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2012年01月05日

アメダス探訪・胆振中部編

新党「きづな」を「つなぎ」と読んでしまった人が他にもいないかな。

 
ずいぶんと昔の話になってしまいましたが、今回は昨年の11月に胆振中部の登別から苫小牧にかけて巡ってきた話です。

平地ではまだ積雪状態になっていなかったけど、山間部の道路は既に圧雪状態となっていました。

何となく、お遍路さんが霊場を巡礼するような雰囲気になってきましたが・・。


アメダス探訪「森野」の巻(2011/11/26)

昔のアメダスは森野小学校の校舎前にあったんだけど、この学校も9年前に閉校して、ふるさと体験館「森野」という施設に変わりました。→白老町体育協会の施設案内
旧森野小学校

大滝村へ通じる道のゲート前にある「ホロケナシ駐車公園」
毛無山と同じ語源?
今日のようにゲートが通行止めになった場合の転回場として便利で、昔はここに駅逓があったそうな。

公園の駐車場のトイレ(未調査)など
冬眠中
トイレ(左)も物産館(右)も閉まっていて、観光案内板はブルーシートで覆われていました。

公園の近くにアメダスがありました。
畑か?

測器類
誰もいない

風向風速計:南西くらいか
どこ吹く風


アメダス探訪「白老」の巻(2011/11/26)

終末処理場の敷地内かと思ったら、バイパスの反対側にありました。
処理場じゃなくて良かった

ここの積雪深計は超音波式のようです。
ほとんど積もらないけど

浜風が強い以外は立地に支障が無さそうです。
今日の風は冷たい
風向は西北西

 
白老には、史跡「白老仙台藩陣屋跡」があります。
看板だけではない
道内の陣屋跡の中でも最大規模で残っており、国の史跡に指定されています。

正面の外門を隠す二重の土塁
砦

外門を入ると、遠くに内門が見えます。
目指すは本陣
内門の内部に本陣があり、円形の土塁で囲まれています。

これはトイレ・・じゃなくて厠と呼ぶべきか。(未調査)
三河屋会館チェーン

この辺は住所も「陣屋町」という地名らしく、室蘭にも「陣屋町」があって南部藩の陣屋跡が残っています。

この史跡がとりもつ縁で仙台市と白老町は歴史姉妹都市となり、 陣屋の持つ歴史的意義を広く世に紹介するために「仙台藩白老元陣屋資料館」が開館しました


アメダス探訪「カルルス」の巻(2011/11/26)

緯度・経度の値を基に地図で見ると川の中に位置していますが、そんな場所にアメダスを設置するはずが無いです。
向かいにある郵便局の敷地じゃないのか? と半信半疑で滑る圧雪路を走って行くと、ほぼ地図通りの場所にありました。

「カルルス温泉」のバス停:寂しい待合室だなぁ。
温泉とスキーのカルルス

一応、支笏洞爺国立公園内ですから、観光案内板もありますが・・。
国立公園の場末

バスの転回場の脇に、立派なトイレがあります。
こっちを待合室にすべし
内部はごく普通のトイレでした。

そのトイレの隣に雨量計が立ってるんだもの。
換気扇に見える
知らない人が見たら、トイレの換気扇に見えるかも。笑

ここは夏場に雨が多いし、太平洋側としては珍しいスキー場があるくらい、冬場は雪も降ります。
しっかり測ってくれよ

トイレの後方が崖になってて、その下には「登別」の地名の基になった「登別川」(ヌプリベツ)が流れています。


アメダス探訪「登別」の巻(2011/11/26)

目的地に向かう途中で:バブル期の遺物「天華園」の廃墟(立入禁止)
そんな時代もあったね
どーするんでしょうかね。伊達時代村は存続してるようですが。

地図上では何も記されていないので、どんな畑の中にあるのかと思ったら、札内小中学校の校庭の脇にありました。
校庭の隅に高低差がある
校庭と道路との間の、一段低い土地に立っています。

ここも夏場に雨が多い所で、積雪深計は超音波式ですね。
平地よりは積もる

風向は西南西かな。
どこに行ってもこんな空

学校にしてはコンテナ車が停まってて変な雰囲気だなぁと思ったら、この学校も14年前に閉校し、現在は「のぼりべつ酪農館」としてチーズやソーセージ、ソフトクリームなどの地場産品を作る施設に変わったそうです。
給食の車かと思ったアルミ車
年間利用者は約1000人で、定期的な試食会などを開いて地域住民と都市住民との交流が盛んになり、文部科学省の『廃校リニューアル50選』に選ばれたんだとか。

そう言えば、室蘭で試合が行われた時に「のむチーズ」というのを見たような気が・・これだ。

校門には「札内小中学」まで残ってるけど、「校」は欠け落ちて左側に置かれています。
朽ちる校門

昔はロボット雨量計が登別山の山頂にあって、他の用事で行ったことがあります。
以前はあちこちの山頂にロボット雨量計を設置して、太陽電池で作動して無線でデータ送信するようにしていましたが、山頂まで登ってメンテナンスするのは大変だし、現在はレーダーを使えば山間部の降水量も推定できるので、ロボット雨量計はどんどん廃止されています。


アメダス探訪「苫小牧」の巻(2011/11/26)

糸井駅の近くにあります。
苫小牧の隣町だった糸井

敷地がかなり広くて、色んな測器が並んでいます。
色々ありまして

ここはかつて「苫小牧測候所」だった施設で、その時代に訪れたことがあります。
昔の名前で出ていません
アメダスの正式名称は「地域気象観測所」ですが、測候所が無人になった箇所は特別で、その名も「特別地域気象観測所」と呼ばれます。

特別地域気象観測所はアメダスよりも観測要素が多くて、気圧や湿度、視程も測っています。
ガスかかる
太平洋岸は海霧がかかりやすいです。

測風搭も高くて立派です。
高い所は大好き
都市部では、周囲の建物による影響も受け兼ねないので。


結局、今回の探訪でも2ヶ所が廃校跡でした。
アメダス探訪を始めてから、あちこちで廃校跡に遭遇しています・・みんな、どこへ行っちまったんだ?


posted by 雁来 萌 |22:26 | 気象細事記 | コメント(0) |

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