2010年10月02日
北方神獣と現代木彫の潮流
ゲージツの秋ですよ。食欲じゃなくって。 札幌芸術の森美術館では、開館20周年記念展として「北方神獣」展が開催されています。→参考 この展覧会は以前から期待していたんですが、期待した以上の内容でした。 展覧会のパンフレットをスキャン 福田豊四郎《樹氷》 主に北方の動物達を描いた作品を集めた展覧会であり、北方(北海道)というかアイヌの感覚だと動物は全て神様の扱いですから、「神獣」と呼ぶに相応しい存在になっています。 厳しい自然環境の中で生きる動物達の姿や生き様は、凛として美しく、気高く聳える雪山のような神々しささえ感じます。 「北方」と呼ぶこと自体、それは「南方」の人達から見た表現であって、自分としては「北方」に住んでいるという意識はあまり無いんですけど。