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2014年05月06日

500m美術館で見た赤と黒

去年の春に、500m美術館で「質感覚 -Sensitivity to Texture-」展という展覧会がありました。

ここで面白かった作品をいくつかと、現在開催中の「北の脈 -North Line-」展(~6/27)からも作品を少し紹介します。
もちろん、独断と偏見に基いて取り上げているので悪しからず。

渡邊希(のぞみ)さんの作品:「女こゝろ」
赤いシリーズ
たわませた麻布に漆を塗る「乾漆技法」を用いているそうで、横から見ると凹凸がよく分かります。
乾漆とは仏像を作る時などに使われる技法で、軽いけど頑丈な像を作れます。

こっちは黒いシリーズ←上は「赤いシリーズ」か?
黒いシリーズ
漆は基本的に黒と赤が基調色ですから。
ピカピカに光るモジュールと艶消しのモジュールとを交互に並べてありました。

 
吉田茂さんの作品:「風が吹いて」 と 「波が来て」
波風を立てる
表面にわざと「ひび割れ」を作る手法だそうで、これが難しいらしい。

 
中橋修さんの作品:「内包」- 時と場と人の内に包まれて 今 ここにいる -
本物はどっちだ
近くで見るとよく分かるんですが、見る角度によって赤くも見えるし黒くも見える作品です。

 
最近の展示から
杉山留美子さんの作品:「HERE-NOW あるいは妙光」
妙な光
平らなキャンバス上で微妙に色が変わっていて、こういう感じの作品をあちこちの展覧会で見かけます。

 
磯崎道佳さんの作品:「モップの生活」
ありそうな気がする
モップを材料にしてつなぎ服と帽子を作るだけじゃ飽き足らなくて、これを着て帽子を被って「モップマン」となり、部屋の中を歩き回っている映像を右下に映していました。

辞書で調べたら、「a mop of hair」と言えば「ぼうぼうと生えた髪の毛」を意味するんだそうです。
作者によると、モップの使われ方は人間の一生と似ているんだそうで、なるほどと思いました。

 
野又圭司さんの作品:「遺跡」
あり得る状況
「城壁に守られた高層ビルとその周辺に広がる難民キャンプ」という説明があり、色々な解釈が可能でしょう。

 
ここの連絡通路のタイル壁って、周到にデザインしてあるに違いない。
几帳面なデザイン
大通駅とバスセンター前駅のテーマカラーを連続的に切り替える工夫なんでしょう。
初めて気が付いて写真を撮ったつもりなのに、以前にも同じ写真を撮っていたというマヌケさよ・・。

 
こんな作品もありました。(一種の常設展示?)
カメラ目線の練習をしよう


posted by 雁来 萌 |08:28 | 雑念 | コメント(0) |

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