2008年10月20日

鴨とネギ

2008/10/19(日)13:00 @厚別公園競技場
第29節 コンサ 0-2(0-1、0-1)柏レイソル
結果詳細はこちら →札幌公式 J'sGoalサマリー

トップの試合に行くのはなんだかずいぶん久しぶりでした。
あんまり久しぶりで荷物の準備にとまどってしまったほど。飛行機の中で「しまった。シーチケ忘れた。」と思い出しました。仕方ないので当日券を買って入りましたよ。せっかく買ったのに当日券はえチケじゃないのね。残念。

ビーンズ
スタジアムへ向かう前に、途中の角のところにある珈琲館で「厚別」というブレンドを買いました。
このお店、コンサフラッグを出していてくれるので前を通るたびにいつも気になってはいたんですが、ほほやんさんのところで「厚別」という豆があると知って、それはぜひ味わってみなくちゃ。と思いまして。


お店の中に入ると、いろんな種類のコーヒー豆が並んでいました。注文するとそれから焙煎してくれるんですね。
焙煎に15分くらいかかるので、試合前に予約しておけば試合後に受け取れるとのことでしたが、私の場合、帰りはみんなでシャトルバスに乗ることが多いので帰りに受け取るのは難しいかなあ。
そのままそこで焙煎できるのを待つことにしました。

コーヒー
待っている間に、コーヒーを淹れてくれました。
ありがとうございます。美味しい♪

炒りたて豆
そしてこれがその「厚別」というブレンド。
ラベルにサッカーボールまでついていてかわいいですね。
お店のご主人と「今日はなんとか勝って欲しいですねー」と会話しながらお店を出たのですが。


いいお天気
厚別はよいお天気でした。

柏サポとアウェイドールズ
柏サポとアウェイドールズのみなさん。

コンサのゴール裏は、試合が始まったら90分間に集中するということで、試合前にコールは行わないという説明があらかじめあったと聞きました。
そのため試合開始までは柏サポの応援がよく響いて。
楽しそうな選手コールの数々に、それを聞くのもけっこう面白いものでした。
選手たちがピッチ練習に出てきてもコンサは試合開始前のコール等がなかったから、選手は不審に思ったかもしれません。
でも選手が挨拶にきたときにはゴール裏の中心部を含めてスタンドから選手たちに向けて拍手が湧き起こっていましたし、グッチーさんの選手紹介のアナウンスに対しても、太鼓に合わせてのコールはなかったものの自然な拍手はスタジアムを包んでいて、殺伐とした雰囲気ではありませんでした。
だから選手たちは「拒絶された」と感じてはいなかっただろうと思います。あれ?今日はどうしたんだろ?とは思ったかもしれないけれど。
でもそうやって相手サポのコールを聞きつつ待っている時間が長くなると、応援する気持ちも次第に高まってきて。焦らし時間をたっぷりとって一気に爆発しようという(?)USのこの作戦、なかなかよかったんじゃないかと思います。

意地ダンマクの準備
開場前にみんなで寄せ書きをしていたんですってね。
「意地」のダンマクの用意をして待つゴール裏。

意地
選手たちが出てくると、ダンマクが広げられました。
赤地に黒の「意地」の文字。
ほんと、意地みせてほしい。

でも、「意地」は形になって見せられることはないまま、試合は0-2という結果で終わりました。個々の選手ががんばっているところはそれなりにあったのですけどね。
でも2失点ともころころとほんの少しゴールラインを越えてしまったような失点だったあたり、なんとも今季の敗戦として象徴的だなあと思いました。

コンサのJ2降格が決まるところを見たのはこれが3度目です。
1度目は、福岡の自宅で、福岡の放送局が流すテレビの向こうの室蘭での戦いを見ていました。まだコンサは「私のチーム」になる前ではありましたが、それでも「ああ、決まってしまったか・・・」という虚脱感と画面に映る必死なサポの思いが胸を打ち、感慨深いものでした。
2度目はカシマスタジアムで現地にいました。
かなり覚悟を決めて臨んだ試合でしたが、試合終了と同時に崩れ落ちる選手たちの姿、「この世にチームがある限り、俺たちはどこまでもついて行く」のダンマク、それと当時のコールリーダー・いしもりさんの胸に迫る鼓舞の言葉、万感迫る思いで歌い、途中で涙が出てきた「好きです札幌」、鹿島サポーターからのエールのコールなど、印象深い、大きな一区切りの忘れられない一日になりました。

でも今日は。
なんかすごく淡々と感じてしまいました。
ずっと前から、たぶん去年のうちから、いずれこうなるという覚悟ができていたところがありましたし。それにずっとJ1にいるチームのサポならば降格することは『地獄』に落ちるような恐怖があるのでしょうけれど、コンササポにとっては、J2は今さら「恐怖」でもないですしね。がっかり感はあるにしても。

というわけで、試合が終了した後もごく平静な気持ちで選手がスタンドを回って挨拶をしている様子を眺めていたのですが。
ゴール裏の前に並んで淡々と挨拶をして、メインスタンドの方へ向かって離れていく選手の中から、最後の方にいた大伍が再びゴール裏の方へひとりで戻っていきました。呼ばれたんですかね?
ちょうどゴール裏からはグラウンドへ飛び降りてきた人もいて、警備の人や仲間(?)が止めようとしたりして慌ただしい雰囲気で、戻った大伍がゴール裏のサポーターと何か話ができたのかどうかはSA席からはよくわかりませんでしたけれども。
大伍はひとりでゴール裏に向かって深く一礼して、そしてメインスタンドの方へ歩いてきました。
メインスタンドでもしっかりした顔をしてサポにむかってお辞儀をしていました。挨拶を終えて通路入り口のところへ戻ってくる大伍の表情や仕草は、なんだか泣いているようでもありました。
小さなころからコンサのユニを着て育ってきた大伍だもの。
コンサがサポーターにとって「私たちのチーム」であるのと同様に、きっと大伍にとっても「自分のチーム」なんだろうなあと感じた瞬間でした。
また一緒にがんばろうね。と思いました。


大谷地駅
大谷地駅のホームには安全柵が設置されていました。
知らなかったわ。

実は今日の試合後、わたしたちはこのお店に行こうとあらかじめ予定していました。
って段取りをしてくれたのはくまちゃんですけど。

純平
ご存じ、焼き鳥純平です。ここで鴨鍋を食べるのです。美味しいんだよなー。ああ楽しみ。

鮭トバ
サポ仲間のお父さんの手作り鮭トバ(持ち込み)も登場。

ビール鴨肉
ネギスープ
鴨鍋そば

鴨とネギってほんとによく合いますね。
互いに相手の旨味を引き立て、どっちもがなくてはならない存在。
サポーターとチームもこんな状態なら幸せだなあと思いました。


posted by あきっく |02:29 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:鴨とネギ

大伍は「コンサドーレ札幌のサッカー選手」だぁ。
普通のサッカー選手では無いのだと感じました。コンサの選手。
どの選手も、其々に悔しかったでしょうし
何も感じてない訳ないと思うけど、
でも、やっぱり大伍の正々堂々としたコンサの選手っぷりに大物の予感と身震いでした。
あのコ、ハートが強い!

posted by しーちゃん| 2008-10-20 21:41

Re:鴨とネギ

>しーちゃんさん
あの大伍のようすは素敵だったし、心を打ちましたよね。
私のいたあたりでも「大伍~!頼むぞ~!」などとずいぶん大伍に対する激励の声が飛んで、大伍株急上昇でした。
メンタルの強さは大伍の強み(のひとつ)だとしみじみ思います。

posted by あきっく| 2008-10-21 07:55

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