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2006年03月25日

室蘭の「やきとり」

今日は千歳空港から高速バスで室蘭に向かいました。

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写真には写っていませんが、横浜FCサポが3人、同じバスを待っています。
朝早くからお疲れさまです。
彼らの会話が聞こえてきます。手には蟹弁当(笑)。
「わざわざこんな朝早い便でさあ。よくもまあ、なあ(笑)。」
「俺なんて、ほとんど寝てないもん。」「あ、でも俺が寝不足のときって大抵勝つんだよな。」

(・・寝不足なら、私だって。負けるもんか。)←私の内心の声


試合前の室蘭は穏やかな晴天で思ったよりも寒くありません。
入江につくと、そこに長蛇の列。
何ごと?と思ったら、室蘭名物の「やきとり」(普通名詞で言うと「豚串」)を焼いて売っています。

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室蘭でこんなお店が出るのは初めてじゃない?
そこは新しもの好きなコンササポ、長蛇の列になるのも納得です。
見たらすぐ目の前に私のサポ仲間たちも並んでるし(笑)。
買えるまでにはしばらく待ちそうだったけど、スタジアムの席についておしゃべりしているのも、こうして並んでおしゃべりしているのも、どっちも同じこと。
のんびりおしゃべりしながら待つことにします。
他にすることもないので、ついつい視線はやきとりを焼く手元へ。

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待つとは思ったけれど、それにしてもあまりにも進まない。
30分くらい待っても、買えたのはほんの2~3人くらい?
テントの脇では焼き台を追加すべく、炭をおこしています。
係の人?が「やきとりは30分から40分待っていただくようになります。向こう側にはタコスやハンバーガーもありますので、よかったらそちらへどうぞ。」と呼びかけますが、並んでいる人たちは動く気配なし。
生の肉を串に刺すところまで準備してあって、それをこの場で焼いているんだけど、火力の関係かそれともそもそも時間がかかるものなのか、焼けるのをじっと待つしかないようなんですね。
そのうえ、メニューにある「やきとり丼」はごはんのうえにやきとりを乗せたもののようだけど、作業スペースが狭くて一人くらいしか盛りつけ作業にあたれないみたい。
焼き上がったやきとりが炊飯ジャー横のバットに山積みになっているのに「やきとり丼」にする作業が遅々として進まず、ああもどかしい。
(やきとりだけを注文する人とやきとり丼を買いたい人の列を分けたら?)
(これじゃあ私たちは何とか買えたとしてもキックオフに間に合わない人がたくさんいるんじゃないかしら。)
(あらかじめ8分目くらい火を通しておいて、仕上げにさっと炙るくらいに準備しておけばよかったのに。段取り悪いなあ。商売っ気ないなあ。)
などと内心思ってしまいます。
同じ光景はみんなが見ているはずなのに、ずら~~~っと並ぶ後ろの方の人まで諦める気配もなく、黙ってみんな待っています。
なんて辛抱強いコンササポ。

こんな風に列が伸びているけど、テントの中の人たちは淡々と作業してます。
決してさぼっているわけではなく、みんなが真面目に作業をしているのだけど、焦ってもいないし目の色変わるほど急いでもいない。
ほら、スーパーやコンビニのレジで担当者によって列の進み方が全然違うことあるじゃないですか。てきぱきとレジ売って手早く袋に詰めてってできる人と、モタモタして、お弁当ひとつを袋に入れるにも3手間くらいかかってしまう人と。急いでいるときにそういう手際の悪い人に当たってしまうと、あ゛ーーって思いますよね?
言うなれば、今日のやきとり関係の人は、後者みたいな感じ。周囲はかまわず自分のペースで作業をしています。
あんまり待たせるとお客さんがいなくなってしまうんじゃないかとかは心配しないのかな。
試合が始まると人がいなくなるサッカーの試合の特性は分かってるのかな。
だいたい、あれだけの肉を時間当たりどれくらいの量が焼けて、どのくらい売りさばくつもりか、考えてやっていたのかしら?
なんだかやきもきしてしまいます。

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そうは言いながらも、私たちは漂ってくるやきとりの煙をおかずに、並びながらビールで乾杯。
ごくごく、うまー。
お腹は空いているけれど、実は私たちの気持ちには余裕があるのです。

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これが約1時間半かけてゲットした貴重なやきとり(笑)。1本110円。


私たちの余裕のヒミツはこれ。
毎年の室蘭の楽しみです。

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虹さんが仕入れてきてくれる、虎杖浜の毛蟹のお弁当。

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みっちりと毛蟹のむき身がのってます。すごく美味しい。これで1個400円!!東京在住の身には信じられない価格設定です。
老夫婦が手作りでやっている店だそうで、なかなか入手が難しいみたいです。
虹さん、いつもありがとう。


今日のやきとりの屋台を見ながら、なんだか悪いときのうちのチームみたいだなあと思ったのです。
ひとりひとり淡々と真面目にやってはいるんだけど、なんか必死さが見えないんでイライラしてしまう。
肉を生からその場で焼き上げるのは時間はかかるけど、温め直して売るよりもきっと美味しいから、それはその方がいいと思うのですよ。
だから、その場でそのときにできる限りのことをしていれば、待つのも納得だし、不満も感じないと思うのです。
でも作業台が不足しているために作業の効率が悪かったり、どのくらいの時間でどのくらいの量が準備できるかという読みが悪かったり(焼き台を後から追加してた)、一人ひとりの作業ペースに「お客さんをあんまり待たせないように」という意欲が感じられなかったりすると、やっぱりなんだかねえ。

今日の試合はどうだったんでしょうねえ。
私の素人目には、みんな真面目に淡々とやっているだけに見えたんですが。
何が何でも勝ってやろうという意欲はあったのかなあ。
意欲はあったけど疲れのせいで十分発揮できなかっただけならいいんですけど。
ずっと一本調子でやるばかりじゃなくて、ここぞ!というところでみんなでダーーッと攻めにいくシーンとか見たかったなあ。
智樹のプレイも、緩急をつける勘所を見分ける頭が少なかったように思えたなあ。
・・そして実はゴール裏の応援にも(ry


posted by あきっく |21:51 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(5) | トラックバック(1)