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2007年05月14日

カブスリーグ第1節

U-18世代のプリンスリーグに対応して、今年からU-15世代の強化策として「北海道カブスリーグU-15」が始まりました。詳しくは→開催要領(pdf)や、組合せ日程(pdf)を見て下さい。

昨年の北海道クラブユース選手権大会の折から、「上位チームは来年のカブスリーグに参加できる」とされており、「なんぢゃ、それは?」と思ったものです。
今春にカブスリーグの開催要領が発表された時には「やられた、大沼開催!」と思いましたが、(幸か不幸か)大沼で開催される試合はコンサが関係しないカードでした。それにしても、プリンスリーグの函大有斗高校やカブスリーグのスプレッドイーグルは、毎回(カブスの大沼除く)遠征しなければならないので大変ですね。

カブスリーグ第1節は5月12日(土)に厚別公園競技場で行われ、試合に先立って10時から開会式が催されました。
開会式
HFAの中嶋理事の挨拶
左から、コンサ、スプレッドイーグル、ジュントス、SSS、フォーザ、札幌ジュニア、あいの里東中、岩見沢豊中 の選手達←昨年の成績順に並んでるようです。
この後にJFA技術委員会の布・副委員長の挨拶があり、「3種世代の強化・・北海道でこのような大会が開かれることは・・将来・・日本代表選手として・・」というお話があり、写真を撮るのに忙しくて半分だけ聞いていました。
 

11時から厚別のメインピッチで、第1試合が行われました。試合時間は40分ハーフ、ベンチ入りは20人以内で、5人まで交代できます。
コンサ-SSS
コンサU-15(赤黒) vs SSS(青黄)(2007.5.12:厚別)

スタメンは、GK:松原、DF:工藤(直)・松浦・嘉藤・菅原(康)、MF:山口・西田・室田・菅野、FW:近藤・三上 でした。
SSSでは、うちのU-12出身の駒井大地くんがDFに出てました。控えGKには同じくU-12出身の中西健太くんの姿も見えますが、うちがよほど大量得点すれば交代で出てくるかも知れないけれど、相手がSSSじゃそんな展開は有り得ないだろうし・・と思っていました。

ボール支配率はコンサの方がやや多いように感じましたが、互いに巧みな攻守を発揮して譲らず、試合は膠着して時間だけが過ぎて行きました。おそらく1点の勝負だろうと思われました。
オフサイド
22分、右サイドを破られてクロスが入り、あっけなく失点したかに見えましたが、オフサイドで救われました。

バー
30分の攻撃で、相手がクリアしたボールが三上に当たってしまい、これを拾った三上(ゴール前)がシュートしましたが、バーに当たりました。

山口
しかし、中央に詰めていた山口(ゴールの左に転がっている)がヘディングして、先制しました。(1-0)
 

後半開始時に、室田に代わって中川、工藤に代わって小山内が入りました。
中川は小柄ですが非常に器用な選手で、相手のボールを掠め取るテクニックがあります。小山内は、右SBの守備と思い切った攻撃参加が得意な選手です。
17分に菅野に代わって永井が入りました。

バー
19分、近藤がDFを抜いて独走するチャンス
この後、PA内で相手GKが近藤を倒してしまい、GKは一発レッドで退場になりました。

GK交代
一時は左手前にいるFPがキーパーグローブをはめてPKを受けようとしましたが、控えGKが急遽準備し、副審の右隣にいるFPに交代して出場しました。中西くんがこんな状況で出場するとは、思いも寄りませんでした。

PK
交代して出て来ていきなりPKを受けるというのは、プレッシャーが大きいに違いないでしょうが、失点しても自分の責任ではないだけ、多少は気楽でしょうか。
キッカーが思い切り隅へ蹴り、コースを読んだGKが横っ飛びして片手ではじく、という情景が脳内に浮かんだ私はダメサポでしょうか。(笑)
架空のイメージとは裏腹に、三上が落ち着いてゴール左隅へ蹴り込み、追加点(2-0)になりました。

これで勝負あった、と思いますよ普通は。後半の中ほどを過ぎて相手が一人少ない状態で2点差なので、あとは慎重に守ればいいだけですから。


ところが落とし穴はどこにでもあるもので、30分には相手の独走を許して失点してしまいました。(2-1)
これで分からなくなってしまいました。1点だけの差なら、いつでも同点にされて勝ち星を落とす恐れがあります。
ここで三上に代えて前、嘉藤に代えて中山を投入し、前線と守備をリフレッシュしたのは、後になって考えればちょっと手遅れの感もします。

近藤
36分に、中川が相手のパスをカットして近藤にパス、近藤がシュートして突き放しました。(3-1)

歓待
引き上げる選手達を迎えるU-15の1年生達
SSSを相手にして(3-1)というスコアは十分だと思うのですが、名塚監督は手綱を緩めないようです。


カブスリーグの1stステージは6月30日(土)まで行われ(7月1日という情報もあり)、その後は、U-14(新人)によるカブスリーグを8月8日から行い、クラブチーム6チームのうち4チームが残留、2チームが降格します。これが、プリンスリーグでの残留チームを決める闘いに相当します。

来季からは10チーム(クラブ8+中学2)のリーグ戦になるので、今秋にクラブチームで「ブロックカブス」を行い、その中の上位4チームが昇格することになります。これが、プリンスリーグでの「地区リーグ(=参入戦)」に相当するものだと解釈しますが、ブロックカブスの開催要領はまだ未定だそうです。 

来季の終了時点からは、クラブ8チームのうちの6チームが残留、2チームが降格ということになるんだろうと想像します。


posted by 雁来 萌 |22:45 | 闘う若梟 | コメント(1) |