15の最終節とオーバーラップしながら、9月5日からは来シーズンの残留や入れ替え・降格を賭けた「北海道カブスリーグU-14」も始まります。
posted by 雁来 萌 |07:18 | 闘う若梟 | コメント(0) |
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