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2022年03月28日

正解なんてわからない。

>写真の表情が怖ぇよ…

〇柳 貴博選手 アビスパ福岡へ期限付き移籍のお知らせ

 決着。雑感としてはレンタル移籍にしたぶんだけクラブ側が粘ったって感じ。活躍すれば当然「出すもん出せやゴルァ!」って話になるから、そのあたりはウチの腹黒GMは抜かりなくやるはず。柳は両天秤とは思ってないだろうが、クラブ側はどっちに転んでも…という備えはできたというレンタル移籍と解釈する。

 選手は試合に出てナンボ。

 であるならば、現状サブのコンサと恐らく右SBで起用される可能性が高い福岡とでは福岡を選ぶんだろうな、と。福岡としてはサロモンソンが抜けて結構なダメージなのに加えてケガ人が出て補強の緊急性も高かったポジションだけに柳に狙いをつけるのは当然とも言える。

 そりゃあコンサの立場にしてみればやっとミシャの信頼を得てサブで使われるところまで来たのに…という思いはある。ただ、ミシャ式ってけっこう特殊だから潰しが利かないみたいなところもある。そういう意味ではオーソドックスなSBとしての道を探るというのも選手の側からすれば十分にアリな話。

 シーズン開幕後に移籍という点では鳥栖に移籍した中野のケースが思い浮かぶが、
 違いがあるとすればまず1つは柳が試合で使われ始めてきたということ、
 もう1つはクラブ側が慰留に努めていて、それを積極的に流したこと。

 コメントからして限りなく片道な感じだが、それでもワンチャンある?と思わせたぶんだけまだマシかな、と。アリバイ作りというのはちとイヤミだが、クラブ側が評価をしているよというアピールはできたわけだからあとは選手側の選択、ということになるのだろう。

 ぶっちゃけ、移籍なんてのはその時点での正解なんてわからない。

 環境を変えて成功するかは多分にその選手の努力次第で、クラブ側のサポートやサポの声援や熱だって関わってくる。去られたクラブの側はこれで戦力ダウンとなるのか、或いは新戦力の台頭を促し「出して正解だったね!」なんてことになるかもしれない。

 まあ、何というかコンサは生え抜きやユースからの鮭組が多いので、もしかしたら他クラブから来てくれた選手は微妙に居心地が悪いなんてのもあるのかもしれない。ミシャの長期政権になって「育てて売る」路線をより鮮明にしたので尚更“中途採用組”は独自の難しさがあるのかもしれん…とか妄想し出したらキリがないけど。

 ともあれ、移籍が正解かどうかを考えるのはあまり意味がなくて
 移籍した(させた)ことを“正解にする”ことの方がよほど大事、ということ。

 今年は成績こそ伸び悩んでるけど久しぶりにコンサが面白いと感じている。
 今までが面白くなかったってことじゃなくてシーズンを通した流れを感じるという意味でね。
 …久しぶりにF1も視野に入れようかな。

posted by フラッ太 |16:40 | コンサについて | コメント(3) | トラックバック(0)

2022年03月19日

もぎ取った勝ち点1。

>大八の交代は懲罰交代じゃないよな?

 アウェイC大阪戦は2-2のドロー。
 スタメン5人が欠ける非常事態。正直なところ、よくぞ勝ち点1を持って帰れたと思う。

 さらっと公式の文字情報を流し読み。失点はいずれもやらかし、チョンボから。
 これで負けていたら比較的穏健な空気のサポーターズブログでも罵詈雑言で溢れていたと思う。
 浴びせられる罵声など想像したくもない。

 開幕5連続ドローは新記録とか2ndユニのご利益とかこの際どうでもいい。派手にやらかしてるので手放しってわけにゃいかんけど、今日は素直に「よくやった!」という気持ち。前日練習でミシャにカミナリ落とされるとか「おいおい、しっかりしてくれよ…」とげんなりさせられたが、今回はケガや出場停止のような予め受け入れることができる事態とは違うから難しい面はいろいろあったと思う。

 稽古不足を幕は待たない恋はいつでも初舞台じゃないけれど、それでも試合はやってくる。
 ミシャが今選ぶメンバーがベストだと選手を鼓舞し、選手も何とか最低限の結果は出した。
 今日はそれで十分じゃないかな。ある意味、浦和戦のシミュレーションもできたわけだし…。

 今日は大相撲中継でもがき苦しむカド番の正代が結びの一番で何とか勝ったのを知った後だから余計に「今は我慢の時。今日はこれでいいよ…」と思ったのかも。ただ、放送終わりの尾車親方の言葉に「楽して勝つことを覚えるな、そんなこと考える暇あるなら練習しろ」ってのがすごく引っかかって。相撲には3年後の稽古という言葉があるけど、今日はサブだった選手がそれを証明してくれたのかな。

 もちろん勝ち負けの世界だし、負け続ければ降格だってある。今日は特に派手なやらかしがあっただけに大谷や大八に「何やってんだ!」と文句つけたくなるんだけど、それよりもそのミスはなぜ起こったのか?どうすればミスをなくせるか?に向かわないと意味がない。もちろん、普段からそれはやっていることだろうけど…。

 実は、石崎コンサの時の「下を見ても何も落ちていない」を思い出していた。それまでは先制した試合は全勝だった(!)のが草津にATで逆転負け、昇格圏内からも滑り落ちた。あの時はその次の湘南戦で勝ったから微妙に違うっちゃ違うけど、ここで踏ん張れないとガタガタと崩れかねないって時に踏みとどまることができたという点では共通していると思う。

 今日もぎ取った勝ち点1には意味があると思うし、持たせなきゃならない。
 

posted by フラッ太 |19:30 | 試合後の印象 | コメント(3) | トラックバック(0)

2022年03月14日

前半途中で交代カードを切る監督っているの?

>ンモー、またそうやって露骨に煽るーw

 さて、コメントでお邪魔するのが通例になっているこの方のブログ。

 案の定、書き捨てコメント連発で冷却期間を置いた方がいいかなと判断。どっちみちコメントも長くなりそうだったのでエントリーを立てて暑苦しく書いてみようと久しぶりに戦術厨的考察に走った次第。

 コメントの中にHTで変えるのは当たり前で素人でも思いつく、
 勝つなら前半途中で代えるのがベストというのがあったが、まずここが引っかかった。
 「アクシデント以外で前半途中で交代カード切った監督さんっている?」と。

 コンサ絡みで覚えているのはJ2時代にホーム湘南戦でチョウ・キジェ監督が40分くらいで交代したことくらい…と思って公式データサイトで確認したら14シーズンの試合で、都倉がホスンのパント1発から胸トラ反転でそのままブチ込むというスーパーゴールがあった試合。

 サッカー以外にもいろいろつまみ食いしてるんだが、スタメン発表から前半のうちは将棋で言うなら駒組み、王様を囲いつつどうやって攻め手を創ろうかという時間帯だと思っている。サブのメンツからどういう選手交代をしてくるのかという予測も含めて探り合いの要素が大きいと思っている。

 前半途中の段階で選手を代えるということは駒組みで失敗しているのを認めるようなもの。

 それが即投了、白旗上げて負けを意味するものではないけれど、少なくともチームの戦略ミスをわざわざバラすような真似をするとは思えない。監督にとっても屈辱だろう。そうした感情の部分は抜きにしても、ミシャは3点取られても4点取り返す志向。ましてやマリノスはリーグトップの攻撃力を誇るチームともなれば前半で0-1、0-2になることも想定しているんじゃないかなあ?

 たとえば野球で先発が四球連発で球数は増える一方、何度もランナー貯めるピンチを招きながらもバックが何とか守って無失点で凌いでいるって時にその先発投手をさっさと下ろすのか?大抵の監督は勝ち投手の権利が得られる5回までは投げさせるとか行けるところまではと我慢するんじゃなかろうか。
 栗山ハムの時の堀みたいにショートスターターで打順が2回りしたら交代とか決め打ちしているならともかく、曲がりなりにも無失点でゲーム作ってるのに勝ち投手の権利もつけずに交代したら選手だって「信用してないのか…」と面白くないだろう。

 もう1つ、同ポジションでの選手交代で問題は解決するのか?という点。
 
 マリノス戦でルーカスと福森のいるサイドが狙われ続けただけでなく、攻撃でもルーカスは左PA角からのシュートコースを切られて機能せずとどちらにも効いていなかったが、だからといって簡単に諦められる選手ではない。金子もだけどこれと見込んだ選手の能力は何としても活かしたい、将棋の駒の捌きじゃないけどそれ故に頻繁にポジションをスライドするのがミシャコンサ。

 それで地味に割を食う結果になったのが小柏と言えるのかな。右シャドーから左に回って、菅同様に高いスプリント能力を活かしてヨーイドンで行ってこいなシチュエーションが増えていった。それで後半開始いきなりいい位置でファールもらうとかしてたし、それ故に活動限界をオーバーしたと言えなくもない。

 広島戦では結果的にルーカスと福森の2枚替えに追い込まれたのにそれでもやるってことはリスク抱えつつもリターンがあると踏んでの起用だと思うが、Fマリノス戦ではリスクがより顕著に出た感じ。人とスペースを同時には守れない。圧縮して奪いきることができないと当然スペースが空く。マリノス側がどこまで意図したのかはわからないけど、圧縮“させて”スペースに出したのならば実際のスコア以上に大きな差があると言えるかもしれない。

 試合を観た広島戦と共通して感じるのは相手DFの攻撃参加時の守備の対応かな。

 広島戦ではコンサの右PA角のレーンに(たぶん野上だと思うけど)出てこられたときにどうする?ってのが曖昧に見えた。マリノス戦ではただでさえエウベルに手を焼いてるのに小池にインナーラップでPAに入ってこられててんやわんや状態。

 将棋でも定跡に対する研究や新手というのは出てくるし、近年ではそれが非常に短い期間で出る。福岡戦がいい例で最初はルキアンが宮澤に強く当たって後は勢いで…なんてやってたが、長谷部監督のただの力押しではない研究や新手に完全にやられた格好。そう考えると、今シーズンもいろいろと苦労させられるのかもしれない。だからこそJ1だとも言えるが…。

 一番勝つのが難しいと思われたFマリノス相手に一番勝利に近い試合をやってみせた。
 サッカーって難しいし、奥深いし、面白いもんだねぇ…。

posted by フラッ太 |23:25 | 戦術厨の戯言 | コメント(3) | トラックバック(0)

2022年03月12日

惜しかった、ではなくただただ悔しい。

>やっぱルーカスと福森の並びって無理あるんかなあ…

 ホーム横浜Fマリノス戦は1-1のドロー。

 悔しくてたまらない。だが、悔しいと思えることが成長の証とも言える。

 そりゃあ小柏が1対1を決めてれば1-1のスコアにはなってないし、あの場面で決めきれない小柏何やってんだよ!しかも負傷で10人になっちまうし…なんて話にもなるんだが、それ言いだしたら開始いきなりのチマのシュートがポスト叩くとか本家の幕ノ内一歩ばりに「1発いいのをもらわんと目が覚めんらしい」って悪癖は相変わらずってことにもなるわけで…。

 だが、前半は大森アニキの解説でも言っていたように中盤で潰しきれずに左サイドにぽっかり空いたスペースをいいようにエウベルに使われて菅野大忙し。菅野でなければ試合が壊れていた可能性も大いにあった。これは構造的な問題だけに選手個々を責めてもあまり意味がないと思う。広島戦からその兆候はあったわけだから。

 で、ミシャも手を打ってきたわけだが、単にルーカスOUT菅INにしないところは「ただ守る」だけではない、手当するだけではない意図があった。菅がゴールを決めたというだけじゃなくて荒野が左シャドーに入ってヒールパスのお膳立てもしているし、馬車馬のように走れる菅の特性を生かした攻撃もあったからこの辺りは流石だなと思わされる。

 ルーカスが狙われたっぽいのでそこには柳を入れているし打てる手は打ってると思う。
 それでも勝ち点3が逃げてしまうことはあるってのが悲しいかな現実。

 今日の試合はコンサ(サポ)にとっては特別。だからこそ悔しさが募るんだけど
 そうした“思い入れ”抜きにしても今日の試合はただただ悔しい。
 
 マリノス相手に真っ向勝負挑んでヒヤヒヤな場面いっぱいでもあと1プレーで勝利までこぎつけた。去年だったら惜しかったって思いも出てくるけど、今日は惜しかった、じゃなくただただ悔しい。そこが重要だと思う。

 今日のドローで下を向く必要は全くないし、むしろ下を向いたらダメだろう。上のチームはこういう悔しさを幾重にも重ねているんだと思うことにする。小柏には苦い経験になったと思うけど、いずれそれが報われる時が来ると信じる。何もケガしたくてしてるわけじゃないんだし、誰よりも責任を感じているだろうから。

 何だろうなあ、19ルヴァン杯ファイナルとは別の意味で
「あの試合があったから…」と強く印象付けられるような試合だったように思う。

 ここから強くなる、強くする。
 キザナ言い方をすればその物語の最中にいるんだよってことで…。

posted by フラッ太 |17:15 | 試合後の印象 | コメント(3) | トラックバック(0)

2022年03月06日

動かぬミシャ。

>いざキャバクラ

 アウェイ福岡戦はスコアレスドロー。

 コンサのスタメンだけチェック。あれ?シャビエルがサブにもいない。ケガか?お、大嘉がサブに入ったか。でも、大嘉が入るようであればそれすなわち劣勢ってことだよな…などと思いつつ、仕事明けにリロードしたらスコアレス。

 あれ?宮澤を下げたのか意外だなとか大嘉をブッコむってことは…などと思いつつ帰ってきてサポーターズブログ覗いたら勝ち点1で御の字とかいった言葉が並んでて「そんなに内容酷かったの?」とざっと巡った後で公式の文字情報追っかけたわけだが、

 「まあ、こんな時もあらぁな…」とわりとサバサバしたというか。

 福岡側のメンツは全く確認しなかったのでてっきり4-4-2と思い込んでいたんだがどうやらミラーゲームを仕掛けたようで、福岡の注文通りに事が運んだとみるべきなのだろう。菅野のPKストップがなければタコ殴り確定も十分ありえた。長谷部監督のコメントからも十分な手応えを掴んでいたんだろうなという想像はつく。

 シャビエル不在で1つ不安材料だったのがパスの供給役は誰がやるんだ?ということ。ただ、今日はそれ以前の問題で最終ラインからのビルドアップが全くうまくいかずだった。福岡にこれだけ押し込まれて次節Fマリノスとかけっこうな絶望感で不安は募る。

 もう1つ疑問に思ったのは公式の文字情報ですら前半はダメダメなのがハッキリわかるのに
 ミシャは選手交代を60分まで引っ張ったこと。

 多分に好意的な見方だが、後半いきなりではなく15分我慢してから動いたあたりがミシャのスタメンへの信頼ではないかな、と。カップ戦の時は問答無用で怒りの3枚替えだったし。大事を取ってかもしれんけど、宮澤を60分で下げるなど今日のミシャはかなりおかんむりだったりして…。

 いやまあ、福岡が後半からやり方を変えてくるのも見込んで、そこを見極めてから動くというのも考えにあったかもしれんし、ミシャは比較的交代カードを切るのが遅い傾向にあるからもともと見てから動くみたいなのがあるのかもしれんけど。

 シャビ抜きだけにキリリと辛いところがなかったってわけじゃないだろうが、
 ほぼ負けゲームだったのを勝ち点1拾えたんだからまだツキはあるってことでいいんじゃない?

posted by フラッ太 |20:55 | 試合後の印象 | コメント(2) | トラックバック(0)

2022年03月02日

大解放ちう。

>桃の節句に柏餅とはこれ如何に…

 ルヴァン杯GS第2節・アウェイ柏戦は3-2の劇的逆転勝利。

 休憩時間中にスタメンだけチェックしたが、勝つとしたらドドが決めて「頑張っていればいいことあるんだよ」みたいな試合展開をぼんやり期待していた。それが中島の2ゴールで実現しようとは。しかも前半0-2からひっくり返しての逆転勝利。これは“上がる”。

 仕事終わりにスマホを恐る恐るチェック。劇的勝利を知った時にゃ向太陽ばりに腕をグルグル回してガッツポーズ決めたよ。「ぃよっしゃあぁぁぁぁ!」と叫ぶのをこらえるのにそりゃもう必死でさ。いやマジで勝つのを待ち望んでたのよ。

 普段滅多に寄ることのないセブンでグラスつきのクラシック6缶パック見つけて「こりゃもう買わんわけにいかんやんけ!」と買いおきあるのにゲットして、午後7時以降は食べない!という禁を破って祝杯挙げてつまみ食ってますよ。

 空を飛び雪を超えぼくらの街にやってきたシンゾーさんのバフかけ効果がいの一番に発揮されたのがまさかの大嘉とか、げにフットボールは摩訶不思議よのぅ。ビール自体が太るわけじゃない、一緒に食うツマミのせいで太るんや!とか何だか日頃のウップン溜まって箱が大解放状態。

 井川は悔しいだろうがこれも経験、腐るなよ。見込みのない奴はそもそもスタメンになるこたぁないんだからとか、あまりに久しぶりの祝杯で早くもテンションがおかしくなってる。公式の文字情報やっと追いかけ始めたけど3人交代だったんだな…。

 しかしまあ、こんな劇的勝利があるからコンササポをやめられんのよなあ。

 去年は前半で3-0からひっくり返されるという凄まじいネタ試合もあったりするわけだが
 こういう勝ち方はいろんな意味で変わるきっかけになるので上昇気流に乗せたい。

posted by フラッ太 |23:50 | 試合後の印象 | コメント(3) | トラックバック(0)