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2010年07月21日

クラセン(U-18) グループリーグ突破への道

今年のクラセン(U-18)こと
adidas CUP 2010 第34回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
は、いよいよ今週末に開幕します。
全国の予選を勝ち抜いた24のクラブユースチームが参加し、6つのグループに分かれて、まずは決勝トーナメント進出を目指します。

以前は、学校の部活動でサッカーをやっている高校生には夏の高校総体(インターハイ)やお正月の高校選手権など華やかな全国大会の舞台があるのに対し、学校とは別にクラブチームでサッカーをやっている高校生にはスポットがあたる機会がほとんどなく、クラブチームの夏の全国大会であるクラセンも、関係者だけが集うような非常に地味で静かな催しだったようです。
ですが、私がJ村に初めて行った2001年ころと比べても、近年は大会期間中にJ村を訪れるサポの数がすいぶん増えました。いろんなユニを着た全国各地のチームのサポーターがJ村に集まり、会場を行き交うようすは、さながら小型版ワールドカップとでも言うような(←!)お祭り気分な雰囲気です。


今年のコンサU-18のグループリーグは
7月24日(土) 10:30 vsグランセナ新潟 J村ピッチ5
7月25日(日) 15:00 vs愛媛FC  J村ピッチ2
7月26日(月) (休息日)
7月27日(火) 13:00 vs浦和レッズ J村 adidasピッチ
という日程になっています。
  (詳しいグループ分け、日程については→こちらのエントリをどうぞ。)


決勝トーナメントに進めるのはわずか8チームです。各グループで1位の6チームと、各グループの2位の中から上位2チームが決勝トーナメントに進みます。各1位はわかるとして、この「2位のうち上位2チーム」というのがくせ者なんです。なんせ「他力次第」の極みですからね。

順位のつけ方は、勝ち=勝ち点3、分け=勝ち点1、負け=勝ち点0として

  1. 勝ち点の多い方を上位とする。
  2. 勝ち点が同じときは、得失点差の多い方を上位とする。
  3. 得失点差が同じときは、得点数の多い方を上位とする。
  4. 得点が同じときは、直接対戦の結果で勝った方を上位とする。
  5. それでも決まらないときは抽選。

という順番です。各グループの1位や2位同士の順位決めについては、<直接対戦>がないので得点数で並んだ場合には抽選ということになります。

グループ分けは抽選で行われるので、いわゆる”強豪チーム”が偏在して同じグループに固まることもありえます。また、最近は力が拮抗してきたといえ中には相対的にチーム力が劣るチームもあって、そういうチームが同グループにいると勝ち点と得失点差を荒稼ぎするチームも出てきます。運不運もかなり影響してきますね。

去年のコンサユースは、グループリーグの初戦をヴェルディユース相手に1-3で落とし、2日目はセレッソU-18を2-0で破って、勝ち点3・グループ内3位で3戦目を迎えました。決勝トーナメント進出はかなり厳しい条件だったのですが、さまざまな諸条件が重なって、なんと1位でグループリーグ突破となりました。やー、あれは劇的だったなあ。(詳しくは去年の3戦目→こちらのエントリへ)

今年はどうなるでしょう。
グループ分けと日程が発表になったときの私の皮算用では

  • 1日目のグランセナ新潟戦と2日目の愛媛FCユース戦でしっかり勝つ。勝ち点6を確保し、さらになるべく得失点差を稼ぐ。
  • 勝ち点6の状態で3日目に浦和ユースと対戦。たぶんその時点で浦和ユースも2勝0敗の勝ち点6だろうから、お互いに「負けたくない」状態で慎重にプレーして、引き分けなら勝ち点7同士で結果オーライ(グループ2位でも勝ち点7なら、2位の1~2位はほぼ固いので。)。
  • 3日目に仮に浦和ユースに負けてしまったとしても、得失点差を稼いでの勝ち点6なら、2位同士の順位では2位以内に入れる可能性が高いのではないか。

と思ったものでした。グランセナ新潟はどんなチームかよく知らないけど、クラセン初出場のチームだから。愛媛FCもよくわかんないけど、ま、そんなに強豪チームでもないだろう。って。

でもね。そんな本音を漏らしたらユース観戦仲間のくまちゃんにたしなめられました。そんなこと言ってるとほんとにわかんないよ。って。
確かに。
相手がどんなチームか分からないのだから、弱いと思っていてもそうとは限りませんし、必ず勝てるとも限りません。現に知事杯2回戦で対戦したアストロボーイズにも思ったより苦労しましたしね。むしろ「とっても強いチーム」と対戦するときとは違う選手の心理状態の難しさもあるでしょう。「強いチーム」とやるときの方が得てして集中してがむしゃらにやれたりするものですから。
そしてJ村の暑さもありますもんね。毎年クラセンでは、コンサユースは初日よりも2日目、さらに3日目と、尻上がりに調子をあげていく傾向があります。というより「どーして初日はいつもこうなの・・・?」とため息がでるようなスタートに毎年なってしまうのです。U-15もU-18もそんな印象です。監督も選手もよくわかっているだろうに毎年そうなるということは、きっとそれなりの原因があるのでしょう。だから今年も、初日のグランセナ新潟戦で苦労するかもしれないし、得失点差を稼ぐ大勝は望めないかもしれない。
そうくまちゃんに言われてみると、確かにそうだなあと思いました。
甘く考えていた自分を反省しましたわ。
やっぱり、一戦一戦無心で戦っていくしかないのね。今さら言うまでもないあたりまえのことですけど。そして私がどう思おうとチームにはほとんど何の影響もないのですけど(爆)。


クラセン(U-18)の準決勝・決勝が横浜の三ツ沢球技場(ニッパ球)で行われるようになってからコンサユースはまだ一度も三ツ沢へ進んだことがないので、今年はぜひ三ツ沢へとは思いますけれど、あまり先のことは考えず、まずはグループリーグ突破を目指して応援してきたいと思います。
J村へ行ってみようかな?とお思いの方、ぜひお出かけくださいませ。
J村への最寄り駅は、JR常磐線の木戸駅です。木戸に停まる各駅停車の電車は1~2時間に1本程度しかありませんので、あらかじめ時刻表をご確認ください。木戸駅から会場までの歩き方は、ちょっと古いですけど→こちらのエントリをご覧ください。

コンサユースの選手一覧は→こちらのエントリをどうぞ。もしかするとクラセンでの背番号はこれと変わっているかもしれませんが、大会プログラムに背番号つきで選手名簿が載っていますのでそれをご覧になれば大丈夫です。大会本部でメンバー表を入手することもできます。
大会の登録選手は25名。試合ごとにうち18名がベンチメンバー入りし、交代選手は4名までです。試合時間はグループリーグは40分ハーフ、決勝トーナメントは45分ハーフで行われます。
J村に行けない方も、どうぞ選手たちに応援の念を送ってくださいませ。試合のようすは、たぶんツイッターでつぶやくと思います。よっぽど余裕のない試合展開になれば別ですけれど(笑)。


【余談】
この大会は、昔からユース好きの人たちの間で「クラセン」「クラ選」と略称されることが多かったので、私もごくふつうにそう呼んでいましたが、どうやら選手たちは「クラブユース」と呼んでいるようなのです。
選手に合わせて(?)、私もそっちで表記しようかなあと迷いつつある今日このごろです。
どーでもいい? すいません(笑)。

posted by あきっく |22:29 | ユース | コメント(9) | トラックバック(0)