2014年07月11日
ふわっと苫前、虫歯で歯ボロ
タイトルに深い意味はありません。 昔、仕事で羽幌に滞在してた時、仲間が虫歯になって困ってたので「歯ボロのタタリだ」と言ったことがあります。←薄情なヤツ 1か月ほど前に焼尻島と天売島を探訪した折り、朝早く起き過ぎたので、苫前と羽幌の周辺を散策してきました。 苫前といえば、開拓期に起きた羆の事件が知られていますが、そもそもあんな山奥まで開拓したら羆の生活領域を侵略することになるのだし、食事の仕度で美味しそうな匂いを振り撒いていたら、餌不足で空腹の羆はたまりませんよ。 一方の羽幌といえば、羽幌炭砿とか築別炭砿を擁する炭鉱の町でした。 それぞれ、オロロンまっぷの「苫前」と「羽幌」を参考にして下さい。
まだ朝5時前・・高台に登って、苫前漁港を見下ろしてみました。 右手に見える白い建物が道の駅「風W(ふわっと)とままえ」です。 海岸は海食崖になっていて、風力発電の風車が並んでいます。 天売・焼尻の両島も見えたんだけど、霞んでて写りが悪いので省略。 手前に見える防波堤まで行ってみました。 ここの防波堤は2段の構造になっています。 港の近くに「岡田番屋」が残っているらしく、内部は公開していないので外見だけでも・・と思って探したところ、やっと見つかりました。 岡田商店の水産加工場の奥にありましたが、かなり失望しました。 気を取り直して、三毛別ヒグマ事件が目玉展示の「苫前町郷土資料館」へ向かいます。 この施設は苫前町役場として建てられましたが、役場新庁舎の完成に伴って郷土資料館に変わりました。 まだ開館時刻前だし、かな~り昔に見学したことがあるし、三毛別の事件現場まで行ったこともあるので、羆の案内には応じず裏手へ回ります。 資料館の裏には「古代資料館」が繋がっていて、 裏庭には「古代の里」として復元住居が並べられています。 これは縄文文化の住居で、 時代別にモデルハウスの特徴が説明されています。 こちらは擦文文化の住居で、 入口には現代の鍵がかかっていました。(昼間は公開) さらにアイヌ文化のチセ、 初期の開拓小屋(屋内展示を窓の外から撮影)と時代は流れます。 資料館へ向かう道路は「古代ロマンロード」と名付けられ、 埴輪とか「かがり火」形の街灯が並んでいたりします。 何でもかんでも一緒くた・・と感じなくもない。
このまま真っ直ぐ羽幌へ向かってもフェリーの出港時刻には早過ぎるので、先に奥地の炭鉱遺構を見学しました。 かつて羽幌の奥地には炭砿があって栄えていましたが、今は昔の話、現在は廃墟のみが残っています。 これは羽幌本砿の遺構で、後方に櫓が見えます。 煙突がポツンと立っていました。 ホッパーの廃墟に近付いてみます。 その横に説明看板が並んでいましたが、誰も立ち入りたくはないよ。 築別炭砿は遠回りになるので寄りませんでしたが、時間的には周って来れる余裕があったみたい。 旧羽幌炭礦鉄道の線路跡とか橋も残っていました。 炭鉱が閉山になったら学校も閉校になるもので、特に探した訳でもないのに道路脇に次々と現れるんです。 これは北辰中学校 曙小学校 幌北小学校 築別中学校 さらに光洋小学校もあったけど、さほど古くはなかったし、写真を撮るのに飽きてしまいました。 炭砿関係の資料については、「羽幌町郷土資料館」に展示されています。→以前の記事
posted by 雁来 萌 |20:53 | 蝦夷の細道 | コメント(0) |
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