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作者の雁来 萌(かりき もえ)は、休日になると弁当と単語帳を持参して、札幌市東区にある「北海道コンサドーレ札幌・東雁来グラウンド」(通称:カリキ)で過ごしています。 コンサドーレの次代を担う(かも知れない)若者達が、しゃかりきにボールを追っている姿を眺めて癒されています。 性別:非公開 年令:非公開 特技:非行かい? 職業:占い師、トイレ評論家 住居:熊が出没する札幌市中央区 過去記事のリストを「記事一覧」カテゴリに載せています。 コメント欄に「今後の投稿予定」を記してあり、随時更新します。 オフィシャルブログ内であれば、このブログをリンク集に加えるのはご自由で、問い合わせも不要です。 深夜・早朝のコメント投稿はご遠慮下さい。

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枯サンゴ草とハッカ御殿

2014年03月03日

アメダス小清水から常呂を経て佐呂間へ向かう途中に、あちこちで少し寄り道しました。


網走市内の港に近い「ポンモイ」地区に、柱状節理が明瞭に見える崖があります。
We will rock you

崖の写真を撮影するため向かいの空地に車を停めると、妙なモニュメントがありました。
鍋釣岩か
右手前に横たわっているのが(多分、崖から剥れて落ちた)柱状の岩石です。上の写真で崖の中ほどに黒っぽい(風化していない)部分が見えるので、そこから最近落ちてきたのではないかと。

ここは、明治30~31年に現・北見市に入植した野付牛屯田兵が上陸した地だそうです。
現在のわたくしたちの恵まれた生活は、この先人たちの不屈の意志と努力の成果に多くを負うものであり・・

裏面には、入植者594名の名簿も記されていました。
大体ではなく正確に記されている

北見市と屯田兵といえば、信善光寺の屯田兵人形が思い浮かびます。
隣の端野町には歴史民俗資料館があって、屯田兵屋が保存されています。


次いで、能取湖の南岸にある卯原内サンゴ草群生地に寄りました。
群生してないよ
サンゴ草の正しい植物名は「アッケシソウ」で、丸太の看板には「日本一サンゴ草群生地」と記されていますが、赤い珊瑚の絨毯のように群生してるどころか、ぽやぽやとしか生えていません。

駐車場に立ってた説明板などによると、日本最大級というサンゴ草の色付き不良を改善しようとして、観光協会が土砂を搬入したのが原因で群生地が大幅に縮小してしまったとか・・ずいぶんとお粗末な話です。
回復しないかも知れないよ
群生地回復に向けて原因調査と対策を進めていると言っても、そんなことは土砂を搬入する前に済ませるべきこと。

木道から見る干潟はこの程度の惨状で、これでも綺麗に色着いている部分を探した結果です。
自然を改変してしまった

 
近年になって、流氷がサロマ湖へ流入しないように、オイルフェンスのような仕切りを湖口に張り巡らしたらしいです。
しかし流氷というのは底面にプランクトンが沢山生育していて、それらの養分を海岸へ運ぶ役目を果たしているとも言えるのに、それを拒否してしまったら養分の供給が無くなると思うんですけど・・。

オホーツク海へは、網走地方の河川や大陸のアムール川などから陸上の養分が供給されているので、海を育てるためには森を育てなければなりません。
「海は海、川は川、森は森」という単独に閉じた回路ではなく巧みに連鎖してるのに、その連鎖を断ち切ってしまったらどうなるか・・よく調べないうちに軽率な改変を加えてはイケナイはず。


常呂から佐呂間へ向かうのに遠回りして、北見市の仁頃地区に寄ります。

ここには「仁頃はっか公園」(北見名水公園)という長閑な田園公園があって、
海に鰊、山に薄荷
ハッカの町・北見らしく「ハッカ御殿」と呼ばれる屋敷が修復・移転されています。

ハッカ商で財を成した五十嵐弥一氏が昭和12年に建てた自宅の建物で、
65.8坪(217.49平m)だそうな
世界シェアの7割を占めていたという北見のハッカも今は昔、化学合成品に取って代わられました。

こちらは脇玄関と勝手口だろうと・・出入口が3つも。
Side view

屋敷を修復する様子がパネル展示されていました。
ビフォー

どうせだから屋敷の隅々まで見学します。
女人禁制
なぜに婦人用だけ使用禁止なのか。

仕方がないから殿方用の内部を激写
昔あったけど、狭くてあずましくない

屋敷の周囲には物置や納屋なども保存されています。
物置だけでも家1軒分の広さがある

その中に展示してあったハッカの蒸留装置
ワインを入れればブランディーを作れるかも
桶の中にハッカの草を入れて蒸し、右側の冷却塔で液体に凝縮させて甕の中に溜めます。
溜まった「ハッカ油」を精製して結晶として抽出するという工程で・・一字違いだから余市のウヰスキー工場を思い出します。

公園の周囲は「北見田園空間博物館」として整備され、
黄になる木
左奥の建物は北見田園空間情報センター「にっころ」だそうです。

 
さて次は、今回のアメダス調査予定も残り5ヶ所となった、佐呂間と生田原、境野、置戸常元、留辺蘂を巡回して帰ります・・ロスタイムに思わぬどんでん返しが待っていることはママある。



post by 雁来 萌

22:33

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