2008年10月07日
「もう、サポやめる!!」と叫びたくなる瞬間
いえ、「叫びたくなる」だけで、ほんとに叫んだりはしませんよ。 ましてや本当にサポを辞める気なんてさらさらありません。 そうは言っても本心ではないものの「やめてやる~~~!!」と言いたくなることも、ごくたまにはあるわけで。今朝はまさにそんな気分でしたね。
こんな「やめてやる~~。」な気分になって、実際に「そんなんだったら、サポやめる!」ってだだっ子みたいに、本気じゃないのに、サポ仲間に向かって口に出してしまったことが過去に一度だけありました。 案の定「何を子供みたいなこと言ってんの」という呆れた目で見られてしまいましたけどw あれは2003年の秋の日。クラブの命運を賭けて大枚はたいてシーズンに臨んだのに、迷走して先が見えないトンネルに鬱々として過ごしていた日々。そんな折、「来季はお金がないから若手主体で一から出直してチームとクラブを作り直していきます。」って宣言が出されたというのに、その若手の筆頭とというか、象徴とすら(私には)思われた智樹を、ユースからトップチームに昇格させるとは限らないという噂を聞いたときでした。 サポ同士の噂ですからしょせん信憑性に乏しく、そんなのに振り回されるのも今思えばどうかと思いますが、そのときはけっこう本気で憤慨していましたね。で、冒頭の言葉になったわけです。あとになってあの噂は噂でいろいろ思うこともありますけどね、それはまた別の話。
「サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にする。」という言葉がありますが、コンサドーレを通じてサッカーを見るようになってから、のんびりと過ごしていた世間知らずだった私も、いろんなことに動じない肝の据わったおばさんになりました(←サッカーとは関係ない自然現象だとかゆうな)。 いくら願ってもかなわないこともあることも、真剣に祈り見つめ努力することの尊さも、諦めや達観とは違う冷静さで受け容れなければならないことがあることも、経験を通じて身につけてきました。 ことにコンサドーレのように資金的・地域的にハンディがあるチームに真剣に寄り添っていると、かなりのスピードでいろんな経験値を高めてしまうことになるわけで(笑)。 今はもう、コータの移籍にただハラハラと涙を流していた子供のころの私とは違うのよ・・・。 だから、いいところも足りないところも弱いところもある等身大のコンサドーレを丸ごと受け止めて、好きなところも不満なところも全部ひっくるめて愛しているのだから仕方がないと思っています。 でもねー。 愛しているはずのクラブに好きなものを塞がれて我慢しているのは、頭ではどうあれ、感情の部分ではけっこう厳しいものがあるのよ。 せっかく包丁の使い方や出汁の取り方を覚えたと思ったのに、忙しくて新鮮な食材を買ってきたり調理する時間がないからって買い置きできるカップラーメンを毎日食べさせられているような日々が続き。 少しでも家計の助けになればと思って始めたはずの家庭菜園も、育っているようすを見ているんだか見ていないんだかよく分からない状態だし。 それでも「うちは貧乏だし、お母さんは忙しいんだから仕方がない。」と自分を納得させ、でも来年になれば、豪華なおかずはないけど、炊きたてのごはんとお味噌汁とおしんこだけでもホッとするような「ふつうの家庭のごはん」が食べれると楽しみにしていたのに。 あともう1年カップラーメンの日々かあ・・・。 今朝はそんな気分でした。
もちろん、新聞報道が正しいとは限りませんし、HFCが取材陣に語ったという言葉も額面どおり受け取ってよいとは限りません。 かけひきもあるでしょうし、それになにより、続投を要請されたとしても三浦監督がそれを引き受けるのか、それもわかりません。 諸条件や制約のあるなかでのことですから、実際に来年の監督がどうなるのかはクラブの努力と選択を受け止めるだけです。 だけど、このクラブがどんなビジョンをもって、長期的には何を目指しているのかが分からない気持ちになることが一番つらいんだなーと、ここ数年を振り返って思いました。 私は、ずっとずっと末永く、コンサドーレがサッカーをやっているのを見て、一喜一憂して楽しんでいければ十分だし、それが一番の望みです。
あ、大事なこと書くのを忘れてた。 そんなやさぐれた気持ちを一瞬でほぐしてくれたもの。 →しまふく寮通信のこのホワイトボード。 りょうぼ。さんが紹介してくれるつもりだったイラストの方じゃなくて、こんなふうにみんなお昼ごはんの出欠の連絡をしてるのか~、と想像してにんまりしてしまったのでした。
posted by あきっく |22:36 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(9) | トラックバック(1)