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2008年11月29日

「2009 HFC経営方針」のちょっとした感想

厚別で降格が決まった柏戦の翌日、日刊全国版にデカデカと載った「オシム札幌」の文字に驚き、「そ・・そんな、まさか。くすぐられても信じないぞ。」とこみあげる笑みをこらえつつ、上がったり下がったり感情のブレが忙しかった日々。
そのころ、監督ネタは落ち着いて考えられる心境じゃないし、じゃあ、何か別のネタでエントリ書いて、踊り続けそうな自分の気持ちを他に逸らしてみるかと思い、書き始めたのが智樹の魅力についてのエントリでした。ブログを通じて親しくなった方からちょうど「あきっくさんにとって智樹の魅力は何ですか?」と聞かれていたところでしたし。
でも書いていくうちに次第に愚痴になり、嘆きになり、説教(笑)になり。果てはクラブのスタンスとか将来像について、智樹や自分(←一緒にするな)を含む「北海道」に内在する問題じゃないかと感じる物事についてとか、逆にそれを活かすにはどうしたらよいのだろうとか。
だんだん話がまとまらなくなってしまいました。
それでも「智樹が来年どうなるかは分かりませんけど・・」と気楽に言える時期にとりあえずアップするつもりだったのですけどね。このタイミングではもう、何かと言うこと自体「空気読め」という時期ですよね。
今はただ息を潜めてただじっと待つだけです。
智樹については、そのうちはっきりしたらまとめてみようと思っています。


で、その合間にというと語弊がありますが、先日HFCから発表された経営方針について、ちょっとした感想など。

文章中に何度も出てくる「コンサドーレ・スピリット」という文字を見て私の頭に真っ先に浮かんだのは、「針葉樹」や「ブルーグレイ」という断片的な言葉とクラブのエンブレムでした。
なぜか?
それはたぶん、私がコンサに興味を持ち始めたころにエンブレムやクラブカラーについての説明を読んで、「スピリット」という耳新しい言葉が印象的だったからだろうと思います。
それから何年も経ち、そんなことすらすっかり忘れていたころに、再び巡り会ったコンサ関連での「スピリット」という言葉。あら、なつかしい。なんだか原点に戻ったような気がしました。って全く私の個人的な体験なんですけどね。

読み進めるうちに、クラブの方針は以前佐々木元社長が熱く語ってらした5段階計画発表当時のものと変わっていないのだと再確認でき、安心しました。
自分たちで選手を育成してチーム強化をはかる。
クラブ、チームが長続きできる体制をつくる。
いずれも私が望んでいるものです。
この方針にそったクラブ経営・チーム運営が実現できるよう、私もサポとしてやれることをやろうと思いました。

そしてもうひとつ注目したのが「北海道にアイデンティティを持つ人々」という表現でした。
一見すると、なぜわかりにくいカタカナ語を使う?とも見えかねない言葉ですが、私は簡単に「北海道民」と書かなかったことにHFCの目配りと配慮を感じました。
コンサは北海道、札幌のチームであり、そこに存在意義があるのですが、コンサに集う人々は北海道に住んでいる人とは限らないのです。北海道以外の場所に住みながら、コンサに惹かれ、コンサを通じて紛れもなく北海道とは切り離せない気持ちを持っていると思うのです。私のように北海道を離れて故郷を思う人だとか、一時期縁のあった北海道を懐かしく思う方、元から単純に北海道が好きだった方、コンサを応援するようになって北海道に惹かれるようになった方など。
そういうサポの存在を十分意識して、このような表現にしてくれたんだなあと感じ、嬉しく心温まる思いがしました。

あと、うんうん、これ大事。と思ったのが
☆だれもが参加可能な場と空間の形成 の中の、とくに ホスピタリティを重視したスタジアム環境の再整備 の部分。
これ、まだかなーーり伸びしろがある部分だと思います。サッカーの試合以外にもスタジアムが北海道の魅力が溢れる楽しい空間になればどんなに素敵か。

まだ何も具体的なことはわからないのに、私はこの経営方針を見て安心し、明るい未来が開けてきたような気がしました。
気が早すぎ? 楽観的すぎ?(笑)

posted by あきっく |06:28 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(7) | トラックバック(0)