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2017年10月20日

残り5試合、チーム一丸で!

北海道新聞の月一度の二つのコラムの日です。

先ずは、「J1赤と黒の闘士たち」スポーツライター・斉藤宏則が迫るです。
今回は、MF26 早坂良太 32歳です。

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見出しは、「タフで熱く献身的に」です。 早坂選手の特徴は、労をいとわない献身的とも言えるプレーだ。 攻撃では素早くボール保持者の近くに走りこみ、パスコースをつくる。 守備でも、敵陣から積極的かつ粘り強く相手選手をマークし、激しく奪おうとする。 プレーそのものも効果的だが、タフで熱い姿勢は周囲の選手を勇気づけ、チームのムードを高めると言う副産物を生み出しているようだ。
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小見出し「クールさも」 サッカーに取り組む姿勢はきわめてクールだ。 「練習でできないプレーが試合でできるはずがないし、持っている力を出し切る以外に特別な意識はない」と淡々と語る。 新潟戦では加入後初得点を挙げたが、「逆サイドから見て、ゴール前にスペースがあったので、走りこめばボールが流れてくると考えた」と冷静で、狙い通り転がってきたボールを、慌てずにコールに蹴りこんだ。 サッカー観も達観している。 「今後日本代表に選ばれることはないだろう」、だからこそ「必要としてくれた札幌のために、クラブや地域のために貢献するのが最大の目標」と話す。
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小見出し「激論に衝撃」 大学卒業後はJFLホンダFCに加入。 ここである一つの場面に遭遇したことが、人生を変えた。 午前中は会社で仕事をし、午後はサッカーの練習という勤務形態。 会議などにも積極的に出席していたが、自動車の製造、開発に向けて激論を繰り広げる姿に衝撃を受け、「自分が情熱を注げるのはサッカーだ」と思い至った。 小見出し「強い意志で」 その後、大学卒業時にも声をかけてくれた鳥栖へ移籍、2009年ポロ選手として生活をスタートさせた。 紆余曲折、早坂のサッカー人生はまさに、この言葉が当てはまる。 あらゆる進路変更時に自ら考え、決断してきた。 献身的プレーとクールな性格、一見相反するように見えるが、その中でも常に一貫しているのは、タフで思い切りがよく、責任かあふれる姿勢だ。 サッカーとは11人で戦うチームスポーツであるが、試合の中では一人一人の責任感ある判断が常に求められる。 早坂のプレーを見ていると、サッカーの原点に触れたような気にさせられる。 もう一つは、「吉原宏太のマンスリーコンサ」です。 見出しは、「チャナ加わりチーム進化」です。
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J1残留争いも最終盤を向かえ、3位柏を3-0で下したのは、大きな1勝だった。 チームで個々の選手の特徴を考えながらプレーし続けたことが良い結果に繋がった。 最近は、チャンティップがいることで、入りが格段に良くなった。 柏戦はベンチスタートだったが、彼がいると全体的にボールが前で収まる。 DFラインが押し上げられ、チームもコンパクトになった印象。 攻撃にもスムーズに移れるようになった。 ボールを受けた後の頭の回転は目を見張るものがある。 仲間が蹴る体制やボールの強さ、風向や芝の長さ、DFの付き方などをすべて瞬時に計算していて、ボールの抜け道を3、4つは用意しているのではないか。 ステップの軽やかさもJ1トップクラス。 16年ぶりのJ1残留に向けて残す5試合、札幌は試合序盤の良い流れを持続し、勝ちきるために、チームには対戦相手に合わせた戦い方も必要になるだろう。 大切なのは戦略をチーム内で共有すること。 当初はもっと厳しい降格争いも予想できたが、チームの今の戦いぶりは、ホームでさまざまな奇跡を起こす環境を作ってくれたサポーターのおかげ。 チームとクラブ、そしてサポーターを含めた「オールコンサドーレ」で最後まで戦い、結果を残したい。
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早坂は、シーズン途中でケガなどで一時離脱したが、今は完全に復活していて、チーム戦術にしっかりフィットしている。 また、チャナティップが入ったことで、前線で溜ができるようになり攻撃がスムーズになった。 柏戦のような快勝は、今後の残り試合では難しいかもしれないが、チーム一丸となって戦えば、自ずと道は開ける!
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posted by consa.kazu |14:12 | コメント(0) |

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