2009年07月28日

クラセン(U-18)2009 グループリーグ3日目 徳島ユース戦@J村 pitch2

2009/07/28(火)15:00 @Jヴィレッジ pitch2
adidas CUP 2009 第33回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
グループリーグ第3日 Cグループ
コンサユースU-18 4-1(1-0、3-1)徳島ヴォルティスユース (40分×2)
得点者:工藤光輝(前半31分)、奈良竜樹(後半9分)、岡卓磨(徳・後半24分)、鈴木貴大(後半33分)、工藤光輝(後半35分)
コンサの警告等:福永貴弘(黄)、松田恭司郎(黄)
試合公式記録は→こちら(PDF)
 →グループリーグ1位で決勝トーナメント進出決定!

(大会全体の結果や公式記録等は→クラブユース連盟公式サイトへどうぞ。コンサの日程・組合せについてのエントリは→こちらです。)(グループリーグ1試合目試合の様子は→こちら、2試合目の様子は→こちら駅弁 今日は、15:00キックオフの第3試合。
 上野11:00発のスーパーひたちで
 ゆっくりと出かけました。
 車中で駅弁で昼食をとり。
 ここ数年、グループリーグの3日目は
 いつも泊まれる用意をして出かけるものの
 あえなくホテルをキャンセルして
 すごすご帰るという毎年でした。
 今年こそ決勝トーナメント進出になりますように。



クラセンの決勝トーナメントは、4チーム×6グループの中から、各グループ1位の6チーム+2位の上位2チーム=8チームだけが進めるという苛酷な条件です。
2試合終わった段階で、コンサユースが置かれた状況は次のとおりでした。
【Cグループを1位で抜けるためには】
1.ヴェルディ 勝点6 得失点差+05(総得点6)
2.セレッソ  勝点3 得失点差+01(総得点4)
3.コンサ   勝点3 得失点差+-0(総得点3)
4.徳島    勝点0 得失点差-06(総得点1)
最終日はコンサvs徳島、ヴェルディvsセレッソの対戦です。
コンサは徳島に勝つという前提(勝ち点6になる)で考えますが、ヴェルディがセレッソに勝つか引き分けると、ヴェルディの勝ち点が7以上になり、コンサが勝っても1位になるのは無理です。
セレッソがヴェルディに勝つと、ヴェルディ、セレッソ、コンサの3チームが勝ち点6で並ぶことになり、得失点差の勝負になります。セレッソがヴェルディを2点差くらいで破ってくれると、コンサは4点差以上で勝てば1位になる可能性があるという感じでしょうか。

【Cグループの2位となり、2位の上位2チームに入るためには】
コンサの勝ち点は最大6ですから、他のグループで勝ち点6を超える2位チームが2つ以上出てしまうと、その時点でいくらコンサが大勝しても2位抜けは不可能になります。
2試合終えた時点で、Dグループでは、柏と川崎がともに勝ち点6で、最終日に直接対戦を残していました。この試合が引き分けになると、両チーム勝ち点7で1位と2位になり、2位になった方は[2位の1位]になって、2位抜けの残り枠はあと1つになってしまいます。だから互いに「負けない試合」をしてまったりと引き分ける戦法に出られるのが一番やっかいです。そうなる覚悟をしておいた方がいいけれど。
他に、Aグループでは、マリノスと広島がそれぞれ塩釜FCに8-1、10-0と大勝して、得失点差と総得点を稼いでいました。マリノスの勝ち点は6・得失点差+12、広島の勝ち点が4・得失点差+7で直接対戦を残していますので、広島が勝って勝ち点7でAグループ1位となりマリノスが勝ち点6の2位となると、得失点差勝負ではほぼコンサに勝ち目はありません。
なので、Aグループでは「マリノスが勝ってくれ」、Dグループでは「川崎と柏のどっちでもいいから勝ってくれ(引き分けは嫌)」と他力を祈りつつ、コンサはなるべく得失点差を稼ぐようにしなければなりません。他グループで勝ち点6の2位が複数出る可能性もありますし。


J村に着いたのは第2試合の後半途中でした。
コンサの試合が行われるピッチ2へ行く途中、マリノスvs広島の試合をやっているアディダスピッチの脇を通ると。マリノスがリードしているようです!
「がんばれ!マリノスがんばれ!」と私利私欲で応援の念を送りつつ、試合終了を待ちました。
ピッチ2で行われていた名古屋ユースvs塩釜FCの試合が先に終わったので、他のピッチの試合結果はわからないまま、ダンマクを張るためにその場を離れました。

ダンマクを張りました
ピッチを囲む金網脇の「けもの道」を通って、くまちゃん持参のダンマクを張りにいきます。手を伸ばしてジャンプして、なんとかひもをワイヤーに引っかけました。

ベンチが見える
コンサのベンチ(テント)が目の前に見えます。

こんな感じ
観客用のベンチから眺めたダンマクはこんな感じ。

徳島県ってこういう形なのか
徳島サポの方も来ていました。ユース用のりっぱなダンマクですね。
横の図形は徳島県の形なのかな?あんな形なんだね。というのが私たちれっきとした大人(?)の会話でした。

全員で円陣
正面に見えるコンサベンチの前では、選手・スタッフ全員で円陣を組んでいました。

絶対に勝ち上がろう
絶対に決勝トーナメントに進む!みたいなことを言って気合いを入れていました。

選手入場
選手入場です。
なんだか凄くドキドキします。見ている方がこんなに落ち着かずにドキドキするくらいだもの、選手たちはどんな気分だろう・・・と、そわそわしてしまいます。

キックオフ前にボールを使ったアップをしながら、どうやらコンサベンチでは第2試合終了時点での状況を把握していたようで「コンサが4点差以上で勝てば他の試合結果に関係なく自力で決勝トーナメント進出できる」みたいです。
「4点差!」とベンチから選手たちに声がかけられ、みんなが状況を理解したようでした。選手たちは「やってやる」表情に満ちています。

ターボとナリ
ピッチ練習中の選手たちの脇で、ピッチ周囲に水のボトルを置いてまわるのはこの1年生コンビです。
今日は少し涼しげで助かったなあと思いました。曇っていて、気温は27~28℃といった感じです。雨が降らなければいいなあと(観戦者としては)思います。

コンサの円陣
前半開始時のコンサの円陣

いくぞ!
口々に気合いの入った声をかけあっているのが聞こえました。

徳島の円陣
徳島ユースの円陣
初日に徳島と対戦したセレッソユースサポの話によれば、徳島は全体的に小柄だけど、まとまっていて良いチームだったと言っていました。けっこう手強いよとも言っていました。
スタメンに中学生がいるほどの若いチームみたいですね。

前半キックオフ
徳島のキックオフで、前半スタートです。

<前半のメンバー>

     9工藤光輝 11三上陽輔
 6上原拓郎        14菅原康介
     28荒野拓馬 8福永貴弘
5十川祐樹 4鈴木健士 3松田恭司郎 37奈良竜樹
        21松原修平

(控え)
1安田翔、2大地優貴、15西田謙太、18濱田克大、19木島翔太郎、27近藤勝成、35鈴木貴大

(交代)
後半15分 三上陽輔 → 近藤勝成
後半28分 菅原康介 → 鈴木貴大

スタメンも控え選手も昨日の試合と同じですが、中盤の並び方が昨日とは少し変わっていました。拓郎が左サイドに移り、拓馬とタカのダブルボランチになっています。そして康介が右サイド。なぜなのか理由は不明です。
そしてチームのビデオ撮影係も、1・2日目のカネくんに代わって和弥くんになっていました。カネくんは同時に試合が行われている他のピッチの様子を偵察(?)して、リアルタイムで状況を報告する係のようです。

「4点差以上で勝たないと、勝てないのと同じ。」と選手たちが思っているのが伝わってくるような意気込みで試合が始まりました。
気合いが空回りしないか心配なほどです。
案の定(?)立ち上がりは気負いすぎているのか、なんだかプレーに硬さが見られました。チャンスは作りかけるものの、シュートまでは持ち込めなかったり。
前半1分には、徳島にペナルティエリア内まで入り込まれ、あわやシュートまで打たれるか?というピンチになりかけヒヤッとしました。
前半2分、ミツが倒されFKを得ますが、これはタカが斜め後ろのトガに戻してそこから組み立てていこうとするFKになりました。
おおむねコンサがボールをもっていますが、どうにもぎくしゃくした感じです。
逆に前半7分ころには、徳島にボールをつながれ、コンサはあまりボールに触れなくなって苦しい展開になったりします。
拓郎くんが左サイドからゴール前ファーにいた康介を狙ったアーリークロスを上げますが、ゴールラインを割ったりしています。
見ていて「落ち着いて!」と言いたくなる雰囲気です。
前半10分、徳島に左CKを与え、蹴り入れられたボールをクリアしてそれが再度CKになりました。このCKからのシュートは修平ががっちりキャッチしました。
最初の決定的な形は前半15分ころだったでしょうか。
康介のパスをゴール前で陽輔が受けて、ゴール右のあまり角度がないところからシュートしました。逆サイドのネットを狙ったのだと思いますが、惜しくもあと少しポストの左でした。惜しい~。

攻めてるところ
(サッカーっぽい写真)

攻めてるところ
(攻めてはいるんだけれど)

前半18分にはミツが倒されてペナルティエリアの斜め前でFKを得ました。これを康介が直接ゴールを狙って蹴り、康介の左足から放たれたボールはぐいーんと巻くようにして、ゴール右隅に入ったか!と思ったのですがサイドネットでした。惜しかった。
前半20分ころになると、選手たちのプレーから硬さがとれ、次第にコンサが攻勢を強めます。決定的なシーンが増えてきて、ゴールの匂いも濃くなってきました。
前半21分、康介から拓馬へパス、それを拓馬が陽輔のところへふわりと通して、ゴール前の絶好の位置でチャンスになりました。やった!陽輔のゴールくる??!と腰を浮かしかけたのですが、陽輔の打ったシュートはGKが足に当てて防ぎました。惜しい、というか、相手GKのファインプレーです。

記念写真型
前半22分、相手ペナルティエリアの少し手前でFKを得ました。ボールのところに立っているのは、ミツと康介です。徳島の壁の前には、GKから足元の視界を隠す「記念写真型」でコンサの選手たちがかがみこみました。
確かこのときはミツが蹴ったのだと思います。クリアされて跳ね返ったボールを最後は健士くんが頭で押し込もうとしましたが、これもほんの少し枠の右でした。
前半23分、康介が左サイドをドリブルで駆け上がり、最後は自分でシュートまで持ち込みました。GKがピッチに倒れ込んで手を伸ばしてボールをつかみました。このGK、小柄なのに敏捷な反応で大活躍です。
コンサとしては、ゴールの匂いがプンプン匂うわりには決めきれなくてジリジリします。でもだんだん匂いが強くなってきているから、あと一息かな。
前半24分、ミツがゴール左側からシュートを狙い、GKを引き出して、無人になったゴールにボールを流し込もうとしましたが、ゴール前にカバーに入っていたフィールドプレイヤーがクリアして得点になりませんでした。でもそれでCKになって。拓馬くんが蹴り入れましたが、ゴールラインを割ってしまいました。
前半26分、拓郎くんが左サイドを駆け上がり、ゴール前へクロスを入れます。ファーにはミツが、ゴール正面には陽輔がいて、地面近くに落ちてきたところを陽輔がゴール直前で足を合わせますが、角度が合わず,枠の右へいってしまいました。
んんんーー。惜しいシーンが続きます。
前半29分、コンサDF陣の裏に長めのボールが出て、徳島FWが裏へ飛び出しました。オフサイドかな?と思うタイミングでしたが、オフサイドではなかったようでプレーは続きました。うちの選手たちはセルフジャッジだったのか足が止まり気味で反応が遅れてしまったのですが、シュートは修平が止めました。
そんな経過を経ての前半30分、ようやくようやく待望の先制点です。
陽輔がゴール前でボールを受け、相手GKと1対1の状況でしたがシュートを打つタイミングが遅れ、打てなくなっちゃってミツのところへパス。ミツがきっちりゴールに蹴り込みました。(1-0)
嬉しいような、ホッとしたような。
喜んでいたので写真はありません(笑)。
1点とれれば、あとは次々に追加点をとれるかなと期待していたのですが、そんなに甘くはありませんでした。
前半36分、ミツがゴール前へ自分で持ち込み、ちょっと強引な状況からのシュートはバーの上へはずれていきました。
修平か健士くんあたりの後ろの選手から、ミツに対し、まだ時間はあるから焦るなと声がかかります。
前半38分、陽輔がゴール前でうまくくさびのボールを受け、駆け上がってきた奈良くんが攻撃につなげます。こうやって見ると、春先に雁来でのチャンピオンズリーグだったかプリンスリーグだったかで初めて奈良くんを見たときと比べると、すっかり堂々とした貫禄が身についたなあと感心するほど、奈良くんは守備に攻撃にたくましくプレーしていました。
後半39分にコンサのパスや相手が戻したボールで徳島ゴールへ近づくボールを、拓馬くんが追いかけて相手選手と競り合うもゴールラインを割ったあたりで、ロスタイムほとんどなく前半が終了しました。1-0です。4点差まではあと3点。

後半開始時の円陣
(後半の円陣)
「絶対に行こう!」と輪の中から大きな声があがりました。

後半キックオフ
後半はコンサのキックオフでスタートです。
メンバー交代、ポジションチェンジともにありません。

後半0分にタカがイエローカードを受けてしまいました。
徳島のFKになったところで、タカがボールに触れて動かしてしまったことが遅延行為とみなされたようです。わざとじゃないように思ったんですけどね(←ひいき目?)。そしてうちはプレーを急ぎこそすれ、時間をかける必要はないんですけどね。
「タカ、これで2枚目じゃない?でも決勝トーナメントではグループリーグでのカードはクリアされるのかな?」と期待したのですが、あとで大会規程を確認してみたら、1次ラウンドでのイエローカードは決勝トーナメントには持ち越さないけれど、未消化の出場停止分は決勝トーナメントに持ち越しで適用されるのだそうです。
というわけで、タカは明日の試合には出場停止となりました。
後半1分、ミツとトガで左側から攻めあがっていき、左CKになりました。蹴るのは拓馬くん。ボールはゴール前でクリアしようとする選手とゴールへ蹴り込もうとする選手でごちゃごちゃになり、最後は康介が足でシュートしたのですが、右ポストの外側へ転がっていってしまいました。残念。
早く、早く、追加点を。焦る(←私が)気持ちとは裏腹に、後半2分、徳島にシンプルにボールを運ばれてシュートまでもっていかれてしまいました。修平がジャンプして両手で上へそらし、CKになりました。
後半4分、恭司郎にイエローカードが出ました。これは抜かれて危ないところをファウル覚悟で止めるしかなかったから、仕方なかったと思います。
後半6分あたり、コンサはじわじわと攻撃の圧力を強めていきます。
後半7分に拓馬くんが蹴り入れた左CKに対して、恭司郎か健士が頭でどんぴしゃ合わせましたが、ゴールにはなりませんでした。
後半9分、拓馬くんからのパスだったかな、これをゴールポストのすぐ脇で奈良くんがジャンプして頭で地面に叩きつけるようにヘディングし、それが弾んでゴールの中に入り、ゴールが決まりました。(2-0)
すぐにボールを拾ってセンターサークルに走ったのはミツだったと思います。拓郎くんが「行くぞ-!まだ行くぞーー!」とみんなに声をかけます。
ほとんど攻め続けに攻めていて、リードもしているのに、焦る気分です。
後半9分、康介が右サイドを突破し、CKになりました。
後半10分、陽輔がゴール前でチャンスになりましたが、ボールの位置を調整している間にシュートを打ち切れず、こぼれたボールをそばにいた健士くんが蹴り込みましたがGKがキャッチしました。このGKには何点阻まれたことか。
ポツポツと雨が降ってきました。
私はカメラをしまい込んでしまったので、この後ほとんど写真がありません。
後半13分、またもや陽輔が絡んで絶好機を作りましたが、決めきれませんでした。私にとって近年の陽輔のイメージは「どんなボールでもゴールに入れてみせるぜ」という感じの『ゴール職人』だったのに、J村ではいまいち調子があがらないようで心配です。早く不調を脱出しておくれ。

陽輔→ナリ
後半14分、陽輔に代わってナリが入りました。

後半18分、久しぶりに相手がボールをもって前線にフィードしましたが、ゴールラインを割ってコンサのピンチには至りませんでした。
後半20分、タカか康介の遠目からのシュートはバーの上。
後半20分、相手DFの間を通すスルーパスは、速すぎてナリが追いつけませんでした。
このころになると、雨の影響もあってかかなり涼しくなりました。スタミナの心配はなさそうです。むしろ気持ちのコントロールの方が大切かな。焦りすぎないように、着実に。
後半22分、徳島にCKを与えてしまいました。そして、そのCKから、ゴール正面で頭でどんぴしゃ合わせられて失点してしまいました。(2-1)
なんと!あと2点取らなきゃ4点差にできない、と思っていたのに1点返されてしまうとは。あと3点とらなきゃならなくなりました。
正直に言うと、私はこのときちょっと弱気になりましたね。
でも選手たちや監督・コーチたちは違ったのですね。さすがだわ。
後半24分、失点の動揺からかちょっと慌てた対応になって徳島にシュートされるシーンがありましたが、バーの上でした。
徳島は、選手の体は大きくないけれど、みんなで息をあわせてがんばるチームで、なかなか思うようにさせてくれません。確かにセレッソサポが話していたとおりだなあと思いました。でもなんとかここを打開しなければ。
後半27分、攻撃の途中で拓馬くんが相手ゴール前で痛んで倒れこんでいましたが、みんなはかまわず攻撃を続けて、最後はシュートをGKにキャッチされました。ゴールへの執念が見えるシーンでした。
後半27分、康介に代わってターボが入ります。ナリが右サイドに下がり、ターボとミツの2トップになりました。

     35鈴木貴大 9工藤光輝
 6上原拓郎        27近藤勝成
     28荒野拓馬 8福永貴弘
5十川祐樹 4鈴木健士 3松田恭司郎 37奈良竜樹
        21松原修平


トガ、行け~~~!
(行け~! 写真と本文は関係ありません。)

後半28分、ミツからのパスをターボがシュート。きっちりゴール枠をとらえていましたが、相手GKが弾いて右CKになりました。
このときのCKはタカが蹴り入れました。
ターボの右からのクロスに合わせてミツが飛び込みましたが、GKにキャッチされます。「GKがんばるねえ・・」見ていた私たちは思わずため息をもらしました。
スルーパスに合わせてタカがゴール前へ走り込んでいくのに対して、GKが滑り込むように体を投げ出してボールを掴むシーンもありました。
後半30分、それまで圧倒的にコンサがボールを支配していましたが、少しずつ徳島がボールに触れる時間も出てくるようになりました。
後半31分には、詳細忘れたけれど「危ねーーー!」と思わず言ってしまうような場面もありました。
四方田監督が「拓郎、真ん中!」と指示を出して、ポジションがチェンジされます。
拓馬くんが左サイドに出て拓郎が中に入り、拓郎とタカのダブルボランチになったようです。

     35鈴木貴大  9工藤光輝
 28荒野拓馬        27近藤勝成
     6上原拓郎 8福永貴弘
5十川祐樹 4鈴木健士 3松田恭司郎 37奈良竜樹
        21松原修平


拓郎くんの負担は大変なのでしょうが、キャプテンが中央でどっしり構えるとチームに落ち着きが出た気がしました。どっしりというのは違うかな。縦横に駆け回っているので。

後半33分、ナリの右からのクロスを、ゴール正面でターボが触って角度を変え、ボールがゴールに飛び込みました。
やったーー!ゴール!(3-1)
ここで監督が選手たちに向かって「あと1点!!」「3点(差)でいい!」と叫びました。たぶんカネくんが伝える他の試合状況から計算すると、3点差をつければOKということなのでしょう。

後半34分、相手にシュートを打たれましたが枠の外でした。
そして後半35分、ターボが左から出したパスに対してミツが右から走り込んできて、ゴールに流し込むようなシュート。きっちりとネットに吸い込まれました。(4-1)
うわーーーー!!やったーーー!!
私はもう、絶叫してしまいましたね。
雨でカメラをしまい込んでいなかったとしても、撮影どころじゃなかったことと思いますw
監督は、すかさず「後は無理すんな!」と叫びました。
そっか、そっか、このまま3点差を維持すればOKなのね。
後半37分、ペナルティエリア内に飛んできたボールを、修平が(例によって)大事に大事に両手を地面すれすれに添えて、そーーーーっと拾い上げます。
コンサはボールの支配を失わないようにしてパスを回して時間を使います。なるべくサイドをあがっていって、場合によってはコーナーフラッグあたりでのキープやスローインを多用するようにして。でもこういうときに限って思わずかなりのビッグチャンスが訪れちゃったりするのね。拓馬くんがゴール前まで攻め上がっていったときは、シュートコースも空いているようだったからシュートしてもいいんじゃないかなと思いましたが、拓馬くんはシュートではなく横への大きなパスを選択しました。カウンターを受けるのを懸念したのかな。
監督は「たくまー!行けるときは行っていいんだぞ~」とも言っていましたが、その判断が難しいのかも。
後半39分、相手ゴール前にクロスがあがりましたが、これはGKがキャッチしました。
ロスタイムは2分と表示されました。
もう私たちのドキドキ感ときたら。手が浮つく感じでろくにメモもとれません。
ロスタイム後はボールをキープして時間を稼ぎました。私は10秒ごとに時計を見ている気分になります。
後半41分、ターボのシュートはクリアされてCKを得ました。拓馬くんが左からのCKで時間を使います。
後半42分、主審が笛を吹いたので「終わり?!」と思ったら、コンサのファウルをとられた笛でした。うわーー、まだーーー?
手が震えるようなドキドキの時間が過ぎ、まもなく試合終了の笛が鳴りました。
うわーーー!やったぁぁぁ!!

なんか詳細は分からないけれど、ベンチも喜んでいるし、さっき監督は3点差でいいって言っていたし、これで決勝トーナメント進出を確保したらしい。
え?1位抜けなの??

やったあ!!
やったあ。
ともあれ大いに喜んで。
にこにこ顔の選手たちが近くまで挨拶に来てくれましたが、その笑顔は私たちが独り占めにしてしまったということでごめんなさい。
「三ツ沢へ行こうねーーー!!」


センターハウスに引き上げ、ホールに設置された戦績表に試合結果が書き込まれるのを待ちました。
こうなりました
Cグループの結果はこうです。

そしてこうなった
そして決勝トーナメントはこういう組み合わせになりました。

ピッチ5を確認
明日の会場の「ピッチ5」は、奥にあるピッチですね。

試合終了後に会ったセレッソユースサポの知人から「ありがとう」と言われ、意味がすぐには分かりませんでした。
セレッソが2点差でヴェルディに勝ってくれたからこそのコンサの1位抜けですから、私たちがセレッソに「ありがとう」は分かるけれど。
でももしコンサが徳島に4-1じゃなくて3-0で勝っていたら、ヴェルディ、セレッソ、コンサの3チームが勝ち点6、得失点差+3、総得点6で並び、そのうえ対戦成績も3つ巴の両すくみで大変なことになっていたのですね。
コンサが4点とって総得点で1つ抜けたから、セレッソはヴェルディとの直接対決の結果で2位になることができたのでした。なるほど。だから「ありがとう」と言っていたのか。

以前あった「グループ間の2位同士・1位同士の順位決めには、グループ4位チームとの対戦結果(得失点差など)を除く。」というルールは今はもう廃止されており、勝ち抜けチーム計算の複雑さが多少減りましたが、それでも今回のような修羅場(?)があると、運にも左右される悲喜こもごもの結果が生まれます。
コンサはヴェルディにあんなに完敗したのに、それでもコンサが1位だなんて。
「今年のユースは強いんだか強くないんだかわかんない」と(失礼なことを)言っていましたけど、どうやら運を引き寄せる力はあるようです。
このまま勢いに乗って、三ツ沢まで行って、そして一番高いところを目指そうね!
準々決勝は明日の10:30からJ村ピッチ5で。京都ユースとの対戦です。

それに勝つと、準決勝は7/31(金)16:00~ 三ツ沢球技場で。
セレッソユースvsマリノスユースの勝者との対戦になります。

関東在住サポのみなさん、会社を早退して三ツ沢に駆けつける段取りをしておいてくださいね!


いったん横浜のホテルに戻らなきゃというくまちゃんを見送り、私はいわき泊まりです。

お店選びのポイント
夕食のお店選びのポイントは、やはりこれ。

冷たいビールと 鴨南蛮
ああ幸せ。


 *準々決勝のようすは→こちら


posted by あきっく |23:56 | ユース | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:クラセン(U-18)2009 グループリーグ3日目 徳島ユース戦@J村 pitch2

やっぱりユースは素晴らしい!今日もドキドキしながら結果待ってます(^_-)-☆

posted by キャサリン| 2009-07-29 07:33

Re:クラセン(U-18)2009 グループリーグ3日目 徳島ユース戦@J村 pitch2

>キャサリンさん
劇的な結果のほかにも、選手たちの劇的な変化がみれるのもたまらないですね。
今日もドキドキしながら、行ってきまぁす!

posted by あきっく| 2009-07-29 08:28

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