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2006年01月10日

北極星を道標として

この3連休は、大雪から逃避するためアイスホッケーの大会があったので室蘭へ行ってました。
全日本アイスホッケー選手権大会(2月28日~3月5日@札幌)の北海道予選会が室蘭で行われ、札幌地区の代表として、11月に行われた札幌選手権で優勝した札幌ポラリスと、準優勝のスケートハウスが参加しました。
北海道予選会に参加した7チームのうちの上位4チームが全日本選手権に出場できます。

1月7日に1回戦、8日に準決勝、9日に決勝戦(と3位決定戦)が行われ、ポラリスは1回戦の苫小牧市役所戦を4-1で勝ち、1回戦でスケートハウスを破ったトヨタ自動車(苫小牧)との準決勝は3-2で逆転勝ちし、決勝戦へ進みました。
前回の北海道予選会では、準決勝でトヨタ自動車に負けて3位に甘んじましたが、今回はその雪辱を果たしたことになります。
決勝戦は前回優勝した釧路厚生社との対戦になり、3-8で負けて準優勝となりました。
準優勝なので、もちろん全日本選手権には出場できますが、優勝して参加したかったところです。それは来年のお楽しみとして、選手達には練習に励んでもらいたいです。

北海道予餞会


北海道予選会決勝戦(2006.1.9:室蘭ニッテツリンク)
このリンク、夏場は水を張ってプールとして使います

(株)HFCとアイスホッケーのNPO法人・札幌ポラリスとの相互協力協定締結については、オフィシャルHPでも報じられているのでご存知と思います。
実は私、ポラリスのボランティアスタッフの一員なのです。

チームの応援はもちろんですが、布教(広報)活動もボランティアスタッフの重要な活動です。今大会ではグッズの販売は許可されていなかったので、選手やNPOの紹介などを行いました。

ポラリスは実業団チームではないので親会社がなく、選手達はそれぞれ正業を持っていて、昼間は仕事、夜間に練習をします。リンクを自由に確保できる訳はなく、練習もメンバーがなかなか揃いません。リンクの使用料や遠征費などの活動費は、NPO会員の会費とスポンサーからの支援で賄っています。(実際には足りないんですが)

なお、1月15日に札幌ドームで行われるキックオフイベントにおいて、ポラリスのブースを設ける予定です。オリジナルグッズを販売してますので、銀色のベンチコートを着たボランティアスタッフを見つけたらグッズを買って下さいな。NPOへの入会も是非お願い致します。


【札幌におけるアイスホッケーの現状】
以前、「アイスホッケー日本リーグ」には6チームが参加していましたが、雪印と西武が撤退して4チームに減ったため、ロシア・中国・韓国のチームを加えた「アジアリーグ」に変更して開催しています。
しかし、外国への遠征は費用がかかるため、アジアリーグへ参加している王子製紙や日本製紙を除いた、北海道内のチームだけでリーグ戦を行う「日本アイスホッケーリーグ・ノース・ディヴィジョン:Japan Ice Hockey League North Division」が今シーズンから始まりました。
ノース・ディヴィジョンへの参加チームは、ポラリス、YONH.COM(ヨンエッチドットコム:釧路)、タダノ(帯広)、釧路厚生社の4チームで、このうちポラリスが関係する試合は、2月5日(日)と3月12日(日)に札幌市の月寒体育館で行われます。

最近はアイスホッケーの試合が(有料チャンネル以外の)テレビで放映される機会がほとんど無いため、どんな競技なのか知らない人も多いですが、サッカーに親しんでいる人ならば面白いはずです。自分でいきなりプレイすることはまず無理としても、観戦するには文句なく楽しむめるスポーツに違いないと思います。
レスリングの格闘技と、F-1レースのスピード感と、ボウリングの爽快感とを全部まとめて味わえるスポーツ・・とは言い過ぎでしょうか。

札幌市内には、社会人のチームから大学・高校・中学・小学生のチームまであって、それぞれ大会が行われているという事実は、一般市民にはあまり知られていません。日本で初めて冬季オリンピックを開催した都市なのに、何か変ですよね。(札幌でオリンピックを開催したことすら知らない世代もいるらしいですが。)

ポラリスとは「北極星」という意味で、☆型がチームのシンボルになっています。北海道開拓使のシンボルマークも北極星の☆型なので、サッポロビールの商標にも使われているし、札幌農学校の演武場だった時計台の軒先も☆型で飾られています。

ポールくん
試合の日程などは札幌ポラリス公式HP


チームマスコットの「ポールくん」


posted by 雁来 萌 |00:26 | アイスホッケー | コメント(2) |