2008年11月11日
Jユースカップ・千葉戦
11月9日(日)の10時から札幌ドーム(屋内)で、Jユースカップのコンサ札幌U-18とジェフユナイテッド千葉U-18との試合がありました。 コンサにとってはこの試合が、今年のJユースカップの最後のホームゲームになり、同時に3年生はユースチームとして試合をする最後のホームゲームになります。 暗いのでシャッターが遅く、ピンボケやブレてる写真が多いです。それをいいことに、一部に脚色が含まれているかも・・。
折しも、トップチームの浦和戦の翌日であり、しかも同じ会場に変更されたとあって、前日に不甲斐ない試合を見せられたサポーター達の憂さ晴らしの場と化してしまう恐れがあります。 危険行為を防ぐ保安上の理由なのか懲罰なのかは知りませんけど、この試合は無観客試合とする裁定が下ったようです。 手前の10人がスタメン、奥の6人が控えと思われます。 観客がいないと・・発熱体が少ないので寒いです。選手やベンチの声がよく聞こえます。「ヤッホ~」と叫べば向かいの客席で反射してエコーが帰ってきます。 千葉側の応援団は、太鼓を含めて3人とポンポンを振る人が数名いました。 札幌側は、数人の世捨て人が発声するのに合わせて親戚・知人や物好きサポが呼応する、という状況です。 権威あるJユースカップの決勝トーナメント進出を争う天王山の1戦にしては、巨大なドーム空間とはアンバランスで控え目な応援合戦でした。 振り向いた控えの選手達は、そんな大人達を冷ややかに嘲笑しています。 コーチングスタッフは・・聞こえないフリ(笑) コンサU-18(赤黒) vs 千葉U-18(黄) コンサ札幌のスタメンは、GK:曳地、DF:鈴木健・熊澤・上原・松本、MF:鈴木巧・竹内・佐藤・鶴野、FW:古田・玉岡 で、控えには、松原・松田・葛西・菅原・工藤光・金子・三上 がいます。 こんな光景は数年前の国際ユース大会以来ですが、もちろん国歌吹奏はありません。 ”We are SAPPORO” を歌う円陣の脇で、ボールを置く主審 この光景を覚えておいてね♪ 7分に千葉が右ライン寄りを上がり、タッチラインに出たボールがどっちのスローインになるかの副審の指示が不明瞭で、千葉の攻撃を漫然と見送ってるうちに右から打たれました。 このボールが左ポストに当たって、ゴール内に転がりました。(0-1) 10分に松本が左を深くえぐってクロスを入れ、 古田がシュートを打ちましたが、はじかれました。 今日は、声援に応える鶴野を起点とする攻撃がチャンスを作っているし、打矢と鈴木巧とのコンビによる右サイドの上がりも効いています。 相変わらず佐藤が狙われて倒され、千葉にイエローカードが出ました。 30分に古田から打矢へパスが出て突破しましたが、深い位置まで進み過ぎてシュートを打てず、中央へのクロスを選択したものの、打ち切れませんでした。 直後のサイドチェンジが通ったチャンスに後方から放り込んだボールも、クリアされてしまいました。 37分に、千葉のスローインを奪った鶴野が突破して鈴木巧へパスを出しましたが、やや長過ぎて俊足の鈴木巧も追い付けず、ゴールラインを割ってしまいました。 39分には、なぜそこにいた?と思うほど左の深い位置にいた竹内にフィードが通り、さらに進んでクロスを入れると古田が打ちましたがミートせず、枠を横切って右へ外れて行きました。 守備では、ドッキリするようなミスもあったり、GKとDFがかぶってしまうピンチもあったりで、気が休まるヒマがありません。 終盤には佐藤のミドルや、それで得たCKの惜しいチャンスがありましたが、スコアは動かずに終わりました(0-1)。 真剣にプレイ(や応援を)してる最中に、後ろの方からウグイスが鳴くような声で何かを訴えているのが聞こえました。 ドールズも応援しに来たのかと思って振り返ると、ドームツアーのご一行様が集まって、アテンダントの説明を聞きながら試合を眺めていました・・今日は無観客試合じゃなかったのか・・。 耳障りというよりも・・コンサ札幌とジェフ千葉とのJ1(トップチーム)のリーグ戦に、この程度しか観客が入らないの?・・とツアー参加者が勘違いしないか心配でした。 後半開始時に、玉岡に代わって金子がFWに入りました。 主審は几帳面な性格のようです。思い出してね♪ 1分に、遠めながらコンサがFKを得ました。 このFKは、味方に当たって右へ外れてしまいました。 6分にはサイドチェンジやヘディングでつないだチャンスがあったものの、シュートはクリアされました。 9分に、松本(手前の左向き)が(野良犬のように)しつこいチャージを受け、千葉にイエローカードが出ました。 竹内が蹴り入れたキックはクリアされ、カウンターを受けて独走されるピンチになりましたが、シュートを打たずにパスを選択して曳地がセーブできたのはラッキーでした。 12分に千葉のくさびを奪った鶴野が右へ送り、戻ったボールを鶴野が受けてドリブル突破、 左寄りの狭い角度から左足を振り抜いて、同点弾を打ち込みました。(1-1) バーの下面に当たって逆サイドへ入ったように見え、オフィシャルのニュースに載っている写真が、この後のシュートシーンだと思われます。(自分が撮った写真は思いっ切りブレてた) 14分に千葉の右CKから打たれたシュートが、ゴールライン上に立っていたコンサ選手の足に当たって跳ね返るという、危機一髪の場面がありました。 16分に右の鈴木巧から鶴野に渡ってシュート、こぼれ球をゴール前の右寄りから押し込みました。(2-1) ピッチ下でアップしている控え選手達も大喜びします。 戻って来る途中で鈴木巧がガッツポーズをしていましたが、最後に打ったのが誰だったのか、その場では確信がありませんでした。 17分には鈴木巧が右をえぐってクロス、古田が飛び上がりながら左足でシュートを打つという、カンフーサッカー並みの芸当を披露しましたが、反応よくGKにはじかれました。 19分の千葉の攻撃で、ボールを止めただけだと見えたのにファウルを取られ、FKを与えました。 このFKはコンサの壁(正確には金子の腹)に当たって倒れ込んでしまい、プレイを止めてくれて手当てを受けました。 22分にハーフウェイラインの手前で鶴野がボールを奪い、出ていたGKの頭越しにロングシュートを打ちましたが、コースは右へ外れて行きました。 24分に、熊澤からのロングフィードが金子に渡って突っ込みましたが生かせず、右サイドに侵入されたピンチへの対応で、相手と打矢と鈴木健とが交錯し、鈴木健が足の付け根あたりを痛めました。 26分には千葉の左サイドへボールが渡ってしまい、鮮やかに左足で打ち込まれて振り出しに戻りました。(2-2) 32分に、鈴木巧に代わって工藤光がFWに入り、古田が右サイドに下がりました。 札幌は点差を付けて勝たなければ決勝トーナメント進出が難しくなるので、まず勝ち越し点が欲しいところですが、36分に右手前の深い位置でボールを奪われ、中央から打ち込まれてしまいました。(2-3) 39分には竹内に代わって葛西が左SBに入り、松本が中盤に上がったようです。 41分に金子あたりがシュートを打ち、戻されたボールを古田(右端の奥)が左足でミドルを打つと、鋭いシュートがバーに当たってゴール奥のピッチを叩きました。(3-3) 取りあえず同点に追い付いたものの、直後にカウンターを受けてピンチになり、打たれたシュートを曳地が片手ではじいて難を逃れました。 ロスタイム3分が示された後、千葉のオフサイドによる左ライン寄りからのFKを曳地が蹴ると、 上空でブレながら相手ゴールへ向かいます。(青矢印) 残り時間が少ない中で懸命の攻撃を続け、波状攻撃になったチャンスも最後はGKにキャッチされてしまいます。 タイムアップの笛が鳴ると、起き上がれない選手もいました。 観客席に向かって挨拶します。3年間(~6年間)お疲れ様でした。 この後、3年生が集まって恒例の記念撮影がありました。 ホームゲームで彼らを見れるのもこれが最後であり、残りの1試合が終われば、引退する選手も多いでしょう。
posted by 雁来 萌 |20:11 | 闘う若梟 | コメント(0) |
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