スポンサーリンク

2014年07月24日

世界へ大きな可能性

道新にスポーツライター斉藤宏則さんの「赤と黒の闘士たち」が載っています。
今回は、DF26小山内貴哉です。
最初に「大きな可能性を感じさせるディフェンダー」と、称しています。

岐阜戦でプロ初得点を挙げた。
思い切ったプレーで攻撃参加にも意欲を見せる。

日本代表の同じポジションである内田篤人には視線を注いだといい、「内田選手はSBながら、相手ゴール前にも積極的に顔を出している。そういうプレーも増やしていきたい」
「各国代表クラスのSBは、何でもできる選手が多い。少しでも近づけるよう意識を高く持ってプレーする」。
世界レベルの選手から大きな刺激を受け、武器を増やそうとしていた。

2012年にU-18からトップチームに昇格、初年度はあまり出場機会は回ってこなかったものの、その脚力を生かしたダイナミックな攻撃参加は高いポテシャルを感じさせるものだった。
「選手の個の力を伸ばしてあげることを、一番に考え特徴を持った選手を輩出したい」と、クラブとして明確な育成方針を持っているからこそ鍛え上げられたのが、小山内だといえるのではないだろうか。
小山内は技術力よりも、思いっきりの良さやダイナミックさを前面に押し出したプレーこそが特徴の選手である。

小山内は右SBが主戦場ながら、今季開幕戦はCBとして先発出場し、磐田を完封した。
対人プレーの強さも持っている選手である。
近年では、JリーグでプレーするSBは常に欧州のトップリーグから熱視線を注がれる。
世代別代表の経験もあり、21歳という若さを考えれば小山内も大いなる可能性がある。

「本音を言えばオサ(小山内)には、僕からポジションを奪ってほしい。あいつはものすごいポテンシャルを持っているし、将来、本当にビックな選手になる可能性もあるから。僕がまったく歯が立たないくらいの選手に早くなってほしい」と言うのは、チームメイトとして同じ右SBのポジションを争う日高の言葉である。
通常、厳しいプロの世界では聞かれることはない。現在負傷で戦列を離れているが、彼だって試合に出たくないはずはないが、それでもそう言わせるほどの才能を、小山内選手は持っているということである。

16年リオ五輪を目指す日本代表候補である小山内選手、その才能に世界への飛躍という大きな期待を抱かせざるを得ない。

道新には吉原宏太の「マンスリーコンサ」も載っています。
見出しは「伸二効果で勝利めざせ」である。

後半戦が始まり、大分戦は終了間際に追いつかれ1-1で引き分けたが、「札幌デビュー」を果たした小野伸二の影響力、存在感の大きさを随所でかんじられた。
特にプレーの正確性や視野の広さはさすがだった。
仲間、サポーター、審判を敬い、人格的にも素晴らしい。
J2全体を変えられる選手の加入で、チームが良い方向に向かわないはずがない。

前半戦、8勝6分7敗勝ち点30で9位。
札幌の個人の力を考えると結果がまだ伴っていない印象だ。
試合を見ても、どこが悪くて、なぜ結果が出ないのか、いまいち分からない。
分からないからチームとして修正しずらいのかもしれない。

伸二は日本代表でも「この時はこう動いて」などと的確な指示を出していた。
札幌でも同じようにするはずで、チームの方向性がより明確になるはずだ。

これから伸二が札幌にどんな化学反応を与えてくれるのか、周りの選手がどれだけ高いレベルにいくのか、とても楽しみだ。
相手チームもモチベーションが上がり、意気込んでくるだろうし、伸二へのマークも厳しくなる。
札幌は伸二に頼るだけでなく、一人一人が「俺が引っ張る」と強く思いながら戦ってほしい。

小野伸二のような名選手が入り、小山内のような若い選手が力をつけてきたコンサドーレが、この先強くならないはずはない。
チーム一丸となって同じ方向を向いて戦うことが、J1昇格には重要となってくると思う。

posted by consa.kazu |08:12 | コメント(0) |

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメントする