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2013年02月16日

トップ昇格おめでとう2012 ~堀米悠斗

2012年11月8日にコンサ公式サイトでコンサU-18から来季のトップチームへ昇格する選手6名が発表されました。
こちら↓
コンサドーレ札幌U-18 中原彰吾・永坂勇人・堀米悠斗・神田夢実・阿波加俊太・深井一希 選手 2013シーズン トップチーム昇格のお知らせ(2012/11/8)

そのひとりひとりについて、お祝いを兼ねて、ユースでの背番号順に彼らのこれまでの思い出話とかプレーの特徴(←素人目線で)などを語ってしまおうシリーズの第4弾です。
(第1弾・阿波加俊太くんのエントリーは→こちら)
(第2弾・永坂勇人くんのエントリーは→こちら)
(第3弾・深井一希くんのエントリーは→こちら


堀米悠斗  堀米 悠斗(ほりごめ ゆうと)

  ユースでの背番号:6
  ポジション :ボランチ、左SB
  生年月日  :1994/9/9
  身長/体重  :168/60
  経歴  :コンサドーレ札幌ジュニアサッカースクール 
       →コンサドーレ札幌ユース・U-12(もみじ台西小)
       →コンサドーレ札幌ユース・U-15(もみじ台中)
       →コンサドーレ札幌U-18(札幌厚別高)
  呼び名   :ゴメス



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posted by あきっく |00:30 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(2) | トラックバック(0)

2013年02月11日

ヒロ、人間万事塞翁が馬

スイススーパーリーグのFC THUN(FCトゥーン/スイス)への移籍前提でトライアルに参加していたヒロですが、今回は契約には至らずコンサに残留することになったとオフィシャルで発表になりました。
コンサドーレ札幌 古田寛幸 選手 FC THUN(FCトゥーン/スイス)トライアルの結果のお知らせ
2/1にトライアル参加のリリースが出たときには、もうすっかり移籍するものだろうと気持ちの区切りをつけていたので、ちょっと拍子抜けした気分ではありますが、何よりヒロが悔しいだろうと思うと残念でもあります。
でもまあこれがシビアな評価としての現実。気持ちを切り替えてコンサでのプレーに全力を尽くして欲しいと思います。って言われなくてもとっくにそのつもりですよね。


実はヒロの海外移籍が正式に決定したら、Good Luck! ヒロ とはなむけのエントリーを書く心づもりでおりました。

ヒロがトップに昇格したときのエントリーにもありますが、私がヒロを初めて見たのは彼が中学1年生のときの夏でした。でもプレーと顔と名前をしっかりと認識したのは中2になってからだったかな。中2の夏のJ村でのヒロは、1学年上の安藤大介くんと交代でトップ下やトップの位置に入り、変態司令塔として本領を発揮していました。中2から中3になる年の春先には飛び級でU-18にあがるらしいよとの噂が聞こえてきて、それもありうるだろうなとごく自然に思えました。
中3時のヒロは、シーズン前のU-18の遠征にひとり中学生で参加したり、国体に出場するU-16北海道代表にも入るなど、1~2学年上の選手たちに混じって遜色ないプレーをする傍ら、夏の全国大会では札幌U-15のキャプテンとして文字どおり札幌U-15を牽引していました。
まさに別格という感じで光り輝くヒロのプレーをまぶしく見つめながら、こんな子がコンサのアカデミーにいて誇らしいと思うと同時に、私は「この子はコンサにそう長くはいないだろうな・・。」と考えていました。
コータや山瀬や今ちゃんの移籍を経験し、身を切られるようなつらさと共に「向上心のある選手にとっては当然のことなんだ」ということを理解して。「でも子供のころからコンサで育ったユース出身の選手なら、主力選手に育った後も愛情でチームにとどまってくれるのではないか」とわらにもすがる思いで考えていた当時(2006年)。征也や大伍がトップチームに昇格した年で、智樹や謙伍もコンサにいたころです。そういう当時の背景のもとでも、私の素人目からも、ヒロに「選手生活の最後までコンサで過ごして欲しい」と望むのは馬鹿げている・・・と思わせるような選手でした。

だからヒロがU-18を経てトップに昇格した後は、毎年毎年が一期一会のつもりでヒロのプレーを見てきました。いえ、このころになるともう、ヒロに限らず、(悲しいかな現時点での)コンサの器に収まらないほどに成長した選手はもっと『大きな』クラブに移籍して自分をさらに磨くのがあたりまえ・・と思うようになっていたので、一期一会はヒロに限ることではありませんが。

年上の選手に混じって難なく堂々としたプレーを発揮していたユースのころのイメージからすると、私の予想ではトップに昇格した後もすぐにどんどん輝きを増していって、押しも押されもせぬ「コンサのビッグスター」になるだろうと思っていたのですが、それと比べるとトップに昇格してからのヒロはわりとこじんまりとした軌跡をたどってきましたね。
ちょっともどかしく思いながらも、時折ビカっと見せるまばゆい輝きにヒロらしさを感じ、もうちょっとだ、もうちょっとしたらギラギラと照り返すほどにまぶしい、圧倒的な輝きを見せつける選手になってくれるはずと期待して見てきました。片鱗は見えたでしょ。たとえば去年の浦和戦@埼スタとかで。

今年J2で戦うことになったことで、ヒロはもしかしてどこかのJ1チームに移籍することになるのかもしれないと一応の覚悟はしていました。ホーム最終戦のとき道新が試合写真の注文を受け付けていたので、ヒロの誇らしい嬉しいシーンを大判で「記念に」買ってしまうくらいには覚悟していたつもりです。
でもその一方、去年のJ1ではヒロは「はじけきった」ところまではいけなかったけれど、ヒロにとって主力として経験する2回目でのJ2なら、他から抜きんでる圧倒的な力を発揮することができるのではないかとも思っていました。セレッソにいたころの香川のように、あんな活躍を見せつければ、海外移籍の話も舞い込んでくるだろうから、あと少しの期間コンサと一緒に歩んで欲しいという気持ちも持っていました。
だから紆余曲折があったにせよ、シーズン前にヒロがコンサに残留すると発表になったときは嬉しかったですね。そして期待どおりの活躍を見せて、夏ころにはヒロが望む海外移籍のオファーが届けばいいなと思っていました。そのころには若者たちがヒロの抜けた穴をすんなりと埋めてくれるだろうし、と。
発表された今シーズンのユニフォームは1stユニも2ndユニもかっこよかったけれど、特に可愛らしいデザインの2ndユニはヒロにとても似合いそうで、「ヒロがコンサにいた記念に、この2ndユニはヒロの番号で注文しよう」と思いました。プレビューパーティーでヒロが2ndユニのモデルで登場したときは我が意を得たり!と嬉しくなったものです(笑)。


その後さらに二転三転して。
結局ヒロは当面コンサでプレーすることになりました。
今回のトライアル失敗はヒロにとっては辛い経験でしょうけれど、人生万事塞翁が馬という言葉があるように、これがかえってよかったんだと後でみんなで笑いあえますように。

今季ヒロが「さすが別格だ」と誰しもがうなるような圧倒的な活躍をして、他の選手たちがそれに負けじとどんどん切磋琢磨して。
チームは勝ち、ヒロは光り、そんなヒロを身近で見る若い選手たちもぐんぐん成長して。サポは喜び、クラブは潤い、ヒロが希望するような海外チームからも条件の整ったオファーが届き。
そんなwin-winの明るい近未来を屈託なく待っていようと思います。

だから本当に実現させてよね、ヒロ。
心の底から応援しています。

posted by あきっく |06:26 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(1) | トラックバック(0)