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2006年09月04日

初雪の便り

先週、視野の一部が見えなくなって新聞を読むのに苦労したり、身に覚えがあるほど飲んでいないのに咳やクシャミで頭が痛くなる、ということがありました。
これは多分、仕事のし過ぎか(??)、ディスプレイの見過ぎだろうと考え、ブログを更新しませんでした。(苦しい言い訳)
恐らく本当の原因は、先月下旬に厚別や宮の沢で、連日強い日差しに長時間曝されていたことだろうと思います。宮の沢では、何度か気を失いかけました・・それにしては、日にちが開き過ぎている気もしますが、歳を取ると反応が遅くなるらしいし。

今年の札幌の夏は、暑い日が続きました。あと2ヶ月すれば初雪が降るとは、(理屈では分かっていても)とても信じられないような気温と日射と湿度でした。
札幌での初雪の平年値は10月27日であり、2ヶ月分ずつ表示されているカレンダーでは、見えている日付の最後の方、つまり来月末はもう雪の季節になります。
その頃、わがチームの成績はどうなっているのか・・・考えると視野全体が真っ白になるので、考えないことにします。
 

確か、眼を休めるには遠くを見るのが良いとか、緑色の波長は眼に優しい、とかいう話を思い出したので、先週末の土・日は、遠くにある緑色の芝生をぼんやり眺める目的で、知事杯の準決勝・決勝を見に行きました。(懲りてない)
そのレポートはいずれエントリーするとして・・日曜日に、決勝戦に行くため自宅を出ると間もなく雨が降り出し、北1条通りを進むとだんだん強くなって、市民や観光客は地下鉄の入り口やビルの軒先などで雨宿りをしてました。

新聞によると、「11時40分ごろ、札幌市中央区北1西2の札幌市時計台付近で、ひょうのようなものが数分間降り、~」と書いてありました。私が時計台前を通過したのが11時30分頃だったはずなので、もう少し遅ければ、「ひょう」か否かを判定して証言できたかも知れないのです。
ちなみに、「ひょう」は真夏でも降ることがあるので、「初雪」にはなりません。
 

初雪の前に「初冠雪」という現象が起こります・・・たまに、初冠雪と同じ日に平地で初雪が降ることもありますが。
札幌の場合は、手稲山が白くなったことを札幌管区気象台の職員が確認したら「初冠雪」になります。あくまでも専門知識を有した本職の人間が確認しなければなりません。(雲に隠されていない、という条件も必要)
この手稲山初冠雪の平年値が10月16日です。

「手稲山が3回白くなったら、平地でも雪が降る」という言い伝え?があります。手稲山の標高は1024m、札幌の市街地は標高20mほどなので、その差は1000mほどになります。
言い方が変ですが、雪は11日かけて1000mを下ってくることになるので、1日当たりの「降下率」は90mほどになります。

同様に、他の地点でもこの「降下率」を調べると、90m/日くらいの値が多いですが、室蘭(観測対象は鷲別岳)では145m/日と大きく、871mを6日で下る一方、釧路(観測対象は雌阿寒岳)では53m/日にしかならず、1494mを28日かけて下ります。
もちろん、日本海側とか太平洋側とかいう地域差があるし、観測所と山頂との距離や方角も違いますが。

倶知安の場合、初冠雪を観測するのは羊蹄山ですが、羊蹄山は高過ぎて、1721mの標高差を下るのに22日かかります。
あまり参考にならないので「ニセコが3回白くなったら、平地でも雪が降る」と言われていました。ニセコアンヌプリの標高は1307m、倶知安町の標高は200mほどなので、その差は1100mと、目安にするのに丁度いいんですね。

posted by 雁来 萌 |23:29 | 気象細事記 | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:初雪の便り

おやおや、大丈夫ですか?
視野の一部が見えなくなってって、穏やかじゃありませんよ。
早目に眼科で検査した方がいいです<きっぱり
けして、ディスプレイの見過ぎではないからね。

posted by ボーナス | 2006-09-05 02:00

ご心配をおかけします

それは糖尿病のことですかねぇ。
うちの父は糖尿で視力が弱くなったので、気にはしています。

今回はいわゆる「雪眼」だろうと思われ、外に出ていた時間が長かった場合にたまに起こります。

厚別でも宮の沢でも、真正面から陽射しを浴びる座席でしたから。
宮の沢に着いたのが9時半、サテの練習試合を見て、すいかして、Jユースの試合を見て、すいかして、終わったのが17時過ぎ・・紫外線(=波長の長い放射線)を何時間も被曝していたことになる・・

posted by 萌| 2006-09-05 13:00

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