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2007年07月23日

プリンス第9節 帯広北戦@浜厚真

2007/7/22(日)10:00 浜厚真野原公園サッカー場
プリンスリーグ第9節
コンサU-18 1-0(1-0、0-0)帯広北
得点者:大西洋平(0分)


注:当日アップした速報に翌日記事を追記しましたので、日時の表記が「今日」と「昨日」で入り混じっているかもしれません。ご容赦ください。

20070722-12.JPG
さあ、今年のプリンスリーグ北海道もいよいよ最終節です。
少し前の天気予報では雨の心配もしていましたが、浜厚真は薄曇りで風もなく、少し蒸し暑い感じのお天気になりました。
雨が降らないのは観戦者にとっては助かります。

最終節を首位で迎えたコンサU-18は、勝ち点差1で追う2位の帯広北と対戦。優勝をかけて1、2位が直接対決する組合せとなりました。
去年は、前年のコンサU-18高円宮杯準優勝のおかげで高円宮杯に北海道から2チーム出場できる枠があったのにもかかわらず、コンサユースはプリンスリーグで2位以内に入れず、高円宮杯出場を逃してしまいました。今年こそは絶対優勝して高円宮杯に出るぞ!と(サポの)気合いは高まる一方でした。(今年の出場枠は1チームです。)
わたしはもう、朝からドキドキしっぱなしで会場に向かいました。


浜厚真の野原(やげん)サッカー場に着いて、コンサの試合が行われるピッチの観戦エリアに向かいます。両チームベンチや審判員のテントがあるのと反対側のタッチライン沿いに観戦者が並んで座ります。プレイのじゃまにならないようネットギリギリまでさがってもタッチラインまで約2メートル、というほどの近さです。
対戦相手の帯広北高は、控え部員たちなのかな?応援団かな?大きなタイコを持ち込んでの本気応援モード。大一番の決戦ですものね。
対するコンサも、道内での試合では久しぶりの気がするビョーキサポのコールあり。よかった。ビョーキな方々ありがとう。

ドキドキする気分で試合開始を待っていると、正面のテントのあたりで待つコンサ選手たちのようすが自ずと目に入ります。きのうも浜厚真に見に行っていたサポ友から話には聞いていましたが、ほんとだ、純貴が丸坊主だ。
以前にも気合い入れのために坊主頭にしたことがある純貴ですから、今回もそういうことなのかな。その気合いで今日はたくさんゴールを決めてね!という気持ちと、ああせっかくのハンサムくんがあんなごつい雰囲気になっちゃって・・とちょっと残念な気持ち(爆)が入り混じります。

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(選手入場の前に、控え選手もスタッフも一緒に全員で円陣)

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さあ、始まります。
コンサは赤黒の、帯北はオレンジの、どちらも1stユニ。色の濃い同士で見分けにくくないのかな。いいのかな。

(前半の出場メンバー)

   9横野   10大西
11能登         20竹内
    18佐藤 8鶴野
3松本 4熊澤  5加藤大己 2山川
      1平加

(控えメンバー・・だと思われる、ビブスをつけてベンチそばにいる選手たち)
16岩田、6伊東、7岩月、12鎌部、13福田、15小川、17打矢、19玉岡、25金子

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(前半開始時の円陣)

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(帯広北高の円陣)

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さあ、キックオフです。

ドキドキした気分のままメンバーの配置を確認し、前半の立ち上がり具合を見定めようとしたそのとき。
あっという間に洋平が帯北DFの裏に抜け出してパスを受け取り、帯北GKと1対1になりました。
ドリブルでゴールに迫った洋平はそのままシュート。ゴール!!
うわーー!!やったー!!
ピッチのすぐ脇だからと大人しく見ていたはずなのに、思わず立ち上がって喜ぶ私たち。
時計を見たらまだ0分33秒でした。
開始早々に1点リードは気持ちがずいぶん楽になります。
帯北も絶対勝たなければならない状況ですから、お互いに攻めに出てどんな打ち合いの試合になるだろう・・・と、このときは思いました。
洋平、このままハットトリックでもして大会得点王を確定しちゃえ!とも思いました(笑)。

前半3分、清弥が右サイドを駆け上がってCKへ。右CKを蹴るのは剛くん。
前半6分、洋平が再度裏へ抜けだすも、もう少しでシュートというところで帯北DFがなんとかクリア、CKへ。
などなど、コンサの攻勢が続きます。
前半11分ころの純貴のループシュートは盛り上がったなあ。純貴が右サイドのスペースへするすると抜けていって、GKの位置をよく見て、少し距離のあるところからぽーんとGKの頭上を越すループシュート。軌道をみてたら「お!入る!!」と立ち上がりかけたのだけど、惜しくもボールはゴール手前でワンバウンドしてバーに当たって弾かれてしまいました。惜しい~。
中盤では鶴ちゃんと明生がセカンドボールを拾いまくりますが、中でも明生の変態技は冴えていました。詰めてこられても落ち着いて突破することができるし、囲まれてもくるくるとリフティングしながら交わして抜け出したりして。
前半はおおむねコンサがボールを支配しているという感じでした。
帯北はどの選手もよく動いて、しかもスピードがあるので、どんどんプレッシャーをかけてボールを奪おうとしたりパスカットしたりするのですが、コンサのパス回しを途切れされるのがやっとで、自分たちがボールを動かすまでにはなかなか至りません。コンサゴール前に近づこうとしても大己くんや熊ちゃんが落ち着いて対応してボールを絡め取ってしまうし。怜大くんのインターセプトも効いています。
でもコンサも帯北のそのプレスに苦しめられているのか、失点する気配はあまりないものの、追加点が奪えません。
純貴が会場周囲のネットを超える場外ホームランシュートを2回も打ったりしているうちに、前半33分ころ、競り合って頭を打ったようで倒れて担架で外に運ばれました。大事には至らなそうですが、それでもかなり痛そう。
「丸坊主にしないで髪の毛があったら、衝撃が弱まったかなあ。」ちょっと未練がましい邪念が私の頭の中に湧いたりします。痛がっているのに、すまない(汗)。
その間に水を飲みに私たちの側のタッチラインそばまで寄ってきた熊ちゃんが、ピッチ脇にコンサのボトルが用意されてないのを見て愕然としています。でもめげない熊ちゃん。ちょうどそこで水を飲んでいた帯北の9番木村丈二くん(SSS出身)に、熊ちゃんはにやにやしながらいきなり「ジョージ、サンキュー。悪いね。」と声をかけて悪びれずにボトルを受け取り、ごくごく飲んでいます。他のコンサの選手たちも寄ってきて次々に「帯広北」とマジックで書いてあるボトルを回し飲みしている(笑)。
今はこうやって敵味方に分かれて対戦していますけれど、サッカー少年同士つながりがあって仲良しだったりするんだろうなあと思い、ほのぼのした光景でした。熊ちゃんと木村くんは去年の北海道国際ユース国体でもチームメイトだったわけだしね。
それにしても対戦中だというのに大事な水をどうもありがとう。そのすぐ後にコンサのボトルも用意されたので、足りなくなったらコンサの水を飲んでもいいからね(笑)。
前半の最後は少し帯北に攻められましたけど、詩音くんのナイスディフェンスで粘ったりして、1-0のまま前半終了。


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こちらは、とある高校サッカー部のハーフタイム光景。

20070722-19.JPG
一方こちらは、とあるクラブチームのハーフタイム。

その対照的な雰囲気に、以前「しまふく寮通信」で読んだ、練習参加していた高校生が寮の食堂に出入りするたびに「ウス!」と大きな声で一礼して挨拶するので、大伍がキョトンとしていたという話を思い浮かべてしまいました。


後半は、メンバー交代なしで始まりました。
ハーフタイムの間、氷で頭(おでこ?)を冷やしていた純貴もそのまま出場続けるようです。
後半3分に洋平がシュート。でもGK正面でキャッチされます。
後半4分にはCKをゲット。剛くんが蹴ります。
でもなんだか後半は、帯北の勢いに気おされている感じです。帯北の選手たちは足が速くて、たびたび鋭いカウンターを繰り出されるようになり、見ていて冷や冷やします。中でも快足FW9番木村丈二くんはほんと怖かった。いい位置にいるし、粘り強いし、ボール扱いが上手だし。熊ちゃんに水を渡してくれたから褒めているわけじゃないですよ。
後半8分に木村くんが打ったシュートは涼くんが横っ飛びで対応。ボールはわずかにポスト左に逸れましたけど、危ないシュートでした。
後半9分には、帯北のカウンター攻撃をくいとめようとした大己くんにイエローカードが出されました。でもこれはがんばって守った結果なのでOKだと思います。あそこで止められなければ危なかったもの。
その後も続く帯北の波状攻撃。どうしてもファウルで止めることも増えるので、コンサゴール前でのFKも多くなります。
帯北のシュートが枠に飛ばないことが多くて助かったり、涼くんがしっかりセーブしたりで守っていますが、失点してもおかしくない雰囲気でドキドキします。がんばれ~。
コンサの応援チャントと聞き間違うようなw帯北応援団の若い歌声に負けじと、ビョーキサポが繰り出すのは、♪オ、オ、オオッオ~、札幌ユース~、進め、勝利へ向かって~。オ、オ、オオッオ~、札幌ユース~、ともに~歴史を作ろう~♪というコンサユースの応援歌。どうだ、これなら真似できまい(←大人げない感想)。ああ久しぶりにこの歌を聞いたなあ、やっぱりいい歌詞だなあこれ、と思いました。や、私も毎年J村で歌っていますし、今週末も思いっきり歌いますよ。
で、試合の話に戻ると。
コンサも攻めはするんですけどね。後半15分ころに中央と右サイドの選手たちで小気味よくパス交換しながら右サイドを攻めあがり、最後は深くえぐった位置から詩音くんがクロスあげたシーンなどは美しかったです。でもゴールにはならず。追加点がとれればずいぶん楽になるんだけどなあ。

後半20分くらいに純貴に代えて、1年生FWの金子くんがイン。金子くんって昨日の北星大付属戦で2点とった選手だね。初めて見るから楽しみ。
その金子くん、なかなかいい感じですんなりと試合に入れたようで、巧みなポストプレーで味方があがってくる時間を作ったり、相手DFを振り切ってドリブルでゴールに迫ろうとしたり、すてきなシーンをたくさん見せてくれました。ゴールまでできたら最高だったのだけど、でもゴールの匂いを感じさせるプレーで、これからが楽しみです。
後半20分ころ、鶴ちゃんが中盤で変態キープしながらそのままミドルシュート。惜しくもバーのほんの少し上でしたけど、決まっていたらゴラッソだったな。

後半27分くらいに剛くんに代わって打矢くんイン。それに伴い、左サイドの剛くんの位置に右サイドにいた清弥くんが移り、打矢くんは右サイドに入りました。

後半29分のCKは、代わったばかりの打矢くんがさっそく蹴ります。
どのように交代しても、ピッチ上に常にプレースキッカーがいるというのは心強いね。
こうなったらコンサの追加点はセットプレーからだ。と、トップチームを見ているときのような心境になりました。
後半34分ころ、打矢くんが蹴った右CKに熊ちゃんが頭で合わせましたけど、惜しくもバー上。

後半39分ころ、洋平に代わって營根くんイン。洋平お疲れ。ヨングン頼んだ!
後半42分すぎからの私のメモは、単文の羅列です。
42分 左CK。蹴るのは清弥。
42分 帯北CKも、クリア
42分 じょうじシュート、涼セーブ
44分 左CKで時間稼ぎのつもりが奪われる
ロスタイム3分表示 攻められる。すんでのところで止める。怖い。

こんな感じでじりじりしながら試合終了の笛を待ち、そしてとうとう試合終了。あああ、よかった。勝った。
最初の予想に反して、1点をめぐって息詰まる攻防の試合になりました。
帯広北高はとても強かったです。特に木村丈二くんはほんとに怖かった。

(試合終了時のメンバー)

   25金子  19玉岡
20竹内          17打矢
     18明生 8鶴野
3松本 4熊澤  5加藤大己 2山川
      1平加


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(試合終了の笛が鳴り、喜ぶ選手たち)

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お疲れさまでした。とてもいい試合でした。


整列して帯北ベンチにも挨拶をした後、コンサのベンチ前に戻った選手たちは、そこで群がって喜び指を1本空に向けて「1番のポーズ」をしています。
で、跳びはねながら口々にみんながなんか歌っていると思ったら・・。

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♪俺たちの~勝利~だ、つよーいぞ~、つよーいぞ~♪
・・ヴィクトリーソングかいっ。
思わず吹き出してしまいましたよ。なんでまた、その歌を。

ベンチ前での歓喜の輪がとけると、選手たちはそのままサポや父母たちが見ていた側まで挨拶に来て、にこにこしながら並んで一礼してくれました。
引き上げていく選手の選手の背中に向けて、ビョーキサポが「♪すっきっです~、さっぽろ~~、好きですあ~なた~♪」と歌い始めると、それに合わせて踊る選手たち。
ああ、なんて幸せな光景。

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20070722-24.JPG


できれば表彰式まで会場に残って、ユースくんたちが優勝カップを受け取るところを見届けたかったのですが、表彰式までの長い長い時間を待つ元気がなく、心を残しながら会場を後にしました。
大会MVPや得点王は結局誰になったのだろう?
洋平ちゃんの得点王は固いだろうと思っていますけれど。

【追記の追記】
奈々子さんの情報によると、洋平ちゃんが得点王と大会MVPをダブル受賞したそうです。
おめでとう!!洋平ちゃん!!
その他の個人賞や表彰式のようすは、奈々子さんのブログでどうぞ。
みんないい笑顔だ。

さて、これで無事今年の高円宮杯の出場権をゲットしましたが、高円宮杯の日程は次のとおりとなっています。
JFAサイト

【組合わせ抽選】
2007年8月17日(金)

【1次ラウンド】
9月09日(日) グループリーグ1回戦 11:00~、13:20~ 
9月15日(土) グループリーグ2回戦 11:00~、13:20~ 
9月17日(月・祝) グループリーグ3回戦 11:00~、13:20~ 

【決勝トーナメント】   
9月22日(土) ラウンド16  11:00~、13:20~  
9月24日(月・祝) 準々決勝 11:00~、13:20~ (秋津or西が丘)
10月6日(土) 準決勝  12:00~、14:30~ (国立)
10月8日(月・祝) 決勝 13:00~ (埼スタ)

会場はいずれも関東周辺です。
関東サポの方々、出番ですよ!予定を押さえておいてくださいね!
その前に今週末からのクラセンですけど。
クラセンで決勝戦まで進出すると、クラセンでも高円宮杯の出場権を獲得しますから、そうなるとプリンス2位の室蘭大谷が高円宮杯に繰り上げ出場になります。そうなってらんた関係者に感謝されちゃうのもいいですね。宮沢くんの行末がどうなるか不明ですけど(爆)。


posted by あきっく |12:18 | ユース | コメント(4) | トラックバック(1)

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プリンスリーグ優勝!! 【Todo Consadole】

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この記事に対するコメント一覧
Re:【プリンス優勝!】 プリンス第9節 帯広北戦@浜厚真

乙でした。画像を楽しみにしてます。

posted by ついんず☆ぱぱ| 2007-07-22 15:32

Re: プリンス第9節 帯広北戦@浜厚真

>ついんず☆ぱぱさん
コメントありがとうございました~。
幸せな一日でした。

posted by あきっく| 2007-07-23 12:53

Re: プリンス第9節 帯広北戦@浜厚真

お疲れさまでした。

>・・ヴィクトリーソングかいっ。
高円宮杯・・・と言うとJrユースくんたちが円陣を組み『頑張ろぉ~ぜ、頑張ろぉ~ぜコンサドーレさっぽーろ』とカンピオーネを飛び跳ねながら歌っていたのを見たことがありますよね。
ちょうど祐亮や洋平ちゃんが中学3年生の時、森下監督(当時)が『あれはパクリッぽいから、何かオリジナルを考えないか?』と言ったそうです。
で・・・その頃CMで流れていたヴィクトリーソングをクラセン予選等で歌っていたんですよ。
『俺たちの~勝利~だ、つよーいぞ~、つよーいぞ~』爆笑したのは秘密です。(笑)
でも、弱っちいトップのイメージがあって、あまり好きにはなれませんでした。(滝汗)
やっぱりJrユースくんたちにはカンピオーネを歌ってもらいたいですね。
3年前を思い出し、爆笑したのはもちろん秘密です。

posted by 奈々子| 2007-07-23 21:38

Re: プリンス第9節 帯広北戦@浜厚真

>奈々子さん
貴重な情報ありがとうございました。そういうわけでしたか。
このごろはユースくんたちもJ村での円陣のときに歌ってくれなくてつまんなかったんです。
今年はぜひ!J村でヴィクトリーソングを歌ってもらいましょう。
なんといってもオリジナルはいいものですもん。
ぜひ!
楽しみにしてます(笑)。

posted by あきっく| 2007-07-23 21:46

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