2007年04月01日

勝ち負けって不思議

2007/3/31 13:00 室蘭入江競技場
第6節 コンサ 1-0(0-0、1-0)セレッソ大阪
得点者:カウエ
試合結果詳細はこちら →札幌公式 J'sGoalサマリー

4試合ぶりの生観戦です。鳴門での徳島戦とドームでの湘南戦はテレビ観戦でしたし。先週の山形戦はイギョラ杯予選を見に行っていたので試合速報頼りでした。

朝早く千歳空港に降り立つと。
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到着ロビーのJALUX売店内にコンサのポスターが貼ってありました。
スポンサー様、ありがとうございます。


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サポ仲間が迎えに来てくれた車で入江に着くと、競技場近くの駐車場にはセレッソのトラックが。はるばる荷物を運んできたのですね。

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室蘭参戦の恒例の楽しみは、毛蟹のむき身がふんだんにのった虎杖浜のかに弁当。仲間が事前に注文をとりまとめて買ってきてくれます。
いつもありがとう!
今回は折良くサッポロビールの箱に詰められていました。

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うふふ、楽しみ。

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これで\400はお得。と、観光客向け価格に慣らされた身にはいつも驚きです。

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室蘭名物やきとり(という名の豚串)売店が今日も出ています。

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炭火で焼いていて、あたり一面煙が立ちこめいい匂い。
でも長蛇の列。しかも進みが遅いんですよね。
やきとりゲットは諦めてあたりをうろうろ。
室蘭名物カレーラーメンのお店も出店していましたけれど、ここも長蛇の列です。

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赤黒仕様のメニュー看板。これ初めて見た気がする。

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いつもの入江の風景。ピッチ上では子供たちの前座試合が行われています。バックスタンド後ろに並んで駐まるコンサバス(とアウェイチーム使用のバス)。山の中腹にUSのダンマク。フラッグをはためかせる強風。
でも今日の風はそんなに強くない。メインスタンドに座っているとほとんど感じないほどです。日が照って気温も高めだし、念を入れて「室蘭用装備」で着込んできたら暑いほどでした。

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アウェイ側ゴール裏。
パッと目についた青いシートは緩衝地帯?と思いましたが、よく見るとその右側にちゃんと緩衝地帯が設けられています。
まったり系セレッソサポないし関係者が着席用に持ち込んだものかしら。
でも傾斜した地面にシートでは座りにくいのか(滑るよね?)、人が座っているのはシートの端っこばかりでした。

セレッソサポが試合開始前に何度も念入りに歌うのは、柿谷曜一朗の応援チャント。俺たちの曜一朗らしいです。
散発的に「俺の曜一朗~~~!」という野太い叫び声も聞こえます。
期待されているねえ、可愛がられているねえ。
でも若い子にそんなに何度も何度も特別にコールして、プレッシャーにならない?と端から余計な心配をしてみたりもします。
せっかくだから試合で見てみたいけれど。

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選手入場時に広げられたビッグフラッグは3面フル。こうして見ると、高さ、幅ともに入江のスタンドにぴったりのサイズです。


久しぶりに生観戦してまず思ったのは、守備の安定感が増したなあということでした。特に前半は、相手がボールを放り込んできても危なげなく跳ね返すことができ、落ちたボールを自分たちで保持することができていて、これならそうそう点を取られることもないだろうと思えました。
そして去年と比べて、選手の身体の重心というか、チーム全体の重心が少し後ろに置かれているイメージがありましたね。
去年はもう少しみんな前がかりな姿勢になっていて、ともすればそれでバランスを崩して前のめりに倒れたりしていたのですけれど、前半のチームは足の裏全体に均等に重みをかけてすっくと直立している、そんな感じでした。あくまでもイメージですよ。
その分、前に走り出すときの初動は前のめり姿勢で構えているときよりは当然に遅くて。いつごろの時間帯だったかな、相手選手と自分のちょうど中間くらいに落ちたボールに対し、芳賀がそれを奪いにボールに向かって走り出すのではなく、相手がボールをとって向かってくるのに対処しようとしたシーンが今のチーム状態を象徴しているようで印象に残りました。
でもそれよりも何よりも一番びっくりしたのは元気!
いったい彼に何が起こったのでしょう??と思うほどに、長いボールは収められるわ、足元のボールもうまくコントロールして抜け出してみたり、ワンタッチでパスを交換してワンツーを見せたり。シュートへの意欲も旺盛なようで、よいシュートを何本も放ち、クロスに豪快に飛び込んでいます。クロスには合わないこともあったけど、でもあれって相手にとっては嫌でしょうし、十分な威力になっていると、素人目にも思います。
あの、ロングボールには目測が合わない、競り合ってジャンプしてもボールに触れられない、相手へのパスか?と思うようなトラップを連発する、以前の元気のイメージをことごとく覆すような変身ぶりでした。
すごいわあ。
調子がよいから使われるのか、使われているうちに自信がついてさらにうまくできるようになってきたのか。
「人って成長するんだねえ・・・。」しみじみとした言葉が口をついて出ました。
(だから智樹もがんばれ。)

前半は、それ以外では、征也の足の状態が気になって仕方ありませんでした。
だって、セレッソの2番と交錯して足を痛め(しかもそれが征也のファウルになった。)、かなり時間が経っても痛そうに気になる感じで、歩き方も変だったのだもの。でも監督も目の前で見ていて何も言わないし、本人も代えて欲しいとは言わない(痛くても言わないか)ので、大丈夫なんだろうなあと思いながらも過保護母っぽいハラハラ。
ついつい「2番の羽田って、あの、アルゼンチンユース代表の代のもろいDF陣で、フジくんにさんざん迷惑をかけて(←コンササポ的視線)、しかも本番でオウンゴールした、あの『羽田』?」とか昔のことまで思い出したりして腹を立てたり。
すんません、試合に集中しきれてなくて。ま、それだけ前半は見ている方にも余裕があったということでご海容のほどを。

前半を0-0で終えて、これはこれで予定どおりだったのかもしれませんが、後半セレッソにゼカルロスが入ってから、かなり振り回される場面が増えました。
決定的なピンチを作られて、なぜか相手のシュートが枠をはずしてくれたから失点を免れたこともありました。高木のスーパーセーブもあったし。
デカモリシにはあまり脅威を感じませんでしたが、小さい方のモリシは嫌らしい動きをしていて気になりました。そしてとうとうセレッソサポ溺愛の曜一朗くんが登場。実は私、ハーフタイムに選手がアップしているのを双眼鏡で眺めながら「どの子が曜一朗かなあ。高校生だからやっぱりあの黒髪の選手かなあ」と想像していたのですが、予想に反して曜一朗くんは金髪でした。(もしかして柿谷は高校には通ってないのかしら?)
コンサのリードは1点でしたので、いくらセレッソと日本の期待の星でも曜一朗くんに1点をあげるわけにはいきませんでしたが、けっこうおもしろいプレーをしていましたね。U-17W杯で見るのを楽しみにしようかなと思わせてくれました(そのときはぜひうちのユースくんたちもチームメイトで)。
試合終盤で気になったのは、コンサの時間の使い方。
1点リードしての終盤ですから、残り10分くらいは追加点をとりにいくより守りきるという姿勢で臨むのはよいと思うのですが、もうちょっとうまくやり過ごす方法を高めて欲しいと思いました。
ラインが下がりすぎて、攻め込まれては単純にタッチにクリアすることを繰り返して、相手にボール持たれっぱなしでハラハラでしたもの。
できればこっちが主導権をもって、ゆったりボールをまわしてじりじりさせる、そういう終盤だったらいいのになあと思いました。
(関係ないけど、試合終盤にはこの時期の室蘭をなめてはいけないと思わせる寒さになって、着込んできたのはやっぱり正解でした。)

試合全体の感想でいうと、コンサは勝ちはしたものの、守備も攻撃もまだまだこれからですよね?
攻撃は、選手たちが「点をとるのはマサさんの役目」と思っているんじゃないかと思うほど西谷に頼りっきりだし、守備も厳しく見ればなぜか運良く失点しないで済んだからと言えなくもありません。どっちが勝っても不思議じゃありませんでしたし、コンサのあのゴールが決まって、セレッソのあのシュートが決まらないんだから不思議なもんだよねえと思わずうなってしまいました。
去年だってグダグダの試合内容でもなぜか勝ったりしたこともありましたから、勝負の綾って不思議なものだと思います。
でも同じ勝負の綾でも、去年はなかなか勝ち続けられなかったのに、今年はここまで4勝1敗1分なのは、きっと偶然ではない違いがあるからだと思います。
去年できなかった何かが今年はできている。
ノノが以前から言っていたような、「選手みんながもうちょっとだけ守備のことも意識する」ことなのか、「勝つこと」1点だけを明確な目標にして意識が統一できているからのか。
いずれにしてもチームはまだ進化の途中。勝ちを続けていくうちにチームも選手もタフになるでしょうから、もうしばらくしたらまた一皮むけ強くなったコンサの姿を見ることができるかもしれません。
それを楽しみに応援していきたいと思っています。

(以下モノローグ)
チームが勝つのは嬉しいのですが、試合終了の笛が鳴り勝利が確定した瞬間に以前のような爆発的な喜びが湧きあがってこないのはどうしてなんだろう?
喜ぶというより、ホッとした感じ。
あくまでも今は過程にすぎない、ひとつひとつ勝利を重ねるしかない、という意識が無意識のうちに強すぎるのだろうか。
それとも天皇杯であまりに強すぎる刺激を受けたから、もうそんじょそこらの刺激では満足できないカラダになってしまったの・・・?


サポ仲間の車に乗せてもらい、空港まで送ってもらう途中で。

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あ、コンサバスだ!

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どれどれ、誰か選手の姿は見れるかな?ドキドキ

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同乗者は「あ、征也だ~」と言っていましたけれど、私が確認できたのは松井さんの姿だけでした。
や、嬉しかったですよ。松井さん。
あとで元気ブログを見ました。バスを追い抜いてから何度も振り返ってみてごめんなさい。
運転席をチラリズムどころか思いっきりガン見してしまいました(汗)。

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搭乗待合室横の売店にもコンサのポスター。
ありがとうございます。
(「(株)JALUXはオフィシャルスポンサーとしてコンサドーレ札幌を応援しています」という文字で謙伍の顔が隠されていますけれど。)


posted by あきっく |11:25 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(2) | トラックバック(0)

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Re:勝ち負けって不思議

私がこんなことを言うのもなんですが、お互い道内在住でないのによくお会いしますよね。

私がですね『ときおり』観戦にでかけた試合で相当の確率でお会いしますので、あきっくさんはかなりの頻度で観戦されてるということですね。

それと室蘭の試合、日帰りだったのですが充分堪能させていただきました。

今までサポにはあまり評判はよくなかったのに、柳下監督、三浦監督に起用されてる中山くん、
私は上手下手とかわからないのですが、確かにまじめに献身的にプレーされてると思います。
その上もっと得点できるようになると、とてもコンサには居てくれないようになりそうですが、、、

posted by 淡路島のコンサファン| 2007-04-02 18:50

Re:勝ち負けって不思議

>淡路島のコンサファンさん
さきほど淡路島さんの観戦が『ときおり』って聞こえたんですが、気のせいですよね??
ともあれ、関西からですと東京からよりも飛行機の便数など不便でしょうに、淡路島さんの精力ぶりには頭が下がります。
お互い『病膏肓に入る』って感じですよね。(笑)

posted by あきっく| 2007-04-02 22:59

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